フレームアームズガール 《従兄弟の兄さんは地味に凄い人》 作:アインスト
では、どうぞ。
『マテリア姉妹&ダオ兄弟がやってきた』
‥‥‥システム起動
各部アクチュエーター問題無し
スラスター出力問題無し
各部武装欠損等無し
視界良好
オールグリーン
ウェアウルフ アクティブ
ウルフ「‥‥‥もうこんな時間か」
轟雷「あ、やっと起きたんですね。ウルフ」
ウルフ「あぁ」
轟雷「もうすぐあおが帰ってきますよ」
ウルフ「了解した。すぐに行こう」
他愛のない話をしているとあおが帰ってきた。
だがなにやら様子がおかしい。
あお「ただいま~‥‥‥」
轟雷「おかえりなさい、あお‥‥‥ってえぇ!?」
ウルフ「おい、上半身が濡れているぞ」
スティ子「ちょっと、アンタどうしちゃったのよ!?」
バーゼ「うぇ~‥‥‥あおきちゃない‥‥‥」
マークII「ひでぇやられ様だな」
ゼロ「いったい何があったんだよ‥‥‥」
あお「いやぁ‥‥‥帰り道ヤギと遊んでたら色々とあって‥‥‥」
轟雷「激しい遊びなんですね」
バーゼ「でもなんで濡れてるの?」
マークII「あ、それ俺も気になる」
あお「聞かないで、色々あったのっ!!とにかくシャワー浴びてくる!!‥‥‥あ、そういえばまた何か荷物来てたよ。開けてていいからね~」
そう言ってあおはシャワーを浴びに行った。
その間に2つの荷物を部屋に運び込む。
轟雷「新しいFAガールでしょうか?」
スティ子「多分ね。それで、もう片方が新しいFAってとこね」
ウルフ「大方間違いないだろう」
バーゼ「じゃ、早速開けてみよ~!!」
あおが風呂で満喫している途中で、早速荷物を開ける。
2つの荷物の中には、一つは2体のフレームアームズガールが寝ており、それぞれ色が違っている。
もう一つは2体のフレームアームズが入っていた。
形状は多少違えど恐らく同型機であろう。
轟雷「これは‥‥‥」
するとFAガールが先に目を覚ましたようだった。
クロ「着いたの‥‥‥?」
ウルフ「(よく似ている個体だな)」
そして箱から出てくる。
なんとなく似ていると感じた。
シロ「あら‥‥‥あなたが」
クロ「轟雷ちゃんね」
轟雷「あ、はいそうで‥‥‥っ!?」
2体のFAガールが轟雷に近寄り、頬に口づけをする。
シロ「それから、スティレットちゃん」
スティ子「ひゃああっ!?」
クロ「バーゼラルドちゃんにも」
バーゼ「にへへ~」
シロ「あら?あなたたちは?」
クロ「私たちとは違う機体?」
ウルフ「ウェアウルフという。ウルフと呼んでくれ」
マークII「俺はスーパースティ‥‥‥じゃなかった、マークIIだ。よろしくな」
ゼロ「ゼルフィカールだ。ゼロって呼んでくれ」
シロ「じゃあ‥‥‥」
クロ「ウルフ君に、チュッ」
ウルフ「‥‥‥?」
シロ「マークII君にも、チュッ」
マークII「いやぁ照れるなぁ~!!」
ゼロ「浮かれるなよマークII」
マークII「わかってるって」
クロ「それからゼロ君にも、チュッ」
ゼロ「うわっ!?」
そして、2体のFAガールは同時に挨拶をした。
シロ・クロ「「ごきげんよう」」
2体のFAガールが挨拶した数秒後、2体のFAも動き出した。
ジィダオ「‥‥‥」
レイダオ「‥‥‥」
バーゼ「わっ、いつの間にか起動してる~!!」
ジィダオ「俺はジィダオ」
レイダオ「僕はレイダオ」
ジィダオ・レイダオ「「これからよろしくな(ね)」」
