フレームアームズ・ガールビルドファイターズ 作:naogran
ある日、轟雷が白の装甲を装着して誰かとバトルしている。轟雷改め『轟雷改』。彼女は今、以前の戦いで轟雷に勝ったフレズヴェルクとバトルしている。フレズヴェルクがベリルショットを連射している。
フレズヴェルク「少しばかり素早くなったくらいじゃ、僕には勝てないよ!」
轟雷改「必ず勝ちます!!」
フレズヴェルク「ベリルショットランチャー・トルネードタイフーン・サイクロン・スマッシュ!!」
超必殺技ベリルショットランチャー・トルネードタイフーン・サイクロン・スマッシュを放った。轟雷改に直撃して爆発した。
フレズヴェルク「えへへ、楽勝だな!・・・ん?」
しかし今日の轟雷改は違った。ベリルショットランチャー・トルネードタイフーン・サイクロン・スマッシュを受けたが全くの無傷。
バーゼラルド「凄い!轟雷改!トドメだ!轟雷改!」
スティレット「流石ね轟雷改!バージョンアップしただけの事はあるわね!」
迅雷「轟雷改!素晴らしい初陣だ!天晴れ轟雷改!」
あお「ねぇーあれ組み立てたのは私。凄くない?武希子と空の手を借りずに1人でやったよ〜。」
空「完璧に組み立てたあおちゃん凄えな。」
バーゼラルド「フレーフレー轟雷改!頑張れ頑張れ轟雷改!」
マテリア白「勝てるわよ轟雷改。」
マテリア黒「勝ちなさい轟雷改。」
あお「ねぇ!ちょっと聞いてよ!私頑張ったんだってば!!ねぇねぇ!!」
FAガール「GOGO轟雷改!GOGO轟雷改!」
空「応援に夢中だな。でもあおちゃん、欠点無しで組み立てたのは凄いよ。」
あお「でしょでしょ!」
その頃轟雷改はフレズヴェルクと戦闘中。
フレズヴェルク「くそーー!!」
無傷の轟雷改を見て激怒したフレズヴェルクが急接近する。轟雷改が滑腔砲を連射する。フレズヴェルクがベリルショットで滑腔砲を斬り裂くが。
フレズヴェルク(っ!?速い!?)
滑腔砲の速度が愕然に上がってる為、連続で斬る事が出来なかった。そして1発の滑腔砲がフレズヴェルクに直撃した。
フレズヴェルク「うわあああ!!!」
怯んでる隙に、轟雷改がスピードを上げて斜面を使って大ジャンプして、フレズヴェルクの前に現れた。
フレズヴェルク「!?」
そしてかかと落としでフレズヴェルクを地面に叩き落とした。
フレズヴェルク「うわあああ!!!」
FAガール「GOGO轟雷改!GOGO轟雷改!」
そして轟雷改とフレズヴェルクが押し合う。轟雷改がフレズヴェルクを圧倒的に押し出す。
フレズヴェルク「く、くそ!!」
轟雷改「トドメです!!」
そして滑腔砲をフレズヴェルクに放った。
フレズヴェルク「うわああああーーーーーー!!!!」
滑空砲を受けたフレズヴェルクが飛ばされて、HPが0になった。
アナウンス『ウィナー!轟雷!』
見事フレズヴェルクに勝利する事が出来た。
轟雷改「あ!」
すぐにフレズヴェルクに向かって走った。するとフレズヴェルクがアーキテクトに変わった。これはフレズヴェルク再戦に向けてのシミュレーションだった。アーキテクトが起き上がる。
