魔法少女リリカルなのは~転生する者~   作:かおうどう

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作者「良太郎君。前回とうとうなのはちゃんが魔法少女になって物語が始まったって感じだけど、どう感じてる?」

良太郎「そうだね。やっとかって感じもするけど。僕としては楓たちに会えたことが一番うれしいから、特に重要視はしてないんだ」

作者「そうですか。そういえば良太郎君はユニゾンデバイスを複数所持していますね」

良太郎「所持って言い方やめてほしいかな。みんな僕の家族だもん。物みたいに扱わないで」

作者「それは失礼しました。ともかく彼らとの生活はどうですか?」

良太郎「そうだね。みんな個性が強すぎるから大変なところもあるけど、仲良くやってるよ。ただ、ウラタロスの女癖はどうにかしないと楓からの攻撃で僕の生傷が減らないんだ…」

作者「意外に苦労しているんですね」

良太郎「そうなんだ。ともかく僕らはハッピーエンドのために頑張っていくよ」

作者「そうですか。それではいつものお願いします」

良太郎「リリカル・マジカル・始まるよ」


現れるもう一人の魔法少女

「あ~君は?」

「それを渡してください」

「…………」

 

咲夜質問をきれいに無視して少女は手を伸ばす。けれど咲夜はそれをひらりと交わした

 

「っ!渡さないなら力ずくでも!」

「おいおい、落ち着けよ」

「おりゃああ!!」

「よっと」

 

隣の女性のこぶしを片手で受け止めてバックステップで少し後退する

 

「あたしの攻撃を…あんたもしかして魔導士!?」

「アルフ、気負つけて」

「(ここって管理外世界だぞ?この往来で魔導士とか普通に話すなよ…)」

 

少女たちの会話を聞いて現状よりも発言のほうに冷や汗を咲夜はかいた

 

「行くよ、アルフ」

「任せてよフェイト」

「あ~盛り上がってるとこ悪いんだけどさ」

「なんだい?やるってのかい?うちのご主人様にあんたごときが勝てると思うなよ!」

「(うわ~。道端でご主人様とか。なんでそっちの少女も誇らしげなの?周り見なさいよ、奥様方がひそひそ話し始めたではありませんか)」

 

こんなのとかかわって店の評判が落ち中少しだけ気になる咲夜であった。そんな咲夜の思考をよそに彼女たちの攻撃は苛烈を極める

 

「あのさ、少し落ち着かない」

「はぁ、はぁ。余裕の顔がムカつくね」

「この人強い…」

 

しれっとした顔をしている咲夜をよそに彼女たちは額に汗をつけて肩で息をしている

 

「とりあえず。落ち着け。もら、体力がそろそろまずいだろ?」

「私は負けない!」

 

あくまで気を使っている咲夜に対して少女は負けん気が強いのかさらに目を強める

 

ぐ~

 

「・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「フェ、フェイト…」

「う~」

 

どこかあきれたような顔をするアルフと顔を真っ赤にさせてうつむいたフェイトを見て咲夜は遠い目をして空を見上げていた

 

「あ~その。なんだ。や、やるか~」

 

適当にポージングをとりながらさっきのことはなかったかのようにふるまう咲夜にますますフェイトの顔は真っ赤になった

 

「ちょっとあんた!フェイトはその、アレだけど、いつもはこんなんじゃなく…もなくて。つまり…その…えっと…」

「落ち着けフォローできてない」

「とにかくフェイトは最高なんだよ!」

「アーウン。ソウダネー」

 

もう支離滅裂すぎて事態が収拾不能なくらいまで混乱しつつ咲夜は帰りたい衝動に駆られていた。ちなみにフェイトはもうすでにゆであがってるくらいに顔が真っ赤だ

 

「いいからジュエルシードをよこしな!」

「へぇ~これジュエルシードって言うんだ」

「っ~!あんた、情報を引き出そうって腹だったのかい!?なんて奴だ!」

「いや、お前が話したんだろ」

 

いいから返してくれと咲夜は本気で思っていた

 

「いいから早くそれを渡して「ぐ~」………ください」

 

3人の間にまたも沈黙が広がる

 