軽くジィダオとレイダオが自己紹介した後、シャワーから上がったあおが戻ってくる。
あお「お、新顔だね~。なんか似てるけど姉妹?兄弟?名前はなんて言うの?」
ジィダオ「ジィダオだ」
レイダオ「レイダオだよ」
シロ・クロ「マテリアですわ(よ)」
あお「うぇ?えっと、君がジィダオ」
ジィダオ「あぁ」
あお「君がレイダオ」
レイダオ「うん」
あお「それで‥‥‥あなたがマテリアで、あなたもマテリア?」
ウルフ「同じネームか」
シロ「そうよ。私たちは全てのボディの元となった基礎なの。二人一緒に設計され‥‥‥二人一緒に造られたの。だから名前も一つ」
スティ子「なんだかややこしいわね」
バーゼ「へんなの~」
シロ「あら‥‥‥今まで何の問題もなかったわ」
クロ「だからあなたたちもマテリアと呼んで構わなくてよ」
轟雷「そう言われても‥‥‥」
するとあおが何かを思いついたようで、シロから指を差してこう言う。
あお「ん~‥‥‥シロ、クロ。めんどくさいからそう呼ぶ、いい?」
マークII「いやそれは安直すぎねぇか?」
シロ「まぁ‥‥‥私がシロ」
クロ「私がクロ」
シロ「うふふ‥‥‥なんだか照れくさいですわね」
クロ「でも、悪くない感じ」
マークII「気に入っちまったよオイ」
ゼロ「突っ込むのは無しだ、いいな?」
マークII「‥‥‥だな」
バーゼ「なんかいい人っぽいね~!!」
轟雷「そうですか?よくわかりませんが‥‥‥」
スティ子「ホント、よくわかんない‥‥‥じゃなくて、バトルよバトル!!あんたたちバトルしに来たんでしょ!?」
シロ「あら、忘れていましたわ」
クロ「いけない、つい‥‥‥」
ウルフ「‥‥‥嫌な予感がする」
マークII「嫌な予感ってのは?」
ウルフ「‥‥‥あの二人から目を離すな」
ゼロ「わかった」
あお「おー、やっぱりバトルするの?」
すると彼女たち姉妹は口角を上げ、嬉々としてこう言う。
シロ「えぇ、もちろん」
クロ「あなたたちのようなまっさらで‥‥‥」
シロ「ぴかぴかで‥‥‥」
シロ・クロ「「可愛らしい子たち」」
シロ「本当に‥‥‥」
クロ「とっても‥‥‥」
シロ・クロ「「壊しがいがあるなぁ~!!」」
ウルフ「(あれが彼女らの本性か‥‥‥危険だ)」
シロ「上手に上手に壊してあげる‥‥‥きっととっても気持ちいいわよ?」
クロ「痛みは至福でしょう?いい声でお泣きなさいな」
シロ・クロ「「ウフフフフフ‥‥‥」」
ゼロ「うわ‥‥‥えげつない性格だな‥‥‥」
ウルフ「轟雷、無理に戦う必要はない。退け」
轟雷「‥‥‥いえ、私はやります。よりよいデータを得るために」
バーゼ「そうこなくっちゃ!!」
セッションベースを接続後、スティ子は不満そうな表情をしている。
スティ子「うぇぇ‥‥‥なんで私なのよ‥‥‥」
シロ「うふふ、バーゼちゃんからはなんとなく私たちと同じ匂いがするんだもの」
クロ「どうせ壊すならスティレットちゃんみたいな強気で脆い子が楽しいわ」
ジィダオ「‥‥‥」
レイダオ「‥‥‥兄さん?」
ジィダオ「‥‥‥大丈夫だ、なんでもない」
スティ子「あーもういいわよ!!」
轟雷「さぁ、装甲パーツをセットしてください」
シロ「いいえ、私たちはこのままで」
クロ「どうせあたらないもの」
シロ「武器さえあれば」
クロ「十分だわ」
そう言って、セッションベースに二つのおぞましい武装がセットされる。
マークII「うーわ、ずいぶんエグい武装持ってきてんな」
轟雷「スティレット、あの武装を知っていますか?」
