『妖精』。それは一種の幻の存在……人や妖怪よりも純粋なのにも関わらず、人や妖怪に近い種族。力は弱いが自然に発生した存在なので、幾日かすればぽっと何事もなかったかのように復活する所謂無敵の存在。その中で東方Projectでは『チルノ』と呼ばれる氷精と『大妖精』と呼ばれる二人の妖精がかなり序盤から登場している。特にチルノの登場回数は多く、作品内でかなりの馬鹿の子として愛でられている。チルノの暴走を止める役(結果として止められていないが)の常識担当の大妖精と共にいるため、今回は二人同時だ。いつも仲良しと豪語する二人だ。
それがみんなが知っているであろうチルノと大妖精のこと。
―――――だが、現実は少し違った。
「だーかーら!そこはXを使って仮の数字をね!」
「なんで数学!数字を学ぶのにXとかアルファベットが出てくるのよ!?」
チルノと大妖精の二人は言い争っていた。彼女たちは寺子屋で人間と一緒に同じように授業を受けている。その中で一番の『
「数字での明確な答えが出ないからXを使って言ってるでしょ!?あたいったらやっさしー!」
「どこがよ!……あー、そういうことね。よく分かったわ。Xの使い方」
「ほれ見たことかー!」
「例えば貴女の年齢……200X歳……とか?」
「……(イラッ)」
「……(ドヤァ)」
「……(カッチーン!)」
「……(2828)」
「「ぶっ潰す!」」
流石に堪忍袋の緒が切れたチルノと元からチルノを気に入ってない大妖精は言い争いを即殴り合いにグレードアップさせてしまった。流石の事態に黙ってみているだけだった先生が仲裁に入った。
「言い加減にしなさい二人とも!部屋で喧嘩するなと何度言えば分かるのよ!」
「先公もこう言っていることだし、表出おうやチルノ!」
「いい度胸じゃない……!」
外に出た二人は急にボクシングのような殴り合いの喧嘩を始めた。いつものことながら白熱した戦いに観衆が盛り上がる。特に手のひらサイズの大妖精がチルノのワンツーを素早く飛翔で回避した後の見事なまでのアッパーはとても盛り上がったが、何時間も続く戦いに飽きたのか、結局誰も見ることなく引き分けという形で試合は終了した。
「「今度はこんな奴に勝ってやる……!」」
こんな彼女がいい!って言う意見があったらどしどしコメントください。