美醜反転ISでオリ主ワンサマー(ブサイク)   作:ゴージェーさんです

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なんとか間に合ったぁぁぁぁ。

それでは総員キャラ崩壊に備えろ!


第2話千冬姉は甘えん坊

コトコトの鍋の蓋が震える音が静かな部屋の中に響いているのを耳に入れながら椅子に座って携帯をいじる。

 

携帯に示された時間は18時24分で今は飯時である。

 

キッチンでシチューが煮込むのを待ちながら俺はメールを打っていた。

 

 

『さぁシチューが煮込み終えるまで私の暇潰しに付き合うのだ清香よぉぁぁ』

 

『彼氏が私の事を便利な女扱いする件』

 

『そう言いながらもメールが来てにやけてるのを俺は知っている』

 

『バ、バカにゃ何故知っているっ!』

 

『だって今日教室でクラスのみんなに「マジで付き合ってるの?」って聞かれた時に物凄いニヤニヤしてたもん』

 

『えっ?淡々と無表情で受け答えしてたつもりだったのに』

 

『カーワーイーイー』

 

『ば、馬鹿にしてぇ……ちょっと彼女への愛を示すために出来立てのシチューを私の家にデリバリーしたまえー』

 

『お腹を空かせて帰ってくる可愛い姉がいるから無理っす』

 

『なんだとぉ。愛は行動で示すんじゃないのかぁぁ』

 

『彼女より姉を優先するワンサワーとは俺のことダァーイ』

 

『失望しました。千冬様のファン辞めます』

 

『清香ちゃんってうちの姉のファンだったのか……』

 

清香ちゃんと特に意味もないメールをしているといつの間にかシチューは出来上がっていた。

 

一口味見をすると濃厚な味が口に広がる。

 

「美味っ!」

 

前世から得意だったシチューの味はそこいらの店に負けない美味しさを誇っている。これなら姉も満足するだろう……まあ我が姉は例えゲロのように不味い料理でも弟の手料理というだけで美味しそうに平らげる姿が想像できる。

 

 

さていきなりだが人間の性格について話そうと思う。

 

人格を形成するのに最も重要な要素はなんだろうか?

 

それは環境だ。

 

人間の性格は環境によって育まれていく。

 

常に正道を歩み勝者として君臨している人間が一度のミスで心が折れるほど脆いメンタルだったり、いつも他人に侮蔑されてきた人間は良く周囲の人間の顔色を伺って怯えているように。

 

だからこそ、その変化は当然だった。

 

本来自分にも他人にも厳しくあり鋼のような心の強さと女神のような優しさを持った【織斑千冬】は存在しない。

 

そんな強い心など世界一のブサイクと呼ばれる彼女には存在しない。

 

彼女を取り囲んでいた悪意はそれを許さなかった。

 

もしかしたらその心が悪意に飲まれて自死を選んでもおかしく無かった。

 

しかし幸運なことに彼女は生きている。織斑一夏という心の拠り所を見つけたからこそ。

 

決して幸せばかりの人生では無かった。しかし彼女は言うだろう。

 

自分は幸せだと。弟に出会うことが出来た、それだけでもう幸せだと。

 

 

 

……つまり何が言いたいかだって?

 

それは………

 

 

ドタドタと人の走る音が聞こえる。

 

よほど急いでいるのか我が家の廊下を一瞬で走り終えた存在Xこと織斑さんちの千冬ちゃんがキッチンのドアが外れるんじゃないかと思うほど力強く開く。

 

そんないつもの事を無視して俺は立ち上がり両手を広げる。

 

「ただいまぁぁぁぁ今帰ったぞぉ一夏ぁぁぁぁ!」

 

織斑千冬ちゃん(27歳児)が帰ってきた。

 

ひしっ!

 

コアラのように引っ付いてくる千冬姉を広げた両手でキャッチして抱きしめる。

 

「うぅん一夏ぁぁ」

 

すりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすり。

 

この世界の千冬姉は甘えん坊である。

 

 

 

「それでなぁ、今日は朝に通勤する時にすれ違った男が私の顔を見て物凄い顔でギョッとしていたんだ。きっと気持ちが悪い顔だなと思ったんだろうなぁ。辛いぞ一夏ぁ!」

 

「うん、うん。大変だったね。今はゆっくり休んでね」

 

俺に膝枕をされた千冬姉は1日で溜まったストレスを発散するために今日の不満をシャウトしながら頭を撫でられている。

 

クール系美人の女性が若い男に甘える姿は社会的地位の高い人間が赤ちゃんプレイをしているような、こう見てはいけない光景だと感じてしまう。

 

