白銀の提督   作:雷凪

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急展開です。見苦しいですがよろしくお願いします
僕は東方も艦これも大好きです!


鎮守府にて
咲夜が鎮守府に着任しました


私-十六夜咲夜は恐らく幻想郷ではないどこかに飛ばされていた

誰がしたのかは大方予想がつく。が、厄介なのは意識があるまま飛ばされている事だ

普通ならこれは喜びたいことだろうが、今私は多くの少女達がいる大広間の様な所に1人で立っていた。そう、これは周りの少女達に【どこからともなく現れた怪しい侵入者】という立ち位置が定着してしまったのだ。しかも、皆揃って砲の様な武器をこちらに向けている。

幻想郷ではないようだし大勢で向かってこられても面倒くさいので強行手段は一旦捨て、穏便に話をつけてみる。

 

 

「突然すいません。私は紅魔館でメイド長を務める十六夜咲夜と申します。私には敵意は一切ないのでその物騒な物を下ろしてくださいますか?」

 

 

そう言うと1人の-何故か頭から角のような物を出している-女性が後方にいる男性に視線を向けた。恐らくあれがこの少女達の主人だろう。黙って男性を見ていると突然、

 

 

()れ」

 

 

一言、そう、言った。先ほどの女性が「しかし・・・!」と異論を唱えると「解体(バラ)すぞ」の一言。ビクンと肩を震わせたかと思うと約30名の少女達が私に向けて砲を向ける。ここに来ても能力はあるようで砲撃される前に時を止めた。男性の後ろに行き、時を動かす

 

 

「主砲、砲撃準備!撃てっ!」

 

 

その合図で少女達が誰もいないところに砲撃し始める。

 

 

(よく思えばこれ撃ったら向かい側の娘に当たるんじゃないかしら、もう世話がやけるわね)

 

 

もう一度時を止め、私がいた所を中心に砲弾に向けて多数のナイフを投げる。

 

 

ドガガガガッ

 

と派手な音を立てて砲弾は汚ねぇ花火に変わった。呆気にとられている少女を置いて、

私は男性の首筋ににナイフを当てる。

 

 

「いきなりの攻撃は随分なご挨拶なんじゃないですか?」

 

 

「やめろっ!」

 

 

「じゃあ、どちらを選びます?今ここで死ぬか、大人しく捕まるか。」

 

 

少女達は、皆ざわざわしている。しかしその顔には心なしか、笑みが浮かんでいた。

 

 

「おい!砲撃しろ!おい!」

 

 

「分かりました・・・」

 

 

と言ってまた砲撃準備をする。時を止めようとして止めれないことに気がついた。

 

 

(幻想郷じゃないから能力が弱体化してるのかしら・・・)

 

 

「砲撃準備!撃てっ!」

 

 

当たった、と思ったその時、砲弾は全部この男に当たっていた。

 

 

「お、お前ら・・・」

 

 

「私達は貴方についていかない。さようなら、提督」

 

 

ドサッ

 

 

提督と呼ばれた男が気絶すると歓声が上がった。状況を飲み込めない。未だかつてこんな急展開な現代(?)入りはあっただろうか。(メタァ

先ほどの指揮を執っていた女性が私に向かってくる。まだ敵だと思われているのだろうか?

 

 

「全員、敬礼!」

 

 

ビシッと私に向けて少女達が敬礼する。何がなんだか解らずに私もつられて敬礼した。

なにかやってしまっただろうか。それよりも、私に倒れこんでいるこのゴミが邪魔だ。

 

 

「あ、あの・・・とりあえずこの粗大ゴミ(提督)を捨てたいんですけど・・・」

 

 

「それなら元帥がおられる本部に行った方が良いだろう、処分を決めてもらわないとな」

 

 

と、角の女性が本部に行く事を促した。

 

 

「あのー角さん、失礼ながらあなたの名前は?」

 

 

「角さん!?わ、私は長門型一番艦、戦艦長門という。咲夜・・・さんは、何故ここに?」

 

 

「敬語じゃなくていいかしら?それと咲夜でいいわよ、ここに来た経緯は全く覚えてないの。ごめんなさいね。心当たりがあるかと問われれば、あるんだけどね。あと、ここはどこなのかしら?」

 

 

「そうなのか・・・。ここは、我々が拠点とする、我晋(がしん)鎮守府だ。」

 

 

「やっぱり、幻想郷ではないのね・・・」

 

 

「ん?なんだ?」

 

 

「なんでもないわ。じゃあ、艦娘とは何かしら?」

 

 

「深海棲艦と呼ばれる敵艦の排除のための兵器だ。艦娘は海を走る。艦という名の通りな」

 

 

