フレームアームズ・ガールビルドファイターズ   作:naogran

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10「鍋のある日/バトル!バトル!!バトル!!!」

『Aパート・鍋のある日』

 

寒いある日の夜。あおの部屋に土鍋が用意されてあった。

 

あお「冬は、鍋1つあれば大丈夫らしい。」

 

スティレット「その感じ分かるわぁ!誰の言葉?」

 

あお「鍋と一緒に、管理人さんのメモが置かれてた。」

 

スティレット「ここの管理人さんって謎よね〜。」

 

空「謎めいた人物だな。」

 

轟雷「でも、色々助かってますよね?」

 

バーゼラルド「ニー太郎の時も、バーゼ達の部屋作りの時も!」

 

マテリア白「っで、勿論味噌と内臓も貰ってあるのよね?」

 

あお「え?待って待って何の話!?」

 

マテリア黒「何のって、鍋の話よ。鍋にはやっぱり・・・」

 

マテリア姉妹「内臓よね〜。」

 

空「モツ鍋のモツか?」

 

マテリア白「あのうっすら掛かったピンク色の脂身。」

 

マテリア黒「吊るし上げて捌いて捌いてやっとお目に掛かる巨大な肝。」

 

マテリア白「モツ鍋最高〜!」

マテリア黒「あんこう鍋最高〜!」

 

意見が分かれた2人がお互いを睨む。

 

マテリア白「鍋と言えばモツ鍋でしょ?」

 

マテリア黒「あらやだ。あんこう鍋に勝る物は無いけれど?」

 

空「姉妹喧嘩とは珍しい。」

 

迅雷「何を言っている。鍋と言えば柳川鍋だろ?」

 

空「柳川鍋かぁ。」

 

あお「柳川鍋・・・って何だっけ?」

 

アーキテクト「学習モード、柳川鍋。データ取得完了。柳川鍋とは、背開きにした鰌を、ささがきゴボウの上に円形に並べ、出し汁、醤油、砂糖で味付けし、卵を流し込んで綴じた料理。」

 

空「それも江戸時代生まれで歴史のある鍋料理だ。」

 

迅雷「どうだ!江戸時代から受け継がれる日本の味だ!食べない訳には行かないだろ?」

 

スティレット「何偉そうに言ってるのよ!あんた発案者でも何でも無いでしょ?」

 

あお「あれ?何かあさりの鍋はそんな名前じゃなかった?」

 

迅雷「愚か者!それは深川鍋だ!」

 

アーキテクト「学習モード、深川鍋。データ取得完了。深川鍋とは、主な具材にあさり貝を用いた鍋。あさり貝の産地である東京都江東区の深川に因んでその名が付いた。」

 

空「データ取得ご苦労さん。深川鍋昔食ったな〜。」

 

あお「いやぁ〜、鰌って食材が手に入らなさ過ぎるでしょ・・・」

 

空「確かに。」

 

マテリア白「生きてる鰌は好きよ?」

 

マテリア黒「そうねぇ〜、縛って動けなくした子を鰌の生簀に放り込むのが大好き〜。」

 

鰌の生簀に放り込まれたスティレットを想像する。

 

マテリア白「少しの隙間の中も食い込んで行くものね〜鰌って。」

 

スティレット「わあああ!!!変態!!!!」

 

空「触手かよ!!」

 

マテリア黒「あら?何で赤くなってるの?」

 

スティレット「!?」

 

マテリア白「何かいけない事でも妄想しちゃった?」

 

スティレット「い、いけない事って何よ!?」

 

マテリア姉妹「さぁ?」

 

マテリア白「スティ子ちゃんの体に聞いてあげましょうか?」

 

スティレット「絶対嫌ーー!!」

 

マテリア姉妹「残念。」

 

あお「何かもっとこうさぁ、普通の食材で出来る鍋が・・・」

 

スティレット「はいはぁ〜い!じゃあトマト鍋!」

 

FAガール「トマト、鍋?」

 

空「トマト鍋かぁ。」

 

あお「あぁ!何かクラスの女子が話してるのを聞いた事ある。」

 

スティレット「そう!トマト鍋は女の子にオススメなのよ?リコピンは美容にも良いし、チーズをたっぷり入れて、締めはパスタかリゾット!どう?素敵じゃない?」

 

空「チーズにパスタにリゾットかぁ〜・・・ヤベェ食いてぇ〜。」

 

迅雷・マテリア姉妹「はぁ・・・」

 

スティレット「あれ?何その反応!」

 

空「お前らやる気なさそうだな。」

 

マテリア白「トマト鍋ってあれでしょ?ここ数年で流行って来た新参鍋。」

 

迅雷「うむ。」

 

