企業連が機関に対して総攻撃を仕掛けていた頃、海上での決戦はすでに終着点を迎えつつあった。
ヴァルター「ふはははは!怯えろ!竦めぇぇぇ!機体の性能を生かせぬまま、墜ちて行けぇぇぇ!」
コジマ・エンペラーは確実に福音の装甲、武装を左手に携えたレーザーブレードで削ぎ落としていた。
福音が逃げようとしても、もう1機━━シャルル・デュノアの駆るエリタージュが捕捉していた。
シャルル「逃がさないぞ!喰らえ!」
エリタージュに搭載されたマシンガンとプラズマライフルが直撃、福音のシールドエネルギーが50%迄に減衰していた。
そしてシャルルはオーバーブーストの最大加速で接近・・・そして
シャルル「沈めぇぇぇぇぇぇ!」
ぎゅおぉぉぉぉぉぉ
ズドォォォォォォォォォォン!
アサルトキャノンの一撃が福音に目掛けて放たれた。
シャルル「ちぃ!外した!」
しかしアサルトキャノンは外れた。福音が直前に加速し、直撃するのを避けたからだ。だが、シャルルの一撃は無駄ではなかった。
なぜなら、彼が二の太刀を用意していたから。
ヴァルター「沈めぇぇぇぇぇぇい!」
ぎゅおぉぉぉぉぉぉ
ズドォォォォォォォォォォン!
福音《Å√∇∂ΞΘ!¥$?*;!》
直撃。ヴァルターのアサルトキャノンが福音を捕捉、福音に致命的なダメージを与えた。だが・・・
《∂√∇・・・損傷甚大。システム、再起動。第二次戦闘態勢ニ移行シマス。》
あの一撃を喰らいながらも福音の撃墜はかなわなかった。
シャルル「まだ生きているのか!」
アメリカ・イスラエル共同開発は伊達ではなかった。アクアビット製のIS、ランスタンを上回る機動力と火力・・・
ヴァルター《シャルルよ、例の兵装を使う。お前は後退しろ。》
こちらにはコジマの体現者とも言える男がいる。最強のコジマ使い、ヴァルター・クリューガーという男が。
シャルル「まさか、あれを!」
ヴァルター《早くしろ。巻き込まれたいか?》
シャルル「りょ、了解!」
シャルルは巻き込まれたくない為、直ぐ様戦域を離脱。ヴァルターと福音の一騎討ちが始まろうとしていた。
ヴァルター「ふははは、さて福音よ。貴様との遊びもこれで終わりだ。」
海上での戦いをあくまで遊びと言ってのけるヴァルター。
ヴァルター「出でよ、
そしてヴァルターは最強のコジマ兵装、単一使用能力「
エンペラー『さあ、我がコジマの力の前に』
ヴァルター「頭を垂れて感謝するが良い。」
太陽の大聖堂のうち5機が移動、福音に向けて一斉攻撃。
《∂√ΘΞ∇√!》
暴走した福音が完全に機能停止、コアは破壊しなかったが、機体自体は大破。
海上での戦闘は完全に終結、作戦は完了した。
そして企業連対機関の戦闘は企業連の大規模戦力の投入により機関の主力機動部隊は壊滅、関係施設も企業連の戦闘機部隊とネクストIS部隊の尽力により施設の破壊に成功した。
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今回の戦闘においてIS委員会は企業連に対して情報の提供程度の役にしか立っていなかった為、企業の心証は大分下がったという。
その後の話であるが、国連現事務総長(某隣国出身者)が企業連によって更迭に追いやられる事態になった。
現事務総長が機関に贈賄、IS学園の機密情報漏洩等の背信行為が企業連の情報部隊によって暴かれたからである。
中立であるべき国際機関の事務総長が重大な背信行為を行っていたというあまりに情けない事実に企業連最高委員会の面々は呆れ果てたという。
更迭された事務総長は自国で謎の変死を遂げていたが、暗殺か自殺かは闇に葬られた。
その後、企業連によって機関の悪行は世界に知れ渡る事になった。