魔法少女リリカルなのは~転生する者~   作:かおうどう

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作者「咲夜君。無印もやっと最後のほうまで来たけど、何かおもうことはある?」

咲夜「そうだな。とりあえずは、アホっ子たちが無理しないか心配だな」

作者「なるほど。そういえば物語上で専用メニューは常連のおばちゃんしかないけど、なんでなのはちゃんたちには作らないの?」

咲夜「なのははまだ紅茶の味がわからないし、仮に作るとしたら楓、アリサ、すずかくらいだけど、なんでか作る気にはなれないんだよな」

作者「ならどうしてフェイトちゃんには作ろうと思ったの?」

咲夜「え?…………なんでだろ?」

作者「(これは特別だからとは気が付いていないんだな…)」

咲夜「まぁ、別にどうでもいいか」

作者「(フェイトちゃんも鈍い方だし…前途多難だな)」

咲夜「なんか、失礼なこと考えてないか?」

作者「え?や、やだな。そんなことないよ」

咲夜「本当かよ…」

作者「そ、そんなことより。そろそろ始めようよ!」

咲夜「お前が言い出したんだろ…ま、いいか」

作者「管理局と接触した咲夜たち。残りのジュエルシードはいかに!」

咲夜「リリカル・マジカル始まるぞ。・・・・・・・これ、恥ずかしいな」


気が付く思い

「本当にあのアホっ子は!」

(まさかジュエルシードを強制発動、しかも残り全部に対して行うとは思いませんでしたね)

 

あの話し合いからすでに1週間。なのはたちはアースラに協力することとなり、今まで以上の効率でジュエルシードを回収した。それはフェイトたちも負けてはいなかった。お互いに回収した数はなのはたちが3つ、フェイトたちは2つだ。これにより残りは5個となり、地上にある分はすべて回収したと思うとクロノから連絡があった。そのためこれから海上を中心に捜索すると連絡をもらった直後に膨大な魔力反応が海上から感じたのだ

 

「これだけの魔力だ。俺の力もそうだが。あのアホっ子だけでどうにかできるものじゃない!」

 

咲夜の魔力はお世辞にもなのはたちと肩を並べるほどとはいいがたい。それでもフェイトたちに勝てたのは単純に経験の差があったから。しかし、今回のようにジュエルシードのような魔力だけがものを言うような場合咲夜は無力だ。それでも、黙ってみていることはできなかった

 

「アルカス!クロノたちに連絡は!?」

(すでに行いました。しかし、管理局の方針としては見ているだけみたいです)

「そんなこと言ってる場合かよ!」

 

咲夜はクロノたちの言い分もわからないわけではなかった。管理局の方針として彼女たちが弱ったところをたたいてそれでジュエルシードも回収。完璧なシナリオだ。だけど、それは一人の少女と使い魔を犠牲にしてまで得るほどのものなのか。咲夜はそれが気に入らなかった

 

(クロノ執務管より通信です)

「……つなげ」

(咲夜!君は何をやっている!)

「悪いなクロノ。俺はこういうのが大嫌いなんだよ」

 

昔から何度となく激突してきた。それは価値観の違いが大きかった。台を救うためには小も厭わないそんなクロノと、泥にまみれてもすべてを救おうと思う咲夜、互いにそれを認めて理解はしていた。けれど分かり合うことはなかった

 

(彼女たちは犯罪者だ!それを手助けしたとなれば、お前も!)

「あの子は家の常連で、大切な客だ。俺が動くのにそれ以上の理由は必要ない!」

(それで犯罪者になってもか!?)

「昔言ったよな。誰かを犠牲にしてまで何かを得ようとは思はない。たとえ血にまみれても泥にまみれてもそれでも、俺はすべてを救うと」

(その信念は知っている。だが、今回はお前が助ける価値なんかないはずだ!)

