魔法少女リリカルなのは~転生する者~   作:かおうどう

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作者「やばい、とうとうストック使い果たした…」

咲夜「怠けてるからそうなるんだよ」

作者「別に怠けてなんかいないやい!」

咲夜「まぁ、作者が苦しむのは置いといて。なのはたちの戦いが始まったな」

作者「そうだね。戦闘描写が苦手だからどうなることやら…」

咲夜「文才を磨くことを進めるよ」

作者「そんなすぐにできるものかな…」

咲夜「…がんばれ」

作者「はぁ。まぁ、いいや。いつものではじめよっか」

咲夜「リリカル・マジカル。始まるからな」


過去とは

「始まったか…」

「咲夜……」

 

アースラの管制室に姿を現した咲夜にクロノは少しだけ首をかしげながら招き入れた

 

「珍しいな。クロノがこんなギャンブルを許すなんて」

「まぁ。なのはが勝つに越したことはないが。あの二人の勝負事態はどちらに転んでも関係はないからね」

「あの子たちが戦っている間に、あの子の帰還先の追跡の準備をしておく。ってね」

「頼りにしているからね。逃がさないでくれよ」

「おう!任せとけ」

 

サムズアップするエイミィにクロノは笑って返した。ただ一人咲夜だけはずっと画面を見続けていた

 

「…咲夜」

「ん?なんだ?」

「君、どうかしたのか?」

「何がだ?」

「…いや、なんでもない」

「そうか」

 

咲夜はそれだけ言ってまた視線を画面に戻す。咲夜の腰には一振りの刀が添えられていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アクセル」

「フォトンランサー」

 

海鳴の海上ではなのはとフェイトがそれぞれの思いを胸に戦っていた

 

「シュート!」

「ファイヤ!」

 

互いに4つの魔法弾を放つ。なのははそれをシールドで防ぎ、フェイトは軽やかによけた、だが

 

(追尾型!?)

 

なのはが放ったのはただの魔法弾ではなく相手を追尾する追尾型であり、よけたフェイトに向かってまた一直線に向かっていく

 

「バルディッシュ」

(ハーケンフォーム)

 

バルディッシュを形状変化させ、正面から迫りくる魔法弾を切り裂く、そして、そのままなのはに向かって飛び込む

 

(ブリッツアクション)

 

なのははフェイトの後ろに向かい魔法弾を放とうとするが、スピードではフェイトに分があったのかすぐにまた後ろを取られる。なのははシールドを這って迫りくる鎌をどうにか防いで二人はいったん距離をとった

 

(強い。もう最初にあったころとは段違いだ。迷ってたらこっちが負ける。でも、この感じ…)

 

「もしかして、サクヤと訓練した?」

「ふぇ?…えっと。うん」

「ずるい」

「え?」

「ずるい!」

「うにゃあああ!」

 

行き成り話しかけたとおもったフェイトがまたもいきなり魔法弾を形成してなのはに放つ。話すことに意識が向いていたなのはは少しだけ対応が遅れて被弾してしまった

 

(私だって少ししか模擬戦してくれなかったのに!サクヤのばか!)

 

フェイトはサクヤの強さを知っているため、少しだけ魔法の指南を頼んだのだが、サクヤ自体の魔力はC、フェイトはAAAのランク差があるため結局は戦闘訓練ということで模擬戦しか行っていなかった。それもフェイト自身ジュエルシードを探すという役目があり、咲夜も店を開かなければならなかったので数えるほどしかしていない。それもフェイトが必死に頼み込んでようやくしてもらったのだ

 

(あんなに頼んだのに、この子にはすぐに模擬戦して…うーやっぱりサクヤはこの子のこと好きなの?……なんか嫌だ!)

