好きとも嫌いとも言ってない関係   作:lime-255

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これギリギリセーフだよね?
アウトかな?


好きとも嫌いとも言ってない関係③

カラオケから出ると、外は薄暗くなっていた。

次はどこにいくんだろ?

 

「服を見に行ってもいい?」

 

「ああ はい」

 

何店か回ったが風見さんが気にいった服は無く、

買わずに終わった。

 

うろついていると、お腹が減ってきた。

いい時間になっていた。

 

「お腹減ったわね」

 

「減りました」

 

「そこのパスタ屋でいいかしら?」

 

「わかりました」

 

パスタ屋で食事を済ませると、

21時になっていた。

 

「最後にゲーセンに行きましょ」

 

「いいですけど」

 

まさかゲーセンに行くとは思わなかったな。

 

ゲームは好きだが、

風見さんを置いて熱中する訳にはいかない。

そうなると、二人でするものと言えば……。

 

「あなたUFOキャッチャーは得意?」

 

まあ、そうだよなぁ……。

 

「全くできないです 買った方が安くなるぐらいですよ」

 

「あら残念 久々にやってみようかしら」

 

そう言うと風見さんは、お金を入れて操作をした。

そのUFOキャッチャーは『バケバケ』というお化けの、

ぬいぐるみだけが入っていた。

 

俺は興味も無くジーット見ていた。

 

「……う~ん……だめね~」

 

風見さんは何回かやって、いいところまでいくが

結局取れずにあきらめていた。

 

「あなたも やってみてよ」

 

「えぇ!?」

 

ゲーセンはそれなりに行くけど、

UFOキャッチャーなんて何年ぶりだろう……。

2~3回もやれば、風見さんも納得してくれるだろう。

納得してくれるよね? 殴られないよね?

 

アームを操作して、人形を掴む

結局掴めずに……落ちる……落ち……ない……あれ?

 

「おっおお!?」

 

「あら 取れたわね」

 

なんと一発で取れてしまった。

 

「うまいじゃないの 最初からやってよ」

 

「たまたまですよ」

 

俺は必要ないので、風見さんに『バケバケ』を上げた。

 

「ありがとう♪」

 

「いやまあ……」

 

なんか照れるな……。

 

ゲーセンを出ると、人は少なくなっていた。

明日は平日で働く人は家にグッバイだ……そう俺も。

 

仕事やだなぁっとお互いに愚痴りながら駅に着いた。

 

「いろいろありがとね」

 

「いやいや 俺も楽しかったですよ」

 

「……」

 

「……」

 

「あっあれなんだろう?」

 

「???」

 

風見さんが指を差した方を見ると何にも無かったが……。

 

「なんですk」

 

「んっ♪」

 

ほっぺにキスされた。

 

「かっ風見さん!!!?」

 

「じゃあ また明日!」

 

風見さんは電車に乗って、帰ってしまった。

俺は茫然と立ち尽くしていた。

 

――

―――

――――

 

結局頭が熱いまま、家に着いた。

完全に混乱状態だ……。

 

とりあえず風呂に入って、落ち着くか……。

風呂からあがると、多少は落ち着いてきた。

 

さっきまで人が居たのに、いざ一人になると、

違和感があるな……。

 

キッチンを見ると、鍋が置いてあり、

中にはクラムチャウダーが残っていた。

 

「食べちゃうか……それにしても美味しいな」

 

残りのパンと一緒に平らげた。

満腹になり、眠くなってきたので寝る事にした。

 

「寝るのが楽しみだ」

 

理由はいい匂いがするからだ、消えないうちに寝ましょう。

部屋に入ると薄くなってしまったが、香りが残っていた。

 

枕に鼻をこすりつける、熟睡できそうだ。

 

『~~♪』

 

携帯が鳴った。

確認すると風見さんからLINEが来ていた。

 

 

 

----------------------------

 

『こんばんは』

 

「こんばんは」

 

『今日はありがとう』

 

「いえいえこちらこそ楽しかったです」

 

『私も楽しかったわよ』

『ぬいぐるみありがとう』

 

「喜んでくれてよかったです」

 

『また一緒に遊ぼうね』

 

「はいお願いします」

 

『また明日ね おやすみなさい』

 

「おやすみなさい」

 

-----------------------------

 

 

風見さんとのやり取りが終わった。

携帯に汚れが付いていたので、テッシュで拭きとってと。

 

「……なんだあれ?」

 

テッシュを捨てようと、ごみ箱を見ると、

なんだか見たことがあるものが……。

 

コンビニで目に入るが自分には不要な物……

まさか……あれは……。

 

ごみ箱をあさると……あった……

ストッキングが入っていた袋と……

それと……風見さんが履いていたものが。

 

手にとって感触と……匂いを嗅ぐ

風見さんの汗……甘いような……酸っぱいような。

 

「やばい……」

 

体が熱くなる……一気に臨戦態勢に……。

速攻で自分を慰める。

 

風見さん風見さん……。

何度も名前を呼ぶ……。

まずいよこれは……。

 

「うっ……ふぅ……」

 

一週間は困らない自信はあるね。

でも、明日から風見さんの事がまともに見れねーな。

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