IS 狂乱に強くなろうとする一夏(ひとなつ)   作:カツ丼親子丼

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遅くなりました。
年明けました。
ごめんなさいです。
色々と終わったのでラストスパートかけます
よろしくお願いします!!


最強対最強

アリーナ内

一夏と空白の戦いが始まった

一夏の刀と空白の剣が交差し合う中で動きが止まった

鍔迫り合いで一夏と空白は押し合う

一「うおおおおおお」

空「はああああああ」

押し合う中で先に動いたのは空白だった。両手で剣を持っていたが

右手で剣を持ち左手で一夏の両腕を掴んで左に一夏をぶん投げた

一「ぐはっ」

一夏はたまらず空白の前に刀を離してアリーナの壁に激突した

だが、一夏はすぐに行動した。羅刹で攻撃しながら真っ直ぐ走り出した。空白の後ろにある刀を取りに。

それを見計らって空白は剣で切ろうとしたが

一夏はスライディングで空白の足と足の間を潜って

刀を掴んで後から切りかかるが空白は背中に剣を持ってきて防御した

だか、一夏は渾身の力で空白をぶっ飛ばした

一「春雷、大剣をだせ」

春「ガウ」

刀から大剣に替わった

一「うおおおおおお」

一夏はその入れ替わった大剣を空白目掛けて真っ直ぐ投げた

空白はぶっ飛ばされた地点で一夏の方向を見た瞬間

真っ直ぐ投げられた大剣を目にし、体を下に下げて躱す

大剣はアリーナの壁に刺さった

空「使わせてもらうぞ」

空白はその刺さった大剣の柄を掴んで壁から引き抜き一夏に斬りかかった

一「春雷、鎌だ」

春「ガウ」

一夏は鎌を持ち空白の大剣と交わる

何回か交わった後、一夏は一二歩下がった

一「春雷、鏡花水月だ」

春雷に命令した瞬間

鎌の端から煙が出てきた

そして、あっという間にアリーナ内が煙だらけになった

空「目隠しか?」

一「違う、お前を惑わす力だ」

そして一夏は空白の後に現れて鎌で切り裂くが空白は大剣でガードした

それを予測していたのか次は前から刀を持った一夏が現れる

また、左右からは弓と三棍棒を持った一夏が現れた

そして4人の一夏は再度攻撃に移った

左の一夏は弓を2本撃った

右の一夏は三棍棒で真っ直ぐ突きをかました

後ろの一夏は鎌を右から左に切り裂いた

前の一夏は刀で上から下に切り裂いた

一「手応えがアリ!!」

そう思った矢先

空「そう思ったか?」

一夏は驚いたのだ

何故か前後左右からの攻撃で逃れる術がないと確信していたからだ

そんな中、鎌のワンオフアビリティーが解除され、煙が晴れていく

そして一夏が見たのは4人の空白が真ん中の空白を守っていたのだ

4人の空白はすぐに泥へと替わった

空「これが俺の能力さ」

後ろにいる一夏の顔を向けて喋った

一夏は冷や汗をかいた。自分を物のように扱ったことに対してだ

空「俺のIS ヴァルケンリッターは無数の俺を出して戦えるのさ」

空白は一夏に笑みを浮かべて話していく

一「チッ」

空「俺を殺りたいならもっと殺り合おうぜ」

一夏は鎌から刀に替えてもう1度斬りかかるのであった

 