マテリア黒「トマトにチーズって、そこら中に溢れまくってる平々凡々な食材を、わざわざ鍋料理にするとか。」

 

マテリア姉妹「無いわ〜。」

 

迅雷「しかも締めが。」

 

マテリア黒「パスタか。」

 

マテリア白「リゾットって。」

 

迅雷・マテリア姉妹「あはははははは!」

 

スティレット「何よ!!何笑ってるのよ!!!」

 

あお「バーゼは何鍋が良いの?」

 

バーゼラルド「バーゼはすき焼き〜!」

 

空「すき焼きかぁ。」

 

あお「轟雷は?」

 

轟雷「私はおでんですね!」

 

空「おでんかぁ。」

 

あお「あ、あぁ・・・」

 

轟雷「何か?」

 

あお「いやぁ〜、そう言えば、おでんとかすき焼きも鍋料理に入らんだったなぁって思って・・・」

 

アーキテクト「土鍋で肉を焼くと、鍋破損の恐れあり。実行する場合、金属鍋の方がより適切。」

 

あお「あぁ〜そうだね。すき焼きは無理だ〜。」

 

空「じゃあすき焼きは却下。」

 

バーゼラルド「えーーー!?」

 

空「落ちた。」

 

轟雷「おでんはどうですか?」

 

アーキテクト「おでんとは、煮込み田楽が略称。串刺しの豆腐を焼き、味噌で食した物が期限。」

 

轟雷「え?」

 

アーキテクト「現代のように、具材が浸った形になったのは、江戸時代の頃から。」

 

あお「わぁ〜お!まさかの鍋料理じゃなかった!」

 

迅雷「江戸時代!?よし!柳川鍋と仲間だな!」

 

空「江戸時代って聞いただけで興奮すんのかよ。」

 

あお「迅雷の、その江戸時代に対する興奮は何なの・・・?」

 

スティレット「ただ古い物が好きなだけでしょ?」

 

轟雷「そう言えば迅雷は相撲も好きでしたよね?ちゃんこ鍋は良いのですか?」

 

迅雷「うっ!?ちゃ・・・ちゃんこ鍋は・・・ちゃんこは、力士が作らねばただの寄せ鍋なのだ・・・!」

 

空「そこまで拘ってんのか。」

 

マテリア白「諦めるにはまだ早いわよ?迅雷ちゃん。」

 

迅雷「え?」

 

マテリア白「あおちゃんと空にご飯をいっぱい食べさせて・・・」

 

マテリア黒「ブクブクに太らせて・・・」

 

迅雷「はっ!!相撲部屋に入門させれば!!」

 

あお「絶対に嫌だからね!!」

 

空「ってか俺まで巻き込むな!!」

 

轟雷「でも困りましたね。一体何鍋にすれば良いのか・・・」

 

あお「取り敢えず、色んな物を煮込んじゃえば良いんじゃない?」

 

FAガール「え?」

 

あお「うち昔からそうだよ?昆布出汁で具材を煮て、家族全員好き勝手にバラバラのタレ付けて食べるの。」

 

空「寄せ鍋か!俺も昔やってた!」

 

FAガール「おおお!!」

 

轟雷「だったら、煮込む食材の選択が重要になってきますね!」

 

あお「だね!よし、じゃあ今からいなげやに言って・・・はっ!!なーーーーー!!!」

 

立ち上がったと同時に、何かに気付いて叫び声を上げて、テーブルの上に俯いた。

 

迅雷「何だ?どうした?あお。」

 

空「何か忘れ物か?」

 

あお「今月の食費・・・もう底を突いてたんだった・・・」

 

スティレット「えーーーー!?」

 

空「ぎゃああーーー!!!」

 

バーゼラルド「確か、卵はあったよ?」

 

轟雷「お米もまだありましたね?」

 

あお「卵とご飯か・・・」

 

アーキテクト「学習モード、卵とご飯のレシピ。データ取得完了。可能な鍋料理、おじや。」

 

あお「いきなり締めに行っちゃったよ!」

 

空「ただの雑炊だな。」

 

スティレット「分かった!管理人さんに何か貰って来たら?」

 

バーゼラルド「ナイスアイディア!きっと美味しい物くれるよ!」

 

あお「そ、そうかな・・・?」

 

空「ちょいと難そうだな・・・」

 

迅雷「鰌を貰って来いあお!空!」

 

マテリア黒「あんこうを宜しく。」

 

あお・空「いや、それは無いから・・・」

 

 

 

 

 

 

早速2人で管理人の部屋にお邪魔する。

 

空「こんばんは、管理人さん。」

 

あお「あぁすみません、あの〜・・・」

 

