美醜反転ISでオリ主ワンサマー(ブサイク) 作:ゴージェーさんです
そんなもんはしらーん。
ゴージェーさん「ゴールデンウィークって何日に休み貰えますのん?」
上司「(休みとか)ないです」
ゴージェーさん「ん?」
上司「(1日も)ないです」
ゴージェーさん「なん…だと」
上司「(希望なんて)ないです」
ゴージェー「(なら小説の更新も)ないです」
ご覧の有様だよ。
「ねーえ相川さーん。ちょっと良いかしら?」
どこか爬虫類を思わせるネットリとした声が相川清香へと掛けられる。
その声の持ち主は先日、織斑一夏に告白して鎧袖一触の醜態を晒しその次の日にまさかの学校一のブサイクに意中の男を奪われたマドンナの佐々木希であった。
泥棒猫に等しい清香に希がどんな反応をするのか誰もが興味を誘われていたが今まで互いに無反応で徹する冷戦状態であった。
そんな冷戦が終わりを迎え大戦争の幕開けかとその場に居合わせたクラスメイトは緊張に身を震わせた。
清香は希の顔を見て激しい劣等感に苛まれた。
学生は社会の縮図である、とは誰の言葉だったか。学生とは現代の社会が謳う平等な社会などはあり得ない魔窟である。
それは人間が生まれながらに宿した業なのか、彼らは常に他人と己を比べ自分達の地位を不平等にしたがった。
学生においてヒエラルキーはおおよそ3つ存在する。
まずは織斑一夏や佐々木希などが所属するトップカーストである。彼らは容姿、頭脳、運動、コミニュケーションなどに優れた生き物でよくアンダーカーストの羨望と嫉妬の対象となる。
次に明確に何処かアンダーカーストの人間よりも秀でているがあくまで話題の中心にはなり得ない存在であるノーマルカーストの人間だ。トップカーストが王様でアンダーカーストが奴隷なら彼らは民衆だ。王様の命令に背く事は出来ないがそれでも人権を脅かすような事はされないし自分達より下の人間がいるというのは彼らの自尊心を満たしている。
そしてアンダーカースト。
彼らは先ほども言ったが奴隷である。
王様であるトップカーストに人とは思われておらず、まるで遊具のように使い潰されて泣かされ、ノーマルカーストの人間からは、俺達と君は違いますよ、と言わんばかりの態度を示され江戸時代の穢多・非人のようにノーマルカーストの「殿様であるトップカーストから偶に酷い扱いもされるけど、彼奴らの扱いに比べれば大分ましだよね」と反乱防止の為に使われる生き物たちだ。
その哀れさは何処かピクミンの生き様を彷彿とさせる。
無理矢理引っこ抜かれて食べられるのだ、なんか、こう、社会の闇みたいなものに。
そして相川清香。彼女はその3つのカーストには所属しない特異な生き物である。
彼女はおおよそトップカーストに成り得るスペックを宿した存在だ。
頭脳と運動はぶっちゃけ学校一だ、そしてコミニュケーション能力もそこまで低い訳では無い。
しかし不可思議な事に彼女はアンダーカーストの奴隷達よりなお低い地位の存在である。
もはやその扱いは人類の天敵扱いだ。
謎そこまで蔑視されるのかと言うと簡単だ。
気持ちが悪いのだ。
あんまりな言葉だとは思うが一番簡潔に彼らの言葉を要約するとそれだ。気持ちが悪いので近づきたく無いというレベルですら無い、もっと酷い視界に入っただけで吐き気を催す。
もはや神話生物の類である、彼女はクトゥルフの娘か何かなのか。
きっとその顔を見た人間のSAN値をピンチにしているのだろう。
さて話を戻そう。
そんな旧支配者フェイスの相川清香は佐々木希の圧倒的な美貌を見て深い嫉妬に身を焦がしていた。
これでもか!と言わんばかりの極太眉に綺羅星の如く輝く眩いニキビ。愛嬌あるビーバーを思わせるトンガリ前歯はキュートさを演出している。
こんなに可愛らしく美しい生き物を前に清香はこれが同じ人間なのかと慄いた。
それに引きかえ自分の容姿に諦観を表す清香。
か細くみすぼらしい眉にニキビやシミひとつない無駄に白い肌。薄い唇に歯並びの良過ぎる歯並び。
