シノアリスにどはまりしてました。反省はしてません。
ハミルトン《ははははははは!怒りの矢は放たれた!我々の核が新たな戦争の呼び水となり、世界はやがて破滅に至り全てが「ゼロ」へと戻る!》
アルヴィン《ふざけた事を!》
ハミルトン《ISも!企業連も!この世界も!全て死ねば良い!》
核が放たれた。一発だけとはいえ発射されたのがMIRV方式の核ミサイルだ。もし再突入されたら、内蔵された小型核弾頭が複数の地上目標を破壊する。これが企業連や政府の重要施設・・・それも政府の中枢や首都だった場合、新たな戦禍の呼び水になってしまう。
さらにハミルトン率いる戦闘機8機がラーズグリーズ達に立ちはだかる。
ブレイズ《全機へ・・・奴を仕留めるぞ。》
ナガセ《エッジ了解!》
アルヴィン《こちらチョッパー、了解したぜブービー!》
グリム《アーチャー了解!》
スノー《ソーズマン了解!》
スコール《スコール了解!》
オータム《こちらオータム、今やれる事に全力を尽くすぜ!》
しかし━━それでも彼等は立ち向かう。
いつ死ぬかわからない・・・だが彼等は戦闘機乗りとしての自らの誇りと大勢の命を守るために戦う。ただそれ以外彼等には必要ない。
サンダーヘッド《こちらAWACS、分析完了。聞けラーズグリーズ隊!》
そこへサンダーヘッドからの通信が入ってきた。
サンダーヘッド《敵機からミサイルのコントロールの信号を確認した!奴がミサイルの鍵を握っている!》
発射されたミサイルのコントロール信号をハミルトンが握っているのがわかった。
サンダーヘッド《それと機体の解析も出来た!敵機のコードネームは【モルガン】、あの機体はECM防御で守られている!》
《サンダーヘッドからラーズグリーズ及びIS部隊へ━━奴等を止める事が出来るのは君達だけだ!ラーズグリーズ、君達の幸運を祈る!》
サンダーヘッドの激励の通信と同時に最後の作戦が開始される。ラーズグリーズ達の最大の戦いが今、幕を切って落とされた。
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一方その頃、アメリカからある機体が打ち上げられようとしていた。
《ライルストラーク発射35秒前、VOB点火開始!》
オーメル、レイレナード、ラインアーク、ローゼンタール、BFF、MSACインターナショナルの6つの企業が建造した新型ネクストIS、ライルストラークである。
この機体の最大の特徴はオーメルの新型ネクスト"TYPE-LAHIRE"のコアを使用している事だ。このコアは文字通り人間離れした姿をしている事。頭部から後ろ側についたメインアームの他にコア側にある人間用の専用サブアームがある。
《アンビリカルケーブル切り離せ!VOB点火!》
《ライルストラーク発射15秒前!》
その機体に与えられたミッションはアヴァロンダムから放たれた核ミサイルの破壊である。ライルストラークをVOBで成層圏まで打ち上げ、パージ後最大速度で核ミサイルに向かう手筈になっている。
そして乗り込むのは企業連情報部エージェントの一人、ミーア・アイゼンバーグである。自ら危険を承知でこの任務に志願した誇り高い女性である。
《ライルストラーク発射5秒前、4、3、2、1!》
ミーア「ライルストラーク、行きます!」
ゴォォォォォォォォォォォ!
核ミサイル破壊という任務を携え企業連の矢は打ち上げられた。
そしてある国のIS部隊が企業連の味方部隊としてガイアナのアヴァロンダムに向かっていた・・・
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アイリス《近衛隊各員、目標地点までもう直ぐじゃ!空の勇者たるラーズグリーズ達を我らで守り参らせよ!彼の者達を死なせるでないぞ、気を引き締めよ!》
《承知しました殿下!》
向かっている部隊━━すなわちルクーゼンブルグ公国第七王女アイリス・トワイライト・ルクーゼンブルグとその愛機である
アイリス王女とジブリル・エミュレールの専用機《セブンス・プリンセス》と《インペリアル・ナイト》はアクアビット社長である束が自ら手掛け、献上された第4世代機で、威容と美しさを兼ね備えた最強たるにふさわしい機体である。
ジブリル《ナイトリーダーから近衛隊各員、状況報告!》
《ナイト2スタンバイ!》
《ナイト3からナイト7スタンバイ!》
《ナイト8スタンバイ!》
そしてインペリアル・ナイツ団員の為に建造された機体はローゼンタールの象徴と呼べる機体"TYPE-HOGIRE"をベースにした白色の機体"
彼女達がガイアナに向かっている理由は2つある。1つ
は国内外に対する一種のアピールだ。欧州、特にドイツやルクーゼンブルグ等の欧州各国はナチス関連にはかなり敏感であり、王女自ら出撃しラーズグリーズ達と共にナチスを打倒する事で欧州のナチスに対する不安を払拭する狙いがある。
2つ目の理由は━━
アイリス(妾は王族ではなく一人の人間として・・・彼等と一緒に大空を飛びたい!この蒼き美しい空を!)
同じ空を飛ぶ者として、同じ戦士としての誇りを持つ者として・・・彼女達は立ち上がったのだ。
アイリス《神々よ、我らの戦いをご照覧あれ!》
それぞれの思いが交わりし時、物語は一気に動きだす!
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