緋弾のアリアAA\CODE=E   作:メイカー

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批評にビビりながらの投稿

皆様が想像する様な【仮面ライダー】にはならないかと…


ビギンズナイト/1

 

ドッゴォォォォォォンンンン!!!!!

 

 

 

また爆発が起きる

 

 

もうこの建物は今にも崩壊してもおかしくはない

 

 

 

 

「ハァッ…!ハァ…ッ!」

 

 

満月が輝く夜、紅い炎に包まれたビルの中を一つの影が死ぬもの狂いで走っていた。

影は一つ

 

 

バッ!ズザァァァ!

 

 

目の前にある横に倒れた柱を飛び越え、着地と同時にスライディングで瓦礫の山をくぐり抜ける

 

 

その腕には、約70㎝程の黒いケースが抱えられていた。

 

 

「ハァッ!…ハァ…ッ!」

 

 

 

影……一人の少年は走る

 

 

今すぐにここから逃げ出さなければいけない。

 

 

千載一遇のチャンスを無駄にする訳にはいかない。

 

 

散っていった仲間達の為にも、自分を愛してくれたドクターの為にも。

 

 

 

少年は生き延びなくてはならない。

 

 

 

周りに火が回る中、熱くても、痛くても走る、走り続ける。

 

 

「……!」

 

 

やがて、目の前に『EXET』と表記された電光掲示板が見えた。

非常階段への入口だ、これで下へ降りれる。

 

 

勿論エレベーターは今や機能を停止し、役に立たない

 

 

ガンッッ!!!

 

 

少年は迷うことなくその少し奥にあった防火扉を“殴ってぶち破る”

 

 

カンッカンッカンッカンッカンッ……ズダン!!!

 

 

更に防火扉の向こうにある非常階段を降り、その行為すらもどかしいのか、飛び降りる。

 

 

 

「……ハァ……ハァ……」

 

 

ここは建物の一階

 

ロビーなのだが、今は炎が周りに周り、無残な姿となっていた

 

 

ーーあともう少し、あともう少しで外に出ることが出来る、逃げ切れる。

 

 

 

炎は止むことなく煙を吐き続け、更に大きくなっていく

 

火災で1番危険なのは火より煙、少年はその煙を多少吸おうが活動可能だが、徐々に限界が近づいてきた。

 

 

「グゥゥゥッ……ゥッ……」

 

 

向こうに見える正面口に向かい、ややおぼついた足取りで走る。

 

 

途中にあった瓦礫を飛び越え、煙にむせながらもなんとか外へ出る事に成功する。

 

 

「コハッゴボッ……」

 

 

肺に入った煙を吐き出す。

 

 

ーーここまで来れば安全だろう

 

 

しかし、幸運の女神はどうやら少年に手を伸ばす事は無かった。

 

 

ババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

 

 

「!」

 

 

いきなり感じた機械音と烈風

 

 

少年は急いで周りを見渡す。

 

 

 

ーーいた。

 

 

 

《ハッハァ!クリアリングが甘々だったなァァァァァ“E”!!》

 

 

武装されたヘリコプターだ、取り付けられたスピーカーから声が聞こえる。

 

 

「………!」

 

 

しまった、と少年は感じた。

 

 

“中からの追っ手には対処できていたが外からの追っ手には対処できてなかったのだ”

 

 

つまり待ち伏せ。

 

 

上空にいた武装ヘリが少年を待ち伏せていたのだ。

 

 

 

「………クッ…」

 

 

焦りによる判断力の低下が生んだミス。

 

 

ロビーからではなく、他から脱出すれば見つからない可能性だってあったはずだ。

 

 

だが、こう過去を振り返って居るヒマなどは無い。

 

 

《ヒャァァァッハァァァァ!!上にぃあ捕獲命令が出てるけどよぉぉ〜!!悪いが面倒なんで殺らせてもらっちまうぜぇぇ〜!!!!》

 

 

スピーカーからそんな物騒な声が響く。

 

 

 

 

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッッ!!!

 

 

 

ついに武装ヘリのフロントに付いている多銃身砲(ガトリング)が火を吹いた。

 

 

「…!」

 

 

キュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンッッ!!!

 

 

少年は力の限りの横っ飛びでギリギリの回避、そのまま瓦礫の影に隠れた。

 

 

「ハァ……ハァ……ハァ…。」

 

 

だがもう体力の限界だ、あの武装ヘリには太刀打ち出来ない。

 

 

《オラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァァァァ!!!逃げてんじゃねぇぞォォテメエェェェェ〜〜!!!》

 

 

 

バババババババババババババババババババババババババリリィッッ!!!

 

 

少年が隠れている瓦礫に多銃身砲(ガトリング)の弾丸が直撃していく。

 

 

弾丸が瓦礫に当たる度、瓦礫はボロボロと崩れていく…

 

もう持たないだろう。

少年が隠れている瓦礫の塊は崩壊寸前だ。

 

 

「………ッ」

 

 

少年はそれを悟ったのか、ある決意をした。

 

 

 

大人しくあの多銃身砲(ガトリング)に蜂の巣にされる事を?

 

違う

 

 

 

ーー…ドクター…ごめんなさい。

コレは…僕が使わせてもらいます!

 

 

 

生き延びる決意だ。

 

 

 

少年は大事そうに抱きかかえていた黒いケースを地面に置き、開ける。

 

 

中にあったのは計20本を超える15センチ程のUSBメモリに酷似した物。

 

 

少年は、その中から『Z』と描かれたメモリを取り出した。

 

 

《出て来いッツってんだろォがクソガキィィィィィィ!!》

 

 

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッッッッ!!!!

 

 

更に火を吹く武装ヘリの多銃身砲(ガトリング)

 

 

 

 

「頼む…ッ!」

 

 

祈る様にそのZと描かれたメモリを取り出した少年はーーー

 

 

 

 

〈ZONE!!!〉

 

 

 

 

メモリのスイッチを押した。

 

 

 

 

瞬時、空間が“切り離され”

 

 

少年が居る方の空間は“消えてなくなった”

周りの瓦礫ごと、ごっそりと。

 

 

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