「………そんなに腹減ってるなら。うち、来るか?」

「へ?」

「ふぇ?」

 

呆けた二人にため息をつきながら咲夜は葵に向かって歩き出した。そんな咲夜の後をフェイトたちは追いかけていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほら、簡単なもので悪いが」

 

テーブルに並べられたのはハンバーグとサラダと言った普通のごはん

 

「あんた、毒でも持ってないだろうだね」

「お前たちの目の前で作っていたのに何を言ってるんだよ」

 

咲夜の店葵はカウンターがほとんどでテーブルはわずか二つしかない。一人で切り盛りしているのであまり大きくしたくなかった咲夜がこうしたのだ。そのためフェイトたちは調理場がすぐ見えるカウンターで待っていたので咲夜はこういった

 

「ほら、冷める前に食ってくれ」

「…いただきます」

「ち、仕方ないね」

 

パク……………ガツガツガツガツ。モグモグモグ

 

「御代わりもあるからほしくなったら言ってくれ」

「御代わり!」

「早いな…」

 

アルフがすでに空になった皿を出して苦笑しながらも咲夜はもう一つハンバーグを置いた

 

「あ……あの」

「ん?お前もか?」

コク

「ほら」

「…りが…う」

「ん?」

 

ぷいとそっぽを向いて顔を隠しながらフェイトはアルフのようにまた一つ食べ始めた

 

「はぁ~うまかった。あんたなかなか料理うまいじゃないか」

「そりゃ店出してて下手だったらダメだろ」

「え?ここってお店だったの?」

(だから看板出しましょうっていったんです)

「俺のポリシーに反する」

(全くこの人は…どうかしましたか?)

「デバイス…あなたも魔導士だったの!?」

「まさか管理局かい!?」

 

アルカスが勝手に話し始めて普通に話してたら目を見開いて警戒心をあらわにしたフェイトたちがそこにいた

 

「まぁ。当たらずも遠からずかな」

「………どういう意味ですか」

「俺、嘱託だもの。正式な局員じゃない。民間協力者とでもいえばいいのかな?」

「それでも、管理局に所属している人なんですね」

「否定はしないが。今はただのここのマスターだ」

(それと、ここでのルールを教えておきますね。1つ、魔法関連の話を持ち込まない。2つ喧嘩を起こさない。3つ出されたものはしっかり食べる。4つお客に手を出したら容赦をしません。以上です。これを犯したらただでは起きませんから)

「それを信用しろってことですか?」

「それはお前の勝手だよ。腹ペコ少女」

「な、なんですかそれ!?」

「何ってあだ名」

 

さも当たり前のように言う咲夜にフェイトは今度こそ敵意をむき出しにしたが顔が真っ赤なのがただの小動物が睨んでいるだけに見えてそれほど迫力もない

 

(ちなみにこの人。この前局の人がこの店にスカウトに来たのでルールにのっとり、ボコボ…お話でお引き取り願いました)

「今ボコボコっていおうとしてなかったかい!?」

(やだな~そんなことあるわけないじゃないっすか!)

「なんかその取ってつけたようなキャラうざいんだけど」

(とりあえずそういうことなんで。何なら映像出しますか?)

「ううん。たぶん本当だと思うから」

「そうか、ならほら。デザートだ」

 

フェイトとアルフにプリンを出した

 

「それじゃ、俺そこでギター弾いてるから食い終わったらこれ持って帰りな」

 

ついでにジュエルシードを置いて咲夜は店の奥に置いたギターをもってきて小さなイスとピアノが置いてある場所でギターを弾き始めた

 

「ん?なんだ、まだ残っていたのか」

「その…」

「あんたの曲がきれいだったからさ」

 

顔を赤くしてうつむいているフェイトと感心しているようなアルフをみて首をかしげながらも咲夜は紅茶の準備をしてフェイトたちに渡す

 

「あの、あの曲はなんて言うんですか?」

「あれにはまだ名前はないんだ。そうだな…仮につけるとしたらいつか帰るところ。かな」

「いつか、帰るところ」

「そう、俺の友のために作った曲だから」

 

