やっぱり俺が美少女達を攻略するのは無理がある。 作:ainex
天音空牙、現在………………鈍器を持った3人組に追いかけられて居ります。SOS!救援求む!
「おらぁ!天音空牙!逃げんじゃねーよ!!!」
「そーよ!そーよ!古川琴音様を傷つけたからには死んで償ってもらうわ!」
「天音!今日こそは貴様を許さんぞ!」
「いやいや!普通鈍器持って襲いかかられたら逃げるでょ!」
俺はついさっき同じクラスの生徒会長古川琴音を自らの防衛本能で傷つけてしまいました。今となっては後悔しています、いや、やっぱりしてない。ちなみに追いかけて来ている3人のガールズ達は会長のファンクラブで三銃士と呼ばれている勇者に見せかけた悪魔です。
「てめぇ、会長を傷ものにしやがってお前みたいなモブキャラ風情が会長とお話できる時点でありがたいとおもいやがれ!」
「…………」
この少々口調が乱暴な赤毛でショートカットが特徴の美少女は三銃士の中でランスロット担当神谷 八重子、ちなみに三銃士なのに何で円卓の騎士?と思った皆さん。彼女なりに考えがあるようです。そっとしておいて挙げましょう。
「そーよ!そーよ!あなたみたいなモブキャラ風情が琴音様と同じ教室で同じ空気を吸っているなんて耐えられないわ!そこで這いつくばって許しを請いながら無様に死になさい!」
「…………」
そしてこの金髪でセミロングが程よく似合っている美少女は三銃士の中でアーサー担当酒井 胡桃、もう1度言いますが何で三銃士なのにアーサー王?って思ってもそっとしておいて上げてください!責めてもの慈悲ですから。
「天音!貴様はここで我ら三銃士に潰される運命なのだ!さっさと死なんか!」
最後にこの古き良き日本を思い浮かべるかのような言葉使いと藍色の綺麗で長い髪の美少女は三銃士の中でトリスタン担当郡山 麗華 以下省略。ん?何で髪の毛で判断するのかって?それは読者様がわかりやすいようにです!って、誰にいってんだが……。
「君らの騎士ごっこに付き合ってる暇はないの!さっさと自分のクラスもどれよ!」
「「「ごっこじゃない!」」」
「何でこんな時は口調が揃うのよ君たち、めちゃくちゃ仲良しじゃん!」
まぁ、でもあともうちょっとでHRだし鐘がなるまで逃げ続けたら俺の勝ちだね、悪いな騎士モドキども!こちらの方が何枚か上手だったようだね!
「うるせぇ!さっさと捕まりやがれ!」
「拒否する!」
「そーよ!そーよ!大人しく死になさい!」
「断固拒否する!」
「貴様を捕まえたらアラレもない姿を写真に撮ってネットに拡散して社会的に殺してやる!」
「それはちょっと興味ある……。」
(((へ、変態だ!?)))
君ら、心の声聞こえてるからね、冗談に決まってるじゃないか。
そんなこんなで逃げ続けているとHR開始の鐘がなって俺は晴れて地獄の鬼ごっこから解放されましたとさ。
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教室に戻っても会長は席にいなかった。あらら、少しやり過ぎかな?後で謝った方がいいかな?
