艦隊これくしょん―コンコルディアの落日―   作:GF-FleGirAnS

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アポローンの救済(中篇)

 強く足音を廊下に響かせながら、大宙が佐世保鎮守府の廊下を進む。向かっている先は鎮守府の病棟の2階にある病室。雅に教えてもらった摩耶の入院している個室だ。

「おっと。建前上、見舞い品くらい持っていかなくちゃな」

 目に付いた売店にふらりと立ち寄る。お見舞い用の商品も取り揃えている店だったおかげでお見舞いの品を購入するという義理も果たすことができた。

 いざ病室へとしたいところだが、いきなり病室に直行するのはあまりよいことではない。まずはナースステーションに顔を出して面会の申請をすることがいいだろう。

「失礼。摩耶の見舞いに来たのですが」

「こちらにお名前をお願いします」

 カウンターのペン立てからボールペンを抜き出して、差し出された名簿に名前を記入する。書き終わると名簿を受付けのナースに渡した。

「大宙哲也さん、ですね。確認しました。摩耶さんの病室は2370号室です。そちらの廊下をまっすぐ行って突き当たりを右に曲がってください。7つ目の病室です」

「ありがとう」

 軽く礼を言って大宙が言われたとおりの道順を辿る。突き当たりを曲がって7つ数えた部屋のネームプレートにはしっかりと『摩耶』と書かれていた。どうやらここらしい。右手を持ち上げてノック。

「はいよー」

「よう、摩耶。体の方は大丈夫か?」

「んだよ、提督かよ」

「なんだとはなんだ、なんだとは」

 苦笑しながらも、大宙は摩耶の体を上から下までざっくりと確認。声だけを聞いていると、思っていたより元気そうな様子だ。だが声の調子が元気そうでも、摩耶の体は痛々しい。頭部には包帯が巻きつけられ、左腕部と右脚はしっかりと固定、さらに右腕は点滴がされているという酷い有様だ。病院着で隠れてはいるが、その下も包帯がぐるぐるに巻かれているのだろう。けれどこれくらいの怪我でヘタっていてもらうようでは困る。

 そう考えていると、ばっと摩耶が上体を起こして急に頭を下げた。

「悪い。アタシがミスっちまった」

「摩耶は重量超過の艤装でよくやってくれたよ」

「それでもしっかり動けなかったのはアタシの訓練不足だよ。そのせいでこのザマだ、クソッ」

 悔しそうに摩耶が顔を歪める。摩耶の横たわるベットの隣に置かれたスツールに大宙が腰を下ろして小さく笑みを浮かべた。

「生きてるだけ儲けもんだ。次があるんだからな。だから次はもうないようにしろ」

「……そうだな」

「で、そろそろ頭を上げろ。その怪我で無理な姿勢を取るな。さっき頭を下げたとき顔をしかめたのは知ってるぞ」

「気づいてたのか」

「そこまで耄碌(もうろく)じゃないさ」

 すっと大宙が肩をすくめる。あの一瞬とはいえ、注視していれば気づくのは容易いことだ。隠していたつもりだった摩耶としては、できるかぎり気づかれたくはなかっただろう。摩耶が窓の方を向いて、大宙を視界から外してしまった。

 気まずくなった空気を払拭しようと大宙が紙袋から売店で買った白いビニールに梱包されたものを取り出した。

「摩耶。これ、見舞い品だ」

「お、さんきゅーな! ……おい」

「どうした、摩耶」

「どういうつもりだ、これ」

 ぷるぷると摩耶が震える。梱包を解いた中から出てきたのは巨大なげっ歯類のモフモフとしたぬいぐるみ。おそらくは怒りで震える摩耶を見ながら大宙がニヤッと笑う。

「なかなか愛嬌ある顔だろ?」

「なんでぬいぐるみなんてチョイスしたんだよ!」

「嫌いか?」

「そういうこと言ってんじゃねえ!」

 ぬいぐるみをばふっと枕元に置くと摩耶が大宙に睨みを利かせる。ひとしきり大宙が笑うと今度は紙袋ごと摩耶の目の前に置いた。

「またぬいぐるみじゃないだろうな?」

「こいつは違う。さっきのはまあ、ちょっとしたイタズラだ。こっちが本命」

「……これは?」

 摩耶が胡乱げな目線で紙袋を見つめる。さっきのちょっとしたイタズラを根に持っているらしい。だが今度は本当にお見舞いの品だ。

「よくわからんがジェラートだと。どこの店がいいとかはわからなかったから適当に値が張るもの買ってきた」

「いや、調べろよ」

「時間が惜しい。ま、外れはしないだろ」

 改めてジェラートの包みを見てみると、『ラムレーズンと北海道ジャージーミルクのジェラート』だの『ベルギー産の生チョコを贅沢に使ったチョコジェラート』やら『あまおうをふんだんに使用したストロベリージェラート』となんだか長ったらしい名前のカップがずらりと箱詰めされていた。

