フレームアームズガール 《従兄弟の兄さんは地味に凄い人》   作:アインスト

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うわーいやっとオーダーミッションのラスボス倒せたー‥‥‥!!

ゾディアックが強すぎる。

ん?どうやって勝ったって?

オトキャタンクでゴリ押し、これで勝つる。

では、どうぞ。


『学校への潜入任務』

 

『学校への潜入任務』

 

 

 

システムチェック

 

オールグリーン

 

アクチュエータ問題無し

 

カメラアイ正常稼動確認

 

スペクターシステムダウンロード完了

 

‥‥‥起動

 

 

 

 

ウルフ「‥‥‥?なんだ?今のシステムには見覚えが無いな‥‥‥」

 

マークII「おーいどうしたー?」

 

ウルフ「いや‥‥‥なんでもない」

 

マークII「そうか?」

 

 

 

 

八月三十一日。

 

それは夏休み最終日。

 

それは終わらぬ宿題をやらねばならぬ日。

 

というのを元マスターから聞いたことがある。

 

なんでもあおは面倒事を最後に回しやすく、毎年夏休みの最終日はヒィヒィ言っていたとか。

 

宿題というのは毎日コツコツやるものではないのか?

 

まぁ、そんなこんなで今あおは不在。

 

何故なら宿題を終わらせるために彼女の友人、寿 武希子の家にFAガールたちには"合宿"という名目で行っているからだ。

 

そのため、こんな深夜になっても帰ってこない。

 

どれだけ溜めていたんだ‥‥‥。

 

 

 

轟雷「8月31日は他の日と何が違うのでしょう?それに何故あおは武希子の家に行ってしまったのでしょう?」

 

スティ子「私たちには"合宿"って言ってたわね。ホント人間って訳わかんない。30日も31日も同じじゃないのよ」

 

バーゼ「にゃははー、あおったら凄い顔してたもんねー!!」

 

シロ「でも、たまにはマスターがいない家もいい感じ」

 

クロ「イタズラしちゃう?」

 

迅雷「くだらん、いつも通り過ごすのみだ」

 

ゼロ「合宿、ねぇ。まぁ確かに合宿っぽくなるな」

 

マークII「あんだけ溜めてりゃあな」

 

轟雷「溜めていた?あおは何を溜めていたのですか?」

 

ゼロ「宿題、ってやつ。まぁ簡単に言えば夏休みにこなさなきゃならないノルマってやつだよ」

 

轟雷「なるほど‥‥‥つまりあおはサボっていたのですか?」

 

マークII「ま、そういう事になるな」

 

 

 

アーキテクトは充電中。

 

だが、その時充電くんに直接着信がかかる。

 

あおからのようだ。

 

 

 

轟雷「っ!?」

 

迅雷「ん?」

 

スティ子「わっ!?」

 

バーゼ「んぇ?」

 

シロ・クロ「「あら?」」

 

ウルフ「着信、か?」

 

マークII「轟雷ちゃん、出てやってくんね?」

 

轟雷「はい。こちら轟雷です!!」

 

 

 

 

あおからの通信内容はこう。

 

『課題のノートを持ってきてほしい』とのこと。

 

友人の武希子から理由を聞くと、先日の登校日に課題ノートを忘れていってしまったそう。

 

しかも間の悪い事に今手が放せない状況らしい。

 

 

 

 

轟雷「あおの一大事です!!総員出撃しますよ!!」

 

スティ子「え"っ」

 

轟雷「‥‥‥どうしたんですかスティレット?」

 

スティ子「だ、だって夜の学校でしょ‥‥‥?気が進まないというか‥‥‥」

 

迅雷「なんだスティレット、お主怖いのか?」

 

スティ子「こ、怖いとかそういうのじゃないし!!」

 

マークII「わかりやすっ‥‥‥」

 

クロ「私たちはお留守番してるわ」

 

シロ「夜更かしはお肌に悪いもの」

 

バーゼ「バーゼもお家にいるー‥‥‥もう眠いや‥‥‥」

 

ジィダオ「‥‥‥俺も念のため、待機している」

 

レイダオ「じゃあ僕も」

 

ゼロ「俺も休みたいな。悪いけど」

 

轟雷「ではマテリアとバーゼ、ジィダオにレイダオ、ゼロはしっかり家を守っていてください。残りのメンバーで向かいましょう」

 