さっきの事を話すと。

 

あお「えええ!?こんなに!?」

 

空「鰌もあるんですかい!?」

 

何と鍋の食材を貰う事になった。そして鰌も貰えた。

 

 

 

 

 

 

あお「まさかの全食材持ってたよ・・・管理人さん・・・」

 

空「何で持ってたんだよ・・・地獄耳でも持ってんのか・・・?」

 

スティレット「本気の謎ね・・・管理人さんって・・・」

 

空「謎過ぎて笑えねぇ・・・」

 

バーゼラルド「でも凄〜い!」

 

マテリア白「それじゃあ始めましょうか。」

 

轟雷「え?何をですか?」

 

マテリア黒「何って・・・」

 

マテリア姉妹「鍋百物語よ?」

 

全員「鍋百物語?」

 

アーキテクト「データ取得完了。鍋百物語とは、1つ鍋に小話をした物が、1つ材料を投下出来ると言うルールのファミリーゲーム。」

 

スティレット「それどっからのデータ収集!?あんたの情報段々胡散臭くなってきてるわよ!!」

 

空「そこまで突っ込む?」

 

あお「じゃあまず私から!」

 

スティレット「あおノリノリ!?」

 

あお「いや、だってもういい加減鍋作り始めたいな〜って。」

 

スティレット「まぁ、それはそうだけど・・・」

 

 

 

 

 

 

早速鍋を作り始める。

 

あお「鍋の蓋の取っ手って欠けてるじゃない?あれってね?裏返して置いた時、取っ手の内側の空気が膨張して、浮き上がって蓋が移動してしまうから。それを防止する為にわざと欠けさせて、内側の空気を逃してるんだって。」

 

FAガール「おおおー!」

 

空「流石あおちゃん。良く知ってるね。」

 

あお「ふふ〜ん。よし!1個投入!」

 

肉1個を鍋に入れる。

 

 

 

 

 

 

アーキテクト「土鍋の慣らしにはお粥を炊くと良い。」

 

あお「え!?そうなの!?」

 

アーキテクト「お粥の澱粉がヒビに入り込んで、水漏れを抑える作用を発揮。」

 

あお「あれ?じゃあおじや始まりの方が良かった?」

 

アーキテクト「了解。白米投入。」

 

白米を鍋に入れる。

 

 

 

 

 

 

あお「なー!?ちょちょちょ待って!!やば!おじやになっちゃう!次!誰か!」

 

空「じゃあ次は俺だ。そうだな・・・じゃあ鍋料理の1つであるチゲ鍋。チゲと言うのは朝鮮語で鍋の意味を言う。だから全部日本語に略すと鍋鍋になっちゃうんだ。だから日本ではチゲ鍋って言うようになったんだ。」

 

あお「へぇ〜!そうなんだ〜!」

 

空「じゃあ、味噌入れるぞ〜。」

 

味噌掬ってを鍋に入れる。

 

マテリア白「知ってる?鍋は一緒に食べる相手って。」

 

マテリア黒「支配しやすいのよ?」

 

あお「へぇ〜そうなんだ〜。」

 

マテリア白「自分は何もしないで相手に鍋を作らせるの。」

 

マテリア黒「そうすると相手は知らず知らずの内に謙り、こちらは精神的に上に立てるのよ?」

 

鍋に具材を投入した。

 

スティレット「私の鍋話はね?トマト鍋・・・」

 

バーゼラルド「はいはーい!バーゼの鍋話は〜。」

 

スティレットの鍋話を横取りした。

 

バーゼラルド「えっと・・・うんと・・・鍋は体がポカポカになる!」

 

ネギを切って投入した。

 

空「その話普通じゃん。」

 

迅雷「生姜を入れるともっと温まるぞ!」

 

轟雷「生姜は体に良いんですよね〜!」

 

生姜を切って鍋に投入した。

 

スティレット「ちょっと!!私のトマト鍋の話を!!」

 

トマト鍋の話をしてトマトを入れた。

 

 

 

 

 

 

その後色々な具材を入れて鍋が完成した。

 

全員「出来たーー!!」

 

あお「煮詰まっちゃうから火から下ろさないと。えっと、鍋敷き・・・あったあった。」

 

鍋敷きじゃなく、ある物だと言う事に気付かずに鍋を置いた。

 

あお「では!いただきまーす!」

 

空「いただきます。」

 

あお「って、そう言えば轟雷達鍋食べられないよね?」

 

轟雷「はい。そうですね。」

 

あお「だよね!?え!?これ全部2人で食べるの!?ええーー!?」

 

バーゼラルド「頑張れあお!空!応援するよ!」

 