「……思ってたよりまともだな」

「失礼な。上官のチョイスを疑うのか?」

「アタシの枕元にあるぬいぐるみを見てから言えよな」

「まあ、そう言うな。冷凍庫ん中に入れておくからゆっくり食ってくれ」

 大宙が立ち上がって冷凍庫の中に紙袋から出したジェラートの箱を入れた。ひんやりとしている冷凍庫の中をぼんやりと大宙が見つめていると、横開きのドアが開けられて大宙の思考を中断させた。

「失礼します」

「……ノックぐらいしたらどうだ?」

 扉から現れたのは、セーラー服を来た水兵。あからさまに顔をしかめる大宙。慌ててぬいぐるみを布団に突っ込み隠ぺいを図る摩耶。

「失礼しました。中佐、至急お伝えしたいことが」

「なんだ、さっさと済ませろ」

 そう言われてしまっては仕方がない。大宙は歩み寄ってきた水兵に耳を貸す。

「……なに、不審な船? なんだそれは」

「とにかく来て下さい。こちらでは対処のしようがありません」

 大宙はやれやれと首を振ると、それから軍帽を被る。

「摩耶、また来るぞ」

「仕事しとけよ。アタシが復帰したときに書類が山積みとかだったらぶっとばすからな」

 摩耶と軽く言葉を交わし、大宙はそそくさと病室を去っていく。

◇◆◇◆◇◆◇◆

「それで――――不審な船とはなんだ、不審な船とは」

 長崎県佐世保市。山と佐世保湾に挟まれるようにして立地しているため決して農業が営みやすいわけではないが、ここは所謂軍事都市というやつで、海軍の基地である『鎮守府』という奴が設置されてからおおいに発展した都市だ。

 そもそも佐世保に『鎮守府』が置かれたのは新鮮な真水を供給してくれる湧水が存在していたからである。四六時中海を進んでいる海軍は塩水は好きなだけ手に入るのであるが、一方真水というのは貴重品である。

 まあ湧水がある場所は他にも複数あったのではあるが、佐世保の立地自体がそもそも優秀であった。長崎県は入り組んだリアス式海岸を抱えているから要塞陣地の構築に向いているし、佐世保湾はそう簡単に侵入できる場所ではない。陸に関しても背後に控える隠居岳を始めとする北松浦半島の山々が守ってくれる故、海の(つわもの)が羽根を伸ばすには丁度良い場所であるというわけだ。

 単に守りが堅固というだけではない。知っての通り長崎県は対馬海峡を抱えているし、南西諸島も目と鼻の先である。他国との国境地帯であるこの二地域にほど近いということからも、この佐世保がいかに安全保障上有意義な立地をしているかが分かることだろう。

 ――――つまり。何が言いたいかと言うと、佐世保鎮守府の立地は敵が(・・)攻め入るには困難な場所ということだ。

 その一角である海軍病院に、大宙海軍中佐の声が響いた。摩耶の見舞いも兼ねて足を運んだのだが、席を外した上官に対して慌てて報告を上げに来たらしい。息を切らせながらも、状況説明をと口を開いたのに対する回答がこれだ。だから不審船とはなんだというのだ。

「不審な船は不審な船です。先ほど埠頭に横付けしたとの報告が……ほら、アレです」

「……だからなんだあの船は」

 窓から部下が示した方向を睨む。大宙の目に入ったのは、物資の搬出入を行うために空けてあるのをいいことに悠々と横付けした貨物船。しかもそこから人がバラバラと降りてきている光景。

 佐世保鎮守府は軍事施設である。当然敷地は明確に外界と区切られているし、設備(ハード)人員(ソフト)の両面からありとあらゆる防護が施されている。配備された艦艇はどれも深海棲艦との戦争が始まる前の主力ばかり。深海棲艦以外には負けない。

 そんな鎮守府に、不審船の侵入を許したのである。なんということだ。言っているそばからこの様である。トロイの木馬とでも言えば良いのか。大宙はすぐさま手ごろな曹士を呼びつけた。

