魔法少女リリカルなのは~転生する者~   作:かおうどう

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作者「ども!」

なのは「久しぶりなの!」

作者「いや~どんどん寒くなってきますね」

なのは「季節的にはこの物語と同じくらいなの」

作者「だね~。さ、今回も短いですがお楽しみください!」

なのは「リリカル・マジカル。始まります」


闇の終わり

「はやて…」

「あの…その…」

 

ヴィータたちはどこか気まずそうに顔を伏せている。

しかし、はやては微笑みながらヴィータの頭に手を置いた

 

「わかっとる。リインフォースが全部教えてくれた」

「はやて…はやてぇええええ!!!」

 

歓喜余ったヴィータは泣きじゃくりながらはやてに抱き付いた

 

「なのはちゃんたちにも迷惑かけたな」

「ううん。大丈夫だよ」

「そうだよ」

 

なのはたちは微笑んではやてに笑いかけた。その時

 

「すまない。水を差すようだが。時空管理局執務管クロノ・ハラオウンだ。時間がないから簡潔にしたいんだが、あそこにある黒いよどみ。あれが闇の書の防御プログラムで間違いないか?」

クロノは海に漂う黒いよどみを指して言う。はやてはそれにうなずく

 

「うん。防衛プログラムナハトヴァールや」

「やはりそうか。そこで夜天の主とその守護騎士に聞きたい。あの防衛プログラムを停止させる方法は今のところ2つある」

 

クロノはカードを取り出してデバイスを展開する

 

「きわめて強力な凍結魔法で封印する。もしくは上空に待機しているアースラによるアルカンシェルで消滅させる。これ以外に何か手があるなら聞きたい」

「あの~、1つ目は難しいと思います」

 

恐る恐るといった感じにシャマルが手をあげる

 

「あれは魔力の塊だ。いくら強力な魔法でも全体を凍らせることは難しいだろう」

「アルカンシェルもぜったいだめ!こんなところで打っちゃったらはやての家までなくなっちゃうじゃんか!」

「そんなにすごいの?」

 

ヴィータの物言いになのはが不思議そうにユーノに尋ねる。説明が難しいのか渋い顔をしながらなのはの質問に答える

 

「半径100キロ圏内を空間歪曲させながら消滅させる魔道砲っていえば少しはイメージできる?」

「え!?それ反対!」

「あの、私も反対!」

 

大げさな言い方だと思うが、ユーノたちの顔を見る限りそれが冗談ではないと悟ったなのはたちは反対の声をあげる

 

「僕も艦長もできれば使いたくないよ。でも、このままじゃ被害はそれ以上になってしまう」

「でも、どうすれば…」

「はやてちゃんの家がなくなっちゃうのも嫌ですし」

「いや、すでにそんなレベルじゃないんだが…」

「何を話しているんだ?」

「あ、サクヤ!!」

 

上空から聞こえた声に顔をあげるとそこには闇の書に飲み込まれた咲夜がいた

 

「よ、それで何を話して…ああ。いい。なんとなくわかった」

 

みんなの顔と目の前にある黒いよどみを見た咲夜は何となく現状を悟って口を開きかけたクロノを手で制す

 

「それで、打開案は出たのか?」

「いや、まだだ」

「あー!まどろっこしいね!こうズバーンとぶっとばせないのかい!?」

 

とうとう堪忍袋の尾がきれたのかアルフがめんどくさそうに叫ぶ

 

「ぶっとばす…?」

「ここじゃ被害が大きすぎるから出来ない…」

「なら、ここじゃない場所なら…」

 

なのはたちは思いついた可能性に顔を見合わせる

 

「あの!クロノ君!アルカンシェルってどこでも打てるの!?」

「どこでもってたとえば?」

「今アースラがいる場所」

「軌道上!」

(ふふふ、管理局の技術力をなめてもらっては困りますな。打てますよ!宇宙だろうがどこだろうが!!)

「まさか君たち!」

 

クロノもなのはたちの考えを理解したのか驚愕の顔を向ける

 

「まず、私たちの攻撃で多重防御を破壊」

「それからダメージを与えてコアを露出」

「そのあとユーノ空たちの強制転移魔法で軌道上まで転送!」

「そして、アルカンシェルで蒸発」

「計算上現実可能なのがまた、何とも…」

 

なのはたちの予想外の考えにリンディとエイミィは苦笑しながらもアルカンシェルの準備に入った

 

 

「個人便りのギャンブルは好きじゃないんだが、やってみる価値はあるな」

「あのクロノがそんなことを言うとはな…」

(ほんとにね~)

「茶化すな!!」

 