 

自分の気持ちが何なのか理解はできなかったフェイトだが、とにかく嫌だという気持ちだけは理解できた。

 

「えーと、フェイトちゃん?」

「……絶対に負けないもん!」

「え?え?」

 

さっきよりも気迫が増したフェイトになのははよくわからずにおろおろし始めた。そんななのはを横目にフェイトは詠唱を始めた

 

(ファランクスシフト)

 

なのはの周りに不規則に魔法陣が出現し、なのはの手と足を拘束する

 

「ライトニングバインド!?まずい!フェイト本気だ!」

「なのは!今すぐサポートを!」

 

フェイトの魔法を見て焦ったアルフとユーノがすぐになのはのもとへ駆けつけようとするだが

 

「だめえええええええええええ!!アルフさんもユーノ君も手を出さないで!これは私とフェイトちゃんの全力全開の勝負だから!」

「でも、フェイトのそれは本気でまずいんだよ!」

「平気!」

 

こんな状況でも笑顔でいるなのはにアルフたちは心配そうに見るが、楓と良太郎だけはなのはたちをじっと見ていた

 

「アルカス・クルタス・エイギアス。唸りし天神。今、導きの元打ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル」

 

詠唱が完成し、フェイトはなのはを見つめ。ゆっくりと手を上にあげる

 

「打ち砕け!ファイヤ!!!」

 

数十という数の魔法弾がなのはに向かって襲い掛かる

 

「なのは!」

「フェイト!」

 

アルフとユーノが一斉に声をあげる。だが、それでも魔法弾の嵐は止まらず、襲い掛かる。そして、煙が晴れていった先には桃色のシールドを這って悠然と立っているなのはの姿があった

 

「打ち終わると、バインドってのも解けちゃうんだね」

 

フェイトは信じられないといったようになのはを見ていた

 

「今度はこっちの」

(ディバイン)

「番だよ!」

(バスター)

 

レイジングハートから放たれる桃色の砲撃はフェイトに向かって一直線に飛来する

 

「直撃。でも、耐えきる。あの子だって耐えたんだから!」

 

フェイトはシールドにすべての魔力をつぎ込むようにシールドを張り続けた。

砲撃が収まり、フェイトはなのはの姿を探し、魔力素が上空に上がっていくのを感じ、上を見上げるそこには

 

「受けてみて、ディバインバスターのバリエーション!」

(スターライトブレイカー)

 

天高く振り上げたレイジングハートにフェイトは急いでその場を動こうとする。だが

 

「バインド!?」

 

抜け出そうとするがフェイトの消費した魔力では動かず、なのはをもう一度見る

 

「これが私の全力全開!スターライト!ブレイカァアアアアアアアアアア!!!!!」

 

振り下ろした魔法はフェイトに向かい、最後のあがきと張った五枚のシールドもあっさりと貫通してフェイトに直撃した

 

「なんつう馬鹿魔力」

「うわぁ、フェイトちゃん生きてるかな?」

「・・・・・・・・・」

 

観戦していた、クロノたちはあまりにもすごいなのはの砲撃に驚いたように見ていた。その中で咲夜だけは黙ってみていた

 

「なのはちゃん容赦ないな~」

「僕、なんかなのはが怖いよ…」

「「・・・・・・・・」」

 

そして、良太郎たちもまた、なのはの砲撃に驚いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっ…」

「あ、気づいた?フェイトちゃん」

「あ・・・・・」

 

なのはの魔法で海に落ちたフェイトを引き上げてなのははフェイトを抱えていた

 

「私の、勝ちだよね」

「そう、みたいだね」

(put out)

 

バルディッシュがジュエルシードをはきだし、フェイトの顔には悔しさがにじみ出ていた

 

「飛べる?」

 

フェイトは何も言わずなのはから離れて空に浮かんだ

 

「来た!」

 

エイミィの声とともにフェイトに向かって雷が降り注いだ

 

「よし、捕まえた!」

「エイミィ俺はすぐに現場に向かう!」

「もう準備できてるよ!」

「…咲夜?」

 

駆け出す咲夜にクロノは少しだけ首をかしげたが、今はなのはたちの回収が先だと思い特に気にはしなかった

 

 

(おい!悠斗!これはどういうことだよ!なんで俺の体をお前が使える!?)

「今は話している時間はない」

(悠斗!ゆう…)

「赦してくれとは言わないさ」

 

咲夜、悠斗はプレシアのもとにつながる魔法陣に飛び込んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めまして、フェイトさん」

「・・・・・・・・」

 

アースラに戻ったなのはたちを迎えたのはリンディたちだった。フェイトはそれに対してただ顔をうつむかせていた

 

(母親が逮捕される現場を見せるのは心苦しいわ。なのはさん、どこか別の部屋へ)

(はい)

 

「あの、フェイトちゃん。私と」

(プレシア・テスタロッサ!ロストロギアの不法所持及び本艦に向けての攻撃の容疑で逮捕する!)

