《ああ!作者がやられた!》
オータムによって開かれたアヴァロンダムへの道、スコールとブレイズのADF-01が突入した。
ナガセ《ブレイズがダムに入った!》
グリム《っ!敵機が中に!》
スノー《行かせるかよ!》
アルヴィン《そーら、食らっときな!》
シュバァァァァァァ!
ゴリアテ《!》
ドォォォォォン!
ゴリアテが数機侵入しようとしたが、ファルケンのミサイルによって阻止された。
ナガセ《ブレイズ・・・無事に帰ってきて・・・》
残ったラーズグリーズ隊のメンバー達はブレイズの帰還を願うしかない。彼らに出来るのは敵の掃討とブレイズの帰還を祈るだけだった。
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ブレイズ(思っていた以上に狭い・・・まるで壁が迫ってくるようだな。サンダーヘッドも無茶を言う!)
スコール《邪魔よ、沈みなさい!》
グシャァァァァァァ!
ブレイズ《FOX2!》
シュバァァァァァァ!
ドォォォォォン!
サンダーヘッド《コントロールセンター1基目破壊!》
心の中で愚痴をこぼすものの、ブレイズとスコールはコントロールセンターを1基破壊。スコールの専用機
即席コンビであるにも関わらず連携が出来るのはスコールの的確な支援とブレイズ自身の技量が高いという証左である事は疑いようもない。
ブレイズ《2基目捕捉、FOX2!》
シュバァァァァァァ!
ドォォォォォン!
サンダーヘッド《2基目破壊!残り1基!》
狭い空間を縦横無尽に駆け巡る戦闘機の姿はまるで悪魔か狂人か・・・ダム内にいた敵兵士達はその姿に畏怖せざるを得なかった。
そしてまたゴリアテ数機がまたブレイズ達に立ちはだかる。
ブレイズ《またか!》
ダダダダダダダダ!
スコール《邪魔を・・・するなぁぁぁぁ!》
がしゃぁぁぁぁん!
ドォォォォォン!
阻むゴリアテ数機をスコールが叩き潰し、ブレイズが機銃で蜂の巣にしていく。
ブレイズ《見えた!FOX2!》
シュバァァァァァァ!
ドォォォォォン!
サンダーヘッド《全てのコントロールセンターの破壊を確認!》
チョッパー《やったなブービー!》
グリム《さすがです、隊長!》
ブレイズが全てのコントロールセンターを破壊し、スコールと共にダムから離脱した。だが・・・
ブレイズ(なんだ・・・このむずむずする感覚は?)
コントロールセンターを破壊したにも関わらずブレイズが感じる違和感・・・
狭い空間を飛び抜けたとはいえあまりにも簡単に終わってしまった。ブレイズの疑念は強まるばかりだ。
そしてその違和感の正体とは・・・
《ミサイル発射カウントダウン1分前》
ナガセ《カウントダウンが始まった?一体何が!》
サンダーヘッド《サンダーヘッドから全機へ、アンノウン複数急速接近!ブレイク!ブレイク!》
シュバァァァァァァ!
スノー《ミサイル来るぞ!》
ナガセ《全機回避!》
ビー!ビー!ビー!
多数のミサイルが接近。ラーズグリーズとスコール達のミサイルアラートが鳴り響く。
ブレイズ《やはり簡単にいかんな・・・》
作戦は簡単に終わる訳がなかった。ミサイルを回避しつつもブレイズの疑念は確信に変わる。
?????《我々の戦争は終わらない、ラーズグリーズ・・・いや、
グリム《この声は・・・!》
チョッパー《おいおい、ハミルトンのカス野郎じゃないか》
アレン・C・ハミルトン━━彼は元アメリカ空軍少佐でブレイズ達の元上官だった男。アントン・カプチェンコと同様国家に対する反逆をした卑怯者である。そんな男がブレイズ達の前に立ちはだかる。
サンダーヘッド《ダメだ、核サイロの再起動を確認した!》
スコール《あの戦闘機ね・・・!》
オータム《んにゃろう・・・!》
核サイロが再起動した。本当の戦いはこれからである。
サンダーヘッド《全機作戦は続行、こちらの分析が完了するまで持ちこたえてくれ!》
解き放たれようとしている死の矢、そして殺意の刃が今、ラーズグリーズ達に向けられようとしていた。
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一方アンデス要塞周辺では・・・
パステルナーク《ターゲットインサイト・・・スラッシュ!》
ドシュウ!
