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【極振りスレ】第七の使徒襲来
426.名無し@長杖使い
初めまして。鞭使いの人から聞いて、来てみました
427.名無し@
長杖さん、お初ですー
428.名無し@ニンジャ
ドーモ、長杖=サン。ニンジャです
429.名無し@鞭使い
歓迎しよう、盛大にな!
それで、装備はどうだ? 見ていた限りじゃ問題はなさそうだが
430.名無し@長杖使い
アイエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?
自分でも耐久値の回復はできますし、一式売って下さり本当にありがとうございます
431.名無し@片手剣使い
(ノリいいな…)
ちょっと待て? 姉御から装備を一式売って貰った…? まさか!
432.名無し@長杖使い
一瞬で正体がバレてしまった…(´・ω・`)
433.名無し@短剣使い
!!
434.名無し@魔法戦士
!!
435.名無し@気持ち的にナイト
自分の(半ば)晒しスレに本人を連れてくるなんて…
436.名無し@片手剣使い
流石姐さん、俺たちに出来ないことを平然とやってのける!
437.名無し@ニンジャ
そこにシビれる!
438.名無し@片手剣使い
あこがれるゥ!
439.名無し@鞭使い
とまあ、普段からこんなテンションだ。気楽に吸…気楽に話すといい (゚∀。)y─┛~~
440.名無し@魔法使い(炎)
そうですね。【銀閃】さんから逃げたければ、いつでも言ってください。ここにいる人はみんな先輩ですし、できる限り力になりますよ?
441.名無し@長杖使い
>鞭使いさん
それって、阿片じゃ…
って、逃げ出すってどういう事です…?
442.名無し@気持ち的にナイト
詳しくは200くらい前のレスだな
443.名無し@鞭使い
お前がそう思うならそうなのだろうよ。お前の中ではな。それが全てだ
444.名無し@長杖使い
>鞭使いさん
確信犯じゃないですかやだー
見てきました。えっと、アレは外面だけ見れば間違ってないんですけど、内情がかなり違うというか…
445.名無し@片手剣使い
kwsk
446.名無し@魔法使い(炎)
あ、私も聞きたいです
447.名無し@長杖使い
それじゃあ、少し長くなりますがよろしくお願いします
448.名無し@武闘家
おうおうー
449.名無し@長杖使い
先ず始めに言っておくと、例の雑巾掛けが云々って話は、大体俺の自業自得ですね。
引き摺られたのは、ちょっとした好奇心とプライドがせめぎ合った結果でして…
450.名無し@魔法使い(炎)
つまりどういうことですか?
451.名無し@長杖使い
普通の戦闘に飽きて超高速の戦闘を体験してみたかったけど、自分より小さい女の子に背負われるのはプライド的にアウトだったので、折衷案として手を繋ぐ事になりました。結果は雑巾というか、はしゃいで暴れる犬に引き摺られる飼い主?
452.名無し@鞭使い
犬www
453.名無し@片手剣使い
ナンテコッタイ/(^o^)\
そういうプレイかと思ってたら、まさか立ち位置が逆だっt
454.名無し@短剣使い
>片手剣使い
通報した
455.名無し@長杖使い
普通に戦ってる時は怠かったんですけど、引き摺られながら戦う内に何か漲ってきて、異様なテンションで死に戻ること数回。それで冷静になったんですけど、色々とキリが悪かったのでそのまま続行して、少し経ってからようやく解放された感じですね。
最後の方の俺が結構いやいややってたせいか、その後から色々と遠慮させちゃいまして…
つまり、この話はニンジャさんの主観による報告が原因だったんだ!
456.名無し@片手剣使い
ΩΩΩ<な、なんだってー!?
いや、これって姉御は知ってたんじゃ…
457.名無し@気持ち的にナイト
これは誤った情報を流した、ニンジャ=サンのケジメ案件では?
