伝説の超日本人一夏君   作:A.K

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遂に来たこの(投稿の)時が!
とりあえずセシリア逃げるんだァ!

??「駄目だ!勝てる筈がない!奴は伝説の......ふぉぉ!?」


伝説の超一夏君7話

 千冬が流星となって幾数分。何事も無かったようにいつの間にか教室に入って来て、一夏を含んだ1組の生徒達が戦慄した。この件を『織斑千冬アイルビーバック事件』と後から呼ばれるようになるのはまだ知らない。

 

 

「あっ」

 

 

 何事も無く普通に授業を行っていた凛々しき(笑)我らが織斑先生は、唐突になにかを思い出したかのようにそう呟く。それに対してあぐらをかいて黙って授業を見ていた一夏は、これが何かしら嫌な事の前ぶりだと感づく。

 

 

「諸君、忘れていたのだがこのクラスの代表を決めなければならなかった。」

「せぇぇぇぇい!」

 

 

 電光石火の如き速さで電子黒板に叩き付け、強い一撃を食らわす一夏。その衝撃にクラス中から悲鳴が上がるがお構い無し......だが千冬はなんともないように「無傷という訳だァ☆」と無傷である。一夏は舌打ちをして元の席に戻る。

 

 

「クラス代表についてだが、これは日本の生徒には馴染み深い『学級委員長』みたいなものだ。それ以外の国からすれば読んで字の如くの意味だ。

 役目としては......これが一番の役目だが来月の『クラス代表トーナメント戦』出場、クラス会議での指導員......雑用とかそのようなものだな。

 推薦でも自薦でも構わんぞ。誰かやらないか?」

 

 

 そう言うとクラス中から「織斑君がいいです!」「私も織斑君を!」と俺を推薦する声があがる。

 

 

「お前達、俺を推薦するが何か理由があっての事だろうなァ?」

 

 

 俺がそう言うと「唯一無二の男性操縦者だから!」「このクラスの特権!」「ほとばしる筋肉が見たい!」「織斑君は......超日本人だ」と、なにか一部よく分からん事が聞こえた。

 俺は女子のこの勢いに圧倒された。女子が何人集まればなんとか......ってのは、本当みたいだな。まあ、やってやるか。

 

 

「織斑以外は......居ないようだな。

 織斑、これでいいか?」

「ああ。わk『待って下さい!』......なんだァ?」

 

 

 俺が了承の言葉を言おうとした際、確か......オルコットと呼ばれた女が机を強く叩いてそう叫ぶ。おいおい、強さが足りんよ。もっと机をメコォと言わせるぐらい強く叩け。

 

 

「この男をクラス代表にするなんて貴女達分かってますの!?」

「ほーう、では何故小娘はそう思う?」

 

 

 俺がそう言うと俺より前の席に居るオルコットがこちらを向くが、「ヒィ!?」と悲鳴をあげる。クラスメイト達も同様に俺を見るが、ほぼ全員が同じ反応をした。

 

 

「なぜ悲鳴をあげる?

 ほれ、貴様が思ったことを言えば良いだけだぞ?」

「っ......そもそも貴方は入学式の時からやり過ぎです!

 天井をぶち破り、警備員を爆破させ、担任である織斑先生を叩き付ける。野蛮ですわ!」

「その程度でやり過ぎとはえらく許容量が少ない様だなァ?んん?」

「〜〜〜ッッ!!」

「んー?どうした。なにをそんな顔を赤くする。どうした?ん?んんんん??」

「「「(あ......悪魔たん......)」」」

 

 

 一夏としては単純に理由を聞いてるだけだが、一夏の基本とオルコットの基本の差があり過ぎて認識の差というものが今このような事態を生んでいる。ぶっちゃけオルコットの女尊男卑思想や一夏の態度というものが、プライドを刺激して冷静な判断を奪っているのだ。

 オルコットの罵倒はエスカレートし、最初は男性の批判だったが後から日本の批判になっていた。このクラスは日本出身の生徒が多く、担任・副担任も含めれば3分の2以上が日本人である。このIS学園は日本の国家予算から出された日本国民の血税と急遽日本全国から集めた建築業を始め様々な職業の人々を総動員させ作らせた。 それを知ってる故に日本人が多いこの教室の空気は最悪な程にギスギスとしているのをオルコットは理解せず、それを知らずに喋り続けている。なお千冬の目は鬼の面をしており、何人かの生徒がそれに気付いてビビっていた。

