FATER   作:知咲

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 まだ転身に慣れてない友久は女の子の姿を見られてしまい、学校中で噂になってしまう。そんななかついに三人目のフェイターが二人の前に現れたのだった。


二日目

「おはよー、ってなんで女になってんだ!」朝目を覚ましたらまだ僕は女のままだった。

「仕方ないだろ、まだ2日目だぞ、もうもう少ししたらお前の体も慣れて自由に転身できるって」

「そうだけどさぁ、俺男なんだよぉ!!」そんな心からの叫びだった。

 すると、友久は急にもぞもぞし始めた。

「どうした。急にもぞもぞし始めて?」

「いや、その・・・」

 友久は顔を赤くしながら目をそらしながら

「どうやってトイレすればいいんだ?」

 小さな声でボソッと言った。

「え?何て言ったんだ?聞こえないぞ」

「だから、トイレに・・・」

 さっきよりは少し大きな声で言った。しかし、

「だから、聞こえないんだよ。ちゃんと言えよ」

「だーかーらー!トイレはどうすればいいんだよ」

 友久は顔を真っ赤にしながら叫んだ。

 

「トイレの入り口でもじもじしてなかなか入れなくてて笑ったわ」

 クロはクスクス笑っていた。

「うるさいちょっと黙ってて」

 男に戻りたいのに戻れない俺は恥ずかしさと学校にもう遅れたくないという2つの思いがぶつかって、結局女のままで学校に向かっていた。

「ほんと、天使から制服借りといて良かったな」

「良かったけど・・・。スースーするよぉ」

 スカートを下に伸ばしながら恥ずかしくて俯いていた。

「ねぇ、あの子かわいくない」

「ほんとちょーかわいいね」数人の女子がこそこそと言っていた。

「でも、ずっと下向いてるけどどうしたんだろうね」

「もしかして迷子かもよ。昨日あんな子居なかったから」

「ちょっと話しかけてみようか」

 と数人の女子が近づいてこようといたが自分の事で手一杯で下を向いていた俺は気がつかなかった。

 

「大丈夫ですか?」

 そんな声が聞こえたので前を向くと数人の女子がいた。

「あ、あの・・・どおしたんですか」 

 つい身構えてしまった。

「いえ、さっきから下ばかり向いていてので。なにか困ったことがありましたか?」

「い、いえ別に困ったことなんてありませんよ」

(どうしよう、どうやってこの場から逃げたら)

そのとき、

「あれ友久さんどうした・・・」

「あ、西山さん待ってたんだよぉ」と奈々のほうに向かっていった。

「あの待ってたって」

「すまん後で事情は話す。とりあえず話をあわせてくれ」

 耳元で小さな声で言った。

「もしかして西山さんの友達ですか」

 さっきの女子達が菜々にたずねてきた。

「はい、この子は私の友達の・・・ともって言う子です」

「そうなんだ。ともちゃんって言うんだ」

 そうやってみんなから友ちゃんと言われつい恥ずかしくて菜々の後ろに隠れて顔を俯いて真っ赤にしていた。

 

「助かったよ。ありがとう」

 なんとか山場を切り抜ける事ができてほっとしていた。

「いえいえ。困っているなら助けますよ。仲間なんですから」

 その後、友久は男に戻る事ができ、学校に遅刻することなく当校できた。

 

「もーー、朝から疲れたぁ」と机にふせていると、

「おーい、友、なんで死んでんだよ」

「なんででもいいだろー」

 俺に話しかけてきたのは三井翔太なぜか初日から仲良くなった。

(そういや、あっちでもこんなやつとよく一緒にいたっけ。あいつなにしてんだろうなぁ)

 と今度は物思いにふけていると、

「おいおい、それより面白い情報聞いたんだ!聞きたい?」

「いや、別に」

「なるほど、なるほど、聞きたいんだな、いいだろう!」

 と人の意見も聞かさずに話をはじめた。

(まあいいや、適当に聞き流そ)

「実はな、今朝ちょーーーー可愛い女の子がいたらしいんだよ」

「ふーん」

「その子は青髪の、お前みたいな髪色でな」

「ふーん?」

「それで背が高くて胸も大きいんだ」

「えっとぉ?」

(いや、なわけがない、違うきっと、多分)

「でその子の名前は」

(違う違うなわけない、なわけない)

 そう願ったが

「ともちゃんって言うらしいんだ」

(俺だぁぁぁぁぁぁ)

「へ、へぇそうなんだぁ」

「どうしたんだ汗かきまって」

 俺はへんな汗をかいて・・・

「だ、大丈夫だよ」

「そうか、変なやつ。んで、今その子を探してるんだよ。お前も一緒に手伝って・・・。」

 そのとき、

「永瀬いるかぁ。ちょっと来てくれないか」

 先生から呼ばれた。

「すまん、じゃあちょっと行ってくるわ」 

 そう言って僕は教室をあとにした。

 

「で、なぜ西山さんも」

「わかりません。なにも問題は起こしていませんが」

 二人で悩んでいると

「二人とも来ましたね」

「誰だ」

 慌てて周りを見回したが誰もいない。

「そこまで緊張しなくていいわ」

 と一人の女子が目の前にいた。

「私は咲夜て言うのよろしく」

「誰なんだあいつ」と奈々に聞くと

「なに言って・・・あぁそうでした。昨日の入学式いなかったんでしたね。あの人は2年で生徒会長をしているんです」

「な、せ、生徒会長だと、なんかしたか俺達」

「安心なさい。生徒会長として呼んだんじゃない。あなた達にはこっちの件で会いに来たのよ」

 そうして右手を前に出した。そこには指輪がついていた。

「転身」彼女の体は光に包まれた。

「まさか」

「そう私もフェイターよ」

そこには大きな鎌を持った彼女がいた。

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