神の弟子が箱庭に行くそうですよ?   作:やのちてぇ

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気づけばUA500越え、本当に嬉しいです…

暇潰しのために書いた物がここまで多くの人に見てもらえるなんて思いもよりませんでした…

ありがとうございます!


では、本編どうぞ!


yes!ウサギが呼びました!
第2話 兄だそうですよ?


どうも、冬夜だ。

いやーそれにしても、神様転生が出来たのは本当に驚いた…

 

しかも大好きな問題児シリーズ?の中だし…

 

 

 

 

 

今、なんで疑問系?とか思っただろ?

 

 

 

 

それはな…

 

今…現在進行形で…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めたら見知らぬ天井状態だからだ!

 

 

 

 

 

 

〜少年困惑中〜

 

 

 

 

 

 

 

たく…本当、何処だよここ…

 

俺はあまりの事実に自分が正気であるか、疑った。

 

「取り敢えず、情報収集に行かないとな…」

 

(いや、その必要は無いぞ)

 

「!?…ああ、爺さんか。どうかしたたのか?」

 

(いやな、転生する時に儂が少々ミスをしてしまってな…しかし、今お主が居る世界は『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』の世界で間違いないぞ。)

 

「おお、ならよかった。でも、なんで上空じゃないんだ?原作ではそうだっただろ?」

 

(問題はそこなんじゃ…)

 

「なんだ?」

 

俺は少々気になったため、聞いて見た。

すると衝撃な事実を聞いてしまう。

 

(聞いて驚くな…今お主が居る所は、『久遠飛鳥』の家じゃ)

 

「え?」

 

なんだって?久遠飛鳥?それってお嬢じゃん、なんでお嬢様の家にいんの?

 

「な、なぁ…なんで久遠飛鳥の家、なんだ…?」

 

(ああ、それは少々衝撃的かもしれんが、言うべきかの…いいか、良く聞けよ。お主はな…

 

 

 

 

 

 

『久遠飛鳥の兄』

 

 

 

 

 

 

という設定なのじゃ)

 

 

 

 

 

・・・は?

 

 

 

 

 

 

 

(おーい、大丈夫か?)

 

はっ!…いかん…あまりの事実に気を失い掛けてた…あぶねぇ…

 

(申し訳ないのう…)

 

「…まあ、それもありだろう…取り敢えず、これからの生活を楽しみますか。」

 

冬夜は見た目は10代なのだが、神の元での修行により、実年齢で言うと数百歳なのだ。少し前の冬夜なら、こうも早くに落ち着きはしなかっただろう。

 

(ほう、流石は儂の認めた男じゃな!)

 

神は、はっはっはと笑い関心、関心。

といっている。

 

暫くの間、神と少しの雑談をしていると、一つのとある疑問が脳裏に浮かび上がってくる。

 

 

「そういえば、これは聞いて起きたいんだけど、俺にも手紙は届くのか?」

 

まあ1回届いたが一応聞いておこうか

 

(ああ、その事か、その事は問題は無いぞ。なんせ儂じゃからな!その辺は心配せんでもよい。)

 

「ああ、なら安心だな。信頼しているぞ、爺さん。」

 

(ああ、儂もだ、ではな。」

 

「ああ、じゃあな」

 

 

俺はそういい、念話をやめる

 

「さあて、取り敢えず飛鳥でも探しますか」

 

俺は内心とてもほっとしていた。

 

何故かというと、強大な力を持った奴が居れば、十六夜の様な頭の良い奴に疑われたりするからな。

 

これは長年の修行の成果、と言ってもいい。なんせこのような出来事を何百、何千と乗り越えて来たからな。

 

と、そんな事を考えていると後ろからあら?と、こちらを呼ぶ声がが聞こえる。

 

「冬夜兄さん、目が覚めたようね。昨日はあれだけは暴れていたくせにね…」

 

(こいつは…飛鳥か、近くで見ると中々可愛いな…まあ、ここは話しを合わせておくか)

 

「まあ、1日立てば誰でも治るだろう。それより、どうしたんだ?」

 

「特に用はないわ、心配だったから来てみただけよ」

 

(そんなに俺ってやばかったのか…)

 

俺は昨日の知らない自分を哀れむように思う。

 

取り敢えず礼を言っておくか

 

「ありがとうな、飛鳥」

 

俺は感謝の言葉と同時に頭を撫でる

 