「ウミ?海って?」

 

 

そういうと、長門や、他の艦娘達は怪訝そうな顔で私を見てくる。アホかこいつは、みたいな、そんな顔だ。幻想郷に、海はない。

 

 

「な、なによ・・・あ、そういえば紫に聞いたことがあったわね、なんでも、果てしなく広がる水だとか。」

 

 

「ま、まあそんなもんだ。次はこちらからいいか?先程の、提督の後ろに急に現れたのは何なんだ?」

 

 

一番面倒くさい所を突かれてしまった。能力の説明をするということは幻想郷の話もしなければならないだろう。

 

 

「さっきのは私の能力よ。時を止める程度の能力。それが私の能力なの」

 

 

「能力?やはり咲夜は人間ではないのか?我々と同じか、それとも・・・」

 

 

「いや、私は人間よ、お嬢様は吸血鬼だけどね」

 

 

「吸血鬼!?そんなものいるわけが・・・」

 

 

「そう、そのいるわけがないという忘れ去られた者たちが行くのが、私のいた幻想郷よ。

幻想郷には、妖怪、妖精、神、鬼、なんでもござれ。多分、私をここに連れて来たのは

スキマ妖怪のBBAね。」

 

 

一通り説明が終わり、「別に信じなくてもいいけどね」と付け足すと長門は「信じるさ」と

いい小人のような子を手のひらに乗せて見せて来た。

 

 

「妖精はここにもいる。これがここの妖精だ」

 

 

その妖精さんはビシッと敬礼をして見せた。

 

 

「へぇ、幻想郷の妖精とは大違いね。すごく賢そう」

 

 

「とりあえず、その粗大ゴミ(提督)を本部へ持って行こう。その間、お前たちは留守を頼んだ。咲夜、来てくれるな?」

 

 

「もちろんよ」といい長門と咲夜は歩き出した。

 

 

 

 

 

 

〜海軍本部〜

 

「お前・・・空飛べるのか。」と幻想郷の者達の特異な能力を見せつつ、

長門と共に大きい建物まできた。大きいのに地味な本部に目を奪われていると

 

 

「元帥殿が最上階にいる。階段で行こう」

 

 

と、長門。

 

 

「分かったわ」

 

 

元帥の部屋は50階の最上階。階段で行くとなると相当な時間がかかるだろう。普段鍛えているであろう長門も陸上は専門外なようで、少し顔が曇っていた。仕方なしに時を止め、長門と粗大ゴミ(提督)を引きずり階段を飛んでいった。

 

 

「そして、時は動き出す。」

 

 

「お、おわっ!?いきなり目の前に元帥殿の部屋が?」

 

 

「あなた、・・・結構・・・重いのね・・・」ゼッハゼッハ

 

 

あまりにも長門が重いので、粗大ゴミ(提督)を先に持って行き、後から長門を引きずっていったのだ。

 

 

「おい、女に向かってそれは傷つくぞ・・・」

 

 

2人共撃沈してる中、目の前のドアが開いた。すると、元帥であろう人が部屋から出てきた。

 

 

「お、おい、どうした、どこの長門だ」

 

 

「げ、元帥殿!すいません、我晋鎮守府の秘書艦長門でございます!」ビシッ

 

 

「そうか、なら後ろで倒れているのは・・・」

 

 

「はい、荒火提督でございます。」

 

 

「・・・そうか、そこの女は?」

 

 

まだ荒い息を吐いている私に元帥は問う。

 

 

「わ、私は、・・・十六夜・・・咲夜と、申します・・・元帥」

 

 

「何故、そんな息を切らしている?」

 

 

「長門さんが、意外に重かったもので・・・」

 

 

「咲夜、やめろ、凹むぞ」

 

 

再度、撃沈しようとする長門を遮り、粗大ゴミ(提督)を元帥に差し出す。

 

 

「これの処分をお願いします」

 

 

「何故気絶している?」

 

 

「それは・・・カクカクシカジカ」

 

 

長門が全ての説明を終わると、元帥は難しい顔をする。

 

 

「荒火提督の行為には私たちも問題視していた。何故その行為を行なったのかは分かるが、その行為は問題だ。なんせ、人間に砲を向けたのだからな。何にしても、刑は受けると覚悟しておけ」

 

 

「そ、そうですか・・・」

 

 

「そこは問題ないわ」

 

 

私がそういうと2人共呆気にとられた顔をする。

 

 

「何が問題ないのだ、十六夜」

 

 

「我晋鎮守府を解散する。これで刑は終わりでしょ?」

 

 

「何を言ってる!咲夜!鎮守府がなかったら私達は路頭に迷うことになるんだぞ!」

 

 