轟雷改「アーキテクト!大丈夫ですか!?」
アーキテクト「コピーモード、モードフレズヴェルク完了。轟雷の完全勝利。」
轟雷改「ありがとう、アーキテクト。」
そして2体が戻って来た。
アーキテクト「任務完了。」
あお「お疲れ様!」
空「ご苦労さん。」
轟雷「あなたのデータのお陰で、仮想フレズとバトルする事が出来ました。感謝します!」
アーキテクト「朝飯前。」
あお「新しい装甲もバッチリじゃん!」
轟雷「はい!大満足の仕上がりです!ありがとう、あお!」
あお「えへへ〜。」
轟雷「協力してくれた皆の為にも、次は必ず勝ちます!」
空「ヤバイと思ったら俺も共闘するからな。」
轟雷「はい!空!」
迅雷「ここは1つ!景気付けに応援合戦でもするか!来る再決戦の為に!」
あお「おお!良いね!決起集会だ!皆で轟雷を応援しよう!」
FAガール・空「おーー!!」
そして決起集会が始まった。
バーゼラルド「さぁ始まりました!GOGO轟雷・改決起集会!司会は私、バーゼラルドでございます!では早速始めましょう!プログラム1番、迅雷の忍者ショーでござるでござる!」
プログラム1番・忍者ショーでござるでござる。迅雷がステージを走り回る。
迅雷「敵は何処だーー!!居たぞ!憎っくき敵め!」
轟雷「え?私ですか?」
鑑賞している轟雷を見た。
迅雷「こっちに来い!」
そして轟雷を舞台に立たせて、轟雷の頭にさくらんぼを乗せる。
轟雷「これは、何でしょう?」
空「さくらんぼ?」
迅雷「諸悪の根源はその頭上の果実にある!それがお主の心を操ってるのだ!」
轟雷「成る程。」
迅雷「今からお主の体を傷付けずに、その果実を討ち取る!」
空(ウィリアムテル?)
周囲に緊張の空気が漂う。迅雷が手裏剣を構える。
迅雷「でやーーーー!!!!」
そして遂に手裏剣を投げた。轟雷の顔に直撃すると思いきや、轟雷がさくらんぼを自分の顔の前に移動させてさくらんぼに刺さった。
空(危ねえ・・・)
迅雷「千日の稽古を鍛と成し、万日の稽古を練と成す。お主はその鍛錬をこなして来た!必ず勝てる!」
轟雷「え?」
迅雷「宮本武蔵公の如く、疾風を巻起こせ!」
轟雷「あぁ・・・ありがとうございます!」
空(宮本武蔵って・・・)
バーゼラルド「ではでは続きまして〜、プログラム2番!バーゼとスティレットのミラクルマジカル手品ショー!拍手ー!」
プログラム2番・ミラクルマジカル手品ショー。バーゼラルドが巨大な箱に入る。スティレットが鍵を掛ける。スティレットの充電くんが剣を持って来た。
スティレット「では今から、この箱に剣を刺して行きます。」
バーゼラルド「バーゼ大ピンチ!」
轟雷「ハラハラしますね・・・大丈夫でしょうか・・・?」
空「大丈夫だと思う。」
そしてスティレットが、バーゼラルドが入った箱に剣を刺した。
バーゼラルド「うっ!」
2本目を刺す。
バーゼラルド「うっ!」
そして3本目を刺す。
バーゼラルド「うぅっ!あはははは!くすぐった〜い!」
スティレット「ちょ、ちょっと!大人しくしなさいよ!」
バーゼラルド「はぁ〜い!」
空(くすぐったいのか?)