「価値があるかないかじゃない!俺が、俺自身がこうしたいから。だから俺はここにいる。俺は俺の思いを、信念を貫くために戦うんだ!アルテマ!行くぞ!」

(standbyready setup)

 

黒い魔法陣が咲夜を包み込みバリアジャケットを装着して咲夜は竜巻が荒れ狂う海へと飛び立った

 

 

 

 

「あのバカ!」

 

クロノは映像の中で竜巻に切りかかる咲夜を見て悪態を吐いた。

 

「クロノ君!咲夜お兄さんが!」

「わかっている!でも、これはあいつの責任だ、僕たちはこのまま待機だ」

「そんな!」

 

あまりにも無情な言葉になのはは非難の声をあげる。だが

 

「悪いけど、私はそれに復唱しかねるわ」

「楓ちゃん?」

 

悠然と立つ楓になのはは不思議そうに首をかしげる。そして、次の瞬間

 

「楓!準備完了だ!」

「なのはちゃん!」

「え!?」

「な!君たち!」

 

楓に手を掴まれなのはたちは良太郎とユーノが作った魔法陣の中に入って行った

 

「どういうつもりだ!」

「悪いけど」

「ここから先は通さない!」

 

ユーノと良太郎はクロノと対峙するように転送ポータルの前に立った

 

 

 

「楓ちゃん!どういうこと!?良太郎君が。ユーノ君が!」

「大丈夫。これは二人の頼みでもあるの。彼女と咲夜さんを助けてって」

 

フェイトたちが張っていう結界のさらに上の上空を落下しながら楓はユーノたちの思いをなのはに伝えた

 

「私たちはリョウたちのためにも二人を、いえ、全員を助けるの」

「………わかったの。私、頑張る!」

「アラストール!」

「レイジングハート。あれ、もう一回やってみようか」

(All right my master)

 

炎を纏い楓はバリアジャケットを展開する。その隣でなのははこれまでのことを思い出していた。ぶつかり合って、声を掛けて、決意して。そして、心に決めた一つの思い

 

「風は空に、星は天に。輝く光はこの腕に」

 

哀しそうな瞳をした少女がそこにはいた

 

「そして、不屈の心はこの胸に!」

 

助けてくれる友達がいた、家族がいた

 

「レイジングハート、セットアップ!」

(standby ready set up)

 

大切な人を助けるために、伝えたい思いを伝えるためになのはは空を翔けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時はなのはたちがフェイトのもとへ向かう少し前。フェイトたちは海上の上に魔力を練りながら漂っていた

 

「アルカス・クルタス・エイギアス。煌めきたる電神よ。今導きの元振りきたれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル」

 

フェイトは巨大な魔法陣を展開して詠唱を続けていた

 

(ジュエルシードはたぶん海の中。だから海の中に電気の魔力流を流し込んで強制発動させる。プランは間違っていないけど、だけど。フェイト)

 

アルフは魔法を準備しているフェイトに対して心配そうに目を向けていた

 

(やっぱり、咲夜に…いや、もうあいつに迷惑を掛けないって決めたんだ)

 

管理局へと向かった咲夜に対して二人で決めたこと

 

 

「アルフ、私やっぱりサクヤとはこれ以上かかわらないほうがいいと思うんだ」

「フェイト…でも、あいつは」

「うん。サクヤはきっと気にしないだろうけど、私がもう迷惑を掛けたくないんだ」

 

そういって微笑んだフェイトの顔は今にも泣きそうな顔だった

 

「アルフには迷惑かけちゃうけど、二人でがんばろ?」

「ない言ってるんだい。フェイトは私のご主人様だろ?何も気にすることないさ」

「うん。ありがとうアルフ」

 

そういってもフェイトの顔にかかった曇りは晴れることはなかった

 

 

 

「打つは雷。響くは轟雷。アルカス・クルタス・エイギアス!」

 

頭上の上に巨大な魔法弾を形成しながらフェイトは覚悟を決めていた

 

(サクヤ………ごめん)

 