「起立!礼!おはようございます!」
「「「「「おはようございます。」」」」」
この毎朝の挨拶って必ず必要なのかな?この年になるとスッと立ち上がるのがきついんですけど。って、俺まだそんな年じゃないか。と言うか俺って脳内独り言がめちゃくちゃ多くない?なんかラノベの主人公みたい。
「皆さんおはようございます。夏休みはどうでしたか?……ちなみに先生はお仕事でほとんど夏休みありませんでしたけどね……。」
この先生は1人で言って1人で何落ち込んでんだか。俺なんて夏休みずっと家にこもってゲームばっかりしてたぞ。家から出る時なんて妹にお使い頼まれた時以外ないしな。
「あ、ところで!今日は転校生がきますよ!」
転校生がくる。うむ、何と素晴らしい響き。周りの騒がしい声が聞こえる。「男かな?女かな?」「美人だったらいいなぁ。」「アニメとか好きかな?」「いやいや、ゲーム好きだろ。」ふむふむ、周りの会話も予想通りってかんじ……「おいおい、天音の野郎琴音様を傷物にしたらしいぞ!」やかましいわ!その傷物って言い方やめろ!なんかイヤラシイ!「「「……殺す。」」」三銃士、教室に戻りたまえ。
「こ、こらこら!みんな静かに!転校生が入りずらいでしょ?じゃ、じゃあ入ってもいいわよ!」
扉を開ける音と共に現れたのは銀髪の綺麗な髪を腰の当たりまで伸ばし顔はめちゃくちゃ整った文句無しの美少女であった。さっきまでの騒がしい声は一気になくなりみんな転校生に釘付けだった。ってあれ?瑠衣さんってば予知能力の使い手?ほんとに美少女来ちゃったよ?俺、もう感激ですよ?驚きすぎて出ちゃいそう、何がとは言わないが。
「初めまして、今日からお世話になります如月 沙月です。転校したばかりで右も左も分からない状態ですがどうぞ宜しくお願いします。」
「はい、立派な挨拶ありがとうございます。皆さん拍手ーってあれ?」
先生が戸惑っている。まぁ、それもそうだろう。クラスの男子は如月さんのあまりの美しさに口を開けたまま固まっている。それと女子は皆胸を抑えながら羨ましそうに如月さんを見つめていた。ま、確かに胸でかいね。焦るでないクラスの女どもよ!貴様らもあと少しすればでかくなれるさ!大事なのは信じる心だよ!
「み、みんなー?黙ってないで拍手!」
ちなみにこの沈黙は二分くらい続来ましたとさ。
PS、その間に俺は壮大な欠伸をかましてしまい気のせいかもしれないが転校生に少し睨まれた気がしました。
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転校生それは高校生活の中で一種のブランドだ。みんな経験したことない?顔はそんなにカッコよく無いのに転校生ってだけでモテたり人気者になったりするじゃん?お陰で好きな女子が転校生にとられたりするじゃん?あれ?なんか涙が……。って俺のトラウマは置いといと。まぁ、そんな感じで転校生ってのはブランドである。でももしその転校生が超絶美人だったらどうなる?…………なんと言うか。近づきにくいよね、その状況が今この教室でおこっている。それも、俺の隣の席で。超絶美人の転校生が隣の席ってこれもうラブコメの始まりじゃね?というか、めちゃくちゃ見られてるんだが?うん、気まずい。は!もしかしてさっき欠伸したことおこってるとか?うわ、めっちゃガン見してくるよ、しかも笑顔で、でも目がわらってないよ!欠伸したのがそんなに気に食わなかった?もしかしてクラスの男子で俺だけ君に興味なさげなのが気に食わないのか?だったら安心しろ!俺は興味ない振りしてるけど実際興味深々だから!って、とりあえず話しかけてみるか。
俺は意を決して重い口を開く。
「あ、あのぉ?な、何か用事ですかね?」
「………………。」
勇気出して話しかけたのに無視か。うん、辛いね。
「はぁ、ま、いっか。」
「放課後……」
「ん?なにかな?」
「放課後屋上であなたにお話があります。」
ふむ…………どうしてこうなった?
「お、俺に話し?」
「はい、あなたですよ?」
「な、なんで俺なの?もしかして人違いとかじゃない?」
「人違い?特に人は探していませんけど?」
うっ、なんか話しずらいな。しかも男子の目線が酷く痛いな。
「そ、そう、か。よ、よしわかった。放課後屋上だね?」
「はい!では放課後屋上で待ってますね?」
笑顔でそう言う彼女に俺は少しだけドキッとした。尚クラスの男子と三銃士が手に鈍器を持ってスタンバっていたのは別のお話し…………放課後まで生き残れるかな。
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はぁ、はぁ、なんで帰りのHR終わった瞬間に男子が全員襲いかかってくるんだ!!不意打ちはきたないぞ!責めて宣言してからかかってこい!ってこれもダメだけどさ。と言うか話しって何なんだろうな。告白ってのはまず有り得ないよな?そんな典型的なラブコメみたいな展開、
天音空牙は屋上の扉を開ける。その向こうに待っている少女に会うために。まさかこれから少女に引っ掻き回されるなんて想像もしないで。
「あ、やっと来ましたね、天音 空牙。呼び出した理由は簡単です。私と一緒に……………………………………………………………………………………………………………
……………………………………ラブコメを始めましょう?」
その日の屋上の夕日は彼女を祝福するかのように輝いていた。
「え?」
キャラクター紹介を次にしようと思っています。
どんなヒロイン出そうか迷ってます。どうしよう。