ハリーポッターと中華の少年<凍結> 作:MS-Type-GUNDAM_Frame
まあ書いてしまった以上やれるところまではやろうかなと。
一年で終わるといいな・・・
ハリーポッターは混乱の最中に居た。
(9と4分の3ってどこ!?)
一応、切符に書かれていた出発予定時刻の30分前には到着していたが、どう考えても後15分しかないのは不味い。
状況はダドリーが夏休みに作った泥の城のように捻じれているし、ハリーにはそんな状況を効率よく解決できるような頭脳も経験もない。
だが、天はハリーに味方した。
(あの人!)
目の前で、黒髪の少年が
しかも、周りの人間は気づく様子もない。目の錯覚かもしれないとも思ったが、また赤毛の集団が柱を通り抜けようとしている。
時間への焦りから、ハリーは母親と思しきの女性へ声をかけた。
「すみません、9と4分の3番線にはどうやって行けばいいんですか?」
「あら、あなたもホグワーツ?うちの子も今年からなのよ。仲良くしてあげてね?」
「その・・・、時間が」
「アラごめんなさい。其処の柱に向かって進むだけでいいわ。今うちのフレッドとジョージが通ってるからそのあとに行くといいわ」
「ありがとうございます!」
見れば、丁度双子の片割れが通り抜けるところだった。
急いで、ハリーもカートを押して通り抜ける。ヘドウィグの抗議の声は黙殺した。
目を開けるとそこは、魔法の世界であった。
雑然としているが、今までハリーがいた世界と比べて何といっても
少なくとも、ハリーのもと居た世界では、猫はあり得てもヒキガエルやフクロウは学校へ持って行くペットとしてあり得ないだろう。
だが、時間があまりないことを思い出したハリーは、それらの意味不明な光景を振り切って、急いで汽車に乗った。
どうにか空いたコンパートメントを一つ見つけた。
「荷物上げるの手伝おうか?」
さっきの双子の片割れが、声をかけてきた。
返事の前に一度トランクを持ち上げることを試みるが、つま先を破壊される未来を幻視したため、素直に手伝ってもらうことにした。
「フレッド―、こっちだ―」
「よし来た!」
「うっ、重い・・・」
汗びっしょりになりながらも、なんとか荷物を積み終わり、ハリーは髪をかき上げて汗をぬぐった。
すると、双子のどちらかが驚いたような顔を向ける。
「驚いたな、フレッド」
「そうだなジョージ」
「な、なにが?」
「「君、ハリーポッターだろ?」」
「うん、まあ。」
「そうかそうか」
「これはいい土産話ができたなジョージ?」
「そうだな。また後でな!ハリー!」
親切なことに、カートは双子が持って行ってくれたので、ハリーはようやく一息つくことが出来た。
窓から、さっきの双子が母親と話しているのをぼんやりと見ながら、やっとくつろぐことが出来たと、ぐったりと椅子に腰かける。
ようやく、列車が動き始めると、ハリーは上から荷物が落ちてこないかちらりと目を向けた。
すると、扉の方からノックの音が聞こえてきた。
生まれてこの方、ノックなんて学校のトイレくらいでしかされたことのないハリーは一瞬とても驚いたが、すぐに正気に戻り、返事を返した。
「どうぞ!」
扉を開けておずおずと、赤毛の少年が入ってきた。
(さっきの・・・)
「ここ空いてる?他に空いてるところなくって・・・」
もちろん、そういおうとした矢先に、もう一人黒髪の少年が現れた。
「なら僕も混ぜて欲しいな。見学会をしていたら空いた席を逃してしまってね」
「いいよ。二人とも座って。」
「ありがとう。僕ロン。ロナルド・ウィーズリー。ロンって呼んでくれ」
「僕は岳飛。ユゥフェイのユゥの方がファミリーネームなんだけど、どうぞフェイと呼んでくれ。さっきから気になってるのかもしれないけれど中国出身だよ」
ダーズリー一家のおかげで殆ど外に知り合いがいなかったハリーは、外国人と会うのは初めてだった。