無茶をするなと言われていたけど、これは譲れないから。フェイトは決意を決め。魔法を海へと打ち込んだ

 

「はぁ、はぁはぁ……見つけた。残り5つ」

 

(こんだけの魔力を打ち込んで。これだけのジュエルシードを封印して。フェイトの限界を絶対に肥えた)

 

「アルフ。空間結界と、サポートをお願い」

「ああ、任せておいて」

 

(だから、何がこようが、誰が来ようがあたしが絶対に守ってやる。けど、頼むよ)

 

「行くよ。バルディッシュ。がんばろう」

 

(サクヤ……力を貸して)

(もしもの時は咲夜、助けておくれ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アルカス!フェイトたちの反応は!?」

(以前海上の上ここより300m先です。ですが、魔力の低下が激しいです)

「本当にあのアホっ子は!」

 

アルカスにサーチを掛けさせながら荒れ狂う海の上を咲夜は翔けていた。すでにバリアジャケットを装着し、腰には2m近くの巨大な大剣をぶら下げながらフェイトのもとへまっすぐ向かっていた

 

「見つけた!」

(上空に魔力反応!これは、なのはさんたちです!)

「あいつらも来たのか」

 

クロノが許可するとは思っていない咲夜はなのはたちの独断での先行だと理解したが、今回に関してはそれがありがたかった

 

「俺の魔力じゃ、どうやっても一つを抑えるのがやっとだ。あいつらが来てくれたのならそれに越したことはない」

(なのはさんたちが結界内に侵入を確認。マスター急いでください。フェイトさんの魔力がかなり疲弊しています)

「ち!ここで使うつもりはなかったが……アクセルターン!」

 

咲夜が使うスピード強化の魔法。地面を魔力で強化した足でけりだすことにより、瞬時に加速ができる魔法だが、体が未成熟の咲夜には負担が大きすぎる魔法である。さらに空中での加速を行ったためにかかる負担は計り知れない

 

「フェイト!」

「サクヤ!?どうして!?」

「ばか!前を見ろ!」

「っ!」

 

突如登場した咲夜に驚いたフェイトは一瞬だが目の前の竜巻から目をそらしてしまった。そのため目前まで迫っていた竜巻に気が付くのが遅れる

 

(だめ!よけられない!)

 

ぎゅっと瞳をつむって次への衝撃を覚悟したフェイト。だが

 

「ダブルアクセルターン!」

 

咲夜はアクセルターン状態での再加速、ダブルアクセルターンを使うことによりぎりぎりフェイトを抱きかかえることに成功した

 

「サク・・・ヤ」

 

自分を抱きかかえる咲夜に信じられないといった顔をしているフェイトに咲夜は安堵の息を漏らす

 

「このっ、アホっ子が!」

「いたっ!」

 

思いっきりグーで頭を殴りつけてフェイトは頭を抱えるようにうずくまる

 

「フェイト!」

「落ち着けアルフ。フェイトは無事だ」

 

咲夜たちのところまで来たアルフに落ち着くように咲夜が声を掛け、フェイトも頭を押さえて涙目になりながらもアルフに微笑みかけた。それを見てアルフも安心したように肩の力を抜いた

 

「さて、アルフ」

「なんだ、いだッ!」

 

ガンとフェイトと同じように思いっきり頭を殴りつけてアルフも涙目になりながらうずくまる

 

「このバカども!無茶するなとあれだけ言っただろ!」

 

どなった咲夜に対して二人は申し訳なさそうにシュンとした

そんな二人をみて咲夜はため息をつきながらもそっと抱き寄せた

 

「あまり…心配を掛けさせるな」

「サクヤ……」

「……ごめんよ」

 

心配をされて申し訳なさもあったがそれ以上に嬉しそうに二人は笑った

 

「フェイトちゃん!」

「よ、ポンコツ少女。中二少女。二人も来たか」

「咲夜さん…こんな時もぶれないですね」

 