ドォォォォォン!
パステルナーク《敵機撃墜!》
《ああ!ジャン・ルイがやられた!》
《落ち着けジーン!指揮を引き継げ!》
レイレナード空中艦隊とシュトリゴン隊、そしてレイレナード最精鋭ネクスト《紅椿・真改》と《ヴァイス・ローゼ》による猛攻が続いていた。
シュトリゴン隊とガルーダ隊の専用戦闘機、CFA-44の最大の特徴は3箇所のウェポンベイに内装された専用兵装にある。
一度に12発小型ミサイルが発射される
シュトリゴン隊の隊員、ガルーダ隊は好んでADMMを使うが、シュトリゴン隊隊長パステルナークは敢えてELMを使用している。
このELM、直撃すれば戦闘機は勿論の事ISの装甲をも貫ける程の破壊力を持つ。
《アイガイオンから全機、ニンバスの第3波を発射する。爆発範囲内の味方は退避せよ。》
パステルナーク《シュトリゴンリーダー了解。全機、ニンバス第3波来るぞ!》
箒《クロエ!》
クロエ《ええ!》
シュトリゴン隊と箒達は最大速度で高度5000フィート以上に上昇。敵も追撃をしてきたが、発射されたニンバス8発が炸裂した。
パステルナーク《5,4,3,2,1・・・炸裂、今!》
ドォォォォォン!
《こちらランサー3、味方の大は━━━》
生き残っていた敵戦闘機数機もニンバスからばら撒かれた金属片と爆風に巻き込まれ壊滅。敵の地上部隊もニンバスによってすでに壊滅状態に陥っていた。
《ゴアアアアアア!》
辛くも生き残っていたゴリアテ数機がずたぼろになりながらも追撃を仕掛けてきた。しかし━━
箒《チェストォォォォォォ!》
ズバァァァァァァァァ!
箒・S・ボーデヴィッヒが駆る《紅椿・真改》が太陽を背にゴリアテ目掛けて急降下、両腕に携えたレーザーブレード
クロエ《箒!》
ダダダダダダダダ!
敵を切り裂いた箒の隙を突こうとゴリアテが近づいてきたが、電子戦装備から射撃戦用に換装したクロエの《ヴァイス・ローゼ》の
箒《クロエ済まない!》
パステルナーク《無茶するなよ、箒嬢ちゃん。》
少し無茶した箒を窘めるイリヤ。とはいえ、太陽を背にするのは理にかなった戦術である。
ダリオ《隊長、敵の大多数の組織的抵抗は無くなりつつあります。掃討戦に移りますか?》
パステルナーク《いや、これ以上の戦闘は無用だ。一度アイガイオンに戻り補給をしよう。》
既に敵の戦力のほとんどが壊滅しており、これ以上の戦闘は無用だとパステルナークは判断した。撤収しようとした瞬間、急報が入った。
《アイガイオンからシュトリゴン隊全機へ!アヴァロンダムからミサイルが発射された!》
パステルナーク《何っ!》
箒《まさか・・・!》
クロエ《そんな・・・》
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《カウントダウン5秒前、4,3,2,1━━発射》
ゴゴゴゴゴゴ!シュバァァァァァァ!
ナガセ《核が!》
ブレイズ《くそっ!》
核は放たれた。急変する事態にラーズグリーズ達は・・・
戦いはまだ続く。