そして残りの剣を全て箱に刺した。
スティレット「これで10本の剣が全て突き刺さりました。バーゼラルドは無事なのでしょうか?」
バーゼラルド「あ、部品に引っ掛かってるぞ〜?」
スティレット「しっ!そう言う事言わない。それでは充電くん!カモーン!」
そこにバーゼラルドの充電くんが風呂敷を被せた。
バーゼラルド「あれ?こっからどうするんだっけ?」
スティレット「まさか忘れたの?ほら脱出でしょ?」
バーゼラルド「あぁ〜はいはい。」
スティレット「ちゃんとやり方覚えてる?」
バーゼラルド「余裕余裕全然大丈夫。」
空(そんな風に見えねえけど。)
スティレット「えぇー、バーゼラルドは見事脱出する事が出来るでしょうか?1・2・3!」
カウントダウンが終わったが、何も起こらない。
スティレット「バーゼ?大丈夫?」
バーゼラルド「あ、ちょっと待って?」
すると箱が壊れて、バーゼラルドが無事脱出した。
バーゼラルド「じゃーん!マジック大成功!」
轟雷「おおーー!」
マテリア白「あれは脱出と。」
マテリア黒「言えるのかしら?」
バーゼラルド「轟雷!リベンジ頑張るのだよ?」
スティレット「轟雷なら出来る!」
轟雷「ありがとうございます!!」
スティレット「スティレットと。」
バーゼラルド「バーゼでした!」
空(物理的な脱出マジックだったな。そろそろ俺も準備するか。)
バーゼラルド「では続きまして、アーキテクトの登場です!演目は、祝福の歌!」
プログラム3番・祝福の歌。
アーキテクト「学習モード、オペラ。再生。」
するとオペラが流れた。
アーキテクト「光差し込む夜明けー♪一度の忘れー♪勝利を祝おーうー♪」
綺麗な歌声に魅了されて、全員が拍手した。
轟雷「素晴らしいです!」
空「アーキテクト凄え・・・」
アーキテクト「仮想バトルデータ解析。轟雷VSフレズヴェルク第2戦。轟雷勝利の確率、99,9999998%。プログラム上、100%と見做す。つまり、必ず勝てると言う事。」
空(残りの0,0000002%は何処行った?)
轟雷「アーキテクトがそう言ってくれると、何だか頼もしいですね!」
アーキテクト「データは多数のサンプルに基づいている。轟雷は勝つ。激励。」
轟雷「ありがとうございます!必ず勝ちます!」
バーゼラルド「ではでは、プログラム4番!マテリア姉妹の登場です!演目は・・・ん?」
マテリア姉妹「どーもー。」
横からマテリア姉妹が拍手しながら登場した。
マテリア白「マテリア白よ。」
マテリア黒「マテリア黒よ。」
マテリア姉妹「2人合わせてマテリアグレイよ。」
マテリア黒「ってなんでやねん。」
2人でポーズを取る。
空「漫才かよ・・・しかも笑えねぇ。」
迅雷「プッ!」
空「へ?」
マテリア白「ねぇねぇ黒ちゃん、10回クイズって知ってる?」
マテリア黒「勿論知ってるわ。」
マテリア白「うふふ。じゃあピザって10回言ってみて?」
マテリア黒「今私に命令したの?」
空「笑えねぇ・・・」
迅雷「プフッ!」
空「え?」
マテリア白「秋と言えば。」
マテリア黒「スポーツの秋。」
マテリア白「黒ちゃん、最近した激しい運動は?」
マテリア黒「そんなの言えないわ。刺激的過ぎる。」
マテリア白「言ってごらんなさい?」
マテリア黒「充電くんの上で寝返り。」
またポーズを取る。
空「下らねぇ・・・」
迅雷「・・・・・ふあははははは!!!堪らない!!これは傑作だ!!!」
空「おいおいマジかよ迅雷・・・」
マテリア黒「いい加減にしなさい。」
マテリア白「止めさせて貰うわ。」
マテリア姉妹「ありがとうございました。」
迅雷「お見事!天晴れ!天下一!」
空「迅雷は笑いのツボが弱いのか?」
スティレット「何だったの今の・・・?」
バーゼラルド「実に難解である・・・」
マテリア黒「轟雷ちゃん。」
轟雷「はい!」