ハイクを詠むがいい…
458.名無し@鞭使い
勿論知ってた。素材を売却してもらう時に雑談はしてるからな。
459.名無し@ニンジャ
……サヨナラー!
460.名無し@長杖使い
ナムアミダブツ
長々とお話しを聞いて下さり、本当にありがとうございました。
それでは私も、今日こそはソロでらんらんを狩りに行きたいので、ここら辺でお暇させていただきたいと思います。
461.名無し@武闘家
乙乙ー。
ん? らんらんソロ…? らんらん=ランペイジ・ボアだよな…?
462.名無し@長杖使い
はい、そうですね。それじゃあ今度こそ。またいつか遊びに来ます。
463.名無し@魔法使い(炎)
また来て下さいねー ノシ
……えっ? ソロ?
464.名無し@片手剣使い
……この中で、らんらんソロ討伐できる人挙手
ノ
465.名無し@気持ち的にナイト
ノ
466.名無し@魔法使い(炎)
ノ
467.名無し@ニンジャ
ノ
468.名無し@鞭使い
これだけしかいないのか…まあ俺も無理だが
まさか最近買っていった物の使い道がそれだとは…
469.名無し@短剣使い
……幸運極振りだったよな? 最新の後輩は
470.名無し@魔法戦士
とりあえず幸運を祈ろうぜ。意味ないだろうけど
471.名無し@片手剣使い
Luk極振りに幸運を祈るwww
472.名無し@魔法使い(炎)
ネタですね
チャットを閉じ、俺は別のウィンドウのYesボタンを叩くように押した。
何度経験しても変わらない浮遊感が身体を包み、ボスフィールドに転移が完了する。
ブモォォォオオォォォオッ!
そして、昨日のうちに聞き飽きた大音声がボスフィールドに響き渡った。けれどそこには緊張も興奮もなく、俺の心は完全に冷めきっている。慣れって本当に怖い。
「《スピードエンハンス》」
自分を強化して、1回目の突進を避ける。距離をきちんと取っておけば、突進という攻撃の都合上俺でも余裕を持って避けられる。なお強化は必須の模様。
そして、走り去っていくらんらんの背中に向けて《毒々しい木片》を2つ投げつける。残念、毒状態にはなってくれなかった。
ブモッーー
「《フルカース》!」
全弾クリティカルのうえ、多分
再び杖から手を離し《毒々しい木片》を2つ投げつける。今度こそ毒状態になってくれた。これがないと倒せたもんじゃない。
ブモォ
「《フルカース》!」
もう一度、前足を掲げストンプの準備に入っていたらんらんの行動をキャンセルさせた。【投擲】スキルフル活用で、今度は《錆びた金属片》を2つ投げつける。小ダメージと出血付与を確認。
ブモォォ
「させないっての!」
巨大な牙を地面に埋め、岩(地面)を抉り飛ばそうとしてきたらんらんに《パラライズボム》を投げつける。麻痺が通り、ここから10秒行動不能になった筈。
「さてと、削りあいといこうじゃないか」
そう俺は、頭を半ば地面に埋めたまま痺れ固まっているらんらんに対し宣言するのだった。
・
・
・
「そーれっ!」
突進を躱し、残弾が残り32個になった《金属片》を投げつける。アイテムを使い切りながら奮闘すること1時間強、漸くらんらんのHPが2割を下回った。そろそろ疲れで頭がおかしくなりそうである。
でも、ここまで来たからにはやるっきゃない。相手のHPはごく僅かだし、毒・出血の状態でドンドン減っていく状態だ。こっちが集中力を切らさなければ、勝ち目は十分にある。
「ははは! 《フルカース》!」
岩投げを潰す。アイテムを投げる。突進を躱す。アイテムを投げる。突進を躱す。アイテムを投げる。スタンプを潰す。アイテムを投げる。
そんな無限ループの中、1つ気がついたことがあった。ポーションは飲んで効果を発揮させるアイテムというのが普通だ。だが効果自体は、体に振りかけても、踏み砕いても何ら変わらなかった。なんと素晴らしい時間短縮ジツ。