スティ子「ううん、見たことない」
バーゼ「ほぇ~、グラインドサークルとビーストマスターソードだぁ!!扱いがすごく難しいって聞いてたけどマテリアすごーい!!」
あお「ふぅんそうなんだぁ~」
ゼロ「あお、お前興味無いだろ」
あお「え?何が?」
ゼロ「やっぱなんでもない」
あお「?」
轟雷「あの武装には挙動データがありません。迂闊に飛び込むのは危険ですね」
スティ子「そんな事言ってたらデータが集まらないわよ!!アンタは私の援護を!!」
直後、セッションベースが光り出す。
轟雷「轟雷!!」
スティ子「スティレット!!」
シロ・クロ「「マテリア」」
轟雷・スティ子・シロ・クロ「「「「フレームアームズガール、セッション!!」」」」
轟雷「GO!!」
スティ子「見てなさい!!」
シロ・クロ「「行きますわよ」」
一瞬で転送され、轟雷とスティ子は装甲を装着する。
スティ子「本気の私、誕生!!」
シロ・クロ「「秘密の花園、覗きにおいでなさい?」」
ウルフ「ふむ、今回のステージは洋館か」
マークII「遮蔽物が少ねぇな‥‥‥文字通りガチンコ勝負って事か」
スティ子「私がシロをやるから、アンタはクロを!!」
轟雷「スティレット!?」
シロ・クロ「「さぁいらっしゃい。可愛がってあげる」」
スティ子は突撃するが、シロの扱うビーストマスターソードにより突進力を殺される。
シロ「うふふ‥‥‥」
スティ子「なっ!!」
シロの扱うビーストマスターソードの連撃により、ダメージを負う。
スティ子「キャアアアアア!!」
轟雷はクロの扱うグラインドサークルに苦戦している。
思ったように弾があたらず、さらには射線上にスティ子が重なるために、さらに苦戦を強いられている。
スティ子「バカッ、アンタはクロの足止めしてなさいよ!!」
轟雷「スティレットが射線上にいるからです!!」
二人が油断した隙にシロがビーストマスターソードによる攻撃をスティ子に、クロが轟雷にマウントポジションを取る。
シロ「あらあらまぁまぁ、スティレットちゃんったら背中ががら空き~!!」
スティ子「あぅっ!!」
クロ「轟雷ちゃんは脚がいいわね‥‥‥端から少しずつ刻みたくなる。いい悲鳴を聞かせてちょうだい?」
轟雷「~ッ!!」
スティ子「何なのよこれ、全然攻撃があたらないじゃない!!」
轟雷「スティレット、このまま各個撃破は無理です!!こちらもチームバトルをしないと!!」
スティ子「アンタが私の足を引っ張らなきゃいいのよ!!」
シロ「あらあら仲間割れ?」
クロ「悲しいわ」
その戦闘の様子を見ていたあおが焦りだす。
あお「あぁもう見てらんない!!なんか手はないの!?」
バーゼ「あの二人がもっと仲良ければいいんだけどね~」
あお「そんなの急には無理だよ‥‥‥ってあれ?ジィダオとレイダオは?」
バーゼ「あれ~?‥‥‥あっ、あお!!」
あお「何?」
バーゼ「セッションベースの上に二人が乗ってる!!」
あお「どうするつもりなの二人とも?」
ジィダオ「決まってる」
レイダオ「あの二人にちょっとお灸を、ね」
ジィダオ「行くぞレイダオ」
レイダオ「わかったよ兄さん」
ジィダオ「ジィダオ」
レイダオ「レイダオ」
ジィダオ・レイダオ「「フレームアームズ、セッション!!」」
ジィダオ「ready」
レイダオ「go!!」
同時に転送され、轟雷とスティ子の元に。
轟雷「(このままでは‥‥‥!!)」