「おい!」

「はっ、何でありましょうか?」

「あの貨物船はなんだ、聞いてないぞあんな船が来るなんて。そしてなぜ黙って見てるんだ」

「補給ではないのですか?」

 首を傾げる水兵に大宙は半ば怒鳴りつけるように言う。

「そんなことあるか、作業員を見ろ。貴官にはあれが海軍の職員に見えるのか?」

 そう言われて見れば、なるほど海軍の制服ではない。遠目でも分かる――――陸軍だ。

「……まさか!」

「そのまさかだ。おい、誰かこのことを総監に報告しろ!」

 その言葉だけ残して大宙は足早に歩き出す。

「中佐どちらへ?」

「現場に決まってるだろ、勝手にやるにもほどがあるってんだ」

「いやでも、総監に確認してからでも遅くは……」

「やられた時点で舐められてるんだよ。徹底抗議だ、武装してるやつはついてこい!」 

 その言葉に曹士は顔色を悪くする。慌てた様子で内線をかけると、近場にいた警備をかき集めたようだ。数名が付いてくる。

「まったく、陸軍の連中め……」

「中佐、流石に乱暴ではないでしょうか。せめて武器は持ち込まない方が……」

 まあ武装と言っても拳銃や警棒程度なのだが、それでも穏やかな対応とは言えないだろう。

「乱暴? さきに乱暴をしたのは向こうだぞ。それに万に一を考えろ。向こうは通告なしにやって来たんだ。敵は深海棲艦だけじゃない」

 そう言われてしまえば曹士も言い返せない。数人の水兵たちは黙ったまま大宙に続いて埠頭へと向かう。小銃を持った防備隊の人間も駆けつけ、いよいよ物騒になってきた。

「中佐殿、何があったのですか?」

「分からん、それを確かめに行くんだ」

「自分らも同行します」

「よしついてこい」

 向かう先の埠頭ではカーキ色の陸軍兵士たちが貨物船からいくつもの木箱が降ろしている。木箱は二人がかりでどうにか持てるほどの大きさで、陣頭指揮を取っているのであろう人物の衣装は陸軍佐官のそれだ。

「積み荷を降ろせ、時間はないぞ」

 ……こっちに気づいているだろうに。無視を決め込むつもりか。ならば結構、こちらは声を張り上げてやろう。

「ちょっと、なんなんですかあんたら!」

 つかつかと陸軍佐官に詰め寄れる。服装と肩章が示すのは……中佐だ。奇しくも大宙と同じ階級。そして――――女だ。

 あからさまに嫌そうな顔をしてやれば、その女中佐は敬礼。陸軍式のだ。

「菊澤です。我々だけでは危ないところでした……救援に感謝申し上げます」

 救援? なんのことだ? そう考えればすぐ思い当たるのは先ほどの戦闘。ああ、その時の輸送船か。ともかく大宙は答礼。もちろん海軍式。

「大宙哲也、海軍中佐だ……ここは海軍の敷地だが、いったいどこの許可を得て乗りつけてるんだ? 民間船は港にいってくれ」

 そういう大宙。菊澤はなんの感傷もなく微笑んだ。

「そう言われましても、佐世保鎮守府に直接運び込むよう言われていますので」

「……菊澤中佐。所属は?」

 大宙がそう問う。彼の後ろに控えた水兵たちが無表情のまま待機。

「熊本憲兵隊司令部付です。今回の任務は実験艦隊の正式な要請を受けてのもの。ご確認ください」

「憲兵だぁ? それに要請なんて聞いてないぞ」

「ご確認ください」

 その言葉を受けた大宙は顔を歪める。実験艦隊は横須賀に司令部を置く海軍の部隊。要は頭越しの命令ということ。しかし、命令は命令。

「……問い合わせろ」

「はっ!」

 水兵の一人が駆けていく。慌ててやってきたので、誰も無線の類を持っていなかったのだ。そういえばそろそろ司令にこの話も届くだろうか? ともかく、それまでの対処は大宙に一任されたと判断しても問題ないだろう。向き直って話を続ける。

「仮に海軍の要請だったとしても、事前に一報は入れてください中佐。水先案内を無視していきなり乗りつけられては……こちらとしても()()()が出来ませんので」

「失礼した。しかし現在は非常時です。どうかお気遣いなさらず」

 気遣いじゃないんだがなぁという表情を大宙は隠さない。一方の菊澤は余裕綽々。

「中佐!」

 と、走らせた水兵……いや、先ほど司令への報告に走らせた水兵がやってきた。紙切れを大宙に渡す。そこには、この輸送船が横須賀の実験艦隊からの正式な命令で動いていること。陸軍の菊澤中佐と一個憲兵分隊、そして実験艦隊の艦娘一隻がその護衛についているということ、積み荷は五番倉庫に運び込むようにと書かれている。

 走り書きでないあたり、事前に用意されていたらしい。

「……なるほど。菊澤中佐、護衛任務ご苦労様です。では荷物はこちらで五番倉庫に運ばせていただきます」

「ご厚意は嬉しいのですが、一連の実験が終了するまで機材の安全を確保するのが仕事ですので」

 それだけで菊澤は背後へと目配せ。カーキ色の陸軍服たちは再び荷物の運搬を再開しようとし――――大宙が止めに入った。紙切れに『手出し不要』とは書いていない。

「これは、鎮守府司令判断です。中佐も長旅でお疲れでしょう。部屋を用意しましたので、……どうぞお休みください(・・・・・・・・・・)