咲夜の言う友ともとは言うまでもなく如月のことである。今はともに戦っているがいつかはこの世界から消えてしまう。だからこそいつか帰るところへ行けるようにと作ったのがこの曲だ

 

「ほら、もう時間も遅いしそろそろ子供は帰る時間だ」

「む、子供じゃありません」

「顔を膨らませてるところが子供だよ。またいつでも来な」

 

ぷーと頬を膨らませているフェイトに苦笑しながら咲夜はフェイトたちに手を振って二人は帰って行った

 

「あいつらジュエルシード忘れて行ってるぞ」

(腹ペコ少女とドジっ子少女どちらにします?)

「悩みどころだ…」

 

この後小一時間ほどアルカスと二人でどちらのあだ名がよいかと無駄な議論をする咲夜であった。ちなみに

 

「あ、机に置いてあったジュエルシード持ってくるの忘れた」

「フェイト~」

 

こんな会話があったとか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、猫ってこんなに大きいと家に入らないんじゃない?」

「楓、なんか論点がずれてるよ…」

「二人とも!いいから早くジュエルシードを!」

「そうだよ!このままじゃすずかちゃんが困っちゃうの!」

「うわ~なのはちゃん。相変わらずのポンコツクオリティ」

 

若干現実逃避みたいな会話をしている楓と良太郎にユーノが突っ込むがなのはのボケた発言に楓が的確にツッコミを入れた

 

「違うもん!なのはポンコツじゃないもん!」

「うん。そうだよね。なのはちゃんはポンコツじゃないよね~」

「……楓ちゃん。馬鹿にしてない?」

「してないしてない」

 

そういいながら顔がにやけてなのはの頭を撫でているあたり説得力が皆無である

 

「さて、二人ともそろそろ行かない?」

「そうね。アラストール」

「レイジングハート」

「う~ん。子猫だし。リュウタロスいけるかな?」

「まっかせて良太郎!」

「「set up!」」

「変身!!」

 

光が晴れてなのは、楓はバリアジャケットを装着し、良太郎はモモタロスの時とは違うドラゴンのような頭に肩の部分が盛り上がっていて装甲が薄くなっている。そして腕には銃がひとつ握られていた

 

「封印はなのはちゃん、任せたわよ」

「うん!楓ちゃん!」

(それなら僕たちは足止めだね)

「猫を怪我させないようにね」

(わかっているよ。リュウタロス)

 

みんながジュエルシードを封印しようとしたその時

 

「ふははははは!またせたな俺の嫁たちよ!」

「「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」」

 

金ぴかの鎧をまとった銀髪が降臨した。銀髪の登場になのはたちはまるで死んだ魚のような眼をしてどこか生気を失ったかのような表情をした

 

「ちょっと!なんであいつがこんなところにいるのよ!」

「僕だって知らないよ!」

「…もう帰りたいの」

「すごい魔力だ。ってどうして三人ともそんな表情なんだい?」

 

ひそひそと話し始める楓と良太郎。若干涙目でいるなのはと不思議そうに首をかしげているユーノとカオスな空間が出来上がりつつあった。

 

「ふ、俺様の登場に感動して言葉もないか。そら!この雑種が!この俺様が蹴散らしてくれるわ!」

「「「あ」」」

 

一振りの黄金に輝く剣を引き抜いて銀髪はそれを振う。斬撃となって子猫にあたり、子猫は苦しそうな声をあげて倒れた

 

「良太郎。あいつ猫をいじめた。やってもいいよね?」

(え?ちょっとまっ「答えは聞いてない!」)

 

手に持っている銃で銀髪を良太郎(リュウタロス)打ち抜いた

 

「ぐっ。なんだ雑種。貴様この俺様に何をしたのかわかっているのか!」

「お前、倒すけどいいよね?答えは聞かないけど!」

 

すでに打ってるのにそれかよとはだれもツッコミはしなかった。

良太郎の打ち続ける攻撃に銀髪はなすすべもなくどんどんと後退を始めた

 

「これで、終わりだよ」

(Full charge)

「喰らええええええええ!!!!」

「なっ!俺様は、オリ主のはずなのにいいいいいいいいいいい!!!」

 