というわけで、最後のMPポーションを踏み砕き減ったMPを回復させる。そこからはまた無限ループの始まり始まり。
躱す。投げる。潰し。投げる。躱す。投げる…………
「これでトドメ、《フルカース》!」
ブモォ……
最後の爆発に呑み込まれたらんらんが、そんな寂しそうな声をあげて
「……豚は出荷よー」
大きな溜息を吐き、俺はどっしりと腰を下ろす。何というか、盛り上がる戦闘と言うよりはHPを削る作業みたいな感じだった。その
(´・ω・`)らんらん♪とか言い出しかねない。
そんなとき、ピロンという何かを受信した音が聞こえた。
気分転換の意味も込めて開いたメニューに届いていたメッセージは、簡単に纏めると大体こんな感じの内容だった。
・ランペイジ・ボアを倒したので、第2の街に進めるようになりました。おめでとうございます。
・初回討伐ボーナスとして『スキル取得チケット』を1枚プレゼントします。
ついでにレベルが1つ上がって12となり、Lukの値が今のところの目標である4桁に迫った。できればイベント開始までに4桁の大台に乗せたいけど、流石にそれは無理だろうと諦める。
「スキル取得は……後回しでいいか」
事前に調べた限りでは4つほど気になるものがあったけど、今の精神状態じゃ変なミスをしそうだからパスする。
淡々と作業をこなすだけの戦闘だったけど、身体も頭も酷使した際で疲れ切っている。なにせHPを削るだけの行為で……あれ? これさっきも考えたような気がする。
うん、素直に休もう。
改めて考えてみると頭も痛い気がするし、それが良いに違いない。あ、猪肉はちゃんとドロップしてる。明日は牡丹鍋でパーリーだ……って、調味料買わなきゃ。
「あー、ギルド申請…」
使うことがないだろうと思っていたそのボタンをタッチし、何か文言が書かれていた気がしたけれど気にせず加入ボタンを押す。
「第2の街……いいや、ログアウト」
このまま強行軍しようかと思ったけれど、さっきまで考えてたことを思い出し却下する。明日でも特に問題はない。
とりあえずボスフィールドから脱出し、俺はそのままゲームからログアウトしたのだった。
◇
「というわけで、らんらんは無事倒したから第2の街にはいけるぞ」
翌日の学校での昼休み、俺はある程度掻い摘んで昨日のボス戦のことを沙織に自慢していた。……いいだろ自慢したって。頑張ったんだから。
そんなことを考えながら笑顔でサムズアップすると、沙織はそのままがくりと膝から崩れ落ちてしまった。周囲から、殺意の篭った視線が集まる……解せぬ。
「そんな…ここ数日の、私の努力は…」
「えっと、大丈夫か?」
「全然大丈夫じゃないよー…そもそも、らんらん? を1人で倒してくるなんて予想外だもん…1人でやってもらう予定なんて無かったし」
連結した机の向こう側で突っ伏してしまった沙織が、くぐもった声でそう答える。こっちとしては、ある程度サプライズのつもりだったんだけれど……
「折角ギルドのみんなに協力を取り付けられたから申請したのに……協力してもらえるまで長かったのに……そもそも加入を認めてもらうまでも長かったのに……メッセージだけでの説得、凄く難しかったのに……」
「えっと…なんかごめん」
「まあいいや!」
とても気まずく、謝っていた俺の前でガバリと沙織は起き上がった。立ち直り早いですね…
「とりあえず、かんぱーい!」
「乾杯」
テンションの高い沙織に合わせて掲げたペットボトルが、鈍い音を鳴らしてぶつかる。お互い校内の自販機で買った物だったけれど、それでも決して悪い気はしなかった。
周囲からの、圧倒的なまでの殺意の篭った視線は増えたけど。
長すぎた部分は一部カットしました。
イベント開始まで、あと1週間