咲夜の一言に便乗したエイミィにクロノが叫ぶ。そんな3人に重く張りつめた空気が緩む。

 

「さて、それじゃ、行くか!」

「「「「「「はい(うん)(ああ)!」」」」」

 

咲夜の掛け声でみんなが一斉に飛び立つ

 

「あたしたちはサポートだ。あのうにゃうにゃしてるのを止めるよ!」

「うん!」

「ああ!」

 

ユーノとザフィーラがアルフの言葉にうなずき魔法陣を展開する

 

「チェーンバインド!」

「ストラグルバインド!!」

「縛れ!鋼の軛!!」

 

三人の魔法がナハトヴァールを拘束する

 

「合わせろよ!高町なのは!」

「うん!うん!」

 

初めて名前を呼ばれたのが嬉しくてなのはは何度もうなずきながらヴィータの後ろに回る

 

「行くぞ!アイゼン!!」

(ロードカートリッジ)

「豪天・爆砕!ギガントハンマァアアアア!!!」

 

一層目の障壁にヴィータの攻撃が激突して砕けちる

 

「高町なのはとレイジングハート・エクセリオン。行きます!!」

(ロードカートリッジ)

「ブレイクシュート!!!」

 

なのはの砲撃が周りの触手も飲み込んで防御を打ち抜く

 

「次!シグナム!フェイトちゃん!」

 

シャマルの声にこたえるようにシグナムはレヴァンティンを掲げる

 

「わが魂レヴァンティン。剣と連結刃に次ぐもう一つの姿を」

 

刃と鞘をつなぎ合わせて弓が生まれる

 

「翔けよ!隼!!」

(シュツルムフォルケン)

 

打ち抜かれた矢が炎の鳥となり防御を貫く。その上空からフェイトが畳みかける

 

「フェイト・テスタロッサとバルディッシュ・ザンバー。行きます!」

(Get Set)

「貫け、雷神!」

(ジェトザンバー)

 

最後の障壁も打ち砕いて闇の書があらわになる

 

「リョウ!行くわよ!!」

「おう!行くぜ行くぜ!」

(Fullcharge)

「滾れ!爆炎の園!天をその猛火で燃やし尽くせ!!」

「俺たちの必殺技!」

「バーニングレイ!!」

「クライマックスバージョン!!」

 

上空から出現した魔法陣から炎の刃が降り注ぐ、そして良太郎たちの一撃が闇の書を吹き飛ばした

 

「はやてちゃん!」

「彼方より来たれ宿り木の枝、銀月の槍となりて打ち貫け」

(石化の槍)

「(ミストルティン!!)」

 

6つの刃がナハトヴァールに突き刺さりそこから石化していく。

ナハトヴァールは苦しそうに体をよじりながら石化している部分を切り離す

 

「クロノ。お前と共闘するのは久しぶりだな」

「ああ。しくじるなよ咲夜!」

「誰に言ってる!」

「悠久なる凍土よ。凍てつく棺になりて永遠の眠りを与えよ」

(悠斗、お前の力使わせてもらう)

 

―――――どうせ、最後だ。好きに使え

 

如月が白く光り輝く

 

「我が腕に宿るは凍てつく刹那!眠れる棺に永久の夢を!奥義!!」

「凍てつけ!」

(エターナルコフィン)

「無氷月天衝!!」

 

クロノの魔法がナハトヴァールを凍り付かせ、咲夜の攻撃がナハトヴァールを切り裂く

 

「やれ!」

「行くよ!フェイトちゃん!はやてちゃん!」

 

咲夜の言葉になのはは頷きなのはの言葉にフェイトたちは頷いた

 

「全力全開!スターライト」

「雷光・一閃!プラズマザンバー」

 

はやては苦しくうごめくナハトヴァールに悲しそうに目を向ける

 

「ごめんな。おやすみな」

 

はやては顔をあげて呪文を唱える。すべてを終わらせるために

 

「響け!終焉の笛。ラグナロク」

「「「ブレイカァアアアアアアア!!!!」」」

 

3人の最大魔法がナハトヴァールを包み込む

 

「本体コア露出。つかまえ、た!」

「長距離転送!」

「目標軌道上!」

「「「転送!!」」」

 

ユーノ、アルフ、シャマルの魔法でコアが軌道上へ打ち上げられる

 

「本体コア転送を確認!」

「本体修復中!すごい速さです!」

「ファイヤーロックシステム解除!アルカンシェル発射!!」

 

アースラからアルカンシェルが放たれ闇の書を打ち抜き。あたりを光が覆った

そして、光が晴れた時そこには何もなかった

 

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