スティ子「私も行かなきゃダメなの!?」

 

轟雷「‥‥‥スティレットがそんなに怖がりとは知りませんでした。では、武装していくのはどうでしょうか?恐怖も少しはやわらぐかもしれませんし」

 

スティ子「なに変な気を遣ってんのよ!?別に怖くないけど装甲は着けていってもいいわよ‥‥‥うん、装甲は着けていってもいいわよ‥‥‥」

 

マークII「大事な事なので二回言いました」

 

スティ子「やかましいっ!!でもあくまでデータを取るためなんだからね!!」

 

迅雷「うむ、今宵は十三夜の月‥‥‥夜戦修練か!!腕が鳴るな!!」

 

アーキ「了解」

 

 

 

今回の装備は通常のウェアウルフフレーム。

 

彼女らも装甲パーツを装着する。

 

 

 

轟雷「こんばんサマー!!」

 

スティ子「まさかのサマー!!」

 

迅雷「鉞担いだお嬢様ーっ!!」

 

マークII「毎度毎度思うんだけどよ、その掛け声何ぞ?」

 

轟雷「あ、なんか自然と出ちゃうんですよ」

 

マークII「自然なんかい」

 

轟雷「では、出動です!!」

 

 

 

そして数十分後。

 

無事に学校に到着したのだが‥‥‥。

 

 

 

スティ子「なんで電気ついてないのよー!?」

 

マークII「やーいビビリー」

 

スティ子「やかましいっ!!」

 

マークII「ぶべらっ!?」

 

スティ子「まったく夜でも電気つけなさいよ‥‥‥夜だって授業すればいいじゃない‥‥‥バカなの人間!!」

 

ウルフ「スティレット、それは無茶だ。人間にも活動限界がある。それを超えての活動はハイリスク過ぎる」

 

スティ子「う‥‥‥」

 

轟雷「そうですね。夜はしっかり寝ないと辛いって聞きますから」

 

ウルフ「‥‥‥元マスターはよく夜更かしをしていたがな」

 

スティ子「何やってんのよ‥‥‥」

 

轟雷「さて、ここから段差が多いです。ニー太郎はここで待機を」

 

『タイキスルヨ!!』

 

 

 

そう言って降りた瞬間、彼女は足を滑らせる。

 

だが、アーキテクトが未然に転ぶのを防いだ。

 

 

 

 

轟雷「ありがとうアーキテクト‥‥‥」

 

アーキ「通常のタスク処理」

 

迅雷「どうした?お前らしくないぞ?」

 

轟雷「どうもここの装甲が少し‥‥‥はぁ、大丈夫です。先を急ぎましょう」

 

マークII「‥‥‥ん?」

 

ウルフ「どうした?」

 

マークII「んや、ちょっとな。お前気づかないか?」

 

ウルフ「何にだ?」

 

マークII「轟雷ちゃんの肩周り見てみろ」

 

ウルフ「‥‥‥む?」

 

 

 

 

少々疑問が上がるが、課題ノートを捜索する。

 

次の瞬間、何処かで水音が聞こえてくる。

 

 

 

スティ子「きゃあっ!?」

 

マークII「おわっふぅぅぅぅ!?」

 

 

 

スティレットが驚いた拍子にマークIIに抱きついたようだ。

 

マークIIはかなり驚き、大声を上げる。

 

 

 

迅雷「なんだ、敵襲か!!」

 

バルチャー「チョイサァッ!!」

 

 

 

迅雷が苦無を、バルチャーがナイフを投げるが、バケツにあたる音しかしない。

 

 

 

轟雷「ただの水ですよ?」

 

アーキ「スティレット、迅雷、バルチャー。状況認識に問題有り。リファクタリング」

 

迅雷「いや、確かに何かの気配がしたのだが‥‥‥気のせいか?」

 

バルチャー「そんな事はないはずなんだがなぁ‥‥‥」

 

 

 

さらに次の瞬間。

 

どういう訳か、窓がガタガタと揺れだす。

 

 

 

スティ子「出たーっ!!」

 

マークII「ギャアアアアアッス!!」

 

轟雷「風ですよスティレット」

 

 

 

そしてさらに追い討ちをかけるように非常口付近の照明が点滅しだす。

 

これには流石にスティレットは参り、轟雷の背後に隠れてガタガタと震えている。

 

 

 