「だから、我晋鎮守府の跡地に、私の鎮守府を立てる。どう?」

 

 

「「・・・」」

 

 

辺りに沈黙が流れる。悪しになるか、善しになるか、全くわからない空気。それをぶち破ったのは元帥だった。

 

 

「ワハハハハッ!」

 

 

元帥が笑い出す。止まらない笑い声。困惑する長門。私はただただ見ていた。

笑い終わった元帥が、口を開いた。

 

 

「こんな面白いことを言う奴は初めてだ!いいだろう。鎮守府の解散、創立を許可する!」

 

 

長門は腰を抜かして座り込んでしまった。心なしか目が潤っている気がする。

 

 

「今から我晋鎮守府の権限を、十六夜咲夜に譲渡する。この書類に必要なことを書いて出せ」

 

 

「何から何までありがとうございます。元帥。なら、私達は帰ります」

 

 

「ああ!書類の提出は忘れるなよ!」

 

 

その言葉を後に、私と長門は帰路に着いた。

 

 

「あの、咲夜?」

 

 

「なに?」

 

 

「何故お前はあったばかりの私たちにこんなことをしてくれたんだ?」

 

 

「そうね、お嬢様にされた事をあなた達に返しただけよ」

 

 

「・・・ありがとうな」

 

 

「お礼されることは何も。」

 

 

と、2人で話していると何故か鎮守府の正門前が騒がしい。気になって見に行くとそこには見知った顔がいた。

 

 

「通してくださいよ〜紫様に怒られてしまいます〜」

 

 

「不審者を中に入れる気にはならないわ!」

 

 

白い髪に黒いカチューシャを付け、二振りの刀を腰に差しているあの子は・・・

 

 

「妖夢?」

 

 

「咲夜さん!」

 

 

「長門さん!不審者を見つけたわ!」

 

 

「多分違うけど暁が言って聞かない・・・」

 

 

「響!何言ってるのよ!」

 

 

「咲夜、知り合いか?」

 

 

「ええ、亡霊のお姫様のところの庭師、妖夢ね。久しぶり、妖夢。何しにここへ?」

 

 

「咲夜さん、久しぶりです!紫様に言われた事を遂行しなければならないんですがこの子達が通してくれないんです〜」

 

 

紫を怒らせたらどうなるか分かっているだけに、妖夢はすごい必死だ。目に少し涙が溜まっている。

 

 

「なんて言われたの?」

 

 

「確か、『咲夜が提督になったからあなたもあっちに行ってなさい』って言われました」

 

 

「あんのスキマBBAが・・・」

 

 

「咲夜、そいつもこの鎮守府に来るのか?」

 

 

「そうらしいわね」

 

 

「おっお世話になります!半人半霊の魂魄妖夢と申します!」

 

 

Я сожалею(ごめん)妖夢。暁がバカな事して。私は響。よろしく」

 

 

「バカって何よ!私は暁よ、一人前のレディとして扱ってよね!」

 

 

「よろしくお願いしますね、響さん、暁さん」

 

 

2人と妖夢が仲直り(?)し、妖夢は私を見てくる。

 

 

「咲夜さん、私は何をすればいいんでしょう?」

 

 

「ご飯の用意でもしたら?」

 

 

「分かりました!今はお昼の時間ですね!行ってきます!」

 

 

冗談半分で言っただけなのに妖夢は走り出す。「待ってー!道分かるの?」といいながら追いかけて行く暁と響。そんな様子を私と長門は微笑ましく思いながら再度向き合った。

 

 

「他にすることあるのかしら、長門。」

 

 

「私達の主は出撃、入渠、補給、改装、そして、建造だな。」

 

 

「建造ってあなた達の事?」

 

 

「そうだ、武器もあるが、艦娘もそこで造られる、あとは・・・破棄、解体・・・だな」

 

 

「そういえば、パチュリー様の大図書館で船の本を見た事があったわ。確か戦艦長門には姉妹艦の陸奥がいたはず・・・」

 

 

朧げな記憶を辿って行き、幼い頃、美鈴と共に見た船の図鑑を思い出す

 

 

「居たんだがな、・・・解体()された。私が提督に逆らったらすぐに解体()された。逆らった私ではなく、陸奥がな。そういう奴だったよ、荒火は。他にも解体《殺》された娘達は沢山いる。聞いただろ?私達が荒火提督に砲撃を浴びせた後のあの歓声。それほどまでにクズな奴だったよ。」

 

 

「そうなのね、・・・さっき、建造で艦娘を作れるって言ったわよね。」

 

 

「ああ、それが何か?」

 

 

「さあ、一仕事やりますか!」

 

 

「???」




はい、変な所で終わりました。すいません(´・ω・`)
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