マテリア白「どんな不利な状況でも、強い心があれば大丈夫。」
マテリア黒「そしてやり切ったもん勝ちよ?」
轟雷「・・・はい。とても分かった気がします。ありがとうございました!」
バーゼラルド「ではでは気を取り直して、プログラム5番!空の登場です!」
空「轟雷。お前に祝福の花火を見せてやろう。」
セッションベースに
空「フォースインパルスガンダム!セッション!出る!」
そして仮想空間に入った。今回のステージは夜の湖。
空「アーキテクト!」
するとそこに無数のアーキテクトが現れて、上に向けてロケットランチャーを一斉発射した。
空「今だ!」
するとインパルスが機動防盾を上に投げて、MA-BAR72 高エネルギービームライフルを連射した。するとビームが反射して、ロケット弾に全て命中した。ビームを受けたロケット弾が花火のように色鮮やかに爆発した。
轟雷「わぁーー!!」
そして全弾を使い果たし、2体が戻って来た。
空「轟雷。フレズヴェルクとの再戦頑張れよ。俺達が全力で応援とサポートするからな!」
轟雷「空、ありがとうございます!」
バーゼラルド「さぁそして!大トリを飾るのは、轟雷のマスターあおでーす!」
すると部屋の電気が消えて、あおにライトアップ。
あお「轟雷に手紙を書いたので読みたいと思います。」
轟雷「あぁー・・・」
あお「轟雷へ。轟雷が来てから私の生活は大きく変わりました。最初は完全にお金目当てだったバトル収集。ぶっちゃけ、今でも凄く助かってます!本当にうちに来てくれてありがとう。感謝しても仕切れません。でも、そんな中で思うのです。私は轟雷が勝てば嬉しいし、負ければ悔しいです。もし轟雷が負けるデータが必要だと会社に言われたら、間違い無くお金の為にはやるけど、やだなぁって言うのは本音です。因みにこうして手紙を書くには、まだまだ思い出が足りない事に気付いて若干困ってます。折角女の子同士の同居生活です。バトルだけじゃ味気ないので、もっと一緒にお出掛けしたり、楽しい時間を過ごしましょう。つまり!その為には先立つ物が必要です!だから、フレズとの再戦に必ず勝たねばなりません。私も頑張ります。と言う訳で、これからも宜しくね。頑張れ轟雷!GOGO轟雷!あおより。」
轟雷「・・・・・あお!ありがとうございます!」
スティレット「いや、微妙でしょ・・・」
空「半分金の話ばっか・・・」
迅雷「熱い友情だな・・・」
バーゼラルド「だな。」
マテリア白「最後はあおちゃんに持ってかれちゃったみたい。」
マテリア黒「轟雷ちゃんのマスターだもんね。今日の所は許してあげる。」
あお「では、ここからがスペシャルサプライズ!トランペットを演奏します!」
轟雷「え!?」
あお「ふふふ〜。今まで隠してたけど、小学校までずっと吹奏楽部だったんだ。」
轟雷「そうなんですか!?」
スティレット「へぇ〜、楽器出来るなんて知らなかった。」
バーゼラルド「あお格好良い!本格的だ!」
マテリア白「あおちゃん素敵。とってもお似合いだわ。」
マテリア黒「期待してウズウズしちゃう。」
スティレット「ま、轟雷・改も組み立てた事だし、意外と器用なタイプかもね。」
迅雷「これがまさに、能ある鷹は爪を隠すだな。」
アーキテクト「意味、実力や才能がある者は、それは軽々と見せ付けたりはしない。」
バーゼラルド「ズバリ隠し芸だー!」
轟雷「あお、とても嬉しいです!」
あお「えへへ。では行きます!〜・・・〜〜・・・♪」
空(・・・・・)
こうして決起集会は夜まで大盛り上がりしたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
季節は秋に突入し、木に紅葉が実る。
あお「いやぁ〜、すっかり秋だね〜。」
轟雷「秋ですね〜。」
空「秋だな〜。」
ある日の休日。あおと轟雷と空が秋の外を歩いている。するとあおの腹が鳴った。
