「なんであんたみたいな奴があの智さんの友達なわけ」
一人の女子が菜々に言った。
「な、なんでって言われても・・・」
「まあ、どうせあんたなんて必要なくなったら捨てれるだけなんだから」
ともう一人の女子が言って三人は笑った。
「そうよ、どうせ必要なくなったら捨てるのよ」
そう言って彼女達は帰っていった。
(誰か助けて)菜々は思うだけで声に出すことができなかった。誰も巻き込みたくなかったのだ。
「一目見たときから好きになりました。ぼ、僕と付き合って下さい。と、俺は今日も男から告白されていた。
「そ、その~。ごめん」と俺はその場を逃げた。
もう5回目である。いい加減どうにかしたいとおもっていた。
そんなとき、目の前に菜々と三人の女子がいた。
「あ、菜々ちゃん」と私は声をかけた。
「智さんどうしたんですか、走って」
「いやぁ、また告白されて逃げてきたんだよ」と笑いながら言った。
「ところで周りの彼女達は?」
「はい。・・・友達です」と菜々は言った。
「はい。私菜々ちゃんの友達の奈央といいます」
と残りの二人も自己紹介をした。
「ふーん。いいなぁ友達がいて」
「あの、私達も友達になってもいいですか」と奈央はたずねた。
「うん、私なんかでよければ」と私は快く承諾した。そのとき。
「智さん待って下さい」とさっきの断じてが追いかけた来た。
「ごめん。そろそろいくね」智はまた走り始めた。
この時、急いでいたからかもしれない。菜々達の嘘に気づく事ができなかった。
「どうしたんですか最近」シロは菜々にたずねた。
「ごめんね。急いでいて忘れてたの」
「まあ、一人でも転身はできますが菜々さんが心配になるんです」
「うん。ごめんね」と菜々は謝った。
しかし、次の日もシロを持っていかなかった。それどころかまるで一目を避けるかのように朝早くから家を出た。
怪しいと思ったシロは友久の部屋に行った。
「ふーん。なるほどねぇ。別に学校では特に目立ったことはないけど・・・」
「そうですかぁ。では一体何が」とシロは頭を悩ましていた。
「ただの思い違いじぁないのか」とクロはあくびをしながら言った。
「それならいいんですけど・・・・・」
「なら、シロも学校に行く?」と俺はたずねた。
「はい、お願いします」と、俺はクロとシロを連れて学校に行った。
「ほら、特に変わったことはないでしょ」とこっそりシロに言った。
「はい、別に変わったところは・・・あの人達はなんですか?」
「ああ、彼女達は友達だって言ってたよ」
「そうなんですか。良かった友達ができていて」とシロは喜んでいた。が、
「なるほどねえ、そう言うことか」とクロは気づいたのだった。
(さて、友久どんな対応するのかな)
「すみません智さん」一人の女子が声をかけてきた。
「どうかした?」
「実は一緒に写真に写って欲しいんです」
「え、でも今は・・・」断ろうとしたが
「すぐですからこっち来てください」と腕を掴まれ教室を出ようとした。その時、
「あんたなんて必要ないのよ」声が聞こえた。この声は奈央のはず。そっちを見ると菜々の目に涙が溜まっていた。
そして、全てを悟った。
「ちょっとごめんね」と私は掴まれた腕を離した。
そして菜々のところに向かった。
「菜々ちゃんどうして泣いてるの」私はあえて訊ねた。
「実は体調を崩してしまったんです」と奈央は言った。
「そうなの菜々ちゃん」
こくっと頷いた。そして目が合った。
そう、全て嘘だったのだ。
「そうなの。じゃあ私が連れていってあげるよ」と私は菜々の腕を肩にのせた。
「いいわよ。私たちが連れていく!!」
その時、智は三人を睨んでいた。
智に腕を肩にのせてもらったとき智の声がした。
「ちょっと目をつぶっててくれる」
「はい」菜々は目をつぶった。とたんに寒気を感じたのだった。
「あんたら三人今まで菜々をいじめてただろ」俺は怒っていた。
「そうよ。でも全てあなたの為。あなたみたいたな美しい人がこんなやつと一緒にいていあはず」
「黙れ」その瞬間口が無理矢理閉じた。
「!!」声を出そうにも口が開かない。
「お前達は私の仲間を傷つけた。二度と関わるんじゃねぞ」
その目を見た三人は氷のように固まってしまった。
「さあ、菜々いこ」と二人は保健室に向かった。
その後、三人は周りから名前を呼ばれるまで動くことが出来なかった。
「ごめんな、もっと早くから気づいてたら」
「いいんです。智さんは私をたすけてくれたんですから」
と菜々は抱きついて泣きながら言った。
「おい、智」
「なんだ」
「さっきのはなんだ」
「・・・・見たのか」
「ああ、お前の目を見た瞬間体が動かなくなったんだ。どういうことか説明しろ」
「あれも俺の力だ。睨んだ奴に殺気で恐怖を与える」
さらっと智は言ったが
「そんなにすごいことなんですか」と菜々は尋ねた。
「菜々さんは目を隠されていたので見てなかったのでよかったですね」とシロは言った。
「なあ、この際聞くぞ。なんでそんな力持ってんだ」
「必要だったんだよ。弱者には」そう言って智は保健室を出ていった。
(そんな力強者か独裁者しかもたねぇよ)そうクロは思った。