それはロンも同様であるが。
「中国から!?」
「君は?名前、なんていうんだい?」
「あ、僕、ハリー。ハリー・ポッター」
「へぇ、
「あのハリー・ポッター!?じゃあ、あの、額の・・・」
そこへ、双子が戻ってきた。
「おいロン」
「俺たち真ん中あたりまで行ってくるぜ。リー・ジョーダンがでっかいタランチュラ持ってきてるんだ」
「わかった」
ロンがもごもごと返事をしたが、たいして気に留めた様子もなく行ってしまった。
ハリーは名前を聞いた反応がハリーのネームバリューと単語的意味とで真っ二つに分かれるのを、苦笑いして見ていた。
「さっきフレッドとジョージがハリーポッターを見た、なんていった時はいつもの冗談だと思ってたけどほんとにいるなんて」
「うん、まあ、本物だけど・・・」
いままで、自分が注目の的になった事などなかったために、ハリーは気恥ずかしさを覚えずにはいられなかった。
「じゃあ、その・・・額に傷が・・・」
「ああこれ?」
「わぁぁぁぁ・・・・」
ロンは、ハリーの額を見て思わず口から声を漏らしていた。
「君の家族はみんな魔法使いなの?」
「ああ、ママのハトコが会計士だけど、みんな話題にしないし」
「じゃあ君、もういろんな魔法をいっぱい知ってるんだろうなぁ」
「おおっ、僕も興味があるな」
「そんなでもないよ。君こそ、マグルと一緒に暮らしてるって聞いたけど、どんな感じなんだい?」
ハリーは、顔を少し曇らせた。
「酷いもんさ。マグルがみんなひどい奴なんてことは無いけど、ダーズリーに限ってはそう。僕にも魔法使いの家族がいればいいのに・・・」
すると、今度はロンの顔が曇る。
「そんなに良いもんでもないよ。僕でホグワーツに入学するのは6人目なんだけど、みんなどこかすごいところがあるから、期待に添うのが大変さ。しかも、上がいるから僕の持ち物はみんなお下がりだし・・・」
「君らどっちも隣の芝生は青く見えるって奴だろう」
あきれたようにフェイが零したが、少し怒ったようにロンが返した。
「じゃあ君はどうなのさ」
「うちかい?うちは君たちより多分親戚が多いと思うけど・・・みんな君たちが言うところの魔法使い、だね。まあ同じくらいの年の子はそこまでいないけど。ああ、だから君が言うように兄弟との比較、はされないよ。一番上だから」
その言葉で、ロンの顔が一層曇った。
だが、まだ話は続くようだ。
「けど、多分僕たちの修行は君たちよりすごいと思うぞ」
「修行?」
ロンが頭の上に?のマークを浮かべながら返答する。
「ああ。修行さ。僕らの術はちゃんと修行をしないと使えないものばかりだからね。例えば毎日朝5時には起きて近くの山の頂上まで往復し、終わったらみんなで組手、その後はお勉強で・・・」
「うん、ごめん、僕らが悪かった」
流石にそんな生活は嫌だったのか、ロンもあきれたような顔で見ている。
「まあやることが全く違うから学校での成績に影響したりはしないさ」
わかってもらえたようで何より!とばかりに笑いながら、最後に締めくくった。
しかし、最後の一言がもう一人の精神を抉った。
「きっと僕学校じゃ最下位だ・・・」
目に見えて周りの空気が暗くなっているハリーを、フェイとロンがフォローする。
「そんなことはないよ。マグル育ちの子だっていっぱいいるんだから」
「そうそう。僕だって全く違うことやってたんだから君と変わりないさ」
「そうかな・・・」
なんとか持ち直したようで、腰の角度が90度に戻った。
「お、カートが来ているね。何か買うかい?」
「このお金でおばちゃんのおすすめ頂戴?」
ロンがもの欲しそうにハリーのお菓子を見ていたが、ハリーは快くその場にいた全員にお菓子を分けた。
「きみやっぱり偉大な人物だよ」
ロンは目を輝かせながらそうつぶやいた。
勢いで書いたなあ・・・
オリ主は物理バトルでしか無双しない・・・よてい・・・