セシリアSide

マドカとの戦いが激化していく中

ラウラとのコンビネーションでセシリアは戦っていく

ラウラ「そっちへ行ったぞ」

セシ「分かってますわ」

廊下でダブルスナイパーライフルを構えて逃げるマドカを捉えて攻撃していく

マドカ「ぐふっ」

セシ「これで終わりですわ」

そう言った瞬間、ドカーンと音がして窓際から何かが飛んできたのであった

セシ「なんですの?」

ラウラ「なんだ?」

そこに居たのは一夏だった

周りを確認してため息を吐いた

一「くそ、アリーナからここまで吹っ飛ばされたか」

セシ「一夏さん?」

一夏は呼ばれて右を見たらセシリアとラウラがいた

そして左を向いたらマドカが床で倒れているのが見えた

一夏はセシリアの方をもう1度見て言った

一「セシリア!!!!そのままスナイパーライフルを貸せ!!」

セシリアはビクッとしてすぐにスナイパーライフルを一夏に渡した

一「くそったれ、ある分だけお見舞してやる」

ぶっ飛ばされた壁に立ってアリーナの空白目掛けてスナイパーライフルをぶっぱなす

ある分全部だ

セシリアとラウラは一夏の行動に唖然としてしまった

そして一夏がトリガーを引いても弾が出てこなくなった瞬間

一「チッ、当たりやがれクソッタレ」

そう言って一夏はセシリアにライフルを返して壁からアリーナに向かってもう1度飛んだのであった

その一部始終を見てしまったセシリアとラウラはもう1度とマドカの方を向いて歩き出して手錠をかけたのであった

セシ「怖かったですわ」

ラウラ「まさに鬼そのものだったな」

セシ「はいですわ」

二人ともその時初めて恐怖の本当の意味を知ったのであった

 

一夏Side

セシリアたちの元から帰って来てからも空白との戦いは激化していく

だか、一夏も空白もロボットや神ではない

一夏も空白も息切れを始めていた

一「ハァハァハァハァ」

空「ハァハァハァハァ」

体の至る所には切り傷や打撲などが見受けられた

だか、一夏と空白の戦いは一歩も譲らないものとなっていた

そんな中、一夏の方が先に動きを止めたのであった

一「ぐっ」

足が震えだして動けなくなったのだ

空「そこだ」

それを見た空白は剣で一夏の右の脇腹を刺した

一「いぎっ」

一夏は右脇腹から出る血を右手で抑えながら左手で

刀を持って戦う

空白は一夏の動きがお粗末になってきたのを見計らって避けていく

避けては一夏の体の至る所を刺していく

刺された部分から血が出るのを一夏は我慢しながら戦っていく

そして、決定的瞬間が訪れる

左腕を上から下に降った瞬間

一夏の左腕の義手は空白の剣によって切断されたのであった

そして空白は蹴りで一夏を吹っ飛ばした

一「うがああああああ」

一夏は吹っ飛ばされた地点から起き上がることが出来なくなっていた

空「もうギブアップか?」

一「な訳ねぇだろ!!!!」

一夏は叫んで言った後

右腕を使って起き上がった

一「ハァハァハァハァ」

空「虫の息だな」

空白は笑って言った

一「虫の息だろうがなんだろうが」

一夏は息を整える

一「お前に負ける訳にはいかねぇんだよ」

一夏は雪牙を出して右腕を右胸まで持って来てファイティングポーズをとる

空「今度は拳で来るか」

一夏は走り出した、雪牙を使って空白に攻撃したが

それを空白は避ける

避けたところに、一夏が現れて鳩尾に一撃を食らったのだった

空「ぐふっ」

一「まだだ!!」

そう言って、一夏は足で空白を蹴り地面に叩きつけた

そして馬乗りになって一夏は空白の顔面を殴っていくのであった

空「ぐふっぐふっ、ぐふっぐふっ!」

何回も何回も一夏は殴った瞬間、空白が起き上がり顔面に頭突きをして

攻守が逆転した

今度は一夏が殴られ続けた

何回も続いた後、空白が最後の1発を打とうとした瞬間

一夏の右腕が動き出した

そして空白の頬を殴った

殴られた空白は地面に転がった

一「ハァハァ」

一夏は殴った後、直ぐに起き上がり

空白の元に向って走った

空白も同じように直ぐに起き上がって

そして一夏の元に向って走った

一夏の右手の拳が空白の左の頬に当たり

空白の左手の拳が一夏の右頬に当たり

両方とも吹っ飛んだのであった

空「ハァハァ そろそろ終わりにしようぜ」

空白は笑って剣を持った

一「そうだな」

一夏は手刀の構えをした

そして次の瞬間、一夏と空白の武器が交わるのであった

 




本当にお待たせしました(土下座)
次くらいがクライマックスです
ここまで見てくださった皆様ほんとにありがとうございます

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