悠斗「よろしく頼む」
作者「よかったね、フェイトちゃんと恋仲になれて」
悠斗「ああ、俺みたいなやつを受け入れてくれてうれしい限りだ」
作者「リア充死ねばいいのに」
悠斗「僻むな」
作者「うわ~勝者の余裕ですか?イラつくわ~」
悠斗「……こんなバカほっておいて。みんな、これで俺は最後だ。短いが楽しんでくれ」
悠斗が目を覚ましたのはアースラの病室だった
「あれから、どれくらいたった」
(4時間ほどですね)
悠斗の質問にオーディンが答えた
「それで、どうなった?」
(闇の書はなのはさんたちによって破壊。防衛プログラムも復元せずに落ち着いています。Masterが作った蒼天に書によってリインフォースさんの管理人格をコピーしています)
蒼天の書。悠斗が闇の書のバグによって消える運命であるリインフォースを救うために作ったデバイス。ただし、問題があってリインフォースはもうユニゾンデバイスとしての機能がなくなるのだ
「八神たちはなにか言っていたか?」
(彼女が生きていてくれるなら何でもいいと)
「……わかった」
(今、リンディさんに連絡しておきましたのでしばらくしたら話をしてくれるでしょ)
「そうか…」
オーディンの言葉通り廊下からどたどたと足音が複数聞こえてくる
「悠斗さん!」
「フェイトか、心配かけたな。大丈夫か?」
「はい!」
「ほかのみんなも心配かけたな」
「いえ」
「大丈夫です」
フェイトの様子に苦笑しながらもなのはたちも笑顔で返してくれた
「それで、俺はこれから管理局勤務か?」
「ええ、手続きもありますがひとまずはゆっくりしていてください」
「わかった」
「あの、悠斗さん」
「どうかしたか八神」
「今回ほんまにおおきに。悠斗さんのおかげでリインフォースも、家族みんな無事やった。ほんまあちがとう」
「僕からもありがとうございました」
「…気にするな」
そっぽを向いた悠斗にみんなは嬉しそうに笑った
「そういえば今回八神たちはどういう扱いになるんだ?」
「悠斗君が今回の件に関しては全権を持っているので、悠斗君の采配通りになるんじゃないのかしら?」
「そうか。なぁ、八神、お前たちはどうしたい?」
「どうしたいってなにをや?」
「お前たちが望むならこれから先も普通の生活を送れるようにしよう。それとも、管理局で保護観察として生活するか?」
悠斗の提案は、これまでのことを忘れて普通に生きるか、それとも全てを受け止めてそれを背負ったうえで歩むかというものだった
「私の答えは決まっとる。管理局に入るよ。私ずっとリインフォースが助かるってわかってから考えてたんよ。私のほかにもきっと、もっと苦しんでいる人たちが大勢おる。そんな人たちを助けたい、だから管理局に入ります」
「決して楽な道じゃないぞ」
「それでも、決めたことやから」
「ほかのみんなもか?」
「「「「「はい(うん)(ああ)(もちろん)」」」」」
声があった答えに悠斗はため息をつきながらも嫌な顔はしなかった
「それじゃ、そっちの手続きもしておくわ。さぁ、みんな少し悠斗君を休ませてあげましょ」
リンディたちはそれだけ言って部屋を後にした。その場に残っているのはフェイトのみ
悠斗はずっと思っていたことをフェイトに伝えようと決めた。
「なぁ、フェイト」
「なんですか?」
「少し、少し長い話になるんだが聞いてくれるか?」
「…はい」
どこか緊張した顔の悠斗にフェイトは首をかしげながらもうなずいた。フェイトが了承の合図を確認した悠斗はぽつぽつと自分が今までしてきたこと、歩いてきた道を話し始めた。
「まずは、俺があいつと出会ったところからだな」
今はもういない友の話を悠斗は始めた
