あの事件からすでに3か月がたった。ジュエルシード事件と呼ばれる事件、解決後たくさんの出来事があった、悠斗の捕縛、フェイトの真実、さまざまな出会いと別れを繰り返しなのは、隆、ユーノ、フェイト、アルフ、和人、はクロノの帰りを待っていた
「やっと悠斗さんが帰ってきてくれるんだ」
「フェイトちゃん、今日でもう10回目だよ?」
そう、今日は悠斗が戻ってくる日。悠斗の宣言通りレギオンと呼ばれるロストロギアは捕獲され今本局にそれを届けてクロノの案内でこちらに戻ってくるところだった。
昨日連絡をもらったみんなは悠斗の帰還に喜びここで悠斗が来るのを待っていたのだ
「だってやっと会えるんだよ?」
「昨日からずっとこれなんだ、諦めて」
和人とアルフはフェイトのテンションに昨日から付き合わされて少しげんなりしていた
「そういう和人も嬉しそうだけどな」
「そりゃね、僕自身早く稽古もつけてもらいたいし」
「あ、ずりぃ。俺もつけてほしいのに」
和人と隆は最近よく一緒に訓練している、前回のことで自分たちが力におぼれて基礎がおろそかになっていることにわかったからだ。悠斗が前に作ってくれた練習メニューを和人がこなしそれをみた隆が自分も稽古してほしいと思っていたのだ
「みんな来たよ!」
なのはの言葉に輝きだした転送装置をみんなで見る。そして
「なんだ、君たち来ていたのか」
「久しぶりだな」
クロノと待ち望んだ悠斗が来た
「「「「悠斗さん!」」」
「な、なんだ?」
「「「「「お帰りなさい!」」」」」
「ああ、ただいま?」
なのはたちの勢いに少したじろ気ながら悠斗は返事をした、なぜに疑問形かは謎だが
「悠斗さん!」
「フェイト、どうした」
「やっと、会えたから」
フェイトは歓喜のあまりか悠斗に抱き付いていた
そして
「悠斗―――!!!!!!」
「お母さん落ち着いて」
「うちの、私のフェイトにぃぃぃぃぃぃいいいいい!!!」
プレシアとアリシアが登場した
「か、母さん?」
「大丈夫フェイト、何もされなかった。もう安心して、今すぐ悠斗をぶっこ…ひねりつぶすから」
「大丈夫じゃないよ!?あまり言い直せてないから!?」
「お帰りなさい悠斗」
「ああ、今戻ったリニス」
後ろから遅れてきたリニスと悠斗は目の前の光景を無視してふつうに話している
「でも母さんがなんでここに」
「和人から今の状況の写真が送られて仕事を放り投げてきたわ。もう大丈夫よ。さぁ、悠斗覚悟はいいかしら?」
「あ?やれるものならやってみろ」
「いい度胸ね、うちのフェイトに抱き付かれるなんてうらやま、罪深い…うらやましいー!」
「本音が駄々漏れだな」
「五月蠅いわね!うちのフェイトはかわいいの!世界の財産なの!ああ、もちろんアリシアもかわいいわ!私なら二人を完全お持ち帰り~するに決まっているわ!」
「……フェイト、アリシア。お前らの母親は頭がおかしいのか?」
「あ、ははははは」
「そう、和人が…」
アリシアは苦笑しているけどフェイトはすでに色彩を失った目で和人を見ていた
「あれ?フェイトどうしたの?」
「うん、ちょっとこっち来て」
「え?」
「いいから」
「あの」
「はやく」
「はい」
ずるずる引きずられて訓練所に連れていかれた和人は5分後気絶して放置されている姿が見つかった
「しかし、久しぶりに戻るとなかなか思うところがあるな」
「そうですね、3か月ぶりですからね」
あの後なんやかんや(作者がめんどくさくなったので)悠斗たちは悠斗の家に来ていた
「悠斗さん、早く稽古しようよ」
「和人少し落ち着け。今日くらい休ませろ」
「そうだよ和人。悠斗さんは疲れてるんだよ?」
「フェイトがそれを言うかい?」
フェイトは今悠斗の腕に抱き付いている。悠斗本人は別段気にしていない。本人は妹の相手をしているくらいの認識しかないのだ
ちなみにもう片方の腕に抱き付こうとしたアリシアといえば
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
フェイトににらまれ今はアルフに抱き付きながらおびえていた
プレシアはリニスに連れられ仕事に戻った
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「お前ら…真面目に練習してたのか?」
「悠斗さんが、おかしいん、です」
悠斗は倒れたみんなを見てあきれていた。
次の日フェイトたちがお願いしたのは今まで通りの稽古だった。そして昼になりなのはたちが来て魔法有りの稽古をつけてもらったが誰一人として悠斗にかすらずみんな倒れていた
