奉仕部と共に   作:やまたむ

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材木座回ラストです。


小説と論争

やばい、全然授業内容が頭に入ってない。うわー、テストどうしよ。ま、なるようになるか。そう思いながら部室の戸を開けた。

「おーす。みんな起きてる?」

「あぁ、若干一名材木座のラノベ、読んでなかったみたいだけどな」

ラノベ?なんだっけ?えぇーと、確か昨日は材木座のラノベを五ページよんで、咲が部屋に来てFGOの好きなキャラ談義したんだっけ?あ、あれか。

「俺、五ページしか読んでねぇ」

「お前もか」

「いや、しかたねぇじゃん。咲とFGO談義して気づいたら朝だったんだし」

「マジなにしてんだよ」

そんな話をしていると、材木座が部室に入って来た。

「頼もう。さて、では感想を聞かせてもらうとするか」

そうして、最初に感想を述べたのは雪ノ下だった。何となく予想出来ると思うが、正論と毒舌の華麗なるコラボ俺じゃ耐えられない。嫌われててよかったー。

次が由比ヶ浜、由比ヶ浜は一言だったがそれがもう、なんというか、ドンマイ、もっと分かりやすく…してもダメか。 由比ヶ浜は絵本位の読みやすさじゃないと無理そうだな、うん。

次、比企谷。うん、それオーバーkillやりすぎだよ。もう少しオブラートに包んであげようよ。

そうして、俺の番。ピクピクしている材木座が気持ち悪いが元気付けてやろう。

「材木座、お前、パクる位なら二次創作から始めてみろよ。どんな人でも設定を1から考えて物語を作るのなんて難しいんだ。だから、二次創作のオリジナル展開を作ってみてからオリジナル作品を作ろうぜ」

THE正論それでいて上達できるテクニックの紹介、俺って優しい。おい、お前ら、なんで俺が丁寧かつ、優しくアドバイスしたら、そんなお前ってそんなこと言えるんだみたいな表情に何だよ。材木座、お前もか。だが、俺はここで終わるようなたまじゃぁない。だって、材木座、パクり癖あるくせに二次創作は書かんっていうんだし。だったらどうしろっていうんだよ。あ、比企谷が耳塞ぎ始めた。成る程今から俺のすることを理解したみたいだな。

「ふん。そんなことせんでも我はこの類い稀なる文才で一攫千金を狙えるに決まっておろうが」

「ふーん、そんなこと言うんだ。俺、なんどもいったよね?君の実力はまず、二次創作から入るべきだとそんなんだから、君は実力がつかないんだよ」

この一言から戦いの火蓋がきって落とされた。

「ふん、この、絡めてしか使えん卑怯ものが」

「それは、俺にケンカ売ってんのかなぁ?買うよ?買っちゃうよ?精々第七特異点もクリアできていない材木座義照くん」

「はっ、そういうお主こそ第五特異点もクリアできていないのであろう?」

「何時の話してんの?お前?もう俺亜種特異点クリアしてますし、お前より先に攻略済みですし」

そんな会話の中、俺を除いた奉仕部三人はこんな会話をしていたという。

 

「ねぇ、比企谷くん、あの二人なんの話をしているの?さっきまでラノベ?の話をしていたはずよね」

「あぁお前は知らなかったのか、あの二人の議論はさっさと終わらせないとゲームでの論争に刷り変わるんだよ」

「それって仲良いの?」

「いや、それがわからん。実は去年はこの状況が休み時間毎にあったからクラスの全員から教師に訴えられたらしいぞ」

「比企谷君がなぜそんなことを知っているのかはこの際いいとして、確かに迷惑ね。おど…注意した方がいいかしら?」

「いや、それはやめといた方がいい」

「え?なんで?」

「あの二人の論争は教師の注意をものともせずそれどころか東山は教師と契約を結んである程度のやんちゃは認められてんだよ」

「けいやくって?」

「人と人が結ぶ約束ごとのようなもんだ。てか、契約のことも知らねぇのかよ」

「そうじゃないし、その内容の方だし」

「あぁそっちね。それは俺も知らね」

「やっぱり使えないわね。それで比企谷くん。どうやってあの二人の論争について知ったのかしら?もし、犯罪的なことなら自首することをおすすめするわ」

「いや、そうじゃなくてな去年の昼休み無駄に図書館の使用率上がったろ?あの大半があいつらのクラスメイトだったらしい。偶然聞こえただけだからその構えた携帯を下ろせ雪ノ下」

「あら、それは立派な盗聴よ?警察に連絡するのが筋ってものじゃないかしら?」

「いや、それならあいつの方が犯罪率ヤバイだろ。脅しの数なんて星の数ほどしてるって言ってたぞ」

「……そんなことあの人はものともしてないわ」

「どういうことだよ」

「なんでもないわ」

「でさぁ、二人とももうそろそろ完全下校時刻だよ?」

「そうね。あの二人の会話を終わらせないとね」

 

そうして、俺達の論争が終わったのは完全下校時刻の5分前だったという。それと、大分冷静になったのは雪ノ下のあの人と言ったときだった。きっと、あの人ってのはあの人のことなのだろうと思う今日この頃。因みに脅しの数はほんとに星の数ほどしてるよ。それでも捕まらないのは今はまぁ、内緒かな。




はい、今回はここまでです。最後の方主人公の謎が増えましたねぇ。そして、主人公がなぜ脅しても学校側が問題にしないのかわかったでしょうか?まぁ、それでもわからないところがあると思いますが後々出していきます。それではまた次回お会いしましょう
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