感動の?最終回!!
「おのれ、オーディン!
おのれ、悪魔共!
おのれ、おのれ、赤龍帝ぃい~~~~~~!!」
【アテナ・エクスクラメーション】
3人の黄金聖闘士が究極まで
破壊力は小規模ながら宇宙創造のビッグバンにも匹敵し、その余りに凄まじい破壊力、そして基本、如何に敵と云えども1人の者を3人で討つのは聖闘士として あるまじき行為な故、神話の時代よりアテナにより禁じられた影の闘法。
それを行使した者達は完全に聖闘士だった証を剥奪され、死して尚、未来永劫に鬼畜にも劣る賊の烙印を押されてしまう。
◇シリューside◇
俺とデスマスク、そしてサイラオーグによって繰り出された この禁断の秘技はロキに…悪神が自爆目的で放とうとした魔力さえも、封じるかの様に飲み込んで直撃。
流石に神の1柱か、それでも必殺には至らなかったが、先程の
尚、今回のアテ・エクは、デスマスクが事前に(この世界の)アテナから使用の許可を得ており…ついでに言えば、敵がリアル"神"だったし、更に言えば、サイラオーグは正式な
…で、良いよね?
そうですよね?沙織さん?(必死)
「こ…今度こそ…」
「お、終わり…かい…?」
激闘の末、ボロボロな姿となっている部長とデオドラが、不安混じりに呟く。
「ええ。俺達の勝ち…ですよ。」
「…だな。」
「結果、誰1人、欠けてもいない。
完全勝利と言っても良いだろう。」
ホッ…
しかし、俺とデスマスク、サイラオーグの言葉に、2人は…否、その場の全員が、安堵の表情を浮かべる。
「よっしゃ!それじゃ、帰ろうぜぃ。
勇者様の帰還だぜぃ!」
「「「「「「「おーーっ!!」」」」」」」
『ぉんっ!』
◇小猫side◇
「皆。本当に、よく やってくれた。」
「お疲れ様~☆」
「御苦労さん…だな。」
「身内が、申し訳無かったのぅ。
本当に済まなかった。」
帰還後、サーゼクス様達から労いの言葉を受けた私達。
直ぐに、勝利を祝う意味での囁かな宴を用意すると、魔王様達が仰りましたが、当の私達は、もう くたくた。
確かに、宴に出てくるであろうスィーツは、魅力的ですが魅力的ですが魅力的ですが魅力的ですが魅力的ですが魅力的ですが…兎に角、今は休みたいです。
これは戦いに赴いた皆さん、同じ考えみたいで、結局 宴は中止に。
「あいすくりーむ…ぷりん…けーき…無いの?」
オーちゃん、気持ちは分かります。
でも、今回は本当に疲れたから、早く お風呂入って寝たいです。
「小猫さんが食い気よりも眠気を優先させるなんて、余程でしたのね…」
「…ですぅ!」
おぃ、そこの 作者に存在を忘れられていた 転移の人数制限で今回は出番の無かった焼鳥娘…と、"先っきょだけ「コンニチワ」のミニマム被りヴァンパイア"、少し話そうか。
◇シリューside◇
「オーディン殿達も、同行ですか?」
「うむ。近い内に日本で、日本やインド等の、アジア神話勢力との話し合いが有るで、折角じゃからな。
それに この冥界の列車、一度乗ってみたかったしの~♪」
翌日。
俺達は、日本に帰る事に。
グレモリー邸の地下プラットフォームには、オカ研メンバーに生徒会の皆さん、アザゼルにデスマスク、オーディンにロスヴァイセさん。
「「………………………………。」」
そして3勢力側から、日本でのオーディンの護衛として就く事になった、堕天使幹部・バラキエル。
朱乃先輩との雰囲気が、凄く気拙い。
彼女は確かに、自身に流れる
朱乃先輩、前みたいに、夜叉の様な形相で睨み付ける事は無くなった様だが、まだまだ この2人、時間が必要だな…
「それじゃリアス、元気でね。」
「リアス姉様、眷属の皆さん、シリューさん、また来て下さいね!」
そして見送りには、ヴェネエラさんにミリキャス、
「また会おう、リアス。
そして師匠、赤龍帝殿も お元気で!」
「皆さん、元気でね。」
「次に会うのは、来月のゲームですね。」
更にはサイラオーグ、デオドラ、シーグヴァイラ嬢も、眷属数名を引き連れて来てくれた。
「赤龍帝…神崎孜劉殿!」
「ん?」
「アナタとは何時か、ゲームとは関係無く、一度手合わせしたい物だ。」
「ふ…」
コン…
サイラオーグの突き出した右拳に、俺も拳を軽く重ね、列車に乗り込んだ。
尚、ヴァーリ・チームは、戦いの後に直ぐ、転移で自分達の拠点へと帰っている。
◇木場side◇
「うぅ…ロキ以上の、強敵だにゃ…」
「う…迂闊でした。」
次元の狭間を進む冥界列車。
その車内で僕達は まったりと…
「ほらほら、修行やゲーム、ロキとの戦いで、宿題出来てませんは、理由にならないわよ!
