魔法少女リリカルなのは~転生する者~   作:かおうどう

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名前を呼んで

「これは、かなりやばいか?」

(破損なし、機能異常なし、問題ないと思われますが)

「いや、そうじゃない。物語的にだよ」

(ああ、そういうことですか。かなりやばいですね)

「だよな~」

 

今は管理外世界にいる俺はデバイスであるディンと今後の話をしていた

リニスの通信からするに後ろにプレシアたちとフェイトたちがいたってことは話し合いは行われたんだろう。

特に衝突もなくてよかったと思いたい。これから管理局に協力要請を出すだろうからジュエルシードは放っておいても問題ないか。いやあるな

クリスのことだ、さらにジュエルシードがあるとわかれば何をするかわかったものじゃない。

 

「早く完成させるか」

(禁断魔法、そこまでする必要ありますか?最上位古代魔法を使えばあれくらい簡単に消し飛ばせますよ?)

「念には念をってやつだよ。俺自身思うところがあるわけだしな」

(あの時のことはあなたのせいではありませんよ?)

「いや、俺のせいだよ」

 

あの時俺にもっと力があれば、もっと早く行動していればあの悲劇は起きなかった

クリスを犯罪者にする必要はなかった。すべては俺のせいだ

 

(昔からそうやって抱え込むのがあなたの悪い癖ですよ)

「そうだな…」

 

何もかもを背負うとする癖、昔から治らない

 

「さて、もう一度始めるか」

(ええ)

 

待ってろクリス、俺はお前を止める、何があっても。たとえお前を殺してでも

それがレオンとの約束だから。それに、あいつとの約束も…

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

 

なのははクロノからの連絡を受けアースラに来ていた

 

「フェイトちゃんから連絡があったって本当クロノ君!」

「ああ、だから少し落ちつけ」

「う、ごめんなさいなの」

「正確には彼女の母親からだ、どうも今回のことでこれから艦長が説明を受けるらしい」

「それで、フェイトちゃんは?」

「今は待機室で待ってもらっている。会うかい?」

「うん!」

 

やっとお話しできるんだ

伝えたいこと、いろいろあるんだよ。待っててねフェイトちゃん!

 

「なんか俺たち蚊帳の外だな」

「そうだね」

 

隆とユーノははしゃぐなのはを見ながらそうつぶやいていた

 

場所は変わり

アースラの艦長室ではプレシアとリンディによる会合が行われていた

 

「そう、そんなことが」

「ええ、許されることじゃないのはわかっているわ。でも、お願い、フェイトは悪くないの。あの子は私のためにやっただけなの」

「大丈夫よ。みんな悪いようにはしないわ。でも、問題は」

「ええ。私が持っていたジュエルシードが何者かに使われているということ」

「心当たりはないの?」

「悠斗君なら何かしているかもしれないけど」

「悠斗君?」

「何度もフェイトたちと会っている男の子よ」

「もしかして、フードで顔を隠した男の子のことかしら?」

「ええ、その子のことよ」

 

リンディとプレシアは艦長室で今までのことを話していた。

プレシアはフェイトたちが悪いように扱われずに済みそうでほっとしている

リンディもこういう形ではあるが子供であるフェイトたちを逮捕するようなことは避けたかったため願ってもない申し出に喜んでいた。だが、現状はそう優しいものではない、プレシアが所持した8個のジュエルシードはすでに敵の中。さらにはそれを使い強力な力を手に入れているということ、今はなのは、隆、ユーノ、フェイト、和人、アルフ、クロノ。がいる。これだけの人数ならある程度の事件は問題なく解決できる。それこそ広域次元犯罪者を逮捕するくらいは朝飯前だ。だが、相手はロストロギアにより強化された化け物。それに立ち向かう強さがあるかと言われれば微妙だと答えるしかない

 

「その悠斗君とは連絡とれないのかしら?」

「ごめんなさい、あれから何度も連絡はしているのだけど一度も応答がないの」

「そう」

 

正直リンディはユーノの話から悠斗がこの中で一番の使い手だと思っている。実際はその通りでここにいる全員がかかっても悠斗にはかなわないだろう

それだけ、悠斗の強さは異常だ。けど、相手はその悠斗を追い返した、こちらにはなのはたちがいるから協力すれば何とかできるかもしれないと思っていたのだ

 

「まずは目の前にいない敵より、残っているジュエルシードを探しましょう。幸い残りはあと6個ですし、こちらの分がとられなければ問題ありませんよ」

「そうね、その方がよさそうね」

 

残りのジュエルシードを盗られてしまったらもう打つ手がないと思う、だからこそ早急に残りのジュエルシードを回収する必要がある

 

