夕日の差し込む教室で俺は目を覚ました。あれ?今日何したっけ?えぇっと、戸塚を名前呼びした比企谷にキレた坂本をって、この現状の犯人は坂本かよ。うぅ、頭いてぇ。
なんか、今年に入って俺が気絶する率が上がった気がするぞ。くそマジ許さんぞ坂本。
そんな坂本に対する恨み言を唱えながら部室へ向かう。あれ以来咲の精神は安定してきてようやく今日になって部活に参加できるようになったのだ。まぁ、その初日に気絶してもうそろそろ下校時刻なのが問題なのだが。そんなことを考えていると部室の前に見知った、と言うより、校内一の人気者が部室の前にいた。
まぁ、葉山隼人なのだが。その葉山が部室をノックする前に俺に気づいたみたいで声をかけた来た。
「東山じゃないか、ここに依頼があるのか?」
「よ、葉山。俺は依頼人じゃなくて、ここの部員な」
「そうなのか。なら少し頼みがあるんだけど」
「それ、部室で聞いていいか?どうせその内容が依頼なんだろ?」
「まぁね」
そう言って俺と葉山は、部室に入っていった。
「うっす。遅くなったな」
「あ、ヤンマー来たんだ」
なんだ、そのお前部活やめたんじゃねぇの?みたいな反応は。因みに雪ノ下と比企谷は無視。さながらお前なんて居ても居なくても変わらねぇよ。みたいな反応。まぁ、そんなことを、考えながら葉山が口を開き話始めた。
内容を要約すると、チェーンメールを止めてほしいとのことだ。それも犯人を探さず。
うへぇ、なんという無茶を。そのチェーンメールを読むとさらに無理だと思った。内容的に全部が嘘だから。そもそも、戸部が西高狩りとかできる精神持ってないし、大岡なんかラフプレーしてまで勝とうとか思うほどの精神を持ち合わせてないし童貞だし、大和も三人も女を侍らせれるぐらいの甲斐性を持ち合わせていない。つまり三人とも種類は違えどヘタレなのだから。まぁ、チェーンメールが回り始めた時期が職場見学のグレープ決めがあったことからこの三人の可能性も出てきたが、俺はそうでもないと思う。いや、はっきり言って犯人は見つからないと思う。
なぜなら、この三人だけでなく葉山の側近を狙う下位カーストは多いのだ。だから、その三人をあえて落として自分達が成り代わるみたいなこともあり得るわけで、もう、このループ。
だが、犯人探しはするようで、明日から聞き込みなどをすることになった。
うへぇ、めんどくせぇー。よし、あの三人に聞くだけにして終わろうそうしよう。
そうして、復帰初日の部活は終わった。
次の日の休み時間、俺はいつもと変わらず自分の席でだらけていた。そこに現れる男女三人組。そう、坂本と戸塚と勇紀だ。こっちからいかなくても勝手に来てくれるから楽なんだよな。
「おはようさん、東山」
「おう、おはよう勇紀」
最初に声をかけてきたのは勇紀だった。因みに時間的にはもうそろそろ昼だったりするから、この挨拶は微妙に違う気がする。
そんなどうでもいいことを考えていると坂本が話かけてきた。
「あんた、最近寝てばっかね」
「誰のせいだよ」
ほんと、誰がその事をいうんですかねー?最近妙に頭痛がするのはどう考えてもあなたの暴走が原因なんですが?
