【未完】とある原石の闇影の支配者《ブラックマスター》   作:スキート

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第二章 表の住人

「不幸だー!」

 

隣の部屋からそんな声が聞こえる。

俺は住んでいるとある高校の学生寮の自分の部屋にいるのだが、この部屋の隣は上条当麻。中学からの付き合いで親友と呼べる間柄である。

あらかたパンか何かを踏んだか洗濯ものが飛んでいったとかだろう。

 

この学生寮には変なやつばっかいる。

不幸、不幸と連呼している不幸少年、上条当麻。

義妹(ぎまい)に手を出した変態魔術師、土御門元春。

守備範囲が広いもう一人の変態、青髪ピアス。

などなど…。

こいつら三人はクラスでクラスの三バカ(デルタフォース)と呼ばれる三人組だ。

 

まぁ今日は平日だから学校行かなきゃいけないけど。

 

 

 

─────────────────────────────────

 

 

 

とある高校

 

「なぁ、ひきやん」

 

「何だ?土御門」

 

俺が寝たふりをしていると土御門が話しかけて来る。

 

「知ってるかにゃー?あの噂」

 

「あぁ、あれか」

 

俺はよく聞き耳をたてているので噂などはよく耳に入って来る。

 

あの噂というのは霧ヶ丘女学院という名門から大能力者(レベル4)の能力者が転校して来るという噂だ。

別名『絶対零度(アブソリュートゼロ)』の雪ノ下雪乃という少女だった筈だ。

 

「雪ノ下雪乃だろ?」

 

「流石に知ってかにゃー」

 

「お二人さん、何の話?」

 

すると当麻と青髪が会話に入ってきた。

 

「転校生の話だ」

 

青髪の質問に俺が答える。

 

「それなら僕も知っとるでー」

 

「何だ、それ?」

 

青髪は知っていたが当麻は知らないようだった。

 

 

 

よく考えたら俺って何かこいつらと一緒にいるのが多い気がする。

そのうちクラスの四バカとか言われないかと思ったが俺はバカではないのでそれについては大丈夫だろう。

 

 

 

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学校が終わり、学校を出ると「お兄様ー‼︎」と言い飛び込んで来る少女がいる。

白井黒子。風紀委員(ジャッジメント)の後輩だ。

 

そうして俺は白井と支部に向かった。

 

 

 

「「こんにちは」」

 

「二人ともこんにちは」

 

この人は固法美偉先輩だ。

 

「こんにちは」

 

「こんにちはー」

 

上から初春飾利、佐天涙子である。

初春は風紀委員(ジャッジメント)だが佐天は違く、ただの出入りがしている中学生だ。

てか、ダメだろ…部外者入んの…

 

「固法先輩、何かありましたか?」

 

俺が固法先輩に聞く。

仕事があったら嫌だからな。

 

「今日は何もないわ。ていっても比企谷くんはもともと仕事する気ないでしょ?」

 

「わかります?」

 

「「「「うん」」」」

 

ここにいる全員が一斉に答える。俺ってそんなに仕事したくないような顔してるかな…。

 

「まぁ、仕事ないのも何だし、見回りいってきてちょうだい」

 

「え?」

 

俺は聞こえないふりをする。

 

「比企谷くん?」

 

「ひゃ、ひゃい…」

 

固法先輩に気圧され結局俺は見回りにいくことになった。

俺社畜じゃん…

 

 

 

─────────────────────────────────

 

 

 

「あれ?比企谷くん?」

 

「あ、めぐり先輩」

 

俺は見回り中、暗部の仲間、城廻めぐり先輩と会う。

 

風紀委員(ジャッジメント)の見回り?」

 

「はい、そうです」

 

「あの比企谷くんがねー」

 

「そんな珍しいっすか?」

 

「うん。風紀委員(ジャッジメント)になる前の比企谷くんは仕事嫌だー、ってずっといってたじゃん」

 

「いや、今もなんですけど…」

 

「そうかなー?」

 

「そうです」

 

「あっ!私用事があったんだ!比企谷くんまたねー」

 

「はい、また今度」

 

俺はめぐり先輩と別れ見回りを再開する。

俺が路地裏を通ると襲われている女の子がいた。

 

「やっ!やめてください」

 

「こいつ中々上玉だぜ」

 

「ヤっちまおうぜ」

 

抵抗している女の子一人に男が五人。

仕事は仕事なので俺は路地裏に回る。

 

風紀委員(ジャッジメント)だ。拘束する」

 

「あん?てめぇ一人でどうにかなると思ってんのかぁ?」

 

「思ってるからきてんだろ」

 

「舐めやがって!」

 

するとナイフを持った不良が襲ってくる。

俺は不良のナイフを持っている手を掴み捻る。

 

「ぐぁっ!?」

 

「てめぇ‼︎」

 

すると残りの四人が俺の元に向かって来る。

俺はその四人を適当に捌き地面にひれ伏せさせる。

 

風紀委員(ジャッジメント)に連れていくと始末書書かせられるから連れて行かん!

 

そして俺が見回りの続きをしようと路地を出ようとすると助けた女の子が話掛けてきた。

 

「あ、あの!助けてくれてありがとうございました!」

 

「どういたしまして」

 

そういい路地裏を出ようとするとまたもや引き止められる。

 

「あ、あの、お礼がしたいんですけど!」

 

「結構です」

 

「だったら、貴方に襲われたって叫びますよ?」

 

「お礼、ありがたく受けさせていただきます!」

 

この女…恩を仇で返しやがって…

 

 

 

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「あたしの名前は由比ヶ浜結衣っていいます!」

 

「比企谷八幡…」

 

「じゃあヒッキーだね!」

 

「はぁ?」

 

なんかそれじゃ俺が引きこもりみたいじゃん。

てかさりげなく俺ディスられた?

 

「もういいか?風紀委員(ジャッジメント)の見回りがあるんだけど」

 

「じゃあメールアドレス教えて!」

 

「ほい」

 

俺はめんどくさいので携帯を由比ヶ浜に渡す。

 

「登録終わったよー。ていうか人によく渡せるね」

 

「見られて困るもんないからな」

 

「じゃあ俺いくから」

 

「うん、たまに連絡するね」

 

 

 

俺はこの場から去った。

俺と由比ヶ浜はこの後一年も経たずに再会するのだが、俺たちはまだそのことを知らない。

 

 

 

 

 




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