魔法少女リリカルなのは~転生する者~   作:かおうどう

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作者「さて、更新がどんどん遅くなっているけど応援してね!」

悠斗「あざといな」

作者「だまらっしゃい!」

悠斗「さて、前回はグレアム達との会談、フェイトたちのデバイス強化だったな」

作者「悠斗君がすでに通った道だよね」

悠斗「咲夜に教えてやりたいが今は動けないからな」

作者「それはこの話で語られるよ」

悠斗「あいつらを見てると、俺も戻りたくなるよ」

作者「さぁ、それはどうなるかな」

悠斗「戻れなかったら神もお前も切り殺す」

作者「・・・・・・・・・(゚Д゚;)」

悠斗「リリカル・マジカル。始まるぞ」

作者「せめて冗談って言って!!」


二度目の戦い

「本気なのか?」

「みたいなの」

 

アースラに呼ばれた咲夜とプレシアは破壊されたデバイスたちが示したエラーに眉間に皺を寄せた

 

「わからなくもないんだがな…」

「この子たちも悔しかったのよね」

 

二機が示したのはカートリッジシステムの部品だった

 

「だが、フェイトたちが耐えられるか…」

「危険なのはこの子たちもわかっていると思うけど…」

 

カートリッジシステムはいまだに未発達ななのはたちには負担が多すぎる上に安全性も確保されなていないため、局でもなかなか使用している人は少ない。かく言う咲夜もカートリッジは使ってはいない。悠斗にも止められたしあくまで強くなるのは一時的なものなので効率もいいとはそうは言えない

 

「しかし、あいつらに対抗するのは必要だよな」

「そうよね…」

 

((お願いします))

 

「プレシア、仮にカートリッジを導入するとして、どれくらいかかる?」

「1週間ってところかしらね」

「わかった」

「どうするつもり?」

 

咲夜の真意を測りかねてプレシアは問う

 

「それまでに体のほうを鍛えてみる。何もしないよりはいいと思うからな」

「けど、短すぎるわ」

「だが、こいつらは引く気はないだろうし。あいつらも強くなるならそれを望むだろ?」

「確かにあの子たちならそうなるわよね」

 

二人はとりあえず訓練のメニューを考え、咲夜はフェイトたちのもとへ、プレシアは作業に取り掛かった

 

 

「あれ?レイジングハートなんか変わった?」

「バルディッシュも」

 

1週間後、なのはたちはデバイスが治ったと連絡をもらいアースラまで来ていた

 

「この子たちにはある機能を搭載されているわ」

「そのためにこの1週間お前たちを鍛えてきた」

 

咲夜とプレシアの説明を一生懸命に聞いてるフェイトたち。その時

 

「闇の書の騎士たちの反応を感知!クロノ君たちが戦っているの、なのはちゃんたち増援お願い!」

「まだ説明の途中なんだがな…しかたない、ぶっつけ本番だがお前たちならなんとかなるだろう。行くぞ!」

「「うん!(はい!)」」

 

咲夜を先頭になのはたちはクロノたちがいる海鳴へと向かった

 

「悪いけど今度は簡単にやられないわよ!」

「そうそう簡単に押し返されるものか!」

 

シグナムと楓はお互いに剣に刀に炎を纏わせて激しくぶつかり合う。

 

「でりゃあああ!」

「うおりゃああああ!」

 

良太郎(キンタロス)とヴィータもハンマーと斧をぶつけあいながら火花を散らしていた。その時、楓とキンタロスは急にその場から飛び去る

 

「どういうつもりだよ!」

「ヴィータ上だ!」

「エクセキューション!」

 

空中に無数の剣を具現したクロノが一斉に放つ。爆発が起き煙が晴れた時そこには腕に2,3本刺さったザフィーラの姿が

 

「ザフィーラ!」

「問題ない」

 

筋肉の力だけで剣を砕いたザフィーラの姿を見てクロノは疲れた表情を浮かべる

 

「すまない、ほとんどダメージはないみたいだ」

「なら、何度でもやるまでよ」

「あの防御の固さ。泣けるで!」

「ああ!行くぞ!」

 

もう一度楓たちがシグナムたちに挑もうとしたとき空から二つの光が降り注いだ

 

「あの光は」

「なのはと、フェイトだ」

「咲夜…」

 

クロノたちの後ろに立った咲夜に驚きながらもみんなは光に包まれる二人を見る

その少し前

 

(二人のデバイスは新しく生まれ変わったわ。だから呼びなさい。その子たちの新しい名前を!)