 そして、オルコットが放ったある言葉が一夏を怒らせた。

 

 

「所詮貴方なんて、織斑先生に守られてる野蛮な男なだけですわ!」

 

 

 オルコットのその言葉を聞いて、教室から数人笑い声が聞こえた。

 確かに俺は野蛮だろう。改造された肉体に埋め込まれたブロリーの肉片やら細胞によるサイヤ人の特性を得て、地球人とサイヤ人の混合体......それによる戦いたいから戦うというサイヤの本能に従っている俺。否定しようがない位に野蛮だと理解している。俺は地球人にサイヤ人がほんの少しだけ混ざったみたいなものだが、サイヤ人としての誇りなんかも理解している。

 

 

「そんな貴方に親しくする人達も、さぞ野蛮な人達なんですね!」

 

 

 だが────それでも、こんな俺に親しくしてくれた奴らを侮辱されては我慢など出来ない。出来るはずもない。

 

 

「待て一夏!」

 

 

 一瞬教室にバチっと電気が走る音が聞こえ、千冬がそれで何が起きるのか察知する。千冬が叫ぶがそれも虚しく、一夏は伝説状態に変身。教室内に殺意と絶対強者の圧を放つ。

 

 

「今────なんて言った?」

「もう1度言った方がいいようですね......「オルコットも止めろ!」......ッ」

 

 

 窓はひび割れ、校舎は震え、大気は一夏から放たれる圧と共振する。極限まで張り詰めた空気に教室にいる生徒達は震え上がることしか出来ない。一夏はゆらりとオルコットに指を向け、一言言う。

 

 

「オルコット────お前から血祭りに上げてやる」

 

 

 千冬は直感的に不味いと気付く。一夏が本気でオルコットを今ここで文字通り血祭りに上げる気だと、この学園を消し飛ばすつもりだと理解する。

 

 

「そこを退け。

 俺はそこの小娘を血祭りに上げねばならん。」

 

 

 それまで空中で胡座をかいた状態だった一夏が、地面に降り立つ。それだけで ズン という重い音が鳴り響く。千冬は本格的に不味い状態だと理解する。何時もの態度ではなく一人の教師として、強者として、姉として一夏の前に立つ。

 

 

「それは出来ない。私は生徒を守る先生であり、生徒が生徒を殺そうとしているのであればそれを止めねばならん。」

「それでもそこの小娘は俺の誇りを、千冬ットの大切な仲間を侮辱したのだ。そんな事、今の俺には耐えられん。」

 

 

 千冬は内心オルコットに対して舌打ちをした。千冬だってオルコットが放った言葉に対して、今すぐにでも怒りたいと思っている程だ。

 

 

「殺すのはダメだ。それだけはここでは絶対に起こさせない。」

「ほう?」

 

 

 千冬は考える......どうすればこの場を収められるかと。一夏はオルコットを血祭りに上げたく、オルコットは一夏を認めんと言って拒否をする。......まて、オルコットはイギリス代表候補生であり有名な貴族だったな。イギリスと言えば......そうだ、これだ!

 

 

「織斑とオルコット、お前達に告げる。一週間後の放課後にISにおける決闘を行う!」

 

 

 千冬がそう言うと、張り詰めた空気と一夏から放たれる圧が霧散する。

 

 

「千冬ットォ......それは、公の場でISを使って血祭りに上げても構わんのだな?」

「ああそうだ。ISならばいつもの100分の1ぐらいなら織斑の攻撃にも耐えれるだろう。」

「お、織斑先生!わたくしの意k「黙れ。貴様に何かを言う権利はない。」ぴい!?」

 

 

 一夏と千冬が話してる間に、オルコットがそう言うが千冬の怒気を含んだ言葉に鳥のごとく悲鳴をあげるしかない。一夏は珍しく時に満ちた己の姉を見て巫山戯るのはやめて傍観する事にした。

 

 

「オルコット......これはそもそも貴様が招いた種だ。

 それと、貴様が言った言葉はその立場を理解しての事だと我々は捉えてるのだがそれでいいか?」

 

 