空「まぁ仕方無えよあおちゃん。早く食おうぜ?」

 

あお「う、うん・・・」

 

スティレット「そうなると私達は暇ね。」

 

迅雷「よし!ならば我々はバトルをしないか?」

 

スティレット「バトル?」

 

迅雷「ああ!1度轟雷改と手合わせ願いたいと思っていたのだ!」

 

あお「おお!良いじゃん!食費を稼いでくれ。」

 

空「金しか目が無えな。でも鍋美味え。」

 

迅雷「やろう!轟雷!」

 

轟雷「はい!望む所です!」

 

早速バトルの準備を進める充電くんだが、迅雷の充電くんが何かを探してる。

 

迅雷「どうした?充電くん。」

 

バーゼラルド「何か探してる?」

 

マテリア白「セッションベースが見当たらないみたいね。」

 

迅雷「ん?」

 

その頃あおと空は鍋を食べて満喫してる。迅雷達がセッションベースを探す。

 

迅雷「やや!本当に無いぞ!?」

 

轟雷「ベッドの下にあるのでは?」

 

迅雷「そんなはずは!」

 

スティレット「何処かに置いて来たんじゃない?」

 

迅雷「そんな雑な扱いをするものか!」

 

マテリア白「ゴミと間違えて捨てちゃったのかしら?」

 

マテリア黒「一生バトル無しのフレームアームズ・ガール生活も惨めで素敵じゃない。」

 

空(セッションベースが無い?)

 

迅雷「まさか貴様らが何処かに隠したのではあるまいな?」

 

マテリア姉妹「うふふふふふ。」

 

迅雷「何だその笑顔は!!」

 

マテリア白「だって焦った迅雷ちゃんの顔、滑稽なんだもの。」

 

迅雷「何だと!?」

 

バーゼラルド「本当に何処にも無いね。」

 

マテリア黒「迅雷ちゃんすぐスイッチ入っちゃうんだから。」

 

迅雷「やはり貴様らの仕業か!!」

 

スティレット「ちょっと迅雷!落ち着きなさいよ!」

 

迅雷「白状しろマテリア姉妹!!」

 

あお「ん?」

 

するとそこに、迅雷の充電くんが鍋敷きを引っ張ろうとしてる。迅雷はマテリア姉妹を攻撃しようとするが、スティレットに抑えられてる。あおは鍋敷きと迅雷をキョロキョロ見てる。

 

あお「まぁ、いっか。」

 

すると轟雷が、鍋の蓋をじっと見てる。

 

あお「ん?どうしたの?轟雷。」

 

空「何かあったのか?」

 

轟雷「さっきあおが言っていた、これって初めから欠けている物なんですよね?」

 

あお「うん。蓋の取っ手が気になるの?」

 

轟雷「はい・・・何でしょう、この気持ち・・・」

 

空「また新しい感情が芽生えたのか?」

 

あお「あぁ!似てるからじゃない?」

 

轟雷「え?」

 

あお「轟雷はさ、もしかして他の皆より自分が劣ってるって思ってない?」

 

轟雷「え?」

 

あお「色んな感情を知らないのを、フレームアームズ・ガールとして欠けてるって表現するなら、それは轟雷にとって大事な事なんだよ。必要だから欠けてるんだ。」

 

轟雷「必要だから、欠けている・・・?」

 

あお「そう!感情を学ぶ事で、感情以外にも沢山の事を学べてるでしょ?欠けてる轟雷だから出来る経験だよね?」

 

轟雷「・・・そうなんですね・・・」

 

スティレット「ちょっと轟雷!何してるのよ!こっちに来て手伝いなさいよ!」

 

轟雷「ごめんなさい。今、仲間と交流中で忙しいのです。」

 

スティレット「はぁ!?」

 

空「鍋の蓋が仲間に加わったのか。」

 

こうして轟雷は、新たな仲間に出会ったのだった。

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『Bパート・バトル!バトル!!バトル!!!』

 

翌日の夜。迅雷が言葉を発した。

 

迅雷「冬は・・・・鍋1つで大惨事だな・・・」

 

あお「う〜ん・・・そうだね・・・」

 

空「仕方無えよ迅雷・・・」

 

マテリア白「直りそうもないわね。迅雷ちゃんのそれ。」

 

マテリア黒「でも発見ね。セッションベースは鍋敷きにすると・・・」

 

マテリア姉妹「ぶっ壊れる。」

 

迅雷「燃え尽きた・・・」

 

あの時あおが発見したのは、鍋敷きでは無く、迅雷のセッションベースだった。迅雷が真っ白になった。バーゼラルドとアーキテクトが迅雷のセッションベースを見てる。

 

あお「ご、ごめんね?気が付かなくって・・・」

 