「それでは、フェイトさんたちはこちらでお預かりします」

「ええ、頼むわね」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

アースラ、待機室でなのははフェイトを見つけた

 

「フェイトちゃん!」

「あ」

 

待機室で座っていたフェイトはなのはの登場で立ち上がった

 

「あの、その」

「やっとお話しできるね」

「う、うん」

「私ね、フェイトちゃんとお友達になりたいの」

「友達?」

「うん、やっとわかった。どうしてフェイトちゃんと戦うのか。初めはジュエルシード、でもいつかそれだけじゃなくなった。フェイトちゃんの悲しい目を見てどうしてそんな顔をするのか気になった、だから、ずっと考えてたんだ。そしてやっとわかったの。フェイトちゃんとお友達になりたいんだって」

「わた、私も、君がずっと声をかけてくれて本当はうれしかった、でも、どうしていいのかわからなくて、今も君は友達になりたいっていってくれてるけど、どうしていいのかわからない」

「そんなの簡単だよ。名前を呼んで、はじめはそれだけでいいの」

「名前?」

「うん、私なのは、高町なのは。なのはだよ」

「なの、は」

「うん」

「なのは!」

「うん!フェイトちゃん!」

 

そうして泣きながら二人は抱き合った

 

「ぐす、あんたのとこのなのはは本当にいい子だね」

「そうだね、僕もあんなに嬉しそうなフェイトはプレシアさんと和解したときに見たくらいだよ」

「なのははまっすぐだからな」

「君にも迷惑かけたね」

「なに気にすんなよ!」

 

隆と和人もそう言って握手を交わした

 

「すまない、水を差すようだが。艦長たちの話し合いが終わった」

「それで、俺たちはどうすればいいんだ?」

「敵の正体はいまだにわからない、とりあえず居場所はわかっているのだが、相手はジュエルシードを使って強化されている、これ以上ジュエルシードを敵の手に渡すわけにはいかない、君たちには残りのジュエルシードを捜索してもらいたい」

「「「「「うん(わかった)(了解)(おう)」」」」

「それともう一つ、あのフードの少年の正体がわかった」

「そうだよ!あいつ誰なんだよ、もしかしてあいつが敵なのか?」

「悠斗さんは敵なんかじゃない!」

「フェイトちゃん?」

「あっ。ごめん」

「あ、ああ。俺も悪かった」

「つづけるぞ、彼の正体は如月悠斗。リニスに言われて調べたがかなりやり手の傭兵らしい」

「傭兵?」

「ああ、登録したのは9年前、姿は今と違いもっと年上だがそれは変身魔法か何かでごまかしていたのだろう。武器は剣を使って任務達成率は100%みたいだ」

「それってすごいことなの?」

「ああ、どんな奴でも失敗はする、だからこそ悠斗はかなり傭兵の間では有名だ」

「そもそも、なんで傭兵が必要なんだ?クロノたち管理局がいるだろ?」

「管理局は君たちの世界の警察と一緒だ、事件が起きたりしないことには対処ができない。彼ら傭兵はそうだな、民間組織とでもいえばわかりやすいか?自分たちでどんな些細なことでも以来として受け行う、たとえば護衛任務とかね。僕らはかなりの大手の護衛はするが、民間人の護衛なんかはやっていなからね、そういう時に傭兵に頼るのさ」

「「「「なるほど~」」」

 

みんなが納得したところでクロノは話を続ける

 

「今クルーのみんなが捜索を続けてくれて「クロノ君!最後のジュエルシード6個を発見したよ!」というわけだ、みんな頼んだぞ」

「「「「うん(おう)(任せな)(了解)!」」」

そして、すべての魔導士が海鳴の海の上に降り立った

 

「ここにジュエルシードが?」

「ああ、いまだに発動してないのが救いだが、6個ものジュエルシードが同時に発動したら大変だ、君たちは急いで封印をしてくれ」

「クロノ君大変!」

「どうしたエイミィ」

「上空に魔力反応感知!だめ!間に合わないみんなよけて!」

 

エイミィの言葉にみんなが一斉にその場から退避する、その次の瞬間海に向かって大きな氷が激突する

 

「ジュエルシードすべての発動を感知!やばいよクロノ君!」

「くそ!誰がこんなことを!」

「ふふふ、初めまして、といったところかしら?」

 

魔法陣が浮かび上がったかと思うとそこから一人の女性が降り立った

 




あの感動的な場面をこんな簡単に書いてしまったのは心ぐるしいのですがあくまでも主人公は悠斗ですので仕方ない!(そんなことないだろ)
そろそろ、物語も終盤になってきました。
舞い降りた女性、なのはたちの運命やいかに!
早い段階で次の更新をしたいと思います。
それでは!
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