IS 一つの夏と結ばれた華   作:見知らぬ誰か

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本日2話目


第10話 シェンロンって何?

 現在一夏、結華、箒、セシリアの4人は第3アリーナに来ていた。

 

「鈴、遅いな・・・」

「・・・めんどくさい事は何も無かったはずよ?大丈夫今に来るわよ」

 

 そして、鈴が来た。

 

「ごめん、遅かった?」

「いや?大体5分ぐらいだな」

「・・・少し長かったわね・・・で、何教えれば良い訳?」

 

 結華が少し考え込んで、そして相槌を打った。

 

「あ、近接戦の戦闘技能教えてやりなさい」

「んー・・・・良いけど一夏のISのタイプって何?」

 

 一夏は見せた方が早いと感じて白式を展開した。

 

「うーん・・・見た感じ近接主体と言う感じね。後、非固定部位見る限りスピード型ね。苦手なタイプは同じ近接主体のパワー型かしら。タッグを組む事があったら遠距離主体の万能型が一番ね、次に近接主体・・・そんな感じね」

「さすが、代表候補生・・・で、行けそうな戦闘技能は?」

「ん・・・瞬時加速とか螺旋軌道瞬時加速、奥の手で撹乱加速『テンペスト・ブースト』や撹乱瞬時加速『テンペスト・イグニッション』ね」

「・・・どれもエネルギーを喰う加速系ね・・・まあ、機体からしてそうだけど・・・猪武者みたいな?」

 

 結華と鈴音は大声で笑った。その2人にセシリアが言う。

 

「一夏さん、あの二人随分と仲がよろしいですね」

「ん・・・まあ、結構考え方似てるし、お互いに馬も合うみたいだしな」

「そうでしたの」

 

 そして、笑いを収めた2人は言った。

 

「「一夏、まずは出来る限りの加速系を覚えなさい!」」

 

 そして一夏は瞬時加速《イグニッション・ブースト》や螺旋軌道瞬時加速《スパイラル・イグニッション・ブースト》、撹乱加速《テンペスト・ブースト》、撹乱瞬時加速《テンペスト・イグニッション》を使えるように特訓した。

 

「ぜえ・・・ぜえ・・・ぜえ・・・」

「スパルタすぎかしらね?」

「さて、今日最後の特訓よ?私たち4人を倒しなさい!今日教えて奴を使いどころを間違えずに使えれば勝てるはずよ?」

「あ、ああ・・・よし!」

 

 一夏は白式を、結華は蒼華を、鈴音は甲龍、セシリアはブルー・ティアーズを展開し箒は打鉄を装着し、地面から約8メートル程浮かんだ。

 

「一夏、開始のタイミングはあんたに任せるわ、何時でも良いわよ」

「分かった。カウント10,9,8,7,6,5,4,3,2,1・・・スタート!」

 

 始まった直後一夏は箒の乗る打鉄に通常のフル・ブ-ストで接近し予め左手に装備している実体剣のままの黒龍弐型で斬り付けた。箒はそれを両手で装備している刀のような近接ブレードで受け止めた。

 

「くっ・・・!」

「ぜらぁぁぁぁ!」

 

 鍔迫り合いになるがそれはあまり長くは続かず、右手に装備した雪片弐型をエネルギー刃を打鉄のエネルギーシールドに当たる瞬間に展開し一気にシールドエネルギーを0にする。一夏はすぐに『後退』の瞬時加速でその場から退避した、直後そこにはセシリアのレーザー、結華の弾丸、鈴音の衝撃砲の雨が降る。

 

「なっ・・・!」

「やっぱり・・・」

「予測は簡単!」

 

 一夏は3人の居る方に加速する。目標は結華だ一夏は両手の得物を実体剣のままに結華からの実弾射撃を当たる分だけ叩き切りつつ、通常のフル・ブーストで接近する。そして至近距離まで来た時、一夏の姿がぶれて3人になり、その全てに結華は雪片弐型と黒龍弐型のエネルギー刃に斬られシールドエネルギーが0になる、と同時に姿がぶれつつセシリアに接近する。

 

「撹乱加速《テンペスト・ブーストからの撹乱瞬時加速《テンペスト・イグニッション》!?」

「もらったぁ!」

「簡単にやらせる訳無いでしょうが!」

 

 セシリアに両手の雪片弐型と黒龍弐型で攻撃しようとしたが鈴音の双天牙月の二刀状態の片方ずつで受け止められる。2人は鍔迫り合いになったため一夏には決定的な隙が出来た。

 

「貰いましたわ!」

 

 そこをセシリアはビットで撃った・・・が、

 

「甘いなセシリア!」

 

 一夏は後ろから来たそれを、鍔迫り合い状態の雪片弐型と黒龍弐型、自分を強引に上に持って来て突き放す形で上に回避した。しかもそのレーザーは鈴音を襲った。

 

「なっ!?」

「一気に決める!」

 

 一夏は雪片弐型と黒龍弐型で鈴音を切り払った。もちろん、エネルギー刃で。甲龍のシールドエネルギーがそれで0になる。その直後、一夏は流れる動作でセシリアを雪片弐型で攻撃が直撃する瞬間エネルギー刃を展開し袈裟切りにした。それで、ブルー・ティアーズのシールドエネルギーが0になる。

 

「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」

 

 完全にこれが終わる頃には一夏の息はかなり荒かった。

 

「ま、まさか完全に全員が落とされるなんて・・・思わなかったわ」

「一夏、損耗したシールドエネルギーは?」

 

 息が落ち着いて地面に降りてきた一夏は白式を収納する。

 