スティ子「こんのぉ‥‥‥!!」
シロ「これで」
クロ「おしまいよ」
二人の目前にビーストマスターソードとグラインドサークルが迫る。
直撃するかと思われたが、それを乱入してきたジィダオのシールドによりはじかれた。
スティ子「‥‥‥え?」
轟雷「お二人共、どうして?」
ジィダオ「‥‥‥別に、あいつらの戦い方が気に食わなかっただけだ」
レイダオ「兄さんは素直じゃないなぁ。大丈夫?」
スティ子「別にアンタたちの助けなんて!!」
レイダオ「じゃあ、あのまま壊されたかった?」
スティ子「‥‥‥っ」
レイダオ「そういう事。少し休んでて。その間に僕らがなんとか削るから」
シロ「あらあらまぁまぁ、また壊しがいのある子が‥‥‥」
クロ「どうせあたらないわ、あなたたちの攻撃も」
ジィダオ「御託はいい、そして宣言する」
シロ「何かしら?」
ジィダオ「俺はお前たちに銃弾を三十発、斬撃を四回、蹴りを二回する。避けられるなら避けてみろ」
クロ「余裕ね、あなた」
ジィダオ「レイダオ、カバー頼む」
レイダオ「任せて、兄さん」
シロ「ほらぁ、隙だらけっ!!」
ジィダオ「甘いな、お前の背中ががら空きだ」
ジィダオのライフルによる三点バーストがシロの背中に直撃する。
シロ「!?」
ジィダオ「レイダオ、スイッチ」
レイダオ「わかったよ、兄さん」
ジィダオとレイダオの場所が入れ替わり、レイダオの巨大な腕から発射されるビームまでもが直撃、さらに入れ替わった勢いでジィダオのライフルによる三点バーストを三回、クロに直撃させる。
轟雷「い、今の見ましたかスティレット!?」
スティ子「凄い、綺麗なコンビプレーよ‥‥‥」
シロ「今のは‥‥‥」
クロ「あなたたちが?」
ジィダオ「そうだ」
レイダオ「兄さん、そろそろ」
ジィダオ「わかった、頼むぞレイダオ」
そう言った瞬間、レイダオがジィダオを腕に乗せ、一気に上空にうち上がる。
上空に打ち上げられたジィダオはライフルを構え、シロとクロに照準を合わせる。
そして、一気に斉射する。
ジィダオ「よし、予定通り三十発hit確認。レイダオ、実体剣を」
レイダオ「了解!!」
巨大な腕を器用に使い、実体剣を掴んだレイダオはジィダオに向けて投げる。
ジィダオ「キャッチ‥‥‥そこだ」
一気にブーストし、シロとクロの懐に飛び込みつつ、宣言通り四回の斬撃をくらわせ、蹴り飛ばす。
シロ「くっ‥‥‥」
クロ「やるじゃない‥‥‥」
ジィダオ「レイダオ、フルバーストだ」
レイダオ「エネルギー充填は既に済ませたよ。後はいいんだよね?」
ジィダオ「あぁ、やれ」
レイダオ「わかった」
レイダオの腕部バスターキャノン(フルチャージ)が唸り、二人を吹き飛ばす。
ジィダオ「‥‥‥まだやれるのか」
レイダオ「あたる直前に身体をよじって受け身を取ったのか‥‥‥凄いや」
シロ「でも、まだ負けてないわ」
ジィダオの目前にビーストマスターソードが迫るが、轟雷が割り込み、ナイフで防ぐ。
轟雷「ようやく戦い方のコツがわかりました。後は私たちにやらせてください、ジィダオ、レイダオ」
ジィダオ「‥‥‥」
レイダオ「好きにやってみなよ、轟雷ちゃん」
轟雷「はい!!」
その様子を見ていたあおたちはこう言う。
あお「凄い‥‥‥さすが双子ってだけはあるねぇ」
バーゼ「でもでも~、轟雷たちには決定打になるような武装はないよ~?」
あお「だいっじょ~ぶ!!こういう時のために‥‥‥あったあった。じゃーん、武希子お手製の武装を作ってもらったんだよ~!!えーと何々‥‥‥」
