奉仕部と共に   作:やまたむ

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坂本凛:高校2年、正平とは中学時代からの付き合い。テニス部のマネージャー。茶髪のツインテール。ツンデレの代名詞のような女の子。趣味は占い。見た目イメージは遠坂凛。

嶋村勇紀:高校2年、正平とは中学時代からの付き合い。茶髪のオールバックのメガネ。趣味は坂本をからかうこと。見た目イメージはDX3の春日恭二。


日常(再び)

今日も今日とて変わらない昼休み。俺は同中の二人から相談を受けている。いや、正確には一人だな。因みに相談内容は、

「で、聞いてるの?東山?」

「あぁ、聞いてるよ。戸塚が最近昼練始めたせいで関わる機会が減ったことを嘆いてんだろ?」

恋愛相談である。いや、なんで男子の俺に持ちかけてくるかなぁ。普通こういうのって女子でやるもんでしょ。

「そうなのよ!それにあの…えっと…ヒ、ヒキ、ヒキタニ!!ヒキタニくんに関わりすぎだと思うの!!」

いや、知らねぇよマジで。因みにさっきから声を荒げている女子は坂本凛。絶賛戸塚に片想い中の女の子だ。そして、戸塚は坂本の気持ちには気づいてないみたいだ。なんというか、ドンマイ。

「つうか、このクラスにヒキタニなんていたか?」

この今、割りとどうでもいいことを聞いてきたのが嶋村勇紀。茶髪のオールバックでメガネをかけている。まぁ、一応その疑問に答えてやろう。

「勇紀、今、その事はどうでもいいが、ヒキタニなんてやつはいないぞ。ヒキガヤならいるが」

「そんなことどうでもいいわよ!!とにかく戸塚と――」

「僕がどうかしたの?」

「と、戸塚!!」

ここで、練習を終えた戸塚が帰ってきたようだ。

「よ、戸塚。最近比企谷と一緒にいることがあるって坂本が嘆いてたんだよ。もしかして比企谷にLOVEなのではないかとな……」

「なに黄昏てんだこいつ」

うるさい勇紀。毎回こいつの戸塚トークの餌食になっている俺の身にもなりやがれってんだ。何度『戸塚に限ってそれはないってー』って言ったことか。それを戸塚が仲良くなる男子が多くなるに連れて言うんだぞ。マジで疲れる。そんなどうでもいいことを考えていると、坂本がまた、声を荒げた。

「そ、そんなこと言ってないわよ!!ただ、戸塚がヒキタニに襲われてないか心配なだけよ!!(貞操的な意味で)」

坂本が心配しているのは、戸塚の女っぽいというより女だろって見た目でホモーな人が現れないかが心配だそうだ。ただ、戸塚にはそれが通じていないのか毎回この二人の会話にはずれが生じる。まぁ、要するに

「比企谷くんに限ってそれはないと思うな(ケンカとかしなさそうだし)」

こんな感じだ。ま、これはこれで面白いからいいんだけど。因みに今は勇紀と一緒に傍観している。そんな、噛み合わない会話を聞きながらある程度の時間がたったときだった、戸塚が俺に話を振ってきた。

「そう言えば正平、最近部活にはいったんだってね」

「え?そうなの?もしかして吹奏楽?」

「いや、奉仕部って部活だ」

「なにする部なんだ?」

「まぁ、手助けする部活って感じだったな、うん。それと、坂本なんで俺が吹奏楽部に入ってると思ったんだ?」

「え?だって中学のときやってたでしょ?」

確かに、俺は中学時代は吹奏楽部に所属していた。まぁ、高校でやる気はなかったから帰宅部だったんだけど。

「いや、中学でやってたからって高校でまでやる気はねえよ。てか、一年の時ならまだしも、二年で入るわけねぇだろ」

「それも、そっか」

「それにその事はお前が言えるわけないだろ?」

「どういう意味よ」

ジト目で睨んでくるが、まぁ、ここからは俺たちのターン。

「いや、戸塚がテニス部に入った――」

「ちょ、ちょっと急になにいいだすのよ!!」

「あー、そう言えばそうだったな」

「???」

あ、戸塚の頭に?が浮かんでる。やっぱ天然男の娘って面白いよね。

「いや、実は坂本がテニ部のマネージャーになったのは――」

と言ったところで俺は坂本に殴られた。い、痛い。

「テニ部で思い出したけど、最近昼練頑張ってるみたいだな」

ナイス勇紀。ここで話を変えないとまた、殴られる。

「うん、僕が頑張らないといけないから…」

「おい、マネージャー、仕事しろよ」

「してるわよ。けど他の部員がね……」

「てか、それこそ正平の出番じゃね?」

そう切り出したのは、勇紀だった。いや、何?俺部員を脅すことはできてもやる気を出させることは無理だよ。

「は?なに言ってんの?俺は脅すことはできてもやる気を出させることはできねえよ?」

「いやいや、一年の頃クラスの奴ら敵にまわして教師相手に大立回り、多少のわがままも通せるように交渉したやつが何を言いやがる」

「だから、その大半が使えねぇっての。精々テニス経験者で技術的に問題ないやつを紹介することぐらいしかできねぇって」

「それができれば十分だろ」

そうか?それをしたとしても絶対に部員から文句来るぞ。部外者がうんたらって。

「それに手助けする部活に入ってんだろ?なら、そっちの方でなんとかできるんじゃねぇか?」

それを言われると弱い。チッ仕方ない今回は手伝ってやりますか。

「部長に聞いてみるよ」

「ほんと!!ありがとう」

戸塚の笑顔がまぶしい。そして、鼻血を出すな坂本。そんな他愛のない日常が今は遠く感じるのはきっと、比企谷と再会したからなのだろう。




はい、今回はここまでです。オリキャラ追加です。ただしヒロインではない。オリキャラを追加した理由ですが、職場見学の時の数合わせです。では、また、お会いしましょう
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