心配そうにフェイトを見るなのはに対して気軽にあいさつをする咲夜に楓があきれながらつぶやいた

 

「さて、フェイト。お前まだいけるか?」

「……大丈夫」

「大丈夫じゃないんだな」

「うっ」

 

強気に振るまおうとしたフェイトの言葉を咲夜は切り捨てる

 

「なのは、楓。悪いが手伝ってくれるか?」

「もちろんなの!」

「そのつもりです。咲夜さん」

「助かる」

 

なのはたちに礼をいう咲夜を面白くなさそうにフェイトは見た

 

「サクヤ!私まだ、大丈夫だもん!」

「……このアホっ子は放っておいて、作戦を説明する」

「サクヤ!」

 

無視をされてさらに面白くなさそうに頬を膨らませる

 

「…はぁ、なのはお前まだ、魔力に余裕あるか?」

「え?大丈夫ですけど」

「なら、このアホっ子に魔力を分けてやってくれ」

「わかりました。……フェイトちゃん」

「……………いらない」

「え?」

「いらない!」

 

フェイトの隣に来て魔力を渡そうとしたなのはをフェイトは睨みながらなのはの手を払ってそっぽを向いた

 

「で、でも、このままじゃフェイトちゃんが」

「いらないッたらいらない!」

 

まるで子供の駄々をこねるような態度になのははどうしていいかわからずおろおろしだした。しかし

 

「え?」

 

誰が声をあげたのかわからない。けれど、誰もが信じられなさそうに咲夜を見た

 

「サク…ヤ?」

「フェイト。お前はここから去れ。お前のようなやつ。こんなところにいても邪魔だ。なのはの魔力ももったいない」

 

叩かれた頬を抑えながら固まっているフェイトに咲夜は無情に言い放った

 

「なのは、楓。悪いが二人であれ全部封印できるか?」

「あの、サクヤ?」

「俺は封印できるほどの魔力を持ってはいない、だから二人が頼りなんだが。どうだ?」

 

まるで、そこにもうフェイトはいないかのように話を続ける咲夜

 

「あの、咲夜お兄さん」

「できるか?できないのか?」

「フェイトちゃんは…」

「こんな奴知るか」

 

咲夜の言葉にフェイトは絶望したように瞳を濁らせて肩を落とすが、すがりつくようにフェイトは咲夜の腕をつかんだ

 

「サクヤ……サクヤ!」

「時間がない。答えは?」

「サクヤ!お願い!こっち向いて!サクヤ!」

「………………………」

 

泣きながら叫ぶフェイトに咲夜はゆっくりとその瞳を覗き込んだ

 

「ごめんなさい!謝るから!もう、駄々もこねないから。お願い見捨てないで!」

「……………なのは。悪いがもう一度だけ、こいつに魔力を分けてやってくれ」

「あ、はい………えっと、フェイトちゃん」

「…ぐずっ……お願い。力を貸して」

「うん。一緒にがんばろ」

 

泣きながら頭を下げるフェイトになのはは微笑みながら魔力をバルディッシュを通して分け与えた

 

「さて、封印できない俺とアルフ。それに楓は前衛でなのはとアホっ子の魔法が発動するまでのサポートだ。問題あるか?」

「大丈夫なの」

「問題ありません」

「フェイトには指一本触れさせないよ」

「ずっ……だいりょうぶ」

「……………行くか」

 

いまだに泣き止んでいないフェイトに咲夜は不安を抱えながらも3人は目の前を荒れ狂う竜巻へ。なのはたちは封印のための魔力を練り始めた

 

「覇光撃!」

「爆炎衝覇!」

「チェーンバインド!」

 

咲夜と楓が大きくなった竜巻を切るとりそれをアルフがバインドでしばりつける。荒れ狂っていた竜巻は二人の攻撃でどんどんと小さくなりアルフ一人でもすべてのジュエルシードをしばりつけることができた

 

「なのはちゃん!」

「フェイト!いまだ!」

「「うん(はい)!」」

 