添付されていた説明書を読み始める。
武希子からの手紙のような物だった。
武希子《やっふーあお、出来たよ出来たよ、FAガールの新武器!!その名もヘビーウェポンユニット17、『リボルビングバスターキャノンプロトタイプ』~!!いや~素晴らしいパーツ構成でランナー注入口すら芸術品、塗装もバッチリしといたぞなぞな!!ポイントはプロ立ち上げによる重量感!!そして鉄板のジャーマングレー!!あ~ジャーマングレーホント良い色~、結婚したいっ!!寿ジャーマングレー武希子になりたいなり~‥‥‥でもってブッキーくくりのラスティーブラウンとストレーティンググレーを5対1で混ぜてオイル汚れをリアルさっ》
長すぎて読む気が失せたのか、あおは説明書をそっ閉じする。
ウルフ「よほどのマニアのようだな」
あお「とにかくこれで!!ってどうすればいいの?」
バーゼ「うんとね、轟雷のセッションベースに置いて、スマホでピッて」
直後リボルビングバスターキャノンが転送され、轟雷の上へ。
あお「轟雷、これ使って!!」
轟雷「了解です!!」
落ちてきたリボルビングバスターキャノンをキャッチした轟雷は見た瞬間目が輝く。
轟雷「これは‥‥‥凄い仕上がり‥‥‥あおが適当に組んだズサンなゲート処理の武装とは比べ物になりません!!これならあたれば絶対勝てます!!」
スティ子「あんな動きのわからないヤツにどうやってあてんのよ!?」
轟雷「え、それは‥‥‥なんとかします、なんとか!!」
スティ子は轟雷の何かを感じたのか、轟雷にこう言う。
スティ子「‥‥‥いいわよ、私が囮になる」
轟雷「え、そんなの無茶です!!もし失敗したらスティレットは‥‥‥!!」
スティ子「一人だけだと出来ない事は、皆一緒に協力すれば出来るんでしょ?」
轟雷「スティレット‥‥‥」
スティ子「その代わり、ちゃんとあてなさいよ」
轟雷「‥‥‥はいっ!!」
するとスティ子はマテリア姉妹に向かって飛んでいく。
轟雷「エネルギーチャージ開始!!」
スティ子「ほら、こっちよ!!」
シロ「あらあらまぁ」
クロ「逃がしはしないわよ?」
徐々にエネルギーがチャージされていく。
だがそれと同時進行でスティ子にもダメージが蓄積されていく。
スティ子「まだなの!?」
轟雷「もう少しです!!チャンスは一度だけ、マテリア姉妹を確実に倒すためにはエネルギーチャージ率を100%にしないと‥‥‥!!」
ジィダオ「‥‥‥ほら」
轟雷「ジィダオさん、そのケーブルは‥‥‥?」
ジィダオ「俺とレイダオのエネルギーも分けてやる。早くしないとアイツが壊されるぞ」
轟雷「ありがとうございます!!」
しかし、スティ子がクロの扱うグラインドサークルに下敷きにされてしまう。
スティ子「あっ‥‥‥ぐぅ‥‥‥!!」
シロ「スティレットちゃんみたいな子の心を折って這いつくばらせるのって最高~!!」
クロ「やっぱり涙と鼻水でグチャグチャな顔が一番可愛いわよね」
シロ「ほら泣いて?」
クロ「叫んで?」
シロ・クロ「「もっともっと壊れて?」」
スティ子「いい加減にしてよ、この変態っ!!」
甲高い警告音が聞こえる。
すなわち、リボルビングバスターキャノンのチャージ完了の合図。
轟雷「チャージ完了、スティレット避けて!!」
スティ子「わかったわ!!」
轟雷の掛け声でスティ子は射線上から退避した。