迅雷「お主が謝る事ではない。」

 

スティレット「そうよ!あお。」

 

轟雷「あの状況では、誰も気付きようがありません。」

 

あお「う、うん・・・(本当はバッチリ気付いてたんだけど・・・)」

 

バーゼラルド「う〜ん・・・どう?アーキテクト。」

 

アーキテクト「分析の結果、修復不可能。」

 

迅雷「ガーーーン!!!」

 

何と迅雷のセッションベースが修復不可能と判断されてしまった。

 

バーゼラルド「にゃはははは!ガーーンって言った〜!口でガーーーンって!」

 

空「俺でも直せそうにもないけど、悪いな。」

 

スティレット「しょうがないわねぇ〜。じゃあファクトリーアドバンスに送って、直して貰うしか・・・」

 

 

 

 

 

 

???「え〜面倒臭〜。どうせ皆回収されるから良いじゃん。」

 

 

 

 

 

 

突然聞き覚えのある声が聞こえた。

 

スティレット「何それ?どう言う・・・って!あんた!?」

 

轟雷「フレズヴェルク!?」

 

空「お前!!」

 

何時の間にかフレズヴェルクが来ていた。

 

フレズヴェルク「ういっす〜!フレズヴェルクだぜ!」

 

スティレット「何ヌルッと会話に入って来てんのよ!!」

 

フレズヴェルク「それ壊れちゃったんだ。」

 

バーゼラルド「うんそうだよ?」

 

フレズヴェルク「ふぅ〜ん?轟雷をぶっ飛ばした後、お前らを皆ぶっ飛ばそうと思ったんだけど、出来ないね〜。」

 

この言葉を聞いたFAガール達が一斉にフレズヴェルクを睨んだ。そして空も睨む。

 

空(相変わらず口悪いガキだな。)

 

轟雷「お言葉ですが、私はもうぶっ飛ばされません!」

 

フレズヴェルク「パワーアップしたんでしょ?」

 

轟雷「っ!?知っているんですか!?」

 

フレズヴェルク「だって、あの子とバトッてたでしょ?全然似てない僕の真似させて。」

 

アーキテクト「フレズヴェルクのバトルデータは完全再現。」

 

マテリア白「成る程。こちらから会社に送られてるデータは全て筒抜けなのね。」

 

フレズヴェルク「そう言う事!」

 

あお「えー?それって轟雷・改のデータも丸分かりって事だよね?こっちが完全に不利じゃない?」

 

マテリア白「でもデータとは言え。」

 

マテリア黒「フレズヴェルクちゃんは攻略済みなのよ?」

 

迅雷「手の内が知られていると言う事に変わりは無い。今日の所はお互い、剣を納めた方が良いのではないか?」

 

フレズヴェルク「え!?何何!?もしかして戦わないの?轟雷〜。」

 

轟雷「それは・・・」

 

フレズヴェルク「そんなのつまんな〜い!轟雷・改と戦いたい!やろうよやろうよ!やろうよ轟雷!」

 

轟雷「・・・分かりました・・・戦いましょう。」

 

FAガール「え?」

 

あお「乗り気じゃないんだったら、また今度にして貰ったら?轟雷。」

 

するとフレズヴェルクが、あおに近付く。そして割り箸を持った。

 

フレズヴェルク「そこの人間の言う通りだよ。」

 

そして割り箸を使って大ジャンプして、あおの肩に着地した。

 

フレズヴェルク「渋々戦うとか、僕全然面白くない!」

 

轟雷「え?」

 

すると割り箸を強引に折った。

 

轟雷「え?」

 

フレズヴェルク「もしかして、これをどうにかしちゃったら、本気になる?」

 

折った割り箸であおを刺そうとする。

 

轟雷「っ!?」

 

あお「ちょちょちょ!どうにかって何!?」

 

フレズヴェルク「何だろうね〜?」

 

轟雷「・・・あおから離れなさい・・・フレズヴェルク!!」

 

フレズヴェルク「僕と戦う気になった?」

 

 

 

 

 

 

空「ピン!」

 

 

 

 

 

 

フレズヴェルク「うわ!?」

 

後ろから空のデコピンを喰らって、テーブルに落ちた。

 

空「どうにかってこう言う事か〜?お前が俺のデコピンを喰らって無様な姿を見せるのを。」

 

フレズヴェルク「くっ・・・!空!お前!!」

 

空「どうしたフレズヴェルク?俺を見て怒ったのか?」

 

フレズヴェルク「帰った後、お前が言った言葉を皆に言ったぞ!皆激怒してたぞ!」

 

空「そうかそうか。激怒したのか。怒ってる顔が目に浮かぶぜ〜にしし〜。」

 

