2、3話ぐらいになると思います。
NO SIDE
一誠が眷属入りしてから数日のオカルト研究部。
「それじゃいってらっしゃいイッセー」
「行ってきます」
部長のリアスに見送られる一誠。
今回一誠は悪魔としての初仕事でチラシ配りに出かける。
よく悪魔と言えば怪しげな魔方陣と呪文と生け贄で呼ばれるとか言われるが時代の移り変わりなのか現在はチラシにあなたの願い叶えますと書かれた紙に裏にある魔方陣で呼び出せるようになっているらしい。
呼び出された悪魔は魔方陣から現れ、召喚者の頼みを聞き入れ叶えるのは同じだが、当然何かしらの報酬は受け取るものの、飯を食わせるとか、何かを受け取るとかはその悪魔次第で何でも良いらしい。
そのあとは召喚者と契約という形で顧客として付き合いになるとのこと。
大まかな悪魔の仕事はこんな感じだ。
「あら?」
ふとリアスは部室内に一人足りないことに気付く。
「祐斗、今日幽馬君は?」
そう、不在者は幽馬だ。
「幽馬君ならコエンマ様から人物調査の依頼があるから部活休むそうです」
同じクラスの祐斗は幽馬から言伝てを報告する。
「そう、霊界探偵の仕事ね」
オカルト研究部に入部する時に霊界探偵の仕事を優先させることも予め約束していたことを思い出し、その一言で終わる。
若干二名寂しそうにしていたが。
場所は変わり、その幽馬は駒王駅に向かう途中。
隣に黒歌もいる。
黒歌は現在、幽馬の家で祖母の弟子兼家政婦兼霊界探偵の助手として住んでいる。
今回は黒歌を同行させることにした。
「今日の依頼は遠出にゃ?」
「何でも湯の花町という町だってよ」
コエンマの依頼は湯の花町という温泉町にある、ゆらぎ荘という元温泉旅館の賃貸アパート。そこには妖怪やそれに関わる人間が住んでいる。
そこの住人で唯一の男、「冬空コガラシ」なる人物の実力調査を命じられる。
「八咫鋼…か」
「聞いたことあるにゃ」
日本の霊的勢力、「八咫鋼」「宵ノ坂」「天狐」という三大勢力が存在していた。
日本の妖怪勢力の覇権を争っていたとか、
その一つの「八咫鋼」は最後の末裔が亡くなったという。
しかし、その最後の末裔が浮遊霊として冬空コガラシと出会い、「八咫鋼」の技能を継承させたとコエンマの事前調査で判明している。
その冬空コガラシは皮肉にも日本の歴史を学んだなら誰しも知る
「どこもやること変わらねぇな」
そう呟く幽馬。
三國志を初め、かつての魔界の三大勢力、「雷禅」「黄泉」「骸」、
聖書勢力、「天使」「堕天使」「悪魔」も三竦みという構図に人だろうとなかろうと覇権争いとは起こるべくして起こるものなのだろう。
それはさておき。
コエンマが調査を依頼したのはその冬空コガラシが
なぜ危険視することになったかはとある妖怪が彼に対して行った出来事が始まりなのだがそれは後に語るとして二人は電車で件の湯の花町へと足を運ぶ。
ということで次回は完結したジャンプ作品の「ゆらぎ荘の幽奈さん」へと移ります。
あくまで幕間程度です。
幽馬が関わらない原作の展開の間はこうして別の場所に行ったりします。
大体は妖怪や人外の登場する作品にお邪魔するような形です。
さて次回は
湯の花町へと到着した幽馬と黒歌。
目的の人物である冬空コガラシを見つけ、行動を開始する。
応じようとしないコガラシに幽馬は強行手段に出る。
何故冬空コガラシをコエンマは危険視せねばならなかったのか?
彼に対してとある妖怪が行った出来事とは?
次回「邂逅 二人の霊能力者 聖光気と八咫鋼」