「ごめんなさい友久さん。待たせちゃいましたか」
奈々は集合場所にしていた噴水のところにいる友久に駆け寄った。
「大丈夫だよ。お願いしたのは私だから。それに、今は智だよ」
「そうでしたね、すみません。あのー。どうんたんですかその口調」怪訝そうに聞いた。
「昨日クロがな外で女の姿のときは女らしくしないと変に思われるぞって言われたんだよ」と小声で言った。
「そんなぁ、人が沢山いるんですよ。周りなんて全然気にして・・」
「ねぇ、あの子可愛くない」
「ほんと可愛い」
と通りすがりの二人組の声が聞こえた。というか、
「なんでこんなに注目されてるんですか」
「それが分からないのぉ」智は嘆いた。
「だからいったろ、こいつなぜか女になったら注目を浴びちまうんだよ」
「なんか、女性として負けた気分的です・・・」
「そ、そんなにきにすることないですよ。奈々さんも充分可愛いですから」
とシロはフォローした。
「ありがとうシロ」
とシロを奈々は撫でた。
「じゃ、じゃあ行きましょうか」
「うん」と二人は服を選びに行った。
「どうしたの、なんで泣いてるよ」友久は急に泣き出した奈々に驚いていた。
「なんでもありません」奈々は泣きながら言った。
「なんかあるんでしょ。話したらスッキリするよ」
「なんで、私より友さんの方が胸が大きいんですか!!」
「はぁ!?」と友久は胸を隠した。
「こんなのただ重いだけだから・・・さらに泣かないで」
「うるさいです」
「さすが、見事に爆弾発言だな」とクロは言った。
「友久さんはもう少し乙女心を学ぶべきですね」とシロ。
と、色々な勉強になった買い物だった。
「ちょ、胸をつかまないでー」
「はぁ、なんか疲れた」
「全部友久さんの責任ですよ」
と菜々はそっぽ向いた。
「どうして、なんもしてないじゃん」
「しました」
とまだ奈々は怒っていた。
「でも、色々勉強になったよ、ありがとう」
「ま、まあ、案外楽しかったですし」
と照れながら言った。
「これだけ服があればなんとかなる・・・と思いたい」
そのとき、天使からもらった機械が振動し始めた。
「なんでこんな時なんだよ」
「しかたないですよ、気まぐれなんですから」
「そうだ。嘆いてる暇があるなら早く行くぞ」とクロに言われた。
「ま、それしかないか」と二人は走り始めた。
「ここか」二人の前には『歪みの世界』の入口があった。
「さぁ、行くわよ」「分かった」二人は歪みの世界に入っていった。
そこにいたのはぼろぼろになったディアブロスと、
「あら、遅かったじゃない」咲夜だった。
「気をつけて」
二人は警戒体勢に入った。
「あら、二人ともやる気なの?ちょうどもう少し暴れたかったの」
と咲夜は鎌を振り上げた。
そのとき、俺は気づいた。まだ、ディアブロスは倒れていなかった。咲夜の方に口向けていた。それに気づいた俺はいつの間にか走りだそうかしていた。
「ちょ、なにしてんのよ」と奈々は友久の腕を掴んだ、はずだった。
「え!?」確かに掴んだはずなのに気がつくと友久はいなかった。
「あら、まずはあなたからね」
降り下ろした鎌は友久を捉えていた。
「あたってたまるか」友久は間一髪で避けた。そして、咲夜にぶつかった。
「くっ、そんな攻撃効くわけ・・・」
しかし、目の前の友久はディアブロスからの攻撃をうけていた。
「え??」
「友久なにやってんの」と奈々はディアブロスにとどめをさし友久のところにむかってた。
「なにしてんの、なんで庇ったの」
「か、庇った?」咲夜は動揺して動けなかった。
(なんで、そんなことしたの?)頭の中はパニックだった。
「な、なん・・で・・って・・ただ・・仲間を助けただ・・けだよ」
かすれながら友は言った。
目の前に誰かわからないが傷つけいた女子がいた。
「どうして、助けたの」私は聞いていた。
「なんでって、私はただ仲間を助けただけだよ」その子は笑いながらそう言った。
「どきなさい」咲夜は奈々を友久から離した。
「まだやるつもりなの」奈々は叫んだ。
しかし、咲夜には聞こえていなかった。咲夜は友久をかついでどこかにいってしまった。
「な、どこに行くのよ」しかし、追いつかず二人を見失った。
こんなことして何か意味があるの。確かに頭ではわかっていた。でも、体は言うことを聞かず咲夜は天使のところにむかっていた。