フレズヴェルク「くっ!あの時はお前に負けた!だが今日は今度こそお前にも勝ってやる!!」

 

空「面白い。また屈辱を思い知らせてやるよ。」

 

フレズヴェルク「充電くん!」

 

するとそこに、フレズヴェルクの充電くんが飛んで来た。

 

轟雷「空、一緒に戦って下さい。」

 

空「そのつもりだ。俺も準備するか。」

 

 

 

 

 

 

セッションベースをスタンバイして、轟雷とフレズヴェルクが立つ。空もセッションベースを準備する。使用するガンプラは、RGダブルオーガンダム。周りに緊張が走る。するとセッションベースが発光した。

 

轟雷「轟雷!」

 

フレズヴェルク「フレズヴェルク!」

 

轟雷「フレームアームズ・ガール!セッション!GO!」

フレズヴェルク「フレームアームズ・ガール!セッション!ばっち来ーい!」

 

空「ダブルオーガンダム!セッション!出る!」

 

3体が消滅して、轟雷が轟雷改の装甲を装着する。

 

轟雷改「大切な物を守る!それが私の戦いです!」

 

フレズヴェルク「余所見しちゃダーメ!僕だけを見て、僕だけにぶっ飛ばされて!!」

 

空「源内空、未来を切り拓く!!」

 

 

 

 

 

 

今回のステージは火山地帯。

 

フレズヴェルク「喰らえーー!!」

 

ベリルショットを放つ。轟雷改とダブルオーガンダムが避けながら進む。

 

轟雷改「くっ!!」

 

空「よっと!!」

 

バズーカとGNビームライフルを放つ。しかしフレズヴェルクがそれを防いだ。

 

フレズヴェルク「ふぅ〜ん。中々やるじゃん。」

 

そう言って接近する。轟雷改とダブルオーガンダムがレールガンとGNビームライフルを放ち続ける。しかし全て避けられた。そしてフレズヴェルクが轟雷改にベリルショットを振り下ろすが、タクティカルナイフで防がれた。

 

空「隙あり!!」

 

ダブルオーガンダムが後ろからGNソードⅡを振り下ろす。しかしそっちもベリルショットで防がれた。

 

轟雷改「っ!?」

 

空「やるな!」

 

フレズヴェルク「うしし〜!」

 

 

 

 

 

 

迅雷「どうやら轟雷改と空を知り尽くしてるようだな。」

 

バーゼラルド「そうだね〜・・・」

 

アーキテクト「計算外。」

 

スティレット「・・・」

 

するとその時、マテリア姉妹がスティレットの腰を突っついた。

 

マテリア姉妹「つん。」

 

スティレット「きゃあ!!何すんのよ!!」

 

マテリア白「轟雷ちゃんと空が良い戦いをしてるのに〜。」

 

マテリア黒「何だか上の空だと思って。」

 

スティレット「っ!?」

 

今日のマテリア姉妹は違ってた。スティレットに向かって真剣な顔をしていた。

 

スティレット「別に・・・あれって、どう言う意味だったのかと思って。」

 

フレズヴェルク『どうせ皆回収されるから良いじゃん。』

 

あの時フレズヴェルクが言った言葉の事で考え事をしていた。

 

マテリア白「確かに・・・」

 

マテリア黒「回収って言ってたわね〜・・・」

 

 

 

 

 

 

するとフレズヴェルクがその説明をした。

 

フレズヴェルク「あ〜それはね!このバトルで轟雷と空が負けたら、その人間所でのデータ収集は終了!お前ら皆、ファクトリーアドバンスに回収されるんだ!」

 

轟雷改「っ!?」

 

空「回収だと!?」

 

フレズヴェルク「ほらほら!隙ありだぞい!!」

 

隙を見て、轟雷改とダブルオーガンダムを蹴り飛ばした。

 

轟雷改「ああ!!」

 

空「のわ!!」

 

スティレット「そ、それって!?」

 

あお「皆と、お別れって事!?」

 

フレズヴェルク「って事!!」

 

ベリルショットを振り下ろす。しかしダブルオーガンダムがベリルショットをGNソードⅡで防いだ。そしてGNビームライフルを放ったが、避けられた。

 

 

 

 

 

 

あお「これってそう言うシステムなの!?」

 

アーキテクト「バトルデータ収集に関する明確なルールは存在しない。必要なデータが確保出来た為と思われる。」

 

マテリア黒「もう1度フレズヴェルクちゃんが来た理由はこれだったのね。」

 

マテリア白「非常な感じでゾクゾクしちゃうわ〜。」

 

バーゼラルド「何かやだ〜!」

 

