魔法少女リリカルなのは~転生する者~   作:かおうどう

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新たな物語

暗い闇の中、少女は一人ただ図んでいた

 

「ここは、どこや?」

「…………」

 

眠い目をうっすらとお開けるとそこには銀髪の女性が膝を折って座っていた

 

「泣いとるん?」

「………………」

 

彼女は何も答えない。ただ静かにそこにいた

 

「どうして、そんな顔をするのや?」

「……もうすぐです。もうすぐ」

 

彼女が何を言っているのかはわからない、でも、その言葉を言った彼女はとても哀しそうで、その大きな瞳に一滴の涙がこぼれた

 

 

「なんや、変な夢見たな」

 

少女、八神はやては体を伸ばして、朝日が差し込んでくる窓の外を見た

 

「誰やったんやろ?」

 

夢で見た彼女、誰なのかはわからない、でも、あの表情がどうしても頭に残った

 

「ま、考えてもシャーないやろ。そろそろ、みんなのごはんつくらなな」

 

ベットの近くに置いてある車いすに起用に乗って少女はキッチンへと向かった。そんなはやてを一冊の魔道書が輝きながら、見守っていた。

 

 

朝日が差し込む家のリビングに悠斗はいた

 

「闇の書の情報はどうなっている」

「それが、あまり芳しくない。こっちでも探し続けて入るのだがいまだに手がかりは無しだ」

「そうか…」

 

悠斗はクロノと通信しながら闇の書の情報を待っていた

しかし、いまだにその手がかりすらつかめていない。

 

「そういえば最近忙しそうだな」

「ああ、どうにも魔導士を襲撃する事件が立て続けに起きていてね、その後始末に追われている」

「魔導士襲撃事件、ね」

 

悠斗はこの時確信を経ていた。リンカーコアからの魔力の蒐集、つまりは闇の書が起動しているというあかしだと思う。タイミング的にも原作通り、ならばやはり主は八神はやてなのだろうか?

 

「そういえばそっちの生活はどうだい?フェイトたちは元気にやっているか?」

「なんだ気になるのか?」

「べ、別にそんなわけじゃない!」

 

声を大きく言うクロノはどこか顔が赤みがかっている。

別に心配するのは悪いことではないと思うのだがクロノにとっては恥ずかしいことなのだろう。全く素直な奴じゃないと悠斗は苦笑しながら答えた

 

「元気にしてるさ。高町たちもな」

「…そうか」

「それじゃ、なんかわかったら」

「ああ」

 

短い言葉でクロノとの通信を切り俺はソファーに腰を下ろす

 

「闇の書、か」

 

できることなら救いたい。そのための準備もしてきた。持っている知識を活用して闇の書、夜天の書を複製することはできた。だけど管理人格を呼び起こさないことには使えない。つまり処どのみち蒐集は続けてもらわないと困る。けど、このままではフェイトたちに危害が及ぶ、それは避けたいが

 

「一か八か、やってみるか?」

「何をやるんですか?」

「フェイトか、起きたのか?」

「はい、おはようございます」

「ああ。おはよう」

 

聖洋小学校の制服を着たフェイトが肩越しに話しかけてきた。

すぐにさっきの会話を気にした様子はなくどこかもじもじしながらフェイトは悠斗を上目使いに聞いた

 

「あの、どう、ですか?」

「ああ。よく似合ってる」

「ほんとうですか!?」

「ほんとうだ」

「よかった」

 

もう一度フェイトを見る。白い生地に少しラインの入った制服。普段見慣れているがフェイトの金髪もあってかよく似合っていた

 

「おはよう、悠斗お兄ちゃん」

「おはよう、アリシア」

 

最近アリシアは悠斗のことをお兄ちゃんと呼ぶようになった。経緯はよくわからないし悠斗もとくには気にしていない、というより施設で散々呼ばれているので違和感すら感じないのでどうでもいいと思っている

 