スティ子「ノーゴースト!!ナッシングゴースト!!ノーゴーストっ!!」

 

マークII「ち、ちなみに直訳すっと"幽霊無し!!いない幽霊!!"になるぜ‥‥‥!!」

 

バルチャー「いやお前も震えてんのかい」

 

轟雷「手を握っていると安心するとこの間テレビで見ました。よろしければどうぞ」

 

スティ子「なんで私がアンタと手なんか!!しょうがないわね‥‥‥轟雷がそんなに怖いって言うなら握っててあげるわよ‥‥‥」

 

マークII「あー、帰りてぇ‥‥‥!!」

 

バルチャー「お前も大概だな」

 

マークII「う、うるせぇやい!!」

 

轟雷「では二階に行きましょう」

 

 

 

二階へと続く階段を登ろうとしたその時、無数のボールが落下してくる。

 

 

 

迅雷「なっ、避けろ!!」

 

 

 

迅雷の一声で避けるFAガール。

 

だが我々は別の手段で回避する。

 

 

 

ウルフ「ガトリング斉射!!」

 

マークII「回避だ回避!!」

 

轟雷「助かりました‥‥‥迅雷、ありがとう」

 

迅雷「いや、どうも妙な気配を感じたのだ」

 

スティ子「学校っていきなりボールが降ってくるっけ‥‥‥?」

 

アーキ「学習モード‥‥‥ポルターガイスト。データ取得完了」

 

スティ子「いいわよ説明しなくて‥‥‥」

 

轟雷「あおが待ってます。急ぎましょう!!」

 

 

 

 

 

その頃、武希子の家では。

 

 

 

武希子「怪談でごわすー」

 

あお「はぁ‥‥‥?」

 

武希子「む、どうしてそんな事をって顔してるなりねー。何故ならあおの集中力が落ちてるからー。ここは一旦リラックスして、また新たな境地で宿題に取り組む。集中と拡散。それには怪談が一番なりー」

 

あお「そ、そういうものかなぁ?」

 

武希子「んじゃ、早速話すなりー」

 

あお「えー‥‥‥?」

 

 

 

ここから彼女、武希子の話が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

‥‥‥数年前の話なんですけどねぇ、学校に模型部があったのって知ってますかねー?

 

その部に所属していた部員は女生徒一人だけ。

 

そのある日の事なんですが、その日も彼女は模型を作っていましてねぇ。

 

 

 

迅雷「なんだこれは‥‥‥!?」

 

轟雷「これが怪奇現象というものでしょうか‥‥‥?」

 

アーキ「解析困難、スタックオーバーフロー」

 

マークII「チクショウ、チクショウチクショウチクショウ!!何だってんだよぉ!!」

 

セカンド「落ち着け!!冷静になれって!!」

 

 

 

 

‥‥‥少し具合の悪いパーツをぐっ、と押し込んだって言うんですねぇ。

 

すると‥‥‥ボキリ、といっちゃったんですよ。

 

女生徒は無理な力を加えた自分を呪いましてねぇ。

 

でも、本当の恐怖はそこからだったんですよー。

 

折れたパーツに1㎜のピンバイスで穴を開けてそこに真鍮線を差し込み、パチン。

 

ふと嫌な予感がして自分の手元を見るとそこには‥‥‥金属専用ニッパーではなく、究極のプラモデル専用超薄刃ニッパーが握られていたんですねー!!

 

 

 

 

 

バーゼ「にゃははは!!おっかしー!!めちゃ慌ててるー!!」

 

シロ「外に出たら何が起こるかわからないもの」

 

クロ「だから私たちがこうして不測の事態に備えさせてあげてる訳」

 

シロ「それにしても」

 

クロ「あの子たちったら」

 

シロ・クロ「「素敵に無様ねー!!」」

 

ジィダオ「どうなっても俺は知らんぞ‥‥‥」

 

バーゼ「あっ、あのニッパーいい動き!!やるじゃんマテリアお姉ちゃんたち!!」

 

シロ「あら、ニッパー‥‥‥?」

 

バーゼ「ふぇ?」

 

クロ「そんなもの仕込んだかしら?」

 

シロ・クロ・バーゼ『えぇ‥‥‥?』

 

 

 

 

刃の欠けたニッパーはその後使われる事がなくなりましてねぇ。

 

女生徒の卒業で模型部は廃部になったんですねー。

 

