東方天帝悲恋   作:Aliceチャンネル

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第1話 幻想郷に来た手品師~part2~

そしてお昼ぐらいに…二人は人里で買い物に出掛けた

 

人里はその名の通り、多くの人間たちが暮らしている里だ

 

もちろんその人里の中には妖怪や妖精たちも遊んだり、買い物したり、時には学校で学んだりしている

 

今日も人里は平和である

 

「うふふ…こうしていられるのって久しぶりだね」

 

「ああ…最近は万屋の仕事が忙しくて、アリスとろくに過ごす時間なんてなかったからな…」

 

「そういえば…刹那のことは大丈夫なの?」

 

「ああ…俺からちゃんと事情説明をしたし、刹那も色々と大変だっただろうし、休ませる機会を与えたからな

 

…あ、アリスと一緒にいる時間が欲しいって言うのは内緒にしているがな」

 

「そうね…そんなの聞いたら、絶対私に敵視してくるわ

 

ま、元からそうだけどね」

 

二人から言ってた"刹那"とは…

 

刹那と言うのは"天城 刹那"

 

神威と同じ万屋で働いており、さらには神威のメイドである

 

自称"美少女メイド"と呼ばれているが…

 

実は彼女も神威と同様、"神"の転生…櫛名田比売(クシナダヒメノミコト)でもある

 

(※詳しくはSatomura Shion様のMMDドラマ 紙芝居シリーズ、S3で)

 

しかし彼女はかなり神威への愛が強く、アリスとは犬猿の仲らしく…下手にしたら手が負えなくなったりして…

 

神威はそのようなことを起きないように、あらかじめそう説明し、争い事を避けているのだ

 

「ま、俺が言うことが聞くのであれば…何でも聞いてくれるからなんとかなるが…

 

会わなければな…」

 

二人がそう会話しながら歩いていると…

 

何やら人の集まりを見かけた

 

「ん?なんだ?あの集まりは…」

 

「そうね…一体何をやってるのかしら?」

 

「ちっと見てくか?」

 

 

どうやら二人も謎の集まりに気になる様子…

 

その集まりの中を見ることに…

 

 

 

「さぁさぁ!!よくご覧なさい!!

 

こちらに手にしているのはタネも仕掛けもないただのハンカチ…

 

さてこのハンカチをですね…あることをすると素敵な出来事を起きます」

 

集まりの正体は…この幻想郷には滅多に見れない手品だった

 

そしてそんな手品を行っているのは、これまた見かけない女性…

 

アリスと同じ年齢ぐらい…紙の色は茶色と黒を混ざったような色で、少し長めだ

 

瞳は宝石のサファイアのような綺麗な青だった…

 

そんな彼女が何故この幻想郷に?そして何故手品をやっているのか?

 

「それでは…せっかくですので、誰かお手伝いを…

 

では、そちらにいる綺麗な黄緑髪をした妖精さん」

 

女性は手品を見ていた妖精(大妖精)を指名し、手品の手伝いを要求された

 

「では…このハンカチはしっかりと握ってくださいね

 

私がOK出るまでにね」

 

「は…はい!!」

 

大妖精は女性の言う通りにハンカチを丸め、しっかりと握りしめていた

 

「では今から魔法をかけますよ?いいですか?

 

3(スリー)…2(ツー)…1(ワン)…!!」

 

そう唱えた後に、指を鳴らした女性

 

「OK!そろそろ開いてもいいわよ」

 

女性がそう言うと、大妖精は恐る恐る手を開いてみたそのとき…

 

「!!」

 

なんと!!さっきまでのハンカチが小さな花のブーケが現れた

 

「わああ!!すごーい!!」

 

「どうして?どうして?」

 

周りにいた人たち、妖怪や妖精たちも思わず驚きと歓喜の声が上げた

 

「そのお花はあなたにあげます

 

手品を手伝ってくれたお礼です」

 

「あ…ありがとうございます!!」

 

「大ちゃんいいな~!!」

 

「羨ましいのだ~!!」

 

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