轟雷「リボルビングバスターキャノン、最大出力っ!!発射ぁ!!」
ウルフのごとく叫びながら発射する。
轟雷型はよく似ている事が読み取れる。
シロ「えっ?」
クロ「うそ?」
直後、二人は爆発に巻き込まれる。
シロ・クロ「「キャアアアアア!?」」
残りわずかだったHPゲージが今、零になった。
『winner 轟雷、スティレット』
轟雷「‥‥‥ふぅ」
スティ子「はぁ~‥‥‥」
ジィダオ「‥‥‥」
轟雷「ジィダオさん?その手は?」
そっとジィダオが轟雷に、レイダオが巨大な腕をスティ子に差しのべていた。
ジィダオ「‥‥‥よくやった」
レイダオ「二人のコンビネーション、僕らに負けず劣らずだったよ」
轟雷「あ、ありがとうございます。ジィダオ、レイダオ」
スティ子「轟雷‥‥‥アンタチャージ遅すぎるのよ、バカ」
轟雷「えへへ、すみません」
スティ子「ふふっ」
ジィダオ「今回得た気持ち、無駄にするなよ」
レイダオ「それはきっと、君らにとって大事な事だから」
轟雷「はいっ!!」
あお「なんか仲良くなってる?」
バーゼ「怪我の功名ですなぁ~」
マークII「だな。何にせよ結果オーライだ」
それから数分後。
あお「えぇぇぇぇぇ!?帰らない!?」
シロ「えぇ。負けっぱなしじゃ悔しいし」
クロ「私たちもデータを集めなければならないの。そのためにはここにいるのが一番じゃない?」
シロ・クロ「「それに」」
ウルフ「それに‥‥‥何だ?」
シロ・クロ「「私たち、気に入った子がいるから」」
スティ子「‥‥‥ねぇ、少なからず寒気がするのって私だけ?」
ジィダオ「‥‥‥奇遇だな、俺も同じ寒気を感じる」
シロ「ねぇ、スティレットちゃん?」
クロ「それに、ジィダオ兄様?」
ジィダオ「‥‥‥俺はお前たちの兄じゃない」
シロ「もっとスティレットちゃんの悲鳴が聞きたいな~」
クロ「ジィダオ兄様には軽く罵ってほしいかも」
ジィダオ・スティ子「「帰れお前ら(アンタたち)!!」」
スティ子「冗談じゃないわよ、あお!!こんなヤツら追い出して!!」
あお「うーん‥‥‥これ以上増えるのもね‥‥‥」
シロ「あら残念。私たちがいればバトルも増えて」
クロ「それだけ追加報酬がもらえるのにね」
マテリア姉妹のこの一言が、地雷となった。
あお「いやぁ新しい家族が増えるっていいもんだねぇ~」
スティ子「えぇぇぇぇぇ!?」
マークII「金の誘惑にあっさり負けやがったぁ!?」
シロ「大丈夫よスティレットちゃん、すぐ慣れるわ。痛いのは最初だけ」
クロ「そう、一度覚えてしまえば私たち無しでは生きていられない体になるわよ?」
スティ子「うぅ‥‥‥胃がある訳ないのに痛むんだけど‥‥‥」
ジィダオ「‥‥‥気を強く持て」
バーゼ「スティレットめ~、憂いヤツよの~。ほれほれ轟雷、お前も加わらんか~?」
轟雷「えっ、と‥‥‥諦めてください、スティレット」
スティ子「何それ!!私帰る、ファクトリーアドバンスに帰る~!!」
あお「いやぁ潤いますなぁ~」
ウルフ「‥‥‥どうにもならんな」
ゼロ「あぁ、違いない」
クロ「さぁ、ジィダオ兄様?私たちと遊びましょ?」
ジィダオ「‥‥‥断るっ!!」
スティ子はさらに腹痛が、あおはさらに懐が温まるのであった。
クロ「いっそのこと思い切り罵ってくれても‥‥‥」
ジィダオ「嫌だっ!!」
次回、『迅雷&バルチャー参上!!』をお送りします。
感想等もお待ちしてます。
では次回の更新で。
ではでは(´・ω・`)ノシ