なんとも不快な生物だなと清香は己の醜悪さを自覚した。
清香の容姿がボロボロの錆だらけなロングソードなら希はエクスカリバーだろうか。
圧倒的な戦力差である。
しかしそんな中でも清香の心は折れない。
彼氏持ち。しかも目の前の女が告白して振られた男の。
それは清香の自尊心と女としてのプライドを高める効果があった。
だからこそある程度の余裕があった清香は違和感に苛まれた。
佐々木希にとって相川清香はあってはならない汚点で仇敵の筈だ。
少なくても笑みを浮かべて接触する相手ではない。
しかしそんな予想は外れて希は明らかに好意的な笑顔で清香に話しかけてくる。
「な、何かな佐々木さん」
なんのつもりなのかと声を強張らせ警戒する清香。
しかしそんな清香の態度に気がつかないのか…あるいは気づいてなお無視しているのか、希はニタリと何処か意地悪そうな表情を一瞬浮かべたあと、もう一度笑みを作りこう囁いた。
「あのねぇ、私相川さんとお友達になりたいのぉ。ずぅっと前からお友達になりたかったんだけどぉ、なかなか言えなかったのぉ。ねぇお願いお友達になりましょうぅ」
「ええっと」
ぐいぐいと顔を近づけながらそうお願いする希の姿には何処か鬼気迫るものがある。
思わずドン引きしてしまい一歩下がる清香だか、逃がさんとばかりもう一歩近づく希。
このタイミングでのお友達になりましょう発言。その真意は余りに容易に分かる。
(この女っ!私をダシにして一夏くんに近づく気だっ!)
あからさまに人の男を寝とろうとする欲望でギラついた希の顔に思わずビンタをしてしまいたい衝動が清香を襲ったがそれは流石に出来ないので自重する。
(お断りよ!この女狐!…って言いたいけど)
清香を取り巻く現状がその言葉を口に出す事を許さない。
現在清香はクラス中、いや、学校中のヘイトを集めていた。
比喩表現では無く本当にアイドルのような扱いを受けていた織斑一夏の彼女に選ばれた、シンデレラもびっくりの幸運ガールである清香は、しかし、学校の主に女子生徒にきっと卑怯な手段で織斑一夏を脅して彼女の地位を得たのだと、そんな根も葉もない噂をされていた。
だからこそ清香は希のあからさまな招待を無視することは出来ない。それをしてしまったら最後、学校のマドンナに対して調子に乗っているとみなされ溜まり続けた清香への不満が爆発してしまう事が予想できた。
「ワーウレシイナー。ワタシタチズットモダネー」
それゆえに相川清香は全面降伏を強いられた。
時間は昼時。
ポカポカと暖かい陽気を浴びながら学校の屋上で織斑一夏は相川清香を待っていた。
一夏と清香が交際を始めてから彼等は基本的にこの屋上で昼食を取るようにしていた。
まだ一夏と清香のカップル誕生による狂乱は学校中を席巻しており、周囲の視線の檻からせめてご飯を食べている時ぐらいは抜け出したいと2人は思い自然と人があまり訪れない屋上で密会するようになった。
ギィと重い鉄の扉がゆっくりと開く音が聞こえる。
清香がやって来たのかと一夏は視線を扉へ向ける。
訪れたのは予想通りの人物だった。
そこで一夏は清香の表情に違和感を覚えた。
顔を強張らせどうすれば良いのかと挙動不審な態度であった。
「どうしたの清香ちゃん」
「あっ、あら一夏さん御機嫌よう」
「何故お嬢様口調?」
「いや、うん、そのね」
余りにも不自然な清香が何故か自分の後ろを気にしながら言い淀む。
そんな清香を背後から1人の人間が現れる。
「あらぁー。奇遇ね織斑くぅんー。私ぃ、し・ん・ゆ・う・のぉ清香ちゃんと一緒にお昼ご飯を食べよぅうと思っててぇー。どうせだからぁー織斑くぅんも一緒にお昼ご飯を食べましょうぅ」
我等がアイドルこと佐々木希であった。
織斑一夏は悟る。
あ、やばい捕食される。
信じられるか、もう6話なのにIS学園に入学もして無いんだぜ。
文字数少なくてごめんな。来週は三連休だからいっぱい書けるかも。
なおゴージェーさんはダクソにハマっている模様。
フリーデェェ!ゴージェーさんにパリィさせろよ!