 

しかし、現実は無情にも時を進めた

 

フェイトはその声を聴き、まっすぐにモニターへと目を向けた

 

「こっちにも何かあるぞ!」

「っ!」

 

局員たちが現れても顔を動かさなかったプレシアが局員がほかの部屋に侵入したときはじめて表情を変えた

 

「なんだ。これは…」

「うそ…」

「フェイトちゃん?」

 

そこにあったのはカプセルの中に浮かぶフェイトによく似た少女だった

 

「私のアリシアに触らないで!」

 

激怒したように局員たちに向けて魔法を放つプレシア

 

「いけない!防いで!」

 

プレシアの魔法の威力に危惧したリンディがすぐに局員に支持を出すが僅かに遅く局員たちはプレシアの前に倒れた。プレシアはそんな局員をごみを見るように悠然と少女の前に移動する

 

「もう、いいわ。時間がない。私はアリシアとともに旅立つ」

「アリ…シア?」

「アリシアがいない時間は私にとって本当に無益のものだった」

 

茫然としているフェイト、プレシアは言葉を続ける

 

「聞いていてフェイト?私のお人形」

「人形?」

 

何を言っているのか信じられない、そういった表情でフェイトはプレシアを見ていた

 

「プレシアは何年も前に実の娘、アリシアを亡くしているの。彼女が行っていたのは使い魔を超える人造生物の生成。フェイトって名前は彼女が当初研究していたプロジェクトの開発コードなの」

 

エイミィが額に手を当ててうつむきながら心苦しそうに声を絞り出す

 

「よく調べたわね。そうよ、その通り。だけど、だめね。ちっともうまくいかなかった。作り物の命は所詮作り物。失ったものの代わりにはならなかったわ」

 

プレシアは愛おしそうにアリシアが入ったポットを撫でる

 

「アリシアはもっと優しく微笑んでくれたわ。たまに我儘も言ったけど私の言うこともちゃんと聞いてくれた」

「…やめて…」

 

プレシアの独白になのはは小さな声で絞り出す

 

「フェイト。やっぱりあなたはアリシアの偽物よ。せっかくあげたアリシアのあげた記憶も意味はなかった」

「やめて…やめてよ!」

「私がアリシアを蘇らせるまでの私を慰めるまでのお人形。だからもうあなたはいらないわ。どこへなりとも消えなさい!」

「やめて!」

「もうやめてよプレシア!」

 

耐えきれなくなったなのはと楓はやめるように声をあげる。だが、プレシアは

 

「いいこと教えてあげる。私はあなたを生み出してからずっとね。あなたのことが。大嫌いだったのよ!」

「あ・・・・・」

 

フェイトは耐えきれなくなったのかそのまま倒れる。なのはたちは急いでフェイトを支える

 

「フェイトちゃん!」

「フェイト!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「大変大変!屋敷内に魔力反応が多数!」

「なんだ、何が起こっている!?」

 

突如振動し始めた時の庭園、そして、増え続ける魔力反応にアースラにいた全員が焦り始めた

 

「プレシア・テスタロッサ。何をするつもり…」

 

リンディはいまだに増え続ける反応を映し出したモニターを見て考えを巡らせた

 

「邪魔されたくないのよ。私たちの旅立ちを…」

 

プレシアはそんなみんなの不安もよそにジュエルシードを解き放つ

 

「私たちは旅立つの。忘れられた都アルハザードへ!」

「まさか!?」

「この力で旅立って取り戻すの。すべてを!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次元心です!中規模以上!」

 

アースラでは警報が鳴り響いていた

 

「影響が薄い区域まで後退!急いで!」

 

リンディの指示でアースラのスタッフがあわただしく動き出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エイミィ!ゲート開いて!僕も行く!」

 

クロノはエイミィに支持をだしゲートへと駆け出した

 

「どんな魔法を使ったって過去を取り戻すことなんてできるものか!」

 

 

暴走を始める時の庭園でプレシアはジュエルシードを見ながら笑っていた。けど

 