 オルコット────本名『セシリア・オルコット』 イギリスの古くからある貴族階級出身。イギリスのIS代表候補生の一人にて、イギリスの試作第三世代型ISであるBTシリーズの1号機『ブルーティアーズ』を駆る。イギリス本国では代表候補生としては一際有名でありオルコット自身努力家としても有名でありそれ故に人気もある。貴族・代表候補生・専用機・人気性と、持てるものは全て持ったのがコイツだ────私が言いたいのはそれらを持つ立場だ。

 そもそもISを駆る者達にはいくつかのランク付けがある。それぞれIS国家代表・IS国家代表候補生・IS代表候補生・企業代表とある。企業代表はIS開発を務める企業のISを駆る者達である。国に関係する者達は最初に挙げたIS国家代表からIS代表候補生までである。オルコットはランクで言うなら3番目、だがその発言力は国家としてのある意味強い発言力を持つ。それ故に、発言した言葉は下手をすれば国と国の戦争の引き金にすらなる。

 オルコットは日本とイギリスでの戦争の引き金になるかもしれない────という事なのだ。

 

 

「オルコット────『IS代表者必須項目』における第一訓を覚えているか?」

 

 

 IS代表者必須項目︰IS国家代表からIS代表候補生までが必ず覚えておかねばならない教訓であり、主にその志に関係する事が表記されている。これには法的な縛りがある為、原則ここに記されている事は守らねばならなく、その一番初めの第一訓にはこう記されている。

 

 

 第一訓︰IS国家代表・IS国家代表候補生・IS代表候補生のいずれに属する者達はいついかなる時も、所属国家・所属外国家に対して敬意を払う事を認識せよ。そして、所属国家の代表としての志を持ち不適切な行動をするべからず。

 

 

「あっ」

 

 

 先程まで顔を真っ赤にしていたオルコットの顔がどんどん青ざめていく。一夏は一体何のことか分からないので首をかしげており、教室の何人かの生徒はあーあと察知してそう呟いていた。

 今回、オルコットが行ったのは

 

・代表候補生として相応しくない行動

(立場等)

・日本に対しての罵倒行為

(IS開発者・世界王者が日本人なので両者に対しての罵倒も含まれる。世界が一番恐れていることでもある。)

 

 

「IS代表候補生としての貴様が、一番守らねばならない事を認識してないということだ。これを破ったことの意味......分かってるのか?」

 

 

 第一訓とは一番基本的なことであり、一番重要視されている項目。国の代表としての立場の為、下手な行動が国の存亡に関わることだってある。このISが出てきて十年間にアジア、中東、欧州で数件だけだが国の存亡まで及ぶレベルの事をIS国家代表から代表候補生までの者達が起こした事を確認している。

 それ故にこれを破ると、過大と言ってもいいほどの罰が与えられる。その事に気付いたオルコットが全身を震わせ、顔面蒼白と言える程になっている。己の発言で日英での戦争が始まったら世界はISが生まれた日本に味方をし、イギリスを攻め入るだろう。そうなればあとはどうなるのかなんて分かりきったことだ。

 

 

「だが安心しろ。この学園で起こした項目違反を罰する権利は学園長・IS委員会委員長から私に譲渡されている。」

 

 

 これは千冬の功績と信頼からなった事だ。IS学園はどの国からも干渉出来ない国みたいなものであり、唯一まともに干渉出来るのがIS委員会である。だが、IS委員会は過度の干渉はあとあと面倒臭い事になるので控えたい。そのため、世間的にも世界的にも有名であり実力もある千冬に違反者を罰する権利を譲渡した。それと、もう幾つかの緊急用の権利も譲渡している。それに対してIS学園の学園長は承認して現在に至る。

 

 千冬の立場はその為相当特殊であるのは確かだ。

 立場としてはIS学園第一学年学長・IS指導学長・非常時指揮官・IS代表者罰則執行責任者......それともう幾つか有るのだがそれは後々説明。

 

 

「違反者である貴様は、正々堂々と織斑とISを使った決闘を行ってもらう。勝者にはクラス代表になるorならない権利を与える。辞退した場合は負けた方がクラス代表になってもらう。罰なので拒否権は無いからな?」

 

 

 千冬は教室にある電子時計を見ると、授業終了のチャイムが鳴りパンと一回手を叩いて話を終わらせるのだと教室にいた誰もがそれを悟る。千冬は授業を終わると言って教室をあとにした。

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