 

プレシアの指示に従い二人は相棒を掲げる

 

「レイジングハート・エクセリオン!」

「バルディッシュ・アサルト!」

「「セットアップ!!」」

 

新たな輝きが二人を纏い戦場へと降り立った

 

「これって…」

(その子たちが願ったの。あなたたちの役に立ちたいと)

「バルディッシュ…」

 

相棒もまた自分たちが傷ついてしまったことが許せなくて、力になりたくて、そのために頑張ってくれた。そのことが二人はとても嬉しかった

 

「あれって…」

「カートリッジシステム。本当はつけたくはなかったんだがな」

「でも、これなら!」

「ああ、そうそう負けることはない」

 

二人の姿を見て楓たちもまた、決意を新たにした。そして、ヴィータたちも

 

「あいつらのデバイス」

「我らに勝つための策だろうな」

「へっ、一朝一夕にどうにかなるものでもないだろ」

「油断は禁物だ」

「ベルカの騎士に1対1での負けはねーよ」

「だが、あそこにあの方もおられる。ベルカの騎士と変わらない猛者だ。気負つけろ」

 

シグナムの指摘にヴィータは気を引き締めなおす。蒐集直後に自分たちの将を圧倒した人物が今は完全な状態でここにいる。さらには人数的不利もあるためヴィータはシグナムの言葉に従った

 

「みんな、あの赤いことは私が戦うから!」

「私も、あの人と戦いたい」

 

念話で強い意志を持つなのはたちに咲夜たちはやっぱりなと言った顔をした

 

「負けず嫌いだもんね。二人とも」

「その思いの強さ。泣けるで!」

「どうする咲夜?」

「言っても引かんだろ。好きにさせてやれ」

「わかった。二人とも、無茶はするなよ」

「「うん!!」」

 

なのはたちは嬉しそうに返事をした後、顔を引き締めてシグナムたちへとかけた

 

「楓、良太郎。二人はザフィーラを頼む。クロノお前は結界の維持ともう一人の騎士を追え」

「わかった。咲夜君はどうする?」

「なに、ちょっと別の観客がいるみたいなんでね」

 

咲夜は遠くの空に浮かぶ何かを見据えていった

 

「誰かいるのか?主か?」

「いや、この反応…悪いクロノ。あとは任せる」

「あ、おい!咲夜!」

 

咲夜はクロノの静止を振り切って何かに向かって駆け出した

 

「こんなところで会うとはな」

 

咲夜の目の前にいたのは仮面をかぶった謎の人物

 

「そんなたいそうな仮面をしてるってことは。ばれたくない何かがあるんだな。主人の指示か?」

「……………」

 

咲夜の質問に仮面の人物は何も答えない

 

「まぁ、話したくないならそれでもいい。ただ、まぁ。見逃す気はないからな」

 

アルテマを展開して咲夜は仮面の人物に切りかかった

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

ヴィータたちの前に立ったなのはたちはどちらも動かずに静止していた

 

「あの、私たちお話したいだけなの。どうしてこんなことするの?」

「へ、ベルカの諺に和平の使者は武器を持たないってのがあるんだよ!」

 

吐き捨てるように言ったヴィータの言葉になのはは首をかしげる

 

「つまり、武器を持ってきてるやつが話し合いとかする気があるようには見えないってことだよ!」

「それをいきなり襲ってきた子が言う!?」

「それに、それは諺ではなく小話の落ちだったと思うが?」

「ど、どっちでもいいんだよそんなこと!」

 

シグナムに指摘されてヴィータはばつが悪そうにそっぽを向く

 

「まぁ、話し合いで止まれんのは事実だがな」

「どうしても、戦わないといけないんですか?」

「もう、遅いのだよ」

 

その言葉をきっかけにシグナムはフェイトに切りかかる。

 

「バルディッシュ!」

(ロードカートリッジ)

 

吐き出された薬莢が空中を待った瞬間シグナムの刃は空を切った

 

「はっ!」

「くっ!」

「鞘!?」

 

後ろから振り下ろした鎌はシグナムの鞘で受け止められる。力が一瞬拮抗したが、すぐにフェイトは後ろに下がった

 

「速いな。それに強くなった。デバイスのおかげか?それともあれから力をつけたか?」

「どちらもです。サクヤが戦い方を教えてくれました」

「あの御仁か。こんな時でなければ思いのまま刃を交えたいものだ」

「なら、止まってください」

「ふ、それは出来ん相談だ!」

 