あお「マズイ・・・今からいなげやの数量限定売切御免スーパータイムサービスが始まると言うのに、既にお腹が空いてしまった・・・」
空「マジか。」
轟雷「大丈夫ですか?」
あお「ちょっと腹拵えして行こう!」
近くの売店で団子を買って食べる。
あお「ん〜おいひい〜♪」
空「美味えな〜。」
あお「外で食べるお団子最高〜♪」
轟雷「家と外では味が違うんですか?」
あお「風情って言うのかな?この景色と空気の中で食べると味が違って感じるのだよ。」
轟雷「成る程、同じお団子なのに不思議ですね。」
あお「ねぇ轟雷、空、ちょっとお散歩して行こうか。」
轟雷「はい!」
空「秋景色の散歩かぁ。良いな。」
轟雷「でも、急がないといなげやのタイムサービスが終わってしまいませんか?」
あお「うふふ〜。タイムサービスは1日2回あるんだなぁ〜。夜の陣に作戦変更〜!」
タイムサービスは夜に変更して、昭和記念公園で散歩をする。
空「昭和記念公園綺麗だな〜。」
あお「この公園には、小ちゃい頃から遠足で良く来てたなぁ〜。」
轟雷「そうなんですか?」
あお「懐かしいな〜!」
轟雷「懐かしい?」
あお「お弁当に甘い卵焼きが入ってると嬉しかったな〜。そして未だにバナナがおやつなのかそうじゃないのか決着が付かず・・・」
空「まだバナナ決着ついてねえのかよ。」
あお「うん・・・でも小さい時は紅葉よりお弁当が楽しみだったけどね〜。」
空「まさに花より団子だな。」
あお「今も違うとは言い切れないけど・・・あはは。」
そして木の下に立つ。
あお「この辺が宝の山!」
轟雷「宝の山?」
あお「どんぐりが沢山落ちてるでしょ?」
空「昔に比べて結構どんぐり落ちてるな〜。」
轟雷「どんぐり、綺麗ですね!」
あお「小さい時、このどんぐりを使ってお飯事するのが大好きだったんだ〜。」
空「うわぁ懐かしい〜。」
轟雷「お飯事って何ですか?」
あお「お?轟雷お飯事知らない?何て言うんだろうな・・・お母さん役とか子供役を決めて家族ごっこ?」
轟雷「家族、ごっこ・・・やってみたいです!」
あお・空「え、マジで?」
轟雷「やりましょう!是非!」
あお「えぇ〜無理〜・・・」
轟雷「どうしてですか?」
あお「・・・普通高校生はお飯事やらないからな〜。」
空「お飯事は子供がやる遊びなんだ。」
轟雷「お願いします!家族の感じ知ってみたいです!」
あお「そうだな〜・・・まぁそこまで言うならやってみようか。」
轟雷「ありがとうございます!」
どんぐりを集めてお飯事を始める。
あお「じゃあ私がお母さんで、空がお父さんで、轟雷が子供の役ね。」
轟雷「分かりました!」
空「OK。」
あお「お父さん、ご飯ですよ。」
空「ありがとう。何時も美味しいご飯ありがとね。」
あお「どういたしまして。轟雷ちゃん、ご飯ですよ。はいどうぞ。」
轟雷「あ、すみません。」
あお「轟雷ちゃんは小さいのに随分大人みたいな喋り方だね。」
空「成長してる証かな?」
轟雷「あ!えっと・・・ありがとう・・・」
あお「あれ?自分でやりたいって言ったのに照れてる?」
空「轟雷大丈夫?」
轟雷「え!?あ、あの・・・あお・・・空・・・」
あお「あお?」
空「空?」
あお「お母さんですよ?」
空「お父さんだぞ?」
轟雷「お、おか・・・」
あお「轟雷ちゃん、あーん。」
轟雷「・・・・・」
あお「お母さん、おやつのホットケーキ作りますからね。お手伝いしてくれる?」
轟雷「はい!」
タッパーに入ってるどんぐりを転がす。
轟雷「中々疲れますねお飯事って。」
あお「小さい時は楽しかったんだよ?私一人っ子じゃん?しかも両親がラブラブ過ぎて、結構1人遊びが多かったんだよね。」
空「伯父さんと伯母さん結構仲良しだからね。俺の両親もそうだけど。」
あお「それと、遊びに来た空と遊ぶのも多かったんだよ?」