ああ、懐かしい感じがする

 

俺には前世で弟の頭をよく撫でてあげていた“記憶”がある

 

あくまでも記憶だ。

 

飛鳥の兄として暮らした記憶とすり替えられているから、少ししか覚えていないのだ。

 

すると飛鳥がワナワナと震え始めた

それと同時に怒り口調で

 

「あら、誰の頭を撫でているのかしら?」

 

「飛鳥のだが?嫌だったか?」

 

「い、嫌じゃないけれど…むしろ兄さんに撫でられるのなら嬉しい…」ボソッ

 

「なにか言ったか?」

 

「な、何もないわ!///」

 

そういうと、ドスドスと飛鳥は怒ったように部屋を出ていった。

 

 

勿論、全部聞こえていた。

 

飛鳥はつんとしたイメージだったが

案外お兄ちゃんっ子だったようだ。

 

まあ、それもそうか。

確か飛鳥は異能のせいで代わり映えのない日々に飽きて箱庭に行ったんだっけか…

 

 

 

その時、俺は決意をした。

 

 

 

 

 

 

一生を掛けて飛鳥を、妹を守る、と。

 

 

 

 

 

 

 

__あの日から数日が経った

 

 

それは突然の出来事であった。

 

久遠飛鳥、久遠冬夜の元へ1通の手紙が届いた。

 

 

その手紙にはこう書いてある。

 

 

『久遠飛鳥、久遠冬夜殿』

 

 

『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。その才能を試すことを望むならば、己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、我らの“箱庭”に来られたし。』

 

 

 

 

勿論。手紙が届く事は事前に神から聞き知っていた。

 

「ついに来たか…一応、原作知識は消しておこう。」

 

 

 

 

 

瞬間、意識が暗転する。

 

 

 

 

 

…少々の時間が経った。

 

 

目を開けた先は、空中だった。

 

空中、というのは上空4000mだった。

 

如何せん俺にはこの風圧程度、反射する事ができる。なにも問題は無い。

 

それに、落ちる先には水があり、その上に薄い膜が貼られている。

これなら落ちても大丈夫だろう。

 

そう考えているうちに3人の人影と、1匹の小動物らしきものが視界に入る。

 

1人は俺も良く知る人物、妹の久遠飛鳥。

 

1人は金髪のいかにも問題児、といったヘッドホンが特徴的な青年。

 

1人は短髪の涼しげな服を着ている可愛らしい少女。

 

そして、最後の1人は…『ぎにゃああああ、お嬢ぉぉぉぉ!』…1匹は喋る猫だった。

 

いや、猫が喋っている訳ではないだろう。

 

俺は生き物の声なら何でも聞こえて、喋れるからな。

 

 

おっと、そんな事を考えてたらもう水面か。

 

ぼちゃん

 

4人と1匹は一斉に水に落ちるが、水膜のお陰で無傷ですむ。

 

皆泳げるみたいで手助けは要らないようだ。1人1人次々と湖から上がってくる。

 

はぁ…濡れてしまったな、この服お気に入りだったのにな…

 

俺はお気に入りの服(着物)が濡れてしまい、少々鬱な気分になる。

 

すると飛鳥が最初に不満気な雰囲気で口を開く

 

「し、信じられないわ!まさか問答無用で引き摺りこんだ挙句、空に放り出すなんて!」

 

それに合わせて隣の金髪の少年も罵詈雑言を吐く。

 

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜ、コレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ」

 

いや、石の中は石の中で面倒くさいだろ…

 

「……。いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

 

「俺は問題ない」

 

「そう。身勝手ね」

 

飛鳥と青年は互いに背を向け合い、ふん、と鼻を鳴らして服の端を絞り始める。

 

それに続く形で短髪の少女も服の端を絞り始める、その隣では猫が全身を震わせ、水を弾く。

 

「ここ…何処だろう?」

 

「さあな。まあ、世界の果てっぽいものが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃないか?」

 

それを聞き、俺はほぅ、と関心の息を漏らす。

 

こいつ、よく周りを見ているな、と。

 

 

 

 

適当に服を絞り終えたヘッドホンの青年は髪の毛を掻き揚げながら、問う。

 

「まず間違いないだろうけど、一応確認するぞ。もしかして、お前達にも変な手紙が?」

 