そう訴えるように見ていると、由比ヶ浜が動いていた。
へぇ、聞き込みでもするんですかね。由比ヶ浜の聞き込みを聞き流しながらこいつらと会話をする。
「そういえば戸塚って誰と組むんだ?」
「ん?なにが?」
「おっと、すまん唐突だったな。職場見学のグループのこと」
「あー、僕は比企谷くんと」
そこまで戸塚が言うと坂本の後ろに阿修羅が見える。ヤバい。坂本がが暴走する。最近暴走することが多くなったなこいつ。特に比企谷関連で。
そんなことを考えていると海老名さんの声が聞こえてきた。
「でもね、でもね!絶対三人とも隼人くん狙いなんだよ!くぅ~友達のためにみんな一歩引いてる感じ、キマしたわぁ~!!」
ん?隼人くん狙い?まさか、まさかね。あり得ないよね?そんな誰得展開。だが、これだけ聞くといいこと聞いたとしか思えない。ぐ腐。おっと、やべぇ、最近の咲の影響が出始めた。海老名さんと、咲には要注意だな。いつ俺がBLに染まるかわからんから。
「姫菜は相変わらずね」
そう声をあげたのは坂本だった。
「そうだな。あそこまで揺るがないのは一つの美徳なんじゃないか?」
「いや、それはあり得ないだろ。あそこまで腐ってると逆に恐ろしいわ。いつか俺と勇紀のカプッリングとかするぞ」
「確かに恐ろしいな」
「そう?私は戸塚がその被害に遭わなければ問題ないわよ。むしろ言われるとそれもあったかて思うし」
「マジかよ……」
「ま、そんなことより戸塚は比企谷と組むんだよな?」
ここで本題に戻す。だってこのまま行くと戸塚が空気になりそうだったんだもん。
「あ、うん。八幡と一緒のとこ行きたかったから」
そうやって、頬を赤く染めるんじゃありません。危うく戸塚かわいい。って思っちゃうところだったじゃないか。
「理由が乙女みたいだな」
いったー。勇紀がいっちゃったよ。戸塚の気にしていることを真っ正面から言っちゃったよ。
「え!そ、そうかな?」
「大丈夫だ、戸塚。理由なんて人それぞれだ。多分比企谷も戸塚と組みたいんじゃないか?聞いてこいよ」
「うん。それじゃぁ、いってくるね」
そうして、戸塚は比企谷の席に向かっていった。背後に笑顔で阿修羅を携えた坂本を残して。
はは、いつも俺は気絶する運命なのか。
そうして、時間がたち放課後。なにやら今回のチェーンメールの依頼に終止符を比企谷が打つようだ。なぜわかったって?そんなの、比企谷の様子見てりゃすぐわかるから。あいつすごくウズウズしてるから、顔とかには出てないから分かりにくいが。小四だけの付き合いだったがそれなりにこいつのことはわかっている。だから、無駄に演出を考えていることなんて丸分かりだからな比企谷。
そこからは情報交換が行われた。勿論俺はにもいっていない。ナチュラルに省いてくれますね雪ノ下さん?まぁ、雪ノ下は俺と話したくないぐらい嫌ってると思うから無理はないけどな。俺も関わろうともしないやつに関わるきはない。最も、比企谷見たいに面白いやつならそんなこと関係なく関わっていくんだがな。
それにしてもいつからそんなに毛嫌いされるようになったんだろ?ま、今はそんなことはどうでもいいか。
そして、さっきから黙ってた比企谷の番が来た。つらつらと葉山のグループの現状を解説していく。ボッチの悪い癖だね。さっさと本題を言わないと飽きられちゃうよ。俺みたいに。まぁ、話を聞いて俺も解決策はわかった。だが、それをいうのは俺じゃない、比企谷がやるべきだろう。だって最初にこの方法を思い付いたの、比企谷なんだし。
そして、ようやく解決策を言うようだ。口元が歪んで大分引きそうだった。
そうして、次の日。チェーンメールは収まった。と思う。だが、肝心の葉山のグループが決まってない。恐らく葉山のことだ比企谷と同じグループに入るだろう。因みに戸塚はすでに比企谷のところにいる。そして、俺は勇紀と坂本の二人とグループを組んだ。まぁ、俺と勇紀に行き先を決める権利があるわけなく、坂本が戸塚のいくとこって言ったため二人揃って大きなため息をついたのが記憶に新しい。
まぁ、やはりというかなんというか、葉山は比企谷と組み、そこに戸塚が加わる形で今回のグループ分けは幕を閉じ。俺たちの見学する職場は大所帯となった。
今回はここまでになります。次回は大志の依頼ですね。東山が受けるかは別ですが。
それではまた次回お会いしましょう。