グレモリー眷属として、そしてオカルト研究部の名誉の為にも、きっちりと やってもらうからね!!」
「「ふにゃ~~~~~~~~っ!!」」
…小猫ちゃんと黒歌さんは、部長の見張りの下、夏休みの宿題をやっています。
「奥様、凄く綺麗な方ですわね。」
「娘さんも、美人ですし。」
「お孫さん、凄く可愛らしいですね~。」
「ですぅ!」
「にょ~。」
「だろ?だろ?だろ~?♪」
副部長、レイヴェルさん、アーシアさん、ギャスパー君、ミルたんは、僕達の車両に遊びに来た、ベッロさんが持ってきたアルバム…御家族の写真に夢中。
「さっき、生徒会の車両に遊びに行ってみたけど、向こうも匙と…1年の子が、支取先輩と新羅先輩の監視付きで、「うーうー」言いながら、宿題やってたぜ。
…王手!」
…だ、そうです。
因みに僕は宿題は、夏休み前に全て終わらせてますし、神崎君とアーシアさんも、一度 人間界に戻った時に、全部終わらせたとか。
…って、神崎君?
その王手、ちょっと待って?!
「待った無し!!」
◇シリューside◇
「うむ…先程、ヴァルハラから連絡が有ったのじゃが…」
現在、オーディンと対話中。
オーディンが言うには、北欧の拠点に転移されたロキは現在、厳重な封印術式を施した上で、この拠点最下層に投獄。
この北欧の主神の帰還の後、正式に沙汰を下す予定だったらしいが、それを待たずして自ら、永久水晶に その身を封じたそうだ。
「つまり、引き篭もり?」
「お主も なかなかに痛烈じゃのう?!
あながち間違ってはないが、もう ちょっと こう…何か別の表現は無いのか?」
引き篭もり否定は、しないのか…
「やれやれ…全く世話の焼ける、愚弟じゃわい…」
≫≫≫
「う…死にました…」
「ぶにゃぁ…」
「自業自得だろ?」
次元の狭間を進む冥界列車。
その中で、ぐったり…と座席に もたれ掛かっているのは、何とか宿題を片付けた、白と黒の猫姉妹。
「おぅ、邪魔するぜ~?」
「邪魔するなら失せろ。」
「そんな、酷い?!」
そこに やってきたのは、堕天使総督様だ。
俺の軽いボケ(半分はマジ)に、何処かの お姫様みたいなリアクションで切り返すアザゼル。
意外にノリが良いな。www
「ち…とりあえず、オカ研に伝達だ。
明日の正午、部室に集合な。」
「「「は?」」」「「へ?」」」「「え?」」」
「ま、詳しい話は、その時にする。
話は、それだけだ。じゃあな。」
そう言うと、アザゼルは去って行った。
…何なのだ?少し、気になるな…
リアス部長も何も知らないのか、『???』な顔をしてるし。
≫≫≫
「皆、お疲れ様。
今日は、この場で解散するわ。
それじゃ明日、また部室で。」
「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」
駒王駅の地下プラットフォームに到着した俺達。
オカ研の合宿は、リアス部長の締めの言葉で解散となった。
少し間を開けた先では、生徒会の皆さんも、同様に支取先輩が締め括りしているみたいだ。
そして…
「ほっほ~~~~~ぃ♪
初めての日本じゃのぅ。
ほれ、アザゼル坊、何をしておる?
さっさとJAPANを案内せぬか!!」
「分ぁーった分ぁーった!
落っ着けジジイ!
そんなに焦らなくても、おっぱいは逃げやしねーよ!!」
「ほっほっほ…楽しみじゃのぅ♪」
「ちょ…オーディン様?アザゼル殿??
貴方達は一体、何処に行こうとしてるのですか!!?」
「「おっパブ。」」
「おっ…おお…オーディン様あぁ~~っ!!