巨大な銃弾に打ち抜かれてよくわからないことを叫びながら銀髪は吹き飛んでいった

 

「あいつ、弱くないかしら?」

(大方魔力にだけ頼った奴なのだろう)

「ああ、それであんなに動きが素人くさいんだ」

「僕的には君たちの戦闘力にびっくりだけどね」

「とりあえずジュエルシードを!」

 

なのはが猫に向かおうとした瞬間。子猫を雷が襲った

 

「え?」

「ジュエルシードは渡さない」

「…誰?」

 

金髪の少女フェイトと、不屈の心を持った少女なのははこうしてであった

 

「なに。お前。お前も子猫いじめるの?」

「私の目的はジュエルシード。それ以外に興味はない」

(リュウタロス。ここはいったんウラタロスに代わって)

「わかったよ」

 

若干剝れながらもリュウタロスは良太郎とユニゾンを解除して新たにウラタロスとユニゾンした

 

「こんにちは。かわいいお嬢さん。僕と一緒にお茶でもいかが?」

(ちょっとウラタロス。ここには楓もいるんだから!)

「バカ亀。リョウの体使って何言ってるの?」

「ちょっ、痛い。イタイヨ!」

「何をやっているのかしらね?」

 

ぎぎと頭からなってはいけないような音をあげながらも楓はにこやかにしかし目だけは笑っておらず良太郎(ウラタロス)の頭を握っていた

 

「ユニゾンデバイス?あなたたちも管理局の人」

「えっと、管理局って何?」

「……どちらでも構わない。ジュエルシードはもらっていく」

「えっ!ちょっと待って!」

(アークセイバー)

「ハッ!」

(protection)

「きゃっ」

 

フェイトの持つデバイスが魔力光を放ち鎌のような形状に変化し、持ち前のスピードを生かしてなのはの上をとって切りかかる。寸でのところでレイジングハートで防御するも勢いに負けて吹き飛ばされた

 

(セイバーエクスプロード)

「ハァーッ!」

 

追い打ちをかけるようにフェイトの持つデバイスから放たれた半月を描きながら飛来する斬撃にとっさにレイジングハートが防御を張るが障壁に当たったと思った瞬間に斬撃が爆発してなのはたちを吹き飛ばした

 

「フォトンランサー、ファイヤ」

 

とどめとばかりになのはたちに向かって3つの魔法弾が三人を飲み込んだ

 

「ごめんね」

 

小さくつぶやいたフェイトの言葉を聞こえたものはいなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いたた。リョウ大丈夫?」

「うん。楓も無事?」

「何とかね。それにしても容赦なかったわね」

「うん、対人戦に関しては僕たちはほとんど素人だからね。あちらに分があったみたいだ」

 

さっきの攻撃を油断していたとはいえ普段の楓たちならいくらでも対処があった。それでも動きが鈍かったのが非殺傷設定をされている魔法だからと言って誰かを傷つけるかもという思いが動きを鈍らせてしまったのだ

 

「そうだ、なのはちゃんは!」

「あ!」

 

楓と良太郎はなのはを探すとすでにユーノが回復魔法を使って意識は取り戻していた

 

「なのはちゃん大丈夫?」

「うん。にゃははは負けちゃったね」

「うん。悔しいね」

「ごめんね、ユーノ君」

「そんな、けがが大きくなくてよかったよ」

「…ありがとう」

 

ジュエルシードを取られて悔しいはずのユーノがなのはたちの体調のほうを優先してくれたことがうれしかった。けれど、負けたことがとても悔しかった

 

「そろそろ戻ろう、きっとすずかたちが心配している」

 

時間もあれからかなりたってしまっている。もう戻らないとかなりまずいとおもい、なのはたちは急いで来た道を戻り始めた。

 




さて、できる限り原作に忠実にをもっとうに書いておりますがやはりオリジナルが入ってしまいますね。なかなか難しいものです。フェイトたちと出会った咲夜。初めての銀髪が戦闘(瞬殺)。初めてのなのはたちの敗北。次回も頑張りますので感想お待ちしております!
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