「見なさいリニス!天使よ!天使が二人もいるのよ!」

「わかりましたから、落ち着いてくださいプレシア」

「これが落ち着いていられると思っているの!ああ!かわいいわ!愛おしいわ!最高よ!…はっ!こんなかわいいんですもの、外に出したら何をされるか…いけないわ!今日は二人とも家にいなさい、そして母さんと一緒にいましょう!」

「プレシアは今日も絶好だねぇ~」

「黙りなさい駄犬!」

「あんたもそういうのかい!?」

 

アリシアはあきれた顔を、フェイトは苦笑しながらその光景を見ていた。悠斗は珈琲を飲みながら無視を決め込んでいる。

今日はフェイトとアリシア、和人が聖洋小学校に通う初めての日だ。無論悠斗も通ってはいるのだがいつものようにサボるつもりだろう。いまだに私服なのがいい証拠だ

 

「くっ!仕方ないわ。ほんっとうに仕方ないわ。悠斗君、二人を守りなさい!」

「いや、意味が分からないから」

 

悠斗は今日はサボる気なのにこのままでは学校に行かなければいけない感じだ。

リニスはすでに悠斗の行動についてはあきらめている

 

「だってこんなにもかわいい二人が社会の塵(ロリコン)の餌食にならないとも限らないでしょ!私が行きたいけど今日は管理局に行かなければならないし。こんな日に仕事をよこすなんてシメてやりましょうか?」

「だめですよ。ほら、時間もないし行きますよ」

「待ちなさいリニス、いいこと絶対に守るのよ!絶対よ!」

 

そういいながらリニスの転送魔法で二人は消えていった

 

「相変わらずうるさい…」

「あはははは、ごめんね悠斗お兄ちゃん」

「それで、悠斗さんはどうするんですか?」

 

和人が階段から降りてきてそう聞いてくる

 

「お前がいれば問題ないだろ?」

「え?一緒に行かないんですか?」

「フェイト、この格好を見てよくいえるな」

 

悠斗はフェイトの言葉にあきれつつも自分の格好を見せる。

じーとみてどこか顔を赤くしたフェイトに首をかしげる

 

「?変な格好してるか?」

「そんなことありません!!」

「??」

 

返事がないからどこか変な格好をしてるのかと悠斗は思ったがフェイトはすぐにそれを否定した。

 

「とりあえず、俺は家にいる」

「でも、その。一緒に…」

「めんどくさいし」

「でも、一緒に…」

「と言われてもな…」

「……………」

「……………」

「……………」

「……………ぐすっ」

「今すぐ着替えてくる」

「はい!」

 

長い沈黙の後にだんだんと涙目になり鼻をすすったフェイトに悠斗はすぐに返事をした

ぱあっと明るくなるフェイトにため息をつきながらも悠斗は自分の部屋に向かった

 

「アルフ、和人、アリシア。あとで覚えてろよ」

「「「!!!!!?????」」」

 

にやにやしてる3人を見逃す悠斗ではない

 

 

 

「フェ、フェイト・テスタロッサです」

「アリシア・テスタロッサだよ。よろしく!」

「青木和人です、よろしくお願いします」

 

フェイトは顔を真っ赤にしながら、アリシアは元気よく、和人は丁寧にあいさつをした

先生の一言で一時間目は質問するための時間となった。

ちなみに3人が同じクラスなのはどこぞの黒い服を着た女王様と学校の問題児でありながら神童とまで言われている悠斗の二人が物凄い笑顔?で最近後退した髪を気にしているどこぞの校長とO☆HA☆NA☆SHIをしたからであるのだが、それを知る者はいない

 

「ほら!いい加減にしなさい!フェイトたちが困っているでしょ!」

 

みんなが一斉にフェイトたちに押し掛けるのでアリサが仕方なく声を出す。そして

アリサの言葉に従いながらみんなはフェイトたちに質問を続ける、フェイトは終始おろおろしてそれが男子には好評であった。アリシアはすでに女子の友達もできてる。和人は隆と話を始めている。席はなのはとアリサの間にフェイト、すずかの後ろにアリシア、隆の前に和人となっている。