悠斗もこれは少し予想外だった。少なくともなのはたちの成長スピードなら少なくとも自分に一撃を入れられると思っていたからだ。隆と和人に関しては二人係なら互角に戦えるものだと思っていた。これは別になのはたちが悪いわけではない。現段階でなのはとフェイトはAAAランク。隆はSSS、和人はSS+、実際ここに三か月でかなりの力がついている、それこそエースと呼ばれるほどには。だが相手が悠斗なのが問題だった。
悠斗は自分のことを特別だとも思っていない、むしろ弱いとさえ思っている、だからこそこの状態を理解できていないのだ。ここ三か月悠斗は常に死線を潜り抜けてきた、それは思ってる以上に悠斗を成長させていた。もともと、なのはたち全員を相手にとっても苦戦はしても負けることがないくらいの実力は持っていたのだ。だからこそこの結果は必然と言えるだろう
「これは訓練メニューを増やした方がいいのか?」
「「「「これ以上は無理です!」」」」
「む、そうか」
すでになのはたちがやっている訓練は小学生がやるものではない
それでも何とか追いつけているのは悠斗がなのはたちの限界をうまい具合に見極めているからだ。
「とりあえず今日ここまでだ」
「「「「は~い」」」」
「お前ら夕食はどうするんだ?」
フェイトたちは一緒に生活しているから問題ないがなのはと隆は家に帰らなければならない。時刻は7時、小学生にしては少し遅いが夕食にはまだ間に合うだろう。だが、この疲れた状態で帰れるかは微妙だ。最近は訓練で疲れて悠斗の家でお泊りはよくあることだ。
「う~ん、今日はお兄ちゃんに帰ってきなさいって言われてるの」
「俺も師匠の料理は食べたいですけど今日は親がそろうので」
「そうか、なら送っていこう」
「いいですよ。もうすぐお兄ちゃんが来るし」
「ああ、
ちょっと前、なのはが帰りが遅いので恭也が迎えに来た。
なのははフェイトのところにいると言っていたので悠斗が出てきて恭也は妹を守るための狂戦士と化した。無論、いくら御神流とはいえ悠斗にはかなわず結局返り討ちになってしまった。
そのあとなのはが何とか事情を説明したし、プレシアやリニスの存在が何とか妹愛好家をおさめることに成功した、それから遅くなる場合は恭也が迎えに来るようになった
「なのはさん。お兄さんが迎えに来たわ」
「あ、はい。それじゃ、みんなまたね」
「「「「うん(ああ)(またね)」」」」
なのはとついでに隆も帰り悠斗は夕食の支度を始めた
「あの、今日も手伝ってもいいですか?」
「ああ、構わないぞ」
「ありがとうございます!」
フェイトも最近は悠斗の手伝いをするようになった。悠斗も別に気にしていないがどこか嬉しそうである。
「あと一つで悠斗さんは指定されたロストロギアをすべて集まるんですよね?」
「ああ」
「そのあとどうするんですか?」
「そうだな、とりあえずは5年管理局にいることになってるし、すべてが終わってから行動するつもりだ。たぶん傭兵家業を続けるだろうがな」
「そのまま残ったりはしないんですか?」
「それはないな」
「どうして管理局入りを断るんですか?」
悠斗の実力ならば管理局に入れば確実に高官になれるだろう、だが悠斗には興味はなかった
「俺は誰かを守りたいわけじゃない、この手が届くのなら手を伸ばす。それだけだ」
「手を伸ばす。私はその手を掴めましたか?」
「今ここにいるのが答えだろ?」
「はい」
フェイト自身悠斗がこう考えていることは理解している
だけど、管理局でもそれはできるのではないかと思っている
「確かに管理局に入れば多くのものが守れるだろう。だけど、俺が守りたいのはそこからこぼれる小さなものたちだから」
管理局はその規模が大きすぎて大きな事件ばかり対応している、それは本局でも地上でも同じである、悠斗は傭兵をしているからこそ、そこからこぼれた小さな人たちを守りたいと思っている
「そうですか」
フェイトは悠斗と肩を並べたいと思っている、けど、傭兵にはなれないと思っている。プレシアたちや悠斗本人が止めるせいもあるからだけど
「ま、今はまだわからないさ。5年は長い」
「そうですね」
今はまだ10も生きていないフェイトには5年という月日は確かに長い
だからまだ先のことはわからない
「闇の書、ですよね。見つかったんですか?」
「まだだ、こればかりは局の情報待ちだな」
悠斗はこの世界の知識を所持しているが前回のイレギュラーもあるから局が情報を出すまでは動く気がない。冬までに何も行動がないのなら悠斗は動き出すつもりだがそれまでは動くつもりはない。仮に主が変わっていて間違えましたでは済まない状態になるのはどうしても避けなければいけないからだ
「ほら、できたぞ。夕食にしよう」
「はい」
今はただ休息を楽しもう
と、いうわけで無印編終了!
えっ?早すぎる?そこは気にしないでください
次はちょっとした番外です
フェイトが……フェイトが――――!!!!
という感じなので楽しみに?待っててください!では