「そうだけど、まずは“お前”っていう呼び方を訂正してもらえるかしら?……私は久遠飛鳥よ。以後は気をつけて。」

 

飛鳥に忠告された金髪の青年はケラケラと笑いながら適当に返事を返していた。

 

…こいつ、名前で呼ぶ気無いな…

 

そうこう考えていると飛鳥がそれで、と言いながら短髪の少女の方を向く。

 

「そこの猫を抱き抱えている貴女は?」

 

「…春日部曜。以下同文」

 

「そう。よろしく春日部さん。最後に、野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。用法と容量を守った上で適切な態度で接してくれよ、お嬢様」

 

「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」

 

「ハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」

 

逆廻十六夜は心から楽しそうにケラケラと笑っている。

 

飛鳥はそれを見届けると今度は俺の方を向き、質問してくる。

 

まだ飛鳥は俺の事には気づいていない。

 

俺に話しかけ、顔を合わせて飛鳥が驚愕し話すことを忘れる。

 

「それで、そこの着物の人は…!?」

 

「よう、飛鳥。家振りだな。俺の名は、久遠冬夜だ。」

 

「兄さん…!来ていたのね!…でもどうしてかしら、兄さんは何も異能は持っていなかったはずなのだけれど…」

 

俺がここに来た事を飛鳥はとても不思議がっている。それもそのはず、飛鳥にはまだ言ってないからだ。

 

まあ、後々分かるだろう

それまでは黙っているか、面倒だし。

 

「ん、何でだろうな。まあ、何にしろ良かったじゃないか、また会えて」

 

「…そうね、じゃあこれからも宜しくお願いするわ?兄さん」

 

「ああ、こちらこそ」

 

俺の飛鳥が話し終わった後、十六夜が待てと呼び止める。

 

「なんで、お前は能力がないのに箱庭へ来れたんだ?確か手紙には『悩み多し少年少女に告げる。』と書いてあったはずだぞ?お前は何者だ?」

 

おっと、疑われてしまったか…まあ、ここでは場所も悪いし適当にはぐらかすか。

 

「まあ、後になって見せてやるよ」

 

「…へぇ」

 

あ、これは標的にされたな…

 

面倒だ…

 

まあ、今はそんな事より…

 

「そこにいるのは誰だ?」

 

茂みの中の人物を確認するのが先だ。

 

「なんだ、兄さんも気づいていたのね?」

 

「当たり前だ。多分、他の皆も気づいているんじゃないか?」

 

「ヤハハ!当たり前だろ?あれで隠れてるって言われたら今すぐこの石を投げて、ツッコミ入れてもいいね。」

 

「…風上に立たれたら嫌でも分かる」

 

「…へえ?面白いな、お前」

 

軽薄そうに笑う十六夜の目は笑っていなかった。

 

すると、茂みがガサガサと動きだし、中から人影が現れる。

 

「や、やだなぁ御四人様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に話しを聞いて頂けたら嬉しいでございますヨ?」

 

「断る」

 

「却下」

 

「お断りします」

 

「いいから早く話せ」

 

「あっは、最後の方以外に取り付くシマが無いみたいですね♪」

 

バンザーイと降参のポーズをとる、黒ウサギ。

 

しかしその眼は冷静に4人を値踏みしていた。

 

(肝っ玉は十分。ここで否定できる、という勝ち気は買いです。まあ、扱いにくいのは難点ですが…)

 

と黒ウサギはおどけつつも冷静に思考している。

 

 

と曜がいきなり黒ウサギの横に立ち、黒ウサギの耳を鷲掴みした。

 

「えい」

 

「ふぎゃ!」

 

俺はそれを呆然と見ていた。

 

いくらなんでも初対面でそれはやりすぎだろう、と

 

俺が止めに行こうとした時、曜が口を開く

 

「好奇心のなせる技」

 

「…」

 

…もう、諦めよう…

 

「へえ?このウサ耳って本物なのか?」

 

今度は十六夜が掴みだす、それにつづき、飛鳥まで。

 

「まあ、頑張れよ、苦労サギ…」

 

「ちょ、そこの方!そんな事言わないで助けてください!」

 

「すまん…俺には無理だ」

 

「そんなぁぁぁ!」

 

 

どんまい…

 

 

 

 

俺は心から思った。

 

はたして、これから上手くやっていけるのか、と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご観覧頂き、ありがとうございました!

次回も宜しくお願いします!
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