ほぼ同時に二人は駆け出し刃がぶつかり合う

 

「アイゼン!」

「レイジングハート!」

((ロードカートリッジ))

 

なのはたちもまた同時にカートリッジをロードして、なのはは障壁を張り、ヴィータは前回なのはを撃ち落とした技をぶつける。だが

 

「かてぇ…」

 

カートリッジによって強化されたなのはの盾は一層強度をまし、ヴィータの攻撃を完全に受け止めていた

 

「アクセル」

(シュート)

 

障壁を張りながら10個の魔法弾を形成してヴィータを襲う。だが、すぐに距離をとって魔法弾をすべて交わした。

 

「レイジングハート!」

 

なのはの掛け声とともにすぐ去った魔法弾がすべて戻りまたもヴィータを追撃する

 

「な!こんな数制御できるわけねー!」

「できる!そのためにいっぱい練習したんだもん!」

(Allright)

 

なのはの宣言通りすべてを制御してヴィータを追撃する。ヴィータはそれをハンマーでたたき障壁で封じ、最後には鉄球を打ち出して、相殺させた

 

「私が勝ったらお話してもらうよ!」

「負けるかよ!!」

 

なのはは魔法弾を新たに作り、ヴィータはなのはに向かって駆け出した

 

「でりゃあああ!」

「むおおおおお!」

 

キンタロスとザフィーラは力と力でぶつかり合っていた

 

「さすがやな。完璧にふせいどる」

「感心してんじゃないわよ!」

(状況が悪すぎる。一度撤退して体制を立て直さなければ。だが、二人は動けない。それにこの二人をかわすのは至難の業だ)

 

現状が不利になってきていることを悟ったザフィーラは撤退を考えるが、きっかけがなくどうするべきか思考を巡らせていた。その時

 

(ザフィーラ)

(シャマルか)

(この結界、どうにかできない?)

(シグナムかヴィータならあるは。だが、二人とも手が離せん)

(そう、なら、もったいないけど闇の書の力で結界を壊すわ。目くらましを放つからそれを合図にして)

(((ああ(おう)(心得た))))

「さて、行くわよ。クラールヴィント」

 

翡翠の服の女性シャマルは、魔力を溜め始めた。だが

 

「そこまでだ。管理局執務管クロノ・ハラオウンだ」

「管理局!?」

「闇の書のことで連行させてもらうっ!?」

 

バインドで拘束されたことを焦ったシャマルだが、すぐにクロノを何者かが蹴り飛ばした

 

「つかえ。闇の書を。仲間を助けるのだろ?」

「誰だ!」

「時間は稼いでやる」

 

謎の仮面をつけた人物はクロノと対峙する。シャマルは今はみんなを助けるのが先と、魔法を発動させた。結界内で大きな光がつつむ

 

「この勝負預けたぞ。名前を一応伺おう」

「フェイト・テスタロッサ」

「また戦える日を待っている、テスタロッサ」

 

目を押さえているフェイトにシグナムは迷うことなく飛び立った

 

「お前、名前は」

「なのは、高町なのは」

「高町…なにょ…だーいいずれ!!」

「逆切れ!?」

 

変に閉まらない感じにヴィータはなのはの前から姿を消した

光が収まったときそこに騎士たちは一人も残っていなかった

無論、仮面の人物もだ

 

「グレアム。どういうつもりだ?」

 

ただ一人咲夜は消えていった仮面の人物。グレアムの使い魔たちのことを考えためいきをこぼした

 

「また、面倒なことになりそうだ」

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

「少しばかり蒐集が早くないか?」

 

―――――――さして問題はない。この物語はリインフォースの消滅だけが必要なのだ

 

「そうかよ」

 

―――――――不服か?

 

「死ぬ命を黙ってみているのはな」

 

―――――――今回は貴様に出番はない

 

「だからってここまでするか?」

 

悠斗は腕に着いた鎖を見せるように手をあげた

 

―――――――前回のことをかんがみれば足りないくらいだ

 

「あっそ」

 

――――――ともかく、おとなしくしてもらうぞ

 

「わかったよ」

 

黒い靄が消えて、白い空間に鎖だけが残った体を見て悠斗はため息をこぼした

 

「今回俺は何もしてやれない。可能性は残した。あとはお前次第だ咲夜」

 

今も戦っている友を思い、悠斗は瞳を閉じた

 

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