IS 一つの夏と結ばれた華   作:見知らぬ誰か

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期末考査中の更新・・・やりたくなかったけどな・・・


第6話 普段の稽古と就寝

 結華と一夏は夕食を食べ終わった後荷物を片付け、稽古のため寮の裏に袴姿に着替え、『鉄華』と『雪華』を持って来ていた。

 

「良いわねここ・・・木もそこそこ生えてて森みたいで」

「篠ノ乃神社を思い出すな・・・」

「今年は祭りに行けるかしらね?去年は受験勉強で行けなかったし」

「そうだな、誰か誘うか?」

「2人で行きましょう。秘密の場所はモッピーも来るかもしれないけど・・・」

「結華がそう言うなら良いか」

「さ、稽古を始めましょう」

「おう」

 

 一夏は手に持っていた『雪華』を抜刀した。その刀は鉄を打った物にも関わらず真っ白い刀身を持つ不思議なものだった。

 

「ホント一夏の刀ってどうやって作ったのか分からないわ・・・鉄のはずなのに・・・」

「白式の方の武装に刀を入れようかと思ってるんだけどどうだろうな?」

「いいんじゃない?似合うと思うわよ」

 

 さらに結華も『鉄華』を抜刀した。こっちの刀身は全てが真っ黒・・・漆黒に染まっていた。

 

「じゃ、構えて」

「ああ」

 

 2人は刀を両手で持ち正面から向かい合った。そして風がさぁっ・・・と吹いた瞬間に前に走り出しお互いの刀で相手を斬り裂こうとする・・・・・・・・・刃と刃がぶつかった瞬間キィィィンという音が響き渡った。

 

「いつもながら不思議な音ね・・・」

「他の奴と当たると普通に鉄と鉄のぶつかった音が聞こえるんだけどな」

「いつか聞いてみたいわね・・・・・・」

 

 2人は相手を押して離れると相手の側面を取るように円を描きながら走る。結華は途中で走るのを止め、一夏に斬りかかった。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!」

「くぅっ・・・・・・」

 

 一夏はそれを刀で防ぎ、鍔迫り合いになった。一夏はそれを崩すために刀を寝かせ相手の刀を滑らせるようにして崩す、結華はそれを今まで両手に握っていた刀を左手だけで持ち、一夏の肩を掴み飛び越える形で一夏の背中に回る。一夏はすぐに居た場所を離れ結華のほうを向いた・・・・・・。

 

「うーん・・・始めてよあんなのやられたの・・・・・・・・・」

「それに対応できるほうがすごくないか?」

「嫌な感じがしたんだもの・・・とっさの判断よ」

「そうか・・・さて・・・・・・」

「「そこに隠れてる奴出て来い!!」」

 

 一夏と結華は結華の後ろにある木に刀を向けながらそう言った。

 そこからは箒と千冬が出てきた。

 

「「何してたの?」」

「い、いや・・・2人が寮の裏に入っていくのが見えたのでな・・・何をしているのか気になって・・・・・・」

「私は寮長としてだ。まあ、いいものが見れたから良かったさ」

「千冬姉はいいとして箒がわざわざ見に来る必要が無い気がするんだが・・・・・・」

 

 一夏がそういうと箒は「で、ではお休みなさい!!」と言って寮に戻っていった。

 

「一夏、いつの間に?」

「箒が居なくなって一年ぐらい経ったときに俺はまだ銘の無い『雪華』を貰って、結華も同じく・・・、で銘を考えてそれから鍛錬を始めたんだよ。篠ノ乃神社の裏で・・・・・・」

「そこに残る事になってた柳韻さんに篠ノ之剣術を短刀以外教えてもらった」

「そうだったのか・・・・・・と言う事は二刀流もか?」

「例外なくな・・・」

「そうか・・・随分強くなっていて驚いたぞ」

「いつもこれで終わりだけどね」

「実戦形式の打ち合い一回か?」

「まあ・・・どちらかが相手のものを突きつけられたら終わり・・・これがルール」

「怪我をしなければそれでいいが」

「じゃ、今日はこれで終わりね・・・お休みなさい、千冬さん」

「お休み、千冬姉」

「ああ」

 

 一夏と結華は千冬と別れ、自室に帰ってきた。そして今、着替え中である・・・・・・・・・一夏も結華も視界を遮る物が無い上で・・・・・・。

 普通ならば女子の方が悲鳴を挙げるなり、何なりあるだろうが一夏は見ようとしないし結華は見られたところで怒る気も無い。

 

「さて、終わり・・・っと」

 

 男子である一夏が先に着替え終わりベッドに座る。とはいえ一夏は結華のほうは見ない。

 

「こっちも終わったわ・・・」

 

 結華も着替え終わった。結華はそのまま一夏のベッドの一夏の隣に座った。

 

「ねえ・・・一夏・・・」

「ん?」

「私が着替えてるの・・・見ても良いのよ?」

「い、いや・・・でも・・・」

「どうせ、まだ高校生だしとか倫理とか・・・って言うつもりでしょ?」

「まあ・・・そうだけど?」

「一々アンタは硬いのよ・・・まったく、もう少しルーズになりなさいよ」

「努力はします・・・」

「はい、よろしい」

 

 結華は立ち上がりながらそう言って自分のベッドに戻る。

 

「じゃ、結華お休み」

「ねえ・・・一緒に寝ない?」

「は?な、何言ってんだよ?」

「そのまんまの意味よ?文句ある?」

「いや・・・無いです」

「ならば宜しい」

 

 結華は一夏が入ろうとしていたベッドにするりと入った。それに続き一夏も入る。

 そして2人はベッドでこんな会話をした。

 

「今日だけだぞ?」

「え?これから毎日よ?」

 

 結華は一夏の方を向きそう言った。

 

「こっちが、え?だよ・・・・・・」

「ふん、諦めなさい」

「それを結華が言うと絶対諦めないからな・・・分かったよ」

 

 結華は相手に諦めろと言うと自分からは絶対に諦めない性格なのだ・・・。一夏としてはやめて欲しい一面でもあった。

 

「寝てる間に隣のベッドとか床に逃げたら罰ゲームね」

「どんな?」

「まあ、例えだけど着替えのとき私のほうを向いて着替えるとか、一緒にシャワーするとか?」

「・・・・・・・・・はい・・・分かりました・・・」

 

 一夏は溜息をつく、結華はそのタイミングで一夏とキスをした。

 

「んぐっ・・・!!」

 

 結華はすぐにキスは止めた。

 

「フフ、二回目ね・・・ようやくよ・・・・・・まったく中々させてくれないんだもの・・・」

「いや・・・」

「いいじゃないキスぐらい。スルわけじゃないんだし」

「はあ・・・分かったよ。じゃ、お休み」

「おやすみ」

 

 そして一夏と結華は深い眠りについた・・・・・・。




ん~・・・・・・結華の性格がだんだん曲がってきた気がする・・・

んーこのままでも大丈夫だよな・・・?
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