あ、貴方は一体、何の為に日本に来たと思っているのですかぁーーーーーーーっ!!」
…ん。あっちの堕天使総督と北欧の皆さんは、無視しておこう。そうしよう。
◆◆◆
そして翌日、8月31日の正午。
「よっし、全員、揃っているな?」
「「「「「「「「「「……………………………………………。」」」」」」」」」」
オカルト研究部の部室には、オカ研と生徒会の面々が集合。
その全員が、普段はリアスが使っている、豪華な机の前に立つ、したり顔なアザゼルに目を向けていた。
「オカルト研究部の顧問になった、アザゼルだ。よろしくな。」
「「「「「「「「「「はぁああ゙っ??」」」」」」」」」」
突然の言葉に、驚くリアス達。
「ついでに言えば、明日から2年のクラスの副担任となり、科学の担当教諭として、教鞭を執る事になる。
2年の連中には、そっちの方でも、よろしく頼むわ。」
「「「「「な、何だってー?!!」」」」」
続く台詞に、シリュー達2年生が、更に驚きの声を上げる。
「そんな訳で、今後は改めて、アザゼル先生と呼べ♪
あー、そこのヤク〇゙みないな輩顔で、凄く嫌っっっそうな顔をしている赤龍帝…神崎孜劉~?
当然、お前もだからな~?」
「断る!」
「あ゙!? 退学にすっぞ?テメー?」
「そんな、非道い!?」
「…で、でも、何で急に…?」
早速に教師の権限?を濫用するアザゼルに、ソーナが尋ねる。
「夏休み前、3勢力で和平が…その流れで、北欧とオリンポスとも、同盟が成立したろ?
今後もアジア圈の神話勢力等とも、連携する方針でな。
知ってる者も居ると思うが、オーディンの爺さんとセラフォルーが、近日中に その件で日本神話とインド神話連中と、会談する事になっている。」
「対テロリスト…ですか?」
「ああ。その通りだ。
ヴァーリの仲間によって、
何しろアタマのオーフィスが、
…だが、それでも残りの…逃げ出したって雑魚とやらが、事を起こさないとは限らない。
それで その同盟の地である この学校を正式な対テロの拠点に据え、とりあえずの代表として、堕天使トップである、この俺様が出張ったって訳だ。
それと ついでに、サーゼクスからの依頼で、お前達をガンガン鍛えるって理由も在るがな。」
「代表…」「貴方が…ですか?」
それを聞き、3大勢力の代表者として、そして自分達の師事者として出向いた男に対し、かーなーり、不信感丸出しな顔をする、オカルト研究部の部長と生徒会会長。
尤も、『"いい加減"に手足と羽が生えて、服を着ている男』と謂われる男が相手なので、それも仕方無しと言えば、仕方無いのだが。
しかし、そんな顔を見ても構わず、アザゼルはニヤリと笑いながら言葉を続ける。
「因みに…お前達が、俺が駄目って言うなら、その時はサーゼクスとセラフォルーの2人が揃って、
そして それ以後のチェンジは、無い!」
「「…!!!!??」」
サーゼクスとセラフォルー…
それぞれの兄と姉が来る…
それを聞いて、今度は顔を硬直させる、リアスとソーナ。
そして2人は顔を見合わせると、どちらからともなく互いに頷き、今度は少しばかり口元を引き攣らせながらも、ファーストフード店員の営業スマイルな如く、アザゼルに向けて満面な笑みを浮かべる。
新学期を翌日に控えた駒王学園。
雲1つ無い澄み切った青空の下、眩い日差しに照らされる旧校舎に、2人の少女の、元気な声が高らかに響き渡った。
「「ようこそアザゼル先生!
駒王学園は、貴方を歓迎します!!」」
THE END
そんな訳で、今回を一応の最終回とさせて頂きます。
尤も、今後は【Bonus Episode】とでも銘打って、ショートストーリーな形でアップする予定です。
既に構想中な話(ネタ)として…
※新学期の新任教諭や編入生の話
※朱乃とバラキエルの話
※修学旅行の話
※生徒会執行部の話
※オーフィスたん独り珍道中の話
※本来の主役の話
※イリナ、ゼノヴィア、フリード再登場な話
※リアスvsソーナ
※シリューvsサイラオーグ
※完全オリジナルネタ
…等がありますが。
とりあえずは、本作品を読んでくれた皆様、ありがとうございました。
それから…近日、やはり『DxD』を原作とした新作(今度は悪魔&天界アンチだ!)をアップする予定です。
宜しければ此方も、乞う御期待!です。
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【黒翼の赤龍帝】絶賛執筆中!