迅雷「轟雷!空!負けるな!!」

 

 

 

 

 

 

轟雷改がバズーカを連射する。またしてもベリルショットで破壊されてしまった。

 

フレズヴェルク「もう!!思ったより強くなってないじゃんか!轟雷!!」

 

接近してタクティカルナイフを鷲掴みする。

 

フレズヴェルク「それってこんな所に居るからだろ?」

 

轟雷改「こんな・・・所・・・?」

 

空「轟雷!!」

 

GNソードⅡを振り下ろして轟雷改を救った。そしてダブルオーガンダムとフレズヴェルクが激しく戦う。

 

空「何が言いたいんだ!」

 

フレズヴェルク「彼奴!!偶然轟雷を起動させられたんだって?めっちゃ素人じゃん!フレームアームズ・ガールの事何も分かってない役立たず!全然轟雷の為になってない!!」

 

 

 

 

 

 

 

あお「めっちゃディスられてる〜・・・」

 

空(呑気だなあおちゃん。)

 

 

 

 

 

 

フレズヴェルク「早く会社戻って、もっともっと強くして、そんでもって僕といっぱい戦おうよ!!」

 

飛翔してベリルショットランチャー・トルネードタイフーン・サイクロン・スラッシュを轟雷改に向けて放った。

 

轟雷改「はっ!!」

 

そして轟雷改が喰らって爆発した。

 

空「轟雷!!」

 

しかし轟雷改は、何事も無いように立っていた。

 

轟雷改「だからさっき・・・あんな事をしたんですか・・・?」

 

フレズヴェルク「ん?」

 

轟雷改「あおを人質に取るような・・・あおを物として扱うような真似をしたんですか・・・?」

 

すると轟雷改から黒いオーラが醸し出された。

 

フレズヴェルク「もしかして、怒ってるの?」

 

轟雷改「・・・そうです・・・これは・・・怒りの感情だと思います!!」

 

遂に轟雷改が大激怒した。

 

空「轟雷が・・・激怒した・・・?」

 

フレズヴェルク「おおー!良いねー!よっしゃよっしゃ!盛り上がって来た!!ベリルスマッシャー!!」

 

すると上空からベリルスマッシャーが降りて来た。

 

 

 

 

 

 

迅雷「何だ!?あの武器は!?」

 

バーゼラルド「大きい〜!!」

 

 

 

 

 

 

今度はリボルディングバスターキャノンが轟雷改の手元に転送された。

 

空(ならば・・・!)

 

するとダブルオーガンダムが停止した。

 

フレズヴェルク「うおおおおおおお!!!」

 

ベリルスマッシャーを上に掲げると、周りに突風が巻き起こった。そしてリボルビングバスターキャノンもチャージ開始する。

 

フレズヴェルク「ベリルスマッシャー・ブレイズテンペスト・バースト!!!!」

 

轟雷改「っ!!」

 

ベリルスマッシャー・ブレイズテンペスト・バーストとリボルビングバスターキャノンの打ち合いが始まった。しかしベリルスマッシャー・ブレイズテンペスト・バーストの方が有利になった。轟雷改が少しずつ後ろに下がる。

 

轟雷改(このままでは・・・私達が・・・!!)

 

 

 

 

 

 

空「轟雷ーーーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

轟雷改「っ!?」

 

上空から1機のファイターが現れた。オーライザーだ。

 

フレズヴェルク「何だあれ?」

 

空「喰らえ!!」

 

オーライザーがGNマイクロミサイルを一斉発射し、フレズヴェルクに命中した。

 

フレズヴェルク「ぐああああ!!」

 

ベリルスマッシャー・ブレイズテンペスト・バーストがキャンセルされた。

 

空「轟雷達を回収させてたまるか!!」

 

フレズヴェルク「お前!何で邪魔をしたんだよ!」

 

空「轟雷達は、あおちゃんの最高の家族なんだからな!!」

 

 

 

 

 

 

轟雷改「空・・・!」

 

あお「空・・・」

 

FAガール「空・・・」

 

 

 

 

 

 

フレズヴェルク「ふんっ!何が家族だ!!だったら先にお前を滅茶苦茶に斬り裂いてあげるよ!!」

 

空「ドッキングセンサー!!」

 

すると停止していたダブルオーガンダムが起動して飛翔した。オーライザーがダブルオーガンダムにドッキングして、ダブルオーライザーになった。上空からGNソードⅢが出現し、ダブルオーライザーがキャッチした。

 

空「トランザム!!」

 

トランザムを発動して、トランザムライザーになった。トランザムライザーがフレズヴェルクに接近して、GNソードⅢを振る。フレズヴェルクがベリルスマッシャーで鍔迫り合う。

