朝起きる、と言ってももうお昼だ。
高三の初めての夏休みなのに
遊びも勉強もせず ただ
ゴロゴロしてる。
「おはよう」
試しにベットの上で呟いてみる。
そこには、『静けさ』しかなかった。
誰もいない。 ただ天井のロープがこんな僕を
嘲笑していただけだった。
両親は、できの悪い子を置いて海外出張という名の
バカンスに行った。
「ヒカルは頭悪いから勉強しないとどこも大学受からないわよ」それが最後に聞いた母の言葉だった。
ざびしい ざびしい ざびしい ざびしい....
僕は今まで同級生や歳の近い子 特に女の子とは五年以上
まともな会話をしたことがない。
中学の時に虐められて、仲間だと思っていた、
唯一の『友人』も僕をか待ってくれなかった。
なんで、
なんで、
なんで、
なんで、
なんで...........
......................
でも仕方ないんだ。
僕は唇を噛んだ。
そう、人間とは自分を守るのに精一杯でその目的の
ためなら他人が、『自殺』しても良いのだ。、、、
それはひょっとして僕も同じかもしれない。
いや、『絶対に』同じだ。
認めたくないが。
僕は歯をくいしばった。
だから僕はこの世で『人間』とゆうものが最も怖い。
仲良くなってもいつか裏切ったり、捨てられたりしてしまうかもしれない。
捨てないで、捨てないでよ、
怖い。
他人の心の中で僕という存在は、
いったいどの様に定義されているの
だろうか。
「死ね、ウザい、消えろ」
そんな言葉が聞こえそうだ。
なんで人は楽しげに他人と会話ができるんだろう。
明日捨てられるかもしれないのに
だから僕は人を意識的に避けてきた。
『違うだろう』もう一人の僕が示唆する
『お前が避けてるんじゃ無いんだ。この世界が価値のない
お前を避けているんだ。お前は一生誰からも愛されない
必要とすらされない、孤独で苦しく、
地獄より辛い生活を
送るのだ』
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
寿命という大木を細いノコギリで
ゆっくりゆっくり削るような作業の繰り返し・・・。
はやく、切られたかった。
今日、こそ、死のう。
死ねば天国に行けるかもしれない。
でもいつも自殺しようと思うと、
怖くて、怖くて、足が震えて、首に
あるロープをつい外してしまう。
なんて臆病なんだ。死ぬのも生きるのも勉強も運動も
会話も、
下手くそ 。下手くそ、下手くそ‼︎
今日も、『同じ作業』を繰り返すのか。
なかば失望した気持ちで天井にかかった
強いロープに首をかける。
あとはこの椅子を蹴れば、
終わる、、、