ラブライブ!サンシャイン!!〜10人目の輝き〜   作:しゅ〜

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初投稿です。何かと至らぬ点などあると思いますが
よろしくお願いします。



いつもの朝・いつものメンバー

小鳥の鳴き声が響く朝。太陽の光が部屋に射し込み、俺の目を刺激する。

 

「・・・もう朝か・・・」

 

時計の針は7時を指している。そろそろ学校へ行く準備をしなければいけないのだが

眠気が強くボーッとしていた。

すると勢いよく部屋の扉が開き

 

「れー君!おはヨーソロー!」

 

少女が元気よく部屋に入ってきた。

 

彼女の名前は渡辺曜。灰色に近い髪をしていて、とても元気。

「ヨーソロー!」が口癖で、浦の星女学院に通う高校二年生。

曜は浦の星でスクールアイドルをやっている。

グループ名は「Aqours」9人組のグループで、俺はそのマネージャーをしている。

ちなみに曜は衣装担当。

家が近所なため朝起こしに来てもらうことも少なくない。朝だけではなく晩飯も一緒に食べることもある。

 

「あぁ、曜か。おはよう」

 

そう挨拶をすると、曜は笑顔でビシッと敬礼をした。

 

曜「朝ご飯作っておいたからちゃんと食べてね!」

 

「そっか。着替えたらいただくよ」

 

そう返答し着替えるために制服に手をかける。

俺の名前は、吉住零都。曜と同じ浦の星女学院に通っている。

浦の星は女子校なのだが、俺は一年前、共学化テスト生として入学したのだが今はすっかり学校生活に馴染んでいる。

 

零「さて・・・と」

 

着替えを終えた俺は曜が待ってると思われるリビングへ向かう。

 

曜「あ、ご飯はおいといたから食べちゃってね!」

 

零「うん。いつもありがとね」

 

曜「私が好きでやってることだから気にしなくていいよ」

 

曜に感謝しつつ俺は朝ご飯を食べる。すると対面に座っている曜がジッとこちらを見つめていた。

 

零「どうしたの?俺の顔になんか付いてる?」

 

曜「いやぁ?美味しそうに食べてたから嬉しくてね!」

 

零「曜が作ってくれるご飯は美味しいからね。」

 

曜「あははっ、ありがとう♪」

 

こんな会話をしていたらいつのまにか朝ご飯を食べ終えていた。

食器を洗い、歯を磨きながら学校の準備をする。

そして準備も終え、曜が玄関にいるのを確認してから

一度居間へ向かう。

そして仏壇の前で手を合わせ

 

零「行ってきます」

 

そうつぶやいて立ち上がる。

再び玄関に向かい靴を履きながら曜と話す。

 

曜「お父さんに挨拶してきた?」

 

零「あぁ、してきたよ」

 

俺の父親は俺が小さい頃に亡くなっている。母は東京で長い間仕事しているため、

俺は静岡で一人暮らしをしている。

俺が浦の星に入学できたのは母親が浦の星の理事長と知り合いで相談したところ

共学化テスト生として入学することを許可してくれた。

 

零「それじゃあ行こうか」

 

曜「うん!」

 

そして俺と曜はバスの所へと向かう。

俺たちがバス停について5分くらいしてからだろうか

学校へ向かうバスが来た。

それに乗り込み、俺と曜は後ろの席に座る。

バスの中では曜とくだらない話をしていた。

しばらくバスに揺られていると

 

「次は旅館、十千万前」

 

運転手のアナウンスが流れる。

バスの扉が開くとしばらくして二人の少女が乗ってきた。

 

「あ、曜ちゃん、れい君、おはよう!」

 

「曜ちゃん、零都君。おはようございます。」

 

曜「千歌ちゃん、梨子ちゃん、おはヨーソロー!」

 

零「千歌、梨子。おはよう」

 

先に挨拶したのは高海千歌。彼女も浦の星の二年生。

オレンジ色の明るい髪にアホ毛がピョンとたっている。

とても明るい性格で負けず嫌い。

Aqoursの発起人でリーダー。

旅館・十千万に住んでいて、三姉妹の末っ子。

 

千歌の次に挨拶をしてきのは桜内梨子。

梨子はおしとやかな性格でとても美人。

ピアノや作曲もできるAqoursの作曲担当。

 

いつもはこの四人で学校へ向かっている。

そして学校に着くまでは四人で雑談をしていた。

 

「次は浦の星女学院前」

 

アナウンスが流れると千歌が立ち上がり

 

千歌「学校着いたね!みんなはやくいこー!」

 

と言いつつ一人でバスを降りた。

 

零「まったく、なんで朝からあんなに元気なんだか・・・」

 

梨子「ふふっ、零都君はまだ眠そうね?」

 

零「まぁ俺は朝弱いからな、どうやってもあんなに元気にはなれないかな」

 

曜「あははっ、でもまぁ千歌ちゃんは元気すぎるからね」

 

零「だな。さて、俺らも降りるとしようか」

 

そう言って俺たち三人はバスから降りて校舎に向かった。




読んでいただきありがとうございました。
不定期で更新していくのでその都度見ていただければありがたいです。

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