 

空「これ以上彼女達の友情を破壊されてたまるか!!」

 

フレズヴェルク「威勢は良いけど、前より強くなってないね!!」

 

ベリルショットでGNソードⅢを上へ弾き飛ばした。

 

空「何!?」

 

フレズヴェルク「終わりだよ!!」

 

空「しまっ!!」

 

ベリルスマッシャーでトランザムライザーを突き刺した。

 

あお「空!!」

 

轟雷改「空!!」

 

FAガール「空!!」

 

フレズヴェルク「あははは!!やっとお前に勝ったよ!!!僕の勝ちだね!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしその時、トランザムライザーが粒子になって消滅した。量子化が発動したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレズヴェルク「な、何だ!?消えた!?どうして!?」

 

後ろからトランザムライザーがGNソードⅡを振り下ろして両肩アーマーを破壊した。

 

フレズヴェルク「くっ!!舐めるなーーーーーー!!!!!」

 

後ろに振り向いてベリルスマッシャーを振り下ろした。しかし何も無かった。

 

フレズヴェルク「何処だよ!!!何処行ったんだよ!!!」

 

空「うおおおおおおおおおおお!!!!!!」

 

すると上から声が聞こえた。上を見ると、トランザムライザーがありえないスピードで急降下しながらGNソードⅢをキャッチして、フレズヴェルクの両肩アーマーを壊した。

 

フレズヴェルク「何!?巫山戯やがって!!!」

 

トランザムライザーがフレズヴェルクの前に浮遊した。

 

空「トランザムライザー!!!」

 

ライザーソードでフレズヴェルクを斬り裂く。

 

フレズヴェルク「ぐっ!!」

 

ベリルスマッシャーで防いだが、一瞬にして破壊された。

 

フレズヴェルク「そんな!!ベリルスマッシャーが!!」

 

空「トランザムバースト!!!!」

 

そしてトランザムバーストが発動され、周囲がGN粒子の光に飲まれた。

 

フレズヴェルク「何!?」

 

空「うおおおおおお!!!!!」

 

フレズヴェルク「何だ!!この光は!!」

 

轟雷改「くっ・・・!!」

 

 

 

 

すると部屋中に電気が走り、そして部屋のブレーカーが落ちた。

 

あお「ブレーカー落ちた!?」

 

懐中電灯を照らす。

 

あお「皆大丈夫?」

 

空「はぁ・・・はぁ・・・やり過ぎた・・・」

 

フレズヴェルク「もうなんなんだよお前の性能!!あの気持ち悪い光は何なんだよ!!」

 

空「あれが俺の切り札さ。また開発者に伝えとけ。あおちゃんの家族は壊させないって。」

 

フレズヴェルク「チッ。でも引き分けか〜。でもおもろかった!じゃあまた来る!バイビー!」

 

充電くんと一緒にファクトリーアドバンスへ帰って行った。

 

空「もう来んな。」

 

轟雷「あの・・・空・・・」

 

空「どした?轟雷。」

 

轟雷「あの・・・ありがとうございました・・・」

 

空「・・・気にするなよ。お前達はあおちゃんの家族なんだから。それよりあおちゃんごめんな。やり過ぎてブレーカーを落としちまって・・・」

 

あお「ううん、ありがとう空。轟雷を助けてくれて。」

 

空「あおちゃん・・・」

 

 

 

 

 

 

深夜になり、あお達が寝静まった。しかし轟雷はまだ起きてた。

 

轟雷「今度負ければ・・・私達は・・・」

 

果たして、轟雷達FAガールの今後の運命はどうなるのか。

 

「END」




         キャスト

      源内あお:日笠陽子

       源内空:本郷奏多

        轟雷:佳穂成美
    スティレット:綾瀬有
    バーゼラルド:長江里加
    マテリア姉妹:山崎エリィ
        迅雷:樺山ミナミ
    アーキテクト:山村響
   フレズヴェルク:阿部里果




源内空のガンプラメモリーズ


空「今回紹介するのはこれだ!」

RGダブルオーライザー


空「2015年4月29日に発売されたRGキット!ダブルオーガンダムとオーライザーとのドッキングと分離が可能!!俺達は変えられる。変わらなければ、未来とは向き合えない!次回もレッツセッション!」




次回予告

轟雷「柳川鍋を作る時は、充電器接続部分に鰌が入らないようにしなければいけませんね。」

バーゼラルド「想像したら、うわーーーってなった!」

轟雷「次回のフレームアームズ・ガールも、一緒にセッション!ニュル!」

バーゼラルド「うわーーーーー!」

次回「その気持ちの裏側に/銭湯!戦闘!?」
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