ノンケ提督が艦シーメール鎮守府に着任しました。   作:ゔぁいらす

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来訪者

その頃鎮守府では・・・

「本当にあの指示で良かったのかな・・・?」

と謙が弱音を吐いていた。

「提督、弱音を吐くなんて貴方らしくもない。それにさっき愛宕さんも言ってたじゃないですか。私達も最善を尽くしましょう。それに皆さんならきっと大丈夫です。提督が皆さんを信じてあげなくてどうするんですか?」

大淀は謙を慰める。

「ああ、そうだな。とりあえず愛宕さんの通信を待つか」

謙は大淀の言葉で少し冷静さを取り戻した。

それからしばらくして執務室のドアをノックする音が聞こえた。

「誰だよこんな時に・・・それにどうやって入って来たんだよ」

謙はそう言いながら執務室のドアを開けるとそこには謙程の身長で筋肉質。それに普通の人にしては露出が多い服を着て長い黒髪をたなびかせた見覚えのある人物が立っていた。

「長峰さん・・?どうしてここに?」

「いや。今は長門で良い。愛宕から話は聞かせてもらった。私もトラックに向かわせてもらおう」

彼女は長門。今は長峰という偽名で××港で漁師を営んでいる長門型戦艦のネームシップだ。

「でもそんな、大丈夫なんですかいろいろと・・・」

謙は心配そうに長門に尋ねる

「今は心配なんてしているヒマは無いだろう?報酬は・・・そうだな君の出世払いと言う事にさせてもらおう。私とてブランクはあれどビッグ7の1人だ。その名に恥じぬ支援をさせてもらう」

長門はそう言った。

「はい。わかりました。猫の手も借りたいこの状況、貴方の力を借りれるなら心強いです!」

「了解した。それでは戦艦長門、出撃させてもらう!」

そう言うと長門は執務室を飛び出した。

それから数分後

『長門だ。今愛宕と合流した』

という通信が入って来た

「早っ!!一体どういうテクノロジーなんだよ・・・・」

謙は再びその早さに驚いた。

『それでは後は任せてくれ。何かあればまた通信を入れよう』

長門はそう言った。

そしてトラックでは

「流石は最重要機密だ。ものの数分でここまで着けるとは。是非我が漁船暁丸にもこの機能を実装したい物だ」

長門はそう呟いた。

「ごめんなさいね長門。急に呼び出して」

愛宕は長門に謝罪した。

「いや、気にしないでくれ。それにしても私がまた誰かの指揮の元で戦う事になるとは。そして場所は違えど貴方と肩を並べて戦える事を光栄に思う」

長門はそう言い愛宕に握手を求めたが

「もう!昔の話はやめてって言ったでしょ!まあ良いわ。それじゃあ出撃よ〜」

愛宕は長門とがっちりと握手を交わし遠くを指差した。

「了解!」

2人の艦娘は全速力で救難信号の出ていた地点へと向かった。

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