自分が過去に戻ってアリシアを助けたというくだりは抜いて、自分の中で生まれた存在、その呪い。その時あった大切な友、周りの人たちの温かさ、そして、大切なものの死
悠斗の過去を聞いてフェイトは涙を流した
「お前は、この話を聞いて俺をどう思う?」
「悠斗さんは悠斗さんです!私たちの先生で、家族でそして、そして」
「うん、ありがとう」
悠斗はフェイトの頭を撫でながら微笑んだ。
隠すことはできた。そうするつもりだった、でも、フェイトが心配していた顔を見たときああ、話さないと。と、なぜかそう、思ったのだ
「悠斗さん、私も悠斗さんに聞いてほしいことあるんです」
「ん?」
どこか顔を真っ赤にしながらスーハーと深呼吸をしているフェイトに悠斗は首をかしげながらも次の言葉を待った
「私、私悠斗さんが好きです。ずっと、ずっと、好きで、好きなんです」
「…だが、フェイト」
悠斗もフェイトのことは好きだった。でも、それはかなわないものだとずっと思っていた。自分は人間じゃない。だからフェイトの言葉を受け止める資格はないと思ったけど
「悠斗さんは!…人間で。私もそうで…だから!」
フェイトの言葉はそれ以上続かなかった。それは悠斗がフェイトの唇をふさいだから
(考えすぎだったのかな。俺は、これだけフェイトが思ってくれているのに言い訳ばかりでいいわけないよな)
「悠斗…さん」
「ありがとう」
そっと抱き寄せて悠斗はフェイトの頭を撫でた。フェイトは悠斗の胸に嬉しそうに顔をうずめた
そして、二人で顔を見合わせて、もう一度唇を重ねた
(守って見せる。絶対にお前との約束があるからじゃない。俺がそう決めたんだ)
脳裏の奥で友が笑っている気がした
2年後
「管理局の仕事もめんどくさいな」
(万年人で不足なだけはありますね)
「全く、少しは休ませてほしいもんだ」
(ええ……来ます。あれが今回の目標です)
森の中を走る車を見つけ悠斗はすぐに後を追いかけた
「あれが今回の目標のロストロギアか?」
(ええ、用途は不明ですが)
「とにかく、確保するか」
悠斗はすぐに魔法弾で車のタイヤを打ち抜いた
「時空管理局特別師団如月悠斗だ。悪いがそれは渡してもらう」
「管理局!?早すぎる!」
「武装を解除しろ、今ならまだ弁護の機会がある」
「悪いがこっちもこれが仕事なんだ、はいそうですかなんて言えるかよ!」
「そうか…ならば、仕方ない!」
特別師団、なんてことない悠斗の力がいくら落ちたからと言っても今まで身に着けた技術まで落ちるわけではない、そのため魔法をほとんど使えない悠斗に用意された場所が特別師団である。団員も悠斗以外には現在はいない局が扱えきれなかった事件を担当するといういわば岩寄の部隊だ。
悠斗はオーディンを引き抜いて彼らに切りかかった。制圧は本の数分で肩が付いた
「さて、これで仕事は終わりか」
(早くフェイトさんのもとへ行きたいんですね)
「五月蠅い」
あの後悠斗とフェイトは恋仲になった。もちろん周りは祝福してくれた。その際にプレシアが暴走したりと少しだけ問題があったが
(あちらも執務管として頑張ってますしね)
「ああ。よくやってるよ」
今はまだなりたてのひよっこだが、執務管としてフェイトは確かに夢に向かって歩き出していた
「さて、帰るか」
(ええ…!masterいけません!魔力反応です!)
「なに!?」
ロストロギアが光り輝き。悠斗を包み込んだ。
そして、光が晴れたときそこにはロストロギアと機能が完全に停止したオーディンだけが残り。悠斗の姿はどこにもなかった。
これにて、悠斗が主人公である話は終わりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回より始まりますrewrite編をお楽しみください