最強の料理人   作:みさごん

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本編より息抜きの方が筆が進む…そんなもんなのでしょうか?
では続きをどうぞ。


~巻の二~

 今俺はリンとオビトに連れられ外に遊びにきている…というよりリンに腕を引っ張られてちょっと危ない。急いでいるのか?

 

「リン!!なんでそんなに急いでどうしたんだよ? なにかあるのか?」

 

「一応ね、でもまだ秘密!!それにキワミと遊べるのってキワミの手伝いが休みの時だけじゃん!!それにキワミはアカデミー通わないからこれから遊べる機会なんて少ないし…」

 

 まあその通りなんだが…リンやオビトを含めた同年代の奴らはだいたいアカデミーに入学を予定しているのだ。皆忍者になりたいっていうのもあるみたいだけど、今の世の中では様々なところで戦いの火種があるらしく少しでも多くの忍者が欲しいという里の方針もあるみたいだ。俺にもアカデミーに入りませんか? という勧誘がうるさいほどきたけど断った。俺がなりたいのは忍者じゃなくて料理人だからな。店の手伝いで料理運ぶのもやってるし…行く時間もないし、行く必要も全くなかった。リンとオビトにもすごく誘われたから行くだけなら…とも思ったが行ったら絶対に忍者にされそうだと思ったから申し訳ないが断った。その後にリンが泣き出してしまい泣き止ませるのにすごく苦労したが。その時泣き止ませるためにした約束がある。アカデミーが休みの日で俺も都合のつく日は必ず一緒に遊ぶこと、というものだ。今回は関係ないのだがその約束の一環だーとリンに言われてしまったので仕方ない。本当はこの時間も料理に専念したいんだがまあアカデミーに通うよりマシだと考え了承した。そして今の状況である。

 

「わかった、わかったよ。ちゃんとついていくからそんなに引っ張らなくても…」

 

「いいからいいから、早く行こ!!」

 

 リンが人の話を聞いてくれない…それにさっきからオビトの視線が痛い!!いつも遊ぶときはリンが俺のことばっか気にしてるからそれだけでも機嫌悪くなったりしてるのに今日は一段と怖い!!原作でオビトがリンのこと好きなのは知ってるけど…こんな嫉妬の視線を向けられるとは思わなかった。さっきから一言も発してないのが怖いぞ…こういう時はあれだな、放って置くしかないかな。下手なこと言っても逆効果な気がする。そんなことを考えていると…

 

「着いたよ、キワミ!!」

 

「ここは、空き地? なんだか人も多いけど…ん? 少年忍術大会?」

 

「そう!!なんだか面白そうでしょ? これを見ようと思ってさ、急いでたの!!」

 

 なるほどね…忍術大会か。まあ見るだけだし構わないか。

 

「オビトは出るのか?」

 

「…まあな…絶対に優勝してあのクナイを手に入れるんだ!!」

 

 そう言うオビトの指差す先を見るとキラキラに輝くクナイが目に入った。あれか…あんなクナイ実戦で使ったら目立って使えないような気がするけど子どもなら欲しがるよなぁ…あれ。光ってるし目立つし。俺はいらないけど、使う予定もないし。

 

「そっか、頑張れよ。応援してる。俺はリンと一緒に見てるからさ」

 

「え、何言ってるのキワミ。キワミもでるんだよ」

 

「「はあ!?」」

 

 俺とオビトが同時に驚愕の声を上げた。オビトも声を上げたということはオビトも知らなかったんだろう。というかなんで俺もなの!?