「私とアリシアはアルハザードですべての過去を取り戻す!」

「そんなことできるわけないだろ」

 

ゆっくりと扉を開けて入ってきたのは刀を抜き放った咲夜。いや、悠斗だった

 

「咲夜さん?」

「どうして…」

「でも、なんか雰囲気が…」

 

現れた咲夜にみんなは驚いた表情をする。咲夜はそんなことを気にせず歩み続ける

 

「あなたは…」

「……………」

「ふん。だんまりかしら。でも、いいわ。それくらいの魔力で私に刃向うというの?」

「咲夜君!今すぐ逃げて!」

 

プレシアの力をさっきみたリンディたちは咲夜の魔力量では太刀打ちできないと思ったため退避を命じるが咲夜は無視をする

 

「過去を捨てるのか。プレシア」

 

ようやく口を開いた咲夜だが、それはまるで何かを訴えかけているようだった

 

「違うわ。取り戻すの。過去も未来も!」

「お前は間違っている…」

「咲夜君!逃げて!」

「過去があって初めて今があって未来が来るんだ」

「何を言ってるのかしら?」

 

プレシアは意味が分からないというように咲夜に機嫌そうな顔を向ける

 

「今をすて、過去からやり直すならそれは過去を捨てることと変わりない」

「やり直すためなら今も犠牲にしたって構わないわ!」

 

もういいとばかりにプレシアの手から魔法が放たれるがそれを咲夜は刀で切り裂いた

 

「なっ!」

 

プレシアだけでなくアースラにいた全員が驚いたように声をあげた。プレシアが放った魔法は決して威力が低いわけでもない。仮になのはが障壁を這っても防げるかどうかだった。それを魔力量が圧倒的にすくない咲夜が刀一本で切ったのだ

 

「誰もが、辛く苦しい過去を乗り越えてきたから今があるんだ。ここにいるんだ」

 

咲夜は気にせず歩み続ける

 

「あんたみたいに過去を捨てた奴に未来はこない!」

「黙りなさい!」

 

プレシアは今度は連射で魔法を放つ。だが、咲夜は一瞬でその場から離れプレシアの前まで移動した

 

「なぜ、気が付かない」

「ちっ!」

 

咲夜は悲しそうに刀を振るう。プレシアはそれを横によけてかわした。だが、かすったのか肩から血が流れた

 

「血?」

「まさか、咲夜君!?」

 

非殺傷設定されているデバイスなら傷はついても血が流れることなどない。なのにそれが流れたというならそれは非殺傷設定が解除されているということだ。如月はそもそもデバイスですらないのだがそれを知らないリンディたちは焦ったように咲夜に停止を呼びかける

 

「咲夜君、もしかしてプレシアを殺す気なの!?」

「「「え?」」」

 

リンディの言葉になのはたちは意味が分からない顔を向ける

だが、リンディはそんななのはたちに構ってやれる余裕はなかった

 

「だめよ!咲夜君!」

「こんなことをしてお前の娘が喜ぶと思うのか?」

「あなたがアリシアを知ってような口を開くな!」

「咲夜君!」

 

咲夜は気にした様子はなくただ、プレシアに攻撃を続けていた

 

「なぜ、その愛情をもう少しフェイトに使ってやれなかった」

「あの子はただの人形よ!」

 

今までで一番大きな雷が咲夜を襲う

 

「陽炎!」

 

咲夜は影を使って転移魔法でプレシアの後ろを取り魔法を避け、切りかかる。だが、それはプレシアの障壁で防がれる

咲夜はいったんプレシアから距離をとった

 

「人は誰かの奴隷でもない。そんなことのために生まれてくるんじゃない」

「人形を人というのかしら」

「そこに命があるのならそれは等しく人だ。そこに差なんかない」

「くだらないわ」

「くだらないなんてことはない。お前は知っているのか?フェイトがどうやって笑ってどうやって泣いて。どういう思いでお前を見たのか」

「どうでもいいことよ」

「…そうか。もう、お前に言葉は届かないんだな。なら」

 

咲夜は刀の先をプレシアに向ける

 

「もう、終わりにしよう」

 




なんかいろんなセリフ引用しちゃったな…
さて、そろそろ無印も終わり、あと2,3話で終わればいいな~と思いつつ頑張ります
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