轟雷「そうなんですか?」
あお「相変わらず仲良しなのは良いけどさ、お母さんまでお父さんのお仕事に付いて行っちゃうなんて呆れちゃうよね・・・」
轟雷「そう言えば、あおのお父さんとお母さんは何処に行ってしまったのですか?」
あお「海の上だよ。」
轟雷「海?」
あお「世界中を旅する豪華客船の船長さん。それがお父さんの仕事なの。」
轟雷「そうなんですね?」
あお「だから私の名前は青い海から取って『あお』。海じゃなくてあおなのは、親なりの一捻りらしい。本当昔から変なお面とか悪趣味なお土産が世界中から送られて来て参ったよ〜。今は頑なに断ってる。この公園にも偶に来てたけど、2人の方が子供みたいにはしゃいじゃってたっけ。」
空「俺の両親もそんなだったな〜。あおちゃんと一緒に呆れてたな〜。」
あお「ま、楽しかったけどね。」
轟雷「お父さんとお母さんって、そう言うものなのですか?」
あお「いや、うちらは変わってるかも・・・」
轟雷「じゃあ、空のお父さんとお母さんは何処へ?」
空「あおちゃんの両親、伯父さん達と同じ豪華客船だ。俺の親父は総料理長をやってるんだ。それに俺の名前の空は、青空から空を取ったんだ。何処と無くあおちゃんに似てるね。俺の両親もめっちゃラブラブで子供っぽいからな。」
轟雷「2人の苗字は同じなのに何故従姉弟同士なんですか?」
空「俺の親父は、あおちゃんの親父さんの弟なんだよ。だから苗字が一緒。」
轟雷「成る程。何時か私も会ってみたいです!あおと空のお父さんとお母さんに!」
あお「そうだね〜。轟雷の事見て何て言うのかな?」
空「多分びっくりするだろうな。」
そんな話をしていると。
???「あ〜そぼ!」
轟雷「ん?」
あお「ん?」
空「ん?」
1人の少女が遊ぼうと話し掛けて来た。
空「女の子?」
あお「あれ?君は・・・」
少女「こんにちは!ぐりこだよ〜!」
あお「ぐりこ?」
轟雷「私は轟雷です。」
ぐりこ「ぐりこもお飯事したい!」
そしてぐりこも加わってお飯事をやる。空は隣のベンチに座る。
ぐりこ「はい轟雷。ご飯ですよ。」
轟雷「またご飯ですね。・・・・・」
ぐりこ「美味しい?」
轟雷「はい!美味しいですお母さん。」
人差し指で轟雷を撫でる。
ぐりこ「轟雷良い子良い子。」
轟雷「お飯事は結構ワンパターンと言う事が分かって来ました!」
あお「うん、そうかも。」
空「ワンパターンって・・・」
ぐりこ「次はお風呂の時間ですよ〜。」
轟雷「お風呂?」
ぐりこ「どんぐり風呂だよ?」
どんぐり風呂に入る轟雷。
轟雷「お風呂、初体験ですね。それも、どんぐり風呂とは・・・うわ!?」
突然ぐりこがどんぐり風呂を持って揺らした。
ぐりこ「ぐりぐり〜ぐりぐり〜♪」
轟雷「あわわわわ・・・・目が回ります・・・・」
あおと空が微笑んでる。
ぐりこ「ぐりぐり〜♪」
あお「ん?ぐりぐり?」
するとあおが、幼い頃を思い出した。
幼いあお『ぐりぐり〜♪ぐりぐり〜♪ぐりこちゃん、そんなに目を回したらウドラが目を回しちゃうよ?』
轟雷「あお?」
空「あおちゃん?どうした?」
するとぐりこが何処かへ走って行った。
轟雷「ぐ、ぐりこさん!」
空「ぐりこちゃん!何処行くの?」
あお「追い掛けよう!」
轟雷「あ、はい!」
空「了解!」
外は夕方になった。あおと轟雷と空が、木の下で手を振ってるぐりこを発見した。
ぐりこ「こっちこっち〜!」
轟雷「どうしたんですか?ぐりこさん。」
ぐりこ「えへへ。」
あお「そうだ。私、ここに・・・」
轟雷「?」
そして木の傍を掘ると何かが出て来た。
あお「やっぱりあった・・・」
空「そう言えばあったな・・・」
轟雷「これは何ですか?」
あお「タイムカプセルって言ってね、思い出の宝物を入れて何年も経ってから掘り起こすんだよ。」
轟雷「どうしてそんな事をするんですか?」
あお「どうしてって・・・」