 

「あれって事前登録だっけか? 前から言っておかないと出られないんじゃねえのか!?」

 

「うん、そうだけど私がキワミの分を申し込んでおいたの。そうでもしないとキワミは出ないでしょ?」

 

「そりゃそうだけど…というか俺忍術使えないぞ!?」

 

 二人には忍術が使えることは秘密にしている…というより誰にも言ってない。こっそり父さんが店で使える忍術を見せてくれたりしたけど…なんで父さんが忍術を使えるのかは知らないけど…今はそれはどうでもいい。リンよ…忍術使えるかどうか聞かないのはまずいと思うんだ、俺は。

 

「え!?使えないの!?うーん、それは困ったなあ…どうしよう」

 

 一番困ったのは俺の方だよ…リンってたまにこういうとこあるよね…

 

「あ!!そうだ!!ねえオビト、キワミに忍術教えてあげてよ!!それならなんとかなるって!!」

 

「俺かよ!?しかも今からって…もう大会始まるし順番だって直ぐにくるし…でもリンの頼みだしな…うーん」

 

 そこで何故参加を諦めるって選択肢がないんだ…今もなおリンに腕を掴まれているからこっそり断りに行くってこともできないし。ここは俺から言うしか…

 

「じゃあ、俺の順番がきたらそれをよく見て覚えろよ。それで何とかしてくれ」

 

「それはいい考えだね!!それで行こう!!キワミはエントリーがオビトより遅かったから順番はオビトより後のはずだからそれでいこう!!二人共頑張ってね!!」

 

「お、おう!!」

 

 これは完全に出ないといけない流れだ…しかも見ただけの術をぶっつけ本番でやらせようとするなんて恐ろしいよ。まあ、なるようになるか…できなくても文句を言われれはしないだろうし…全くやる気は出ないけど。

 

「キワミ?」

 

「うお!?ああ、俺も頑張ってみるよ」

 

 考え込んでたらリンに顔を覗き込まれていた。とりあえず受け答えはできたけど顔が近くて吃驚したよ…とりあえず大会始まるみたいだし気持ちの準備だけしておくか…

 

 そうして大会が始まったがなんというかここまで集まって見るものでもない気がする…物凄くクオリティの低い変化の術だったり、人の形すらなしてない分身の術だったり…よくこんな大会開いたもんだな。そんなことを考えているとオビトの順番がきたようだ。

 

「七番、うちはオビト君!!」

 

「俺だ!!」

 

 そう言ってオビトがステージに登っていった。俺だ!!ってなんだよ…はい!!とか返事する場面なんじゃ…まあいいや。今はそんな細かいこと気にしてる場合じゃない。とりあえずオビトの術を見ないといけないな。

 

「頑張れ!!オビト!!」

 

 リンが応援してくれてることだしオビト的には良かったのかな。

 

「オビト君は何をやってくれるのかな?」

 

「俺は火遁 豪火球の術をやるぜ」

 

「おお凄いね!!」

 

 火遁 豪火球…たしかうちは一族がよく使ってる火遁系の術だよな。この歳でそれをやるのか…ちゃんとできるのかな?

 

「それじゃあよろしく!!」

 

「おう!!」

 

 そう言ってオビトが印を結んでいく。よし、ちゃんと覚えたぞ。印がそこまで多くなくてよかった。

 

「火遁 豪火球の術!!」

 

 オビトが術を発動すると口から…とても小さな火が出た。まあ…そんなもんか…リンは拍手してるけど…他の人はなんかポカンとしてるな。

 

「六点、七点、七点!!おお!!いい数字が出た、うちはオビト君がここまででトップです!!」

 

 オビトがトップか…まあ他に比べたら術のレベルが高かったし当然かな。

 

「オビト凄いね!!」

 

「へへっ!!今日はちょっと調子が悪かったけどこれなら俺の優勝間違いなしだぜ!!」

 

 オビトがそう言ってリンに格好つけてる。まあこのままいけばって話だろうな。

 

「それじゃあ次の挑戦者、はたけカカシ君!!」

 

 司会者がそう言うと近くの木からステージにマスクをした白髪の少年が飛び降りてきた。ってあのカカシかよ!!ここで遭遇すんのかよ!!全く面倒なことにならなきゃいいけど…

