奉仕部と共に   作:やまたむ

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東山咲(とうやま さき):高校1年生。黒髪のショート。胸はあんまりない。成績はそこそこ。正平にだけM。頭の回転はそれなりに早いが、正平が絡むとバカになる。(M的な意味で)


奉仕活動

平塚先生に知り合いを紹介する、と約束してから数日がたったある日のこと、比企谷が呼び出されていた。

 

よしまた弄ってやろう。そう意気込んでいた時一通のメールが届いた。

 

相手は平塚先生。内容は

 

『先日話した件、次の土曜日でよろしいでしょうか?』

 

うん、誰だこの人。ほんとに平塚先生なの?変わりすぎでしょ。

 

まぁ、相手の方はいつでもいいって言ってたし問題ないだろう。

 

そうと決まれば場所のセッティングでもしてあげよう。

 

『相手の方は何時でも良いとの事なので問題ないですよ。土曜日の、10時、千葉でいいですか?』

 

よし、これで問題ないだろう。

 

平塚先生うまくやるんだぞ。そして、一分もたたないうちに返信が送られてきた。

 

『わかりました。土曜日の10時千葉駅ですね』

 

早いなー。比企谷今出ていったところだから問題ないと思うけど、先生職員室でなに携帯いじってんの?がっつき過ぎでしょ。もう少し落ち着けっての。

 

そうだ、俺も職員室に行こう。

 

そうと決まれば

 

「オーイ、ヒキガエル。一緒に職員室いこうぜ?」

 

「………」

 

ちっ無視か、仕方ないこんなときは。

 

「小学生の頃呼ば―」

 

「なんだよ東山」

 

「いや、比企谷が無視するからね、ちょっと嫌な事を思い出させて反応させようかとね」

 

「やり方が最低なんだよ。よくそれで今まで生きてこれたな」

 

「俺もそう思う。んで一緒に職員室行こうぜ?」

 

「わかったよ。どうせ断っても意味ないんだろ?」

 

「わかってるじゃないか」

 

まぁ、俺はどうしてこいつが呼ばれたかは予想がたっている。

 

家庭科の調理実習だろう。こいつ昨日の調理実習サボってたし。

 

確か調理実習サボったらレポート書かさされるんだったっけ。

 

「失礼しまーす。平塚先生居ますか?」

 

「お、東山か、平塚先生ならそこにいるよ」

 

「ありがとうございます」

 

「いやいや、構わんよ」

 

そうして職員室を軽く見渡すと愚妹が軽く視界に入った気がした。愚妹がいた気がしたが気のせいだろう。

 

軽く現実逃避をしていると平塚先生が気がついて声をかけてきた。

 

多分他の先生が平塚先生に俺が来たことを伝えたのだろう。俺たまに先生の仕事手伝ってるし。

 

「ん?あー東山か。こっちだこっちって、どうした?なんか、顔が青いが」

 

「あーいや、何でもないですよただ家の愚妹を見掛けたかもしれないと言う底知れない恐怖が襲っただけで」

 

「君は妹をなんだと思っているのかね」

 

そんな話をしているときだった。

 

「そうだよお兄ちゃん。いつもみたいに罵ってくれないと」

 

くそ、やっぱり来たか。て言うか

 

「俺は毎日お前を罵ってる記憶はないぞ」

 

「そっかーでも前呼び出されたときは踏んで―」

 

「わかった、わかったからお前はさっさと帰ってろ」

 

「くれたよね。わかったー」

 

最後まで言い切りやがッたこいつ。

 

くそっ、比企谷たちが完全に引いていやがる。

 

仕方ないここは本来の目的を遂行しよう。

 

「それで平塚先生、ヒキガエっと間違えた比企谷を呼んだ理由はなんなんですか?個人的に興味があるんですが」

 

「そうか、お前もこれを見てくれ」

 

それには比企谷が書いたと思ぼしきレポート、タイトルは美味しいカレーの作り方。フムフム、これは、なんというか

 

「ヒキガエル、お前バカなの?それともこれを書いて呼び出されないとか思ってた?それだと尚更バカだよ?いい加減高校生って自覚もったら?」

 

「……お前は雪ノ下かよ」

 

なんか、ボソッと聞こえたけど気のせいだろう。

 

「比企谷、さすがにそれは雪ノ下に悪い」

 

「先生以前のはな―」

 

「何でもないぞ。私は優秀な生徒をもって幸せだなーハハ」

 

話が早いっていいよね。

 

隣で比企谷が、こいつこえーとか呟いてるけど気にしなーい、気にしない。

 

それにさっき雪ノ下っていってたな。

 

そうだなー、なんか面白そうなことがありそうだなー。

 

そんな目線を平塚先生に浴びせているとそれに気づいたのか

 

「東山、君は奉仕活動に興味はあるかね?」

 

ん?なんか唐突に意味わかんないこといってきたぞ。

 

まぁ、答えないのも悪いしとりあえず

 

「興味が無いわけではありませんよ」

 

「そうか、そういってくれるとはやはり私が目を付けた生徒だな」

 

「そうですか、ならその奉仕活動の手始めにこいつの矯正でもしましょうか?」

 

「いや、そっちの方はもうすでに他の生徒に頼んでいる」

 

あ、そうなの?その生徒さん可哀想に、こんな捻くれ者の矯正だなんて。

 

「なんか、その生徒可哀想ですね」

 

「いや、何で俺の相手だけで憐れんでんの?俺ってそんなにひどい?」

 

いや、だってこいつだよ?自覚なしの捻くれ者だよ?はっきり言って

 

「そりゃ、お前の勘違いやら、黒歴史やら聞かされるんだろ?それなら俺はその生徒に同情するね」

 

あれ?何で二人揃ってそんな顔してんの?そんなに驚くとこか?

 

もしかして俺が同情するとか言ったのがそんなに意外だったのか?

 

「よし、君がそういうのなら君にも入ってもらおうか」

 

ん?入る?それは部活か?なら丁度いい家にすぐ帰る必要がなくなるしあの愚妹に関わる時間が減る。

 

なにそれサイコー

 

「どんなところかは知りませんが入りましょう」

 

「知らないのに入んのかよ」

 

「だって、あの愚妹がいる家に早く帰ろうなんて思わないだろ普通」

 

おそらく、ほとんどの人があんな妹のいる家にはそうそう帰りたいとはおもわないだろう。

 

「比企谷、案内してやれ」

 

「なんで俺が……」

 

「君はあの部の部員だろう。なら私が案内するより、君が案内するのが筋ってものだ。それと君が逃げないための監視でもある」

 

なるほど、比企谷はよく逃げようとするのか。

 

それならきちんと場所を聞いておいた方がよさそうだ。

 

「先生、その部?の部室ってどこにあるんですか?」

 

「特別棟4階の端にある空き教室だ」

 

「……俺が案内する意味って」

 

「それじゃあ、行くぞ比企谷」

 

そう言って俺と比企谷は職員室を後にした。




前回の後書きで奉仕部のメンバーと絡ませるといったなあれは嘘だ。すいませんネタに走りすぎました。本格的な絡みは次回です。
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