僕、吉井明久が本格的に勉強し始めたのは、文月学園に入って3カ月が過ぎたころからだ。
きっかけは僕の姉がうちに来たからだ。
「こんにちは。アキくん。」
な…なんで姉さんがここに……?
「姉さん、仕事は…?」
「長期休暇をもらったので、こっちに来ました。」
くぅ……どうしよう。僕はバカだから全然点数とれなかったなんて言ったらどうなるか…
「で、でもなんでぼくの家に?」
「母からアキくんの監視をお願いされました。」
「監視ってたとえば?」
「不純異性交遊や学校での様子などです。」
「な……」
どうしよう・・前のテストで212点しかとれなかったんだよなぁ…。
「今回のテストは見逃してあげますが、次のテストで、そうですね…300点以上は獲ってください」
え……300点以上?あと100点くらいとらないといけないの?
「姉さん」
「はい」
「もうちょっと点数をさげてくれないかな」
「いやです。」
ぐっ………。仕方がない。死ぬ気で勉強すればなんとかなるかな……。
「わかったよ姉さん。できるだけ頑張ってみるよ。」
「姉さんも応援しています。」
「それじゃあご飯をたべようかな……ハッ!?」
そういえば今月は買いたいゲームがあるからお金はあんまり使わないように水と塩だけで生活しているんだった………。仕方ない。ゲームを買うのは来月にしよう…。いまは目の前の問題を解決しないと…。
「ね、姉さん、ちょうどご飯の材料を切らしてたから買いに行ってくるね。」
「わかりました。姉さんは留守番していますね。」
「うん。お留守番よろしくね。じゃあいってきまーす。」
「はい、いってらっしゃい。」
ふぅ。それじゃあ買いに行くかな。
「ただいまー。」
「おかえりなさい。アキくん」
「はぁ…疲れたよ…ってギャァアアアーーーーー!!」
え!?なんで僕のエ○本が机の上に並べられてるの!?
「アキくん」
「な…なにかな姉さん」
「これは何ですか?」
「え……えっと…これは」
「これは?」
「お、大人の本です」
「そうですね。」
「さてアキくん。なんでこのような本をもっているんですか?」ゴゴゴゴゴ
「え、え~っと」
「答えてくれないと押し倒してキスをします」
「わ、若さ故の過ちだよっ」
「アキくん………」
「ちょっ…ストップーーー!」
「……」
…あれ?
「うぅ……なにもそこまで……」
あれれ……?
「ごめんね姉さん…ちょっときつく言いすぎたか「ムラムラしますね」…へっ変態だーー!」
「まあとりあえずこの本は没収しますね。」
あぁ…サヨナラ、僕の本たち……。
ってそれどころじゃないや。ご飯作らないと。
そうして吉井家の夜はふけていった・・・。
主の処女作です。これからも書くつもりですので、生温かく見守ってくださるとありがたいです。