魔力がたまり魔法を打ち込もうとした次の瞬間。ジュエルシードが更なる暴走を始めた

散らばっていたジュエルシードはアルフのバインドを通してどんどんと集まり。一つの龍の形を作り出した

 

「おいおい」

「こんなのって…」

 

自分たちをはるかに凌駕する魔力の塊に咲夜はあきれ、楓は絶望を覚えた。

 

「楓ちゃん!」

「え?」

 

なのはの叫びに楓は正気を取り戻したが、目の前には水龍が放った水の砲弾が迫っていた

 

「っ!アラストール!」

(障壁最大展開!)

 

すぐに障壁を張るが急ごしらえの障壁はどんどんと砕けていき、楓のバリアジャケットが削られていく

 

「このままじゃ!」

(こらえるのだ楓!ここで押し切られたらけがでは済まない!)

「わかってるわよ!」

 

アラストールが楓を叱咤するが、攻撃が止まることはなく、障壁が削られ続けていく

 

(マスター!楓さんが!)

「わかっている!だが、この至近距離だと楓ごと巻き込んでしまう!」

 

近くにいた咲夜も楓を助けようと思っているが、先ほどと同じように攻撃してしまうと楓を巻き込んでしまう、かといって助けに入っても咲夜の魔力では逆に楓の邪魔にしかならない

 

「(何かないのか?覇光撃では巻き込んでしまう。かといってあれを吹き飛ばすほどの攻撃となると…………あれしかないか)」

 

咲夜は合体剣から二刀流へと変化させた

 

(マスター!それはまだ未完成です!失敗したら楓さんだけでなくあなたまでもが!)

「だが、今やらずしてどうする!」

 

すでに楓の障壁はないも等しいような状態であり、バリアジャケットもところどころ破損して血が出ている部分もある。すでに一刻の余談も許されない状態だ

 

「魔力循環開始。ファーストリミッター解除。術式展開」

(トランスモード移行。計算上誤差コンマ0.1問題ありません)

 

咲夜が行ったトランスモードとは人間が無意識に抑えているリミッターを解除することにより常人では出せないような力を一時的に引き出す技術である。本来人間というのは無意識かで起こす事象のほうがはるかに秀でている。たとえば火事が起きたとき通常では運べなかったものでも運べたりするように。何かしらのきっかけで外れることはあっても、それは一時的なものだ。でも咲夜はこれを自分の意思で解除できるようになった。無論これには制限時間が存在する。そもそも、なぜ人は力を抑えているのか。それはそれだけの力に人間が耐えられないからだ、咲夜はこれを無理矢理解除しているのに加えまだ体も出来上がっていないのでかかる負担がかなり大きい

 

(魔力増幅。推定A。時間は10秒が限界です。一撃で決めてください)

「わかっている。氷王の息吹(ダイヤモンドダスト)!」

 

咲夜は刀に氷の魔力を纏わせ水の砲弾に切りかかった。刀がぶつかった瞬間。当たった個所からどんどんと固まっていきそして、攻撃全てが凍り付いた

 

(限界です。トランスモード終了)

 

咲夜の魔力が元に戻り、体にリミッターがかかるのを咲夜は感じた

 

「はぁ、はぁ。なんとか、なったか」

「咲夜さん!大丈夫ですか!?」

「ああ。だが、さっきのでほとんどの魔力を持っていかれた。悪いがこの先はお前たちが頼みだが、楓。まだいけそうか?」

「正直厳しいです。私もさっきのを防いだのでほとんど魔力を使い切っちゃったので」

「そうか……なら「ここからは、僕たちに任せてください」良太郎か」

 

楓たちの追ってきた良太郎は咲夜に肩を貸すようにして抱きかかえた

 

「楓と咲夜さんは後ろにアースラのスタッフがいるのでそこに行ってください」

「でもリョウ!」

「楓。お願い」

 

良太郎の言葉に食いつく楓だが良太郎の心配そうな瞳に言葉が途切れる

 