 

「しっかし、すでになのはがフェイトと友達だったなんてね」

「にゃははは、ごめんね。隠してたりして」

「べ、別に起こってなんかいないわよ!」

「あ~これがツンデレってやつ?」

「そうだぞ、和人気負つけろ。ツン9デレ1だから危険だ」

「ツンデレ?何かなそれ」

「フェイトにはまだ早いよ」

「姉さんは知ってるの?」

「教えてあげない。ね、すずか」

「ふふふ、そうだね。アリシアちゃん」

「誰がツンデレよ!!!」

「「やべ!ツンデレが怒った!」」

「うがぁあああああ!!!」

 

みんなは笑いながら屋上へと向かっていた。なのはたちはいつもここでお昼を食べている

 

「あ、悠斗さんだ」

「へ?どこ?」

 

屋上への扉を開けてすぐにフェイトがそういったのでなのはは周りを見回すけど悠斗らしい人影は見当たらない

 

「フェイトちゃん、どこにもいない「何してるんだ?」にゃわぁああああ!」

 

行き成り上から声を掛けられてなのははすっとんきょな声をあげた

 

「悠斗さん!」

 

フェイトが降りてきた悠斗に声をかける

 

「昼飯か?」

「はい」

「悠斗さん今までどこに?」

「ここで寝てた」

 

悠斗は屋上に備え付けてあるタンクのある場所をさす。暖かい日など日陰もでき風通りもよくちょうど昼寝にはいいと悠斗が気に入っている場所である

 

「サボってたんですか?」

「いけないか?」

「いえ」

「というより、その人だれよ?」

 

アリサの言葉に悠斗は見覚えのない二人がいることに気が付きお互いに自己紹介をした

そのあと、悠斗はすでに食べたそうなので珈琲を飲みながらみんなに混ざった

 

「そういえば、どうしてフェイトちゃんは悠斗さんのことわかったの?」

「ふぇ?」

「あ、それ私も気になるな、だって上にいたのにすぐに気が付いたよね?」

「え?だって悠斗さんの匂いがしたもん」

「「「「匂い………」」」」

 

お前はどこの犬だって思いをみんなが一斉に感じた。

 

「?みんなわからないの?」

「「「「「わからないから(の)(よ)」」」」」

「ふつうはそうだろう…」

みんなが否定して悠斗も同意する。悠斗自身匂いをかがれて発見されるなんてこと初めてだ

 

「だって悠斗さん独特なにおいするし」

 

そういって鼻を悠斗に近づけてスンスンと匂いを嗅ぐ

 

「ほら」

「「「「「いや、ほらじゃないから!!」」」」」

 

不思議そうな顔をしながらフェイトはそのまま悠斗によりかかる

ちなみに悠斗は職業柄匂いもそれなりに気負つけているから普段から無臭のはずだ。それこそ人間の嗅覚を限界までしないことにはかげないくらいに

 

「フェ、フェイト」

「なに?アリサ」

「何してるの?」

「へ?悠斗さんにくっついてるだけだよ」

「…そう」

 

当たり前のようにいうフェイトにアリサは軽くorzのような感じになっている

 

「無駄だよ、いつも家でこうだから。フェイトに悠斗さんのことで何を言っても」

「む、それそういう意味?和人」

「悠斗さんと仲がいいって意味だよ」

「そう?えへへ、ありがと」

 

そういって頭をこすりつけるフェイトに悠斗は苦笑し頭を撫でる。するとフェイトはうれしそうな顔をした

 

(((((((犬だ(ね)(なの)(みたい))))))

 

ド天然なフェイトに何を言っても無駄だとみんなが思った。特に悠斗といるときは

 




さて、始まりました闇の書編。
というか初めに少し出しただけであまり関係ないんじゃね?
とか言わないでくださいよ。
しかし、戦闘シーンが苦手なのでこれからが大変と思いつつ頑張りますので
温かく見守ってください
それでは!感想などお待ちしております!
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