 

「カカシ君は何をやってくれるのかな?」

 

「じゃあ、土遁の土波を」

 

「ほう、その術はかなりのチャクラを使うけど大丈夫?」

 

 この頃から天才なんだっけか…まあお手並み拝見といきますか。

 

「土遁 土波の術!!」

 

 カカシがそう言ってステージに手をつけるとここの空き地全体の地面が波打っている。この歳でちゃんとした術になってるな…ってかこのまま地面にいるのは気分悪くなりそうだ。ちょっとジャンプして避難しよう。そうして俺はその場でジャンプした。

 

「文句なしの満点だ!!」

 

 その声が聞こえ俺が着地する頃には術は止まっていた。ふとオビトの方を見てみると悔しそうに歯ぎしりをしている…ドンマイオビト。

 

「さて、最後の挑戦者。味野キワミ君」

 

「はい」

 

 俺の番か、まあ優勝はカカシで決まりだろうし気軽にいくか。

 

「キワミ君は何をやってくれるのかな?」

 

「オビトと同じ火遁 豪火球の術で」

 

「ほう、ではよろしく」

 

「頑張れ!!キワミ!!」

 

 リンが俺にも声援をくれた。とりあえず手を上げて声援に答えておく。そうしてからオビトがやったように印を結んで…

 

「火遁 豪火球の術!!」

 

 俺が術を発動すると視界が炎で埋め尽くされた。あれ? 普通に術発動できちゃった…一回もやったことない術だったんだけど…あれー、おっかしいな。

 

「これは凄い大きな炎です。というか熱い!!早く術止めて!!」

 

 なんか司会者の叫び見たいのが聞こえたのでとりあえず術の発動をやめると周りが見えてきた。なんか皆面食らったような顔になってる。やばい…やりすぎたかも。なんか急展開過ぎて力を抜くのを忘れてた…

 

「ま、満点。こちらも文句なしです!!優勝ははたけカカシ君と味野キワミ君の二人です。商品は…」

 

「あ、俺いらないんでカカシ君に譲ります」

 

「ではカカシ君にこの輝くクナイを、キワミ君に手裏剣を贈呈します。以上で大会を終わりにします」

 

 手裏剣か…いらないんだけどな。後でリンかオビトにでもあげよう。商品を手にして二人のもとに向かっていくと…

 

「凄かったねキワミ!!あんな大きな炎初めて見たよ!!」

 

「…なんで俺よりあんな完璧にできてるんだよ、というか忍術使えないんじゃなかったのか?」

 

「そうだよキワミ。あれ、嘘だったの!?」

 

 二人に問い詰められる。まあ嘘なんだけど…そんなこと言えるはずもないしな…

 

「いや、ほんとに今日初めて使ったんだよ。俺自身も吃驚したし」

 

「それならもっと凄いね!!本当にアカデミー行かないの? もったいないよ!!」

 

「俺はうちの店を継ぎたいんだ。料理人になるのが俺の夢だからな。そう言ってもらえて嬉しいけどアカデミーには行かないよ」

 

 全く…あの神が無駄な力くれたおかげで変なところで苦労するよ…

 

「そっか…残念だなぁ…」

 

「まあ、二人が忍者になって任務から帰ってきたら美味しい飯を食べさせてあげられるようになるからさ。楽しみにしててよ」

 

「うん、わかったよ!!でもとびきり美味しい料理じゃないと怒るからね!!」

 

「…お前がそう言うならそうするけどよ。なんか納得いかねえよなぁ。忍者志望の俺より忍術使えるお前が忍者にならないなんてさ。言ってもきかねえんだろうけど」

 

「まあ、そういうことだ。じゃあ帰ろうか」

 

「うん」

 

「ああ」

 

 そうして三人で帰路についたのだった…




リンとかオビトの口調が難しい…
感想、批評などよろしくお願いします。
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