「………わかったわ。あとはお願いね」

「うん。任せて」

「良太郎。気負つけろよ」

「はい」

 

良太郎は楓と咲夜が下がっていたのを確認して目の前の水龍に向き合う

 

「なのは、フェイトさん!僕とユーノであれの動きを止める。あとはさっきとおんなじで頼むよ!」

「任せてなの!」

「大丈夫!」

「あたしもサポートに回るからね」

 

上空で心配そうに見ていたなのはたちに良太郎が微笑みながら言うと少しだけほっとしたような顔をしてまた魔法の準備を始めた

 

「さて、行こうか」

(良太郎。なんか怒ってない?)

(姫を傷つけられたのだ。当たり前だろ)

(楓のためか。泣けるで!)

(何でもいいぜ。暴れられるならよ)

(あいつ、楓お姉ちゃんいじめた。やってもいいよね?)

「行くよ、モモタロス」

(おう!ユニゾン・イン!)

「変身!俺、参上!」

 

良太郎はソードフォームとなりすぐにパスをベルトにかざした

 

(Fullcharge)

「俺の必殺技。パート3・・・・・・・・・でりゃああああ!」

 

剣の先端が離れ水龍に向かって真一文字に切りかかる

 

(次、ウラタロス)

(任せてよ。それじゃ、先輩。交代だよ)

「おい!待てよ俺はまだ暴れたりね、あ」

(ロッドフォーム)

 

勝手に体が動いてモモタロスからウラタロスへとユニゾンが変わり赤色のボディだったバリアジャケットから青色へと変化した

 

「お前、僕につられてみる?」

(Fullcharge)

 

ウラタロスは剣から槍になったデンガッシャーを龍へと投げつける。すると六角のシールドみたいなものが浮上した。龍はまるで固まったように動かず、ウラタロスはその六角の真ん中を射抜くようにけりを入れた

 

「それじゃ、キンちゃん。あと、よろしく」

(任せとき!)

(アックスフォーム)

「俺の強さに、お前が泣いた。涙はこれで拭いとけ!」

 

紙吹雪がキンタロスの周りに吹き荒れる

 

(Fullcharge)

「でりゃああああ!」

 

斧を上に放り投げて開脚しながら空中でそれを掴み振り下ろす

 

「ダイナミックチョップ」

(クマちゃん!次僕ね!)

(ガンフォーム)

「お前、倒すけどいいよね?答えは聞かないけど!」

(Fullcharge)

「はぁっ!」

 

銃口から紫色の電子弾が龍に激突し爆発した

 

(最後は我がいこう)

(ウィングフォーム)

「降臨、満を持して」

 

鳥の羽がジークの周りを飛び交い、優雅にたたずんでいた

 

(Fullcharge)

「わが姫を傷つけた罪。その身で償うがよい!」

 

二本の小型のダガー上になった片っぽをブーメランのように投げそのまま龍に向かって走り出す。そして投げたダガーが後ろから、前からジークが切り裂き二つに割れた

 

(なのは!フェイトさん!)

「うん!行くよ。フェイトちゃん。二人でせーので封印!」

「あ、うん」

「せーの!」

「ディバイイイイン!」

「サンダァァァアアア!」

 

なのはは龍に向かってフェイトは上空に向かってそれぞれデバイスを向ける

 

「バスタアァアアアアアアッ!」

「レイジィィィイイイイッ!」

 

桃色と黄色の閃光が龍を包み込みジュエルシードを封印した

 

(おんなじ気持ちを分け合えること。寂しい気持ちも哀しい気持ちも半分こにできること。ああ、そうだ。やっとわかった。私この子と分け合いたいんだ)

 

ゆっくりなのはは目を閉じてからフェイトの目を見ていった

 

「友達に、なりたいんだ」

 

微笑むなのはの瞳をフェイトは驚きながらもでも、目はそらさずにその瞳を見続けた。

 

 

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