無論普段の千冬姉はこんな醜態を世間の皆様を披露したりはしない。原作のような外見通りのクールな性格である。

 

しかし昔から多大な悪意にさらされてきた千冬姉はある一定のストレスが溜まると俺に子供のように甘えてくる癖があった。

 

俺のしても千冬姉のような美女に擦寄られるのは役得なので思う存分甘えさせている。

 

「やっぱり一夏は優しいな。一夏だけだ私に優しい男は」

 

「そりゃあこんなかわゆい姉なら優しくしちゃうよ」

 

「うぅ!あぁ、ありがとう一夏。私は幸せだ。お前のおかげで私は仕事を頑張れるんだ」

 

「お仕事はやっぱり大変?」

 

「うーむ。まあな。そもそも私は教職などは柄ではないからな。本来は学年主任など荷が重い」

 

「まあ千冬姉はもともと教員免許を持ってないしね。それなのに学年主任って割と不味いよね」

 

「ぶっちゃけあらゆる法の外にあるIS学園だからこそ出来るグレーゾーンの荒技だからなぁ」

 

「それだけIS学園としても世界一のIS操縦者の千冬姉が欲しかったんだ」

 

「自分で言うと傲慢に聞こえるかも知れないがIS操縦者を育成するという一点に掛けて私は優秀だと自負している。だがまぁ、IS学園で教えるのはISの操縦だけではない。何よりも相手はまだ心の未熟な高校生だ、当然そんな彼女達を導くのは容易ではない」

 

「IS学園に入学出来る生徒なんてみんなエリートの優等生じゃないの?」

 

「いや……うん。優秀ではあるんだがこう、そのスペックを無駄なことに使う面倒なバイタリティの持ち主が多いからなぁ。例えば更識とか更識とか更識とか更識とか」

 

「うん、更識っていう人がトンデモナイ問題児って事が分かった」

 

「まあけど楽しい職場だぞ。男が1人しかいないから嫌悪の目を向けられる回数が少ないし教員もみな優秀な元IS操縦者だから私のようなブサイクしか居なくて居心地が良い」

 

「へぇー」

 

IS操縦者はIS適性が高いほどブサイクになる、つまり俺にとっては美人が多いのだ。原作でモブがみんな可愛いのも多分これが理由だろう。

 

「特に私の後輩に真耶って奴がいるんだか、あいつに一夏の事を自慢するのが楽しくてなー。私と一夏は仲が良いと言うと発狂して嫉妬するんだ」

 

「後輩を発狂させるのが楽しいってどうなのよ」

 

もはやパワハラである。

 

「一夏は美少年で料理も美味しくて私に優しいって言うと真耶は一夏を紹介してくれというのだ」

 

「ほー」

 

「まあ身の程を知れ顔面崩壊ホルスタイン!と罵ると泣くんだけどな」

 

ブーメランじゃねえか

 

「後輩が!泣いても!罵るのを!!やめないっ!!!」

 

「やめたげてよぉ!」

 

「だってなぁ一夏の彼女に相応しいのはこう、美人でスタイルの良い稼ぎの多い女じゃないと」

 

「結構理想高いね」

 

「ま、まあ、確かに理想が高いなじゃあ美人じゃなくても良いからスタイルが良くて大金を稼ぐ……こう私みたいな女はどうだ」

 

「いや…千冬姉は俺的にかなり好みだけど血が繋がってるし」

 

「なっ!い、良いじゃないか血なんて繋がっているぐらい大した問題じゃないって春日部兄妹も言っていたぞ」

 

「リアルにヨスガるのは流石に不味いでしょ」

 

「なんでだ!……言っとくが私は脱いだらすごいぞ。昔同級生の男に「織斑の顔は見るのもキツイけど身体はエロいよな……なぁ、いっぺん顔にビニール袋被ってヤらせてくれね?割とイケる気がする」って口説かれた事もあるんだ」

 

「多分それは口説いてるとは言わない」

 

全世界のラブコメに失礼だ。

 

「ま、まあ良い。とにかく何処の馬の骨とも知らん女を彼女にするなよ。まあまだ一夏に彼女は早い気がするがな」

 

「あっ、言い忘れてたけど俺昨日彼女出来たから」

 

「……………………」

 

「…………?」

 

「……………………」

 

「千冬姉?」

 

「……………………………」

 

「気絶してる……」

 

 

 




おいやめろ石を投げるな、キャラ崩壊のタグはあっただろう。

全裸の女にビニール袋を被せるのってエロいよな。
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