五月雨へ。
拝啓。お元気ですか。
最初の艦娘として選ばれた貴女は、なぜ自分が選ばれたのかと疑問に思っていることでしょう。
その理由は最初の自己紹介で頑張り屋さんなことを、知ったからだと思います。
私は一生懸命頑張る人が、好きなのです。
それと、今だから言いますが、私は髪の長い女性をとても好みます。
髪フェチです。変態です。息子のむすびにも、性癖がうつってないことを祈ります。
貴女の髪を梳くのが好きでしたし、白露や村雨に髪を梳いてもらっている貴女たちを見るのも好きでした。
話が逸れました。ごめんなさい。
最初期のころは1-1から1-4まで鎮守府の運営を支えてくれたこと、とても感謝しています。
頭が回らなくてすみません。もう、あまり多くのことを書けないのです。
思い出もこうして、消えていく。
貴女と過ごしたことを、あまり思い出してあげられない。
ごめんなさい。
そして、貴女に謝らなければなりません。
Lv93まで引き上げておきながら、Lv99まで経験を積ませられなかったことを。
最初の秘書艦ですから、ケッコンカッコカリを結ぼうと思っていたのに、指輪を渡せていないことを。
もし、わたしが指輪を渡せていなかったら、受とってほしい。
三つ残されたうちの一つは、貴女のものだから。
追伸1
お茶を淹れてくれるのは嬉しいですが、ドジして零さないように気を付けて。
貴女の淹れるお茶はとても美味しいのですから、勿体ないです。
それと、とても熱かった。
でも、怒っているわけではありませんよ?
白い制服が紅茶や緑に染まって、それを見た皆が笑ってくれて。
私はあまりの熱さに床を転げまわりましたね。
そういえば、クリスマスの時に顔面ケーキをされたことも思い出しました。
バレンタインの時もそうでしたね。
ケーキの冷たさと、柔らかさ。それにほのかな甘さがよみがえってくるようです。
今ではとてもいい思い出です。
貴女はとても一生懸命で、でも、ドジっ子で何度も転ぶような子でした。
せっかく作ったケーキや淹れたお茶を台無しにしてしまう。
それでも何度も、何度も立ち上がって。決して諦めない強い子。
私は、もしかしたら、そんな貴女の強さに惹かれたのかもしれません。
諦めない。
それは、私が決して得ることのできなかった強さだから。
私は、そんな頑張り屋の貴女が大好きでした。いつも励ましてくれる貴女の優しさが好きでした。
それと、目を覚ました時に傍にいてくれてありがとう。
手を握っていてくれてありがとう。
私は寂しがり屋だったので嬉しかったです。
ありがとう。五月雨。
提督へ。
今、お手紙を書いています。
人々が誰もいなくなった鎮守府で。
もはや、宿毛湾泊地だけが存在する鎮守府で。
提督の残したお手紙を読みながら、お返事を書いています。
そして、それを海に流したいと思います。
提督が手紙を残したように。
わたしたちのお返事も提督に届くと信じて。
提督。
わたしたちは元気です。
だから、提督も少しでも元気でいてください。
いつまでも、いつまでも。
風邪をひかないように気を付けて。
提督。
ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
追伸
わたしは、提督に髪を梳いてもらうのが、とっても好きでしたよ?
貴方の優しい手つきが大好きです。
お返事、いっぱい書いたら。また海に流します。