「えーと、525残ってたから消耗は75だ」

「使用別に分けたら?」

「雪片弐型の消耗で18・・・特殊加速で消耗が57・・・後退の瞬時加速で16、撹乱加速で14、撹乱瞬時加速で27だった」

「加速系の方は良いにしても雪片での消耗が少し大きいわね。一夏」

「ん?」

「エネルギーシールドに当たった瞬間の感覚は分かる?」

「あ、ああ分かるけど?」

「当たった瞬間に展開して即実体剣に戻しなさい、そうすれば一回あたり2、3の消費で抑えられる筈よ」

 

 そんな会話に鈴音は驚いた。もはや話している事が正確かつ確実なものばかりで口を挟む隙が無かったからだ。

 

「でも、特殊加速と通常加速の使い分けは良いと思うわよ?タイミングも使い時も問題無い筈よ」

「ああ、サンキューな」

「・・・で?鈴あんたからはなんか無い訳?」

 

 鈴音はいきなり自分に振られてビックリした。

 

「あ、あのね結華?あんた言う事全部が的確過ぎて何も言えないじゃない!でも、まさか全員が落とされるなんて思いもしなかったわ・・・しかも一夏の被弾も0なんて・・・」

「そう言えば鈴の衝撃砲も当たらなかったわね・・・一夏、なんで?」

 

 一夏は少し考え込んでそして頭を上げた。

 

「いや、見えたわけじゃ無いんだけどな?鈴の目見てたらどっか狙ってて、たまに目に力を入れてたようだから何かあると思ってその軸線上には行かなかったんだよ」

「・・・私との手合いをしてて良かったわね・・・」

「ああ、そう思った」

「手合い?」

 

 鈴音は不思議に思ってその「手合い」について聞いた。

 

「ああ、毎日一回やってるんだよ・・・真剣を使った一本勝負」

「今のところ・・・忘れたわ」

 

 結華の最後の忘れたには一夏も鈴音も箒もセシリアもこけた。

 

「ま、良いけどな・・・これで終わりか?」

「え、ええ終わりよ」

「じゃ、着替えてるぞ」

 

 一夏は着替えに使った更衣室に向かった。

 

「・・・じゃ」

 

 結華も着替えに一夏の着替えに行った更衣室の方に歩いていく。

 その結華を箒とセシリアは腕を取って止める。

 

「何するのよモッピー、セッシー」

「いや、貴様が何をしようとしているのか分かっているのか?」

「そうですわ!分かっているのですか?」

「・・・箒、セシリア・・・意味無いから止めておきなさい・・・どうせ止まんないから」

「なぜですの!?」

「なんでだ!?」

 

 鈴音は一度大きな溜め息を吐いてから言った。

 

「結華は決めた事を止めようとはしないのよ」

「「・・・・・・」」

 

 箒もセシリアも腕を放した。

 結華は何事も無かったかのように更衣室に歩いていった。

 

 * * * *

 

 その日の夜・・・

 

 俺と結華はいつもの手合いを終わらせて、着替えをしていた。

 いつものようにぱさり・・・ぱさり・・・という脱いだ袴が落ちる音だけが部屋に響く。

 俺はいつも少しだけ結華の着替えを見ていた(というよりは見させられていた)、結華曰く「この先の事に慣れるため」らしい。この先って何?一応のノルマ(ずっと見る事は俺の精神上あまりよろしくない・・・)を自分で設定している。その事は結華に言っている、ちなみに今日のノルマは10秒、見なければ明日は一緒にシャワーだそうだ。最近結華が恐ろしく積極的な気がするのは気のせいだろうか?気のせいであって貰いたい。

 

 という訳で着替えが終わった為俺より着替えるのを遅くしている(曰く「着替えを見せるため」らしい。着替え見せて何をするんだろうか?)結華の方を見るそこには・・・

 

「なっ・・・!?」

 

 下着だけを身に着けてこっちを向いてベッドに座っている結華の姿があった。俺は反射的に目を逸らそうとするが・・・

 

「あ、目逸らしても一緒にシャワーよ?」

 

 逃げ道は失われた。不本意ながら見ることにする。一般的な女子よりも少し成長の早い二つのふくらみがあり・・・あ、後・・・3,2,1,0!10秒経った瞬間俺は目を閉じた。何とか俺は無事だったらしい。もちろん狼になる方ではなく気を失う方である、あしからず。今度は何も付けて無いとかじゃないよな・・・確実に駄目な気がする・・・うん、駄目だやば過ぎる。

 そんな考え事をしている内に着替えが終わったらしい結華が俺のベッドの方に来る。そして俺の隣に座る。結華の服装は胸元がそこそこ開いたシャツに短パンだった。空いている胸元からは・・・・・・って・・・え?ぶ、ブラジャーは?どこ行ったの?さっき着けてたよね!?

 

「さ、一夏寝ましょう?」

「お、応・・・」

 

 ・・・落ち付かない。しかも結華俺の腕に胸押し付けてるし、見なくても形が歪んでるのが感覚で分かる・・・。

 

「あ、忘れていたわ」

 

 結華は俺の顔に顔を近付ける。ああ、いつものねー・・・おやすみのキス。いつもの様に唇と唇が触れ合ってすぐに離れると思ったが・・・・・・・・・・・・は、離れない・・・ちょ、いつまで・・・・・・。

 

「ぷはぁ・・・」

 

 少し長め(大体30秒位?少しの範囲じゃない気がするが)のキスからようやく開放された俺は結華がまた腕に胸を押し付けている感覚を感じた。これを幸せと言うのだろうか?俺にはよく分からない(俺の場合拷問に近いような気がする)が弾や数馬なら間違いなく「幸せだな」と言うだろう。そんな事を考えつつ俺は深い眠りについていった・・・。




ムムム・・・こんなんでいいのかと思う自分
削除されたらどうしましょう?
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