読んでいただければ幸いです
あれから何年たったんだろうか?
すまん、正直二年くらいしかたっていない。
俺は聖祥小学校に通っている、ちなみに今は6年生だ。
なのはたちが魔法に出会い、さまざまな物語を紡ぐのはこの年になる。
え?3年年が違うって?仕方ないだろ。俺のほうがどうやら3歳年上みたいなんだし…
俺としてはありがたいことこの上ないが。正直、PT事件、闇の書事件この二つさえ解決すれば俺はこの先一切あいつらにかかわる気がないからな。
魔法に関してもだいぶ慣れてきた。今は魔力を結晶化させて体に取り組むことで疑似リンカーコアみたいなものとしている。と言ってもリンカーコアとは完全に異なるので魔力探知に引っかかることもないが
「ただいま」
「おかえりなさい」
家に帰るとそこには4年前まで誰もいないはずの家に俺の帰りを出迎えてくれる人がいた。
いや、正確には猫なんだが。
こいつはリニス。プレシアの使い魔であったんだがアリシアのことを知り、消される寸前でこの世界に転移したらしい。その時たまたま(実際は転送反応で見つけた)見つけた俺がリニスを拾って育てた。初めは本人も猫で通す気だったらしいんだが、魔力が切れ、消滅するとき仕方ないので俺の魔力を分け与えた。その時互いのこと(転生者だとか、アリシアたちのことを知っているとかは言っていない)話した。
俺はリニスに空気中の魔力を吸収するやり方を教え今は完全自立で機能している。
リニスから話を聞いたときフェイトのほかにもう一人和人って男の子も一緒にプレシアのもとにいるらしい。原作の流れでは存在しないので俺はそいつが転生者だと思っている。ちなみになのはのことを見たとき隆と名乗る少年もいたのでそいつも転生者なのだろう。和人は双銃のデバイスを持っているらしい。あと、フェイトのバルディッシュも和人の協力で少しばかし能力が違うらしいが特に気にするには値しないだろう。
「また考え事ですか?」
「そんなとこだ」
リニスの言葉を聞き流しながら俺はこれからを考える
もうすぐこの世界にジュエルシードが落ち始めるだろう。すべてを回収するのも簡単だが基本は手出しをしないことにしている。フェイトのほうには和人がいるがなのはには隆がいる。二人ともかなりの魔力を持っているから、決着は簡単につくことはないだろう。
「とりあえずは様子見かな…」
「相変わらずよくわからない人ですね」
ため息をつきながら夕食の準備をするリニス。最近リニスが家事をやってくれてるので楽といえば楽だ。俺が傭兵をやっているのも知ってるから学校の根回しとかいろいろやってくれている
その夜
「魔力反応?…動き出したか…」
空から降ってくる魔力反応を感じ俺は始まりを感じていた
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おいおい、なんだよこれ
昨日の学校の帰り道、なのはがフェレット?というかイタチ?を見つけて病院に連れて行った。俺はこいつがただの動物ではないことには気が付いていた。でも、なのはたちの前でそのことを話すのはためらわれたから夜こっそり家を抜け出して会いに行こうと思ったんだが病院に着いたら驚いたことになのはとあのフェレットもどきが何か黒い物体から逃げてんじゃん。
「なのは!」
「うにゃ!?隆君?どうして」
「そんなことよりあれなんだよ!」
あんな化け物この世界にいるのかよ
「それは僕から説明します」
「しゃべった!?」
本当にびっくりすることしかないな、何この生物。
「とりあえず、助けてください!」
「いきなり助けろってどうすれば」
そうこういいながらもあの化け物は俺たちを襲ってくる
ええい、ここで魔法を使う気にはなれないが仕方ない
「ゲートオブバビロン!」
背後から複数の剣を投影、発射する
「隆君!?何それ!」
「いいから、どうすればいいんだ!」
「このデバイスであれを封印してください!」
フェレットもどきが取り出したのは赤い宝石
「なのは!俺はこれでこいつを抑えている、お前がやれ!」
「でも隆君!」
「はやく!」
「っ!…やってみる!」
正直、俺はこの生物を倒せる気がしてない、いや、負けるとかは微塵にもないけどそれ以上にどうすれば封印できるとかわからない。この世界で魔法の練習はしなかったしそもそも魔法を考えたりとかどうすればいいのかもわからない。
ならここはなのはに任せてみようと思った。あのなのはがここにいるってことはこれは何か必須イベントかなんかなんだろうと思うから、原作ブレイクとかたまったもんじゃない
ただでさえ俺はイレギュラーなんだから
「いいかいなのは、僕の後に続いて」
「うん!」
「われ、指名を受けし者なり」
「われ、指名を受けし者なり」
「契約の元その力を解き放て」
「契約の元その力を解き放て」
「風は空に、星は天に」
「風は空に、星は天に」
「「そして、不屈の心はこの胸に!」」
「レイジングハート、セットアップ!」
後ろで桃色の光が輝きそこからなのはがあらわれる
「ふぇええ!?どうなっちゃったの!」
白い服のジャケットにロングスカートを着たなのは胸のリボンが特徴的だ
「なのは!レイジングハートで封印を!」
「どうすればいいの!?」
「なのははもうやり方を知っているはずだ!胸の中にある言葉を唱えて!」
「えっと、リリカルマジカル、ジュエルシード!封印!」
(封印)
杖から機械音が響いてあの化け物を包み込む
光が収まるとそこには青い宝石が漂っていた
「これがジュエルシード?」
「そうだよ、杖の先で触れてみて」
なのはがレイジングハートを宝石に着けると中に取り込まれた
「これでいいの?」
「うん。完璧だよ」
「お疲れさん」
「隆君」
俺はなのはに声をかけて手をかざす、なのはも意図が分かったか手をあげて合わせる
「それより、ここから逃げないか?」
なんか遠くからサイレンやなんか聞こえる
「ここにいたらまずいよね?」
「たぶん」
二人で顔を見合わせて一斉に走り出した
「ごめんなさい!!」
夜の空になのはの声が響いていた
―――――――――――――――――――――――――――――
「初めてにしては上出来だろ」
そんな二人と一匹を見ていた悠斗がいた
「しかし、隆と呼ばれていたあいつ、戦いは素人か…」
剣の投影と発射、この二つしか見ていないがあれは完全にもてる魔力を駆使して物量で押すタイプだな。小手先勝負よりも派手さを選ぶあたりまだまだ子供か
「しかし、高町もなかなかか」
初めての戦いで魔法を使いあれだけの動き、あれが天才というやつか
俺も練習仕立てはなかなか苦労したが高町はすぐに適応して見せた、その才能をうらやましく思うが別に俺は原作に介入する気はあまりないし考える必要がないと思いこの思考を打ち切る
「もう一つ、動いたな」
ここから離れた空に転送反応を感じ取る。
おそらくテスタロッサとアルフ、それにもう一つ
「もう一人の転生者か…」
戦い方も未知数だ、さっきの隆は潜在能力は大したものだがあれは自分に奢って修行すらしてないんだろう、魔力循環なんか素人もいいところだ。それに比べてもう一人はテスタロッサと一緒でそれなりに訓練している可能性がある。負けるとは思はないがこの先の物語紡ぐに支障をきたす可能性もある。今は注意してみるべきなのはこちらだろう
「少し、見てみるか」
これからのことを考え、人が多くなり始めた道を見ながら俺は空をかけた