「…………なるほど。ではそのように」

「案内してやれ」

「はっ」

 水兵の案内に菊澤は司令部庁舎へと向けて歩き出す。陸軍軍服たちも続く……が、誰の腕にも「憲兵」の文字がない。憲兵なら赤文字で目立つように書かれているというのに。

「……中佐、憲兵隊の腕章が見受けられませんが、それはなぜでしょうか」

 菊澤が振り返る。それから彼女は、わざとらしく微笑んで見せた。

「ああ失礼、忘れていましたよ。このご時世陸軍は英雄と言われがちですが、とかく憲兵は嫌われ者なもので」

 そう笑うと菊澤は憲兵(・・)と書かれた腕章を取り出し、腕に通す。それに倣うように彼女の部下たちも腕章を取り出す。

 どう考えてもおかしいだろう。これは。言葉を探しつつ大宙は進路を塞ぐように菊澤の前に回り込んだ。

「憲兵が運び屋ですか……どこも人材不足は変わらないのですね。ところでそこの方は艦娘のようですが、どこの所属ですかね?」

 実験艦隊なのは知っているが、だから何だというのだ。相手は紙切れの内容を知らないのだ。知っているだろうとは言わせない。さて、なんと答える憲兵サン?

「ああ、彼女ですか? 彼女は――――我々の、()()()()であります」

 菊澤は口角を上げ、さも誇らしげに声を張り上げてみせた。艦娘の方は不満げに頬を膨らませる。

「……私は、司令官に御守りをされてるつもりはなかったのだけどね」

「御守りだなんて自虐にしては酷わよ? 私は実験艦隊から正式な要請を受けて配置された護衛要員。そう()()()()()()()よね中佐」

 菊澤は大宙を見据えつつそう言う。

「……確かに、そう書いてありますね」

 海軍部隊の警備を陸軍が取り持つなど異常であるが、それでも書いてあるのなら仕方がない。彼の手に握られた紙切れはただの紙切れだが、その背後には命令書が存在する。軍隊とは官僚組織であり、命令が全てなのだ。菊澤は憲兵と書かれた腕章をさすりながらケラケラと笑う。

「ほんと、正式な書類が来てるだろうに扱いが荒いわね。佐世保(ここ)は」

「前例がありませんので」

「なるほど、確かに前例がない……しかし、中佐も積み荷を見ればさぞ驚かれると思いますよ?」

 菊澤はそれから笑みを深めた。

「さて、立ち話もなんです。佐世保鎮守府司令部には、この件に関しての()()の機会をお願いしています。積荷の件に関わる士官のリストアップも済んでいます。勿論、大宙中佐。佐世保第301戦隊の指揮官として、貴方にも同行をお願いするでしょう」

 菊澤の言葉を待っていたかのように、控えの部下がハードコピーを手渡す。列挙された名前に眉を顰めながらも、苦々しく大宙は返す。

「この会議によって、我々は有意義な時間を過ごせますかね」

「少なくとも、表向きには世のため人のためにはなるでしょうね。権威争いで誰が得するかはでは、私にはあずかり知らぬ話です。では該当する海軍士官の皆さまへのお呼びたて、よろしくお願いいたします」

 それだけ言って、菊澤は埠頭を去っていく。見送る大宙。これで邪魔者はいなくなった……が、仕事はしっかり残されたまま。

「手の空いてるヤツをかき集めろ。やるといった手前、すぐに終わらせるぞ」

「了解しました。それで中佐は?」

「俺も陸軍中佐殿に押し付けられた仕事を果たすさ。お互いさっさと済ませよう」

 引き受けた以上、招集はかけなければならない。ましてや上位組織からとなればなおさらだ。まあ各部署に電話の一本を言れれば良いだけの話だが、何かと面倒な士官が多いということも勘定に入れなくてはならない。

 本当に訪問者たちは、厄介な案件を持ち込んでくれたものだ。

 




こんにちは。提海蓮です。

 今年もまたこの様な企画に参加させて頂く運びとなりました。前回とはメンバーも内容も刷新した本作品。楽しんで頂けているならば、参加者の端くれとしても幸いです。
 そういえば。前回企画の後書きではやらようなことを宣っていましたが、まさか今年もやる事とは……これも前回読者や他参加者さんのご支援があってのことです。

 さて、混沌を極める佐世保鎮守府。果たしてどの様にして転がっていくのでしょうか?
 そして最大の謎、今回はどの軍人と艦娘がセットで、誰が書いているか? 今回は入り混じっているので若干難しいかもしれませんが個性が出ているところは出ているので推理してみるのも一興でしょう。

 これからもコンコルディアの落日をお楽しみ下さい!
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