そして‥‥‥いつの頃からか夜な夜な校内で切るものを求めてさまようようになったとか‥‥‥。

 

 

 

 

スティ子「何よあれー!?」

 

マークII「何って、どう見てもニッパーじゃねぇか!?」

 

スティ子「そんなもの見たらわかるわよ!!あれよ、あれ!!」

 

轟雷「先ほどから大きな分度器やコンパスがありますから火の出るニッパーがあっても不思議ではないかと!!」

 

迅雷「そういうものか!?」

 

アーキ「バッファオーバーラン」

 

マークII「に、逃げろや逃げろー!!」

 

迅雷「反撃の糸口が見つからん‥‥‥一時撤退するか‥‥‥?」

 

アーキ「プログラム処理途中」

 

スティ子「帰るぅ、私帰るぅ!!」

 

マークII「ん、あ、おいあれ!!あおちゃんのロッカーじゃねぇか!?」

 

 

 

運良くあおのロッカーを見つけた一行。

 

だが、ニッパーが襲いかかってきたため轟雷が受け止める。

 

しかしどういう訳かニッパーは彼女を仰向けに倒し、轟雷の首を斬ったかに思われた。

 

 

 

ウルフ「轟雷ッ!?」

 

スティ子「轟雷!!」

 

迅雷「だ、大丈夫だ!!きっと直せる!!」

 

アーキ「轟雷のデータ、アーカイブからのバックアップ可能」

 

轟雷「い、いえ‥‥‥大丈夫です‥‥‥むしろ肩が軽くなったような‥‥‥」

 

マークII「‥‥‥あー、やっぱりそういう事か」

 

 

 

マークIIが轟雷のそばに落ちていた何かの欠片を拾い上げる。

 

 

 

スティ子「あれ、これって‥‥‥」

 

轟雷「私のパーツの欠片ですね‥‥‥ですが何処も‥‥‥」

 

アーキ「未処理ゲート?」

 

マークII「ま、そういうこった」

 

 

 

その頃、怪談を話していた武希子たちは。

 

 

 

武希子「んで、パーツを切り取る時に残っちゃったでっぱりを"ゲート跡"なんて呼ぶんだけど、それを処理してなかったーって訳だね。みんなもちゃーんと処理しないとダメだよー?」

 

あお「武希子、誰と話してるの?」

 

 

 

 

場面は変わって学校。

 

ようやく解決に向かっていた。

 

 

 

迅雷「もしやこれを切るために?」

 

轟雷「‥‥‥あ、そうです!!あおの課題ノート!!」

 

ウルフ「問題無い。確保したぞ」

 

マークII「あー、早く帰ろうぜ。身がブルッちまってしょうがねぇや」

 

スティ子「賛成、早く帰りたいわホント‥‥‥」

 

迅雷「待て、このニッパーはどうする?」

 

スティ子「うーん、持って帰る?錆を落としたらまだ使えそうだし」

 

アーキ「同意」

 

轟雷「あおへのお土産、もう1つですね!!」

 

 

 

そんなこんなで潜入任務を完遂した我々はすぐに撤退行動に入った。

 

だがその折で、何処からか視線を感じた。

 

気になって振り向いてみるが、誰もいない。

 

 

 

マークII「おーいウルフー?なーにしてんだよー?早く帰ろうぜー」

 

ウルフ「‥‥‥了解した。すぐに向かう」

 

謎の少女「‥‥‥」

 

 

 

あの気配は気のせいだったのだろうか‥‥‥?

 

‥‥‥いや、私はどうも気のせいだと割りきれない。

 

何か、安堵のような目で見られていた気がしてならない‥‥‥。

 

 

 

謎の少女「呪いのニッパー‥‥‥でももしいつか、彼女のニッパーをきちんと使ってくれる人がいれば、切るべき物を切る事が出来れば、その無念は晴らされるのかもしれませんね」

 

 

 

その頃、問題のマテリア姉妹とバーゼらは。

 

 

 

バーゼ「この後は‥‥‥」

 

シロ・クロ「「フルスクラッチラブ‥‥‥」」

 

ジィダオ「解せぬ‥‥‥」

 

レイダオ「同感‥‥‥」

 

 

 

何故か、ぼろぼろになっていた。

 

いったい何があったんだ?

 

 

 




次回、『三人のフレズヴェルク』をお送りします。

お楽しみに。

では、次回の更新で。

感想、質問等お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ
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