空「簡単さ。懐かしいって思う為だ。」
轟雷「懐かしい・・・ですか?」
空「そう。懐かしい。」
タイムカプセルの蓋を開ける。
あお「うわぁー!懐かしいー!」
空「思い出の宝の山だー!」
あお「これ全部私の宝物だったんだよー!ほら。この気持ち悪いの、お父さんのお土産。」
父親からのお土産の小さいお面を手に取った。
轟雷「宝物だったんですね?」
あお「いや、これは扱いに困ってここに入れたんだったかも・・・」
空「お!これは俺の宝物だ。母さんからのプレゼント。」
母親からのプレゼントのキーホルダーを手に取った。
轟雷「空の宝物ですね?」
空「いやこれ、あおちゃんが怖がってたから入れたんだ。」
轟雷「どんぐりもいっぱい入ってますね!ん?あの人形・・・」
タイムカプセルの中には、ぐりこそっくりの人形も入ってた。
轟雷「そう言えば、ぐりこさんは!?」
空「そうだった!何処行ったんだ?」
あお「いやぁ〜、すっかり忘れてたよ〜。」
轟雷・空「ん?」
あお「・・・・これ、もう1回埋め直そうかな?」
轟雷「え?」
あお「今日轟雷が拾ったどんぐりも入れてさ。そして何時か掘り出した時に、轟雷も懐かしいって思えるじゃん?」
空「そいつは良いな!」
轟雷「・・・・・・あお、空、嬉しいです!その日が楽しみです!」
タイムカプセルを埋め直して昭和記念公園を歩く。
空「あぁ〜気持ちの良い散歩だったな〜。」
轟雷「私、懐かしいって言う気持ちが少し分かったような気がします。来年も再来年も、秋が来る度にきっと今日の事を思い出します!そして何年か経ったら、あおと空みたいに懐かしいって言うと思います!」
あお「そうだね。私も楽しみ!」
空「俺もさ。未来が楽しみだぜ。」
すると秋の風が吹いた。
あお「ヘックション!あ!大変だ!いなげや数量限定売切御免スーパータイムサービス夜の陣が始まってしまう!!急がなきゃ!!」
轟雷「はい!!」
空「おい待てよ!」
走っていなげやへ向かった。
一方その頃あおの部屋では。
マテリア白「マテリア白よ。」
マテリア黒「マテリア黒よ。」
マテリア姉妹「2人合わせて、マテリアゼブラよ。」
マテリア黒「ってなんでやねん。」
マテリア白「しかし秋も深まって参りましたが、黒ちゃん秋の味覚と言えば?」
マテリア黒「そうですね〜・・・やっぱり松茸かしら?」
マテリア白「まぁ〜庶民的だ事。」
マテリア黒「何でですやん?松茸高いですやん?」
迅雷「あははは!あははははは!」
マテリア姉妹が漫才をやっていて、迅雷が笑い転げる。スティレットとバーゼラルドとアーキテクトはノーリアクション。
バーゼラルド「あおと空と轟雷遅いね。」
スティレット「帰って来るまで続くの?これ。」
アーキテクト「理解不能。」
その後も3人が帰って来るまで漫才が続いたのだった。
「END」
キャスト
源内あお:日笠陽子
源内空:本郷奏多
轟雷:佳穂成美
スティレット:綾瀬有
バーゼラルド:長江里加
マテリア姉妹:山崎エリィ
迅雷:樺山ミナミ
アーキテクト:山村響
フレズヴェルク:阿部里果
ぐりこ:森永千才
空「今回紹介するのはこれだ!」
空「2016年6月18日に発売されたHGリバイブキット!最大の特徴であるコアスプレンダー、チェストフライヤー、レッグフライヤー、シルエットフライヤーへの分離・合体機構と、スタイリッシュなプロポーションの両立を実現!また戦争がしたいのか、アンタ達はァ!!次回もレッツセッション!」
次回予告
マテリア白「大人のお飯事の時間よ。」
マテリア黒「迅雷ちゃんはママでもありパパでもある役。」
マテリア白「そして時々ペットのエサ役もお願いね。」
マテリア姉妹「次回のフレームアームズ・ガールも、一緒にセッションしましょ?」
迅雷「良く分からんが承知した!」
次回「あお、風邪をひく/あしたもいっしょに」