僕、飛川陽内は、平凡な中学生です。いや?だったのほうがいいかな?
なぜなら、僕は謎の少女、アスコレットと出会い
異世界に飛ばされて勇者になってしまった! どうする?僕〜!!
「勇者さんには、これからお城に行って
王様の所に行ってください。お城は、この村を出て、東です。
では、私は先に行って、王様へ勇者さんが来られた事を伝えにいきます。
これは、武器(銅剣)です。道中、お気をつけて。」
と、言うとアスコレットは行ってしまった。
え〜一緒に行こうぜと思いましたが、アスコレットはどんどん先に行ってしまい、
見えなくなってしまいました。
仕方ない、一人でいくかと、がっかりしながら、村を出た。
え〜と、東だったよな?早く行くかと歩いていると、
遠くに何かが通ったのが見えた。
何だろうと思って近寄ってみると、
「っ、危ねえ〜。」岩陰から、ナイフがとんできたが、
僕は、ギリギリ避ける事が出来た。間一髪だった。
「何者だ!姿を表せ!」 すると、人のような形をした何かが出てきた。
「私の名前は、ファイアル。火の精霊だ。イービル様を倒すとは
見過ごせぬ。覚悟しろ!人間!」
そういうと、ファイアルは「ファイグ。」と言った。
すると、ファイアルの後ろで炎が舞い上がり、炎の球がこちらに飛んできた。
「なんじゃ、そりゃ〜!!」 僕は、驚いた。当たり前だ。
急に炎が舞い上がったと思ったら、炎の球が飛んできたのだから。
「貴様は勇者とか。知らぬのも仕方ない。冥土の土産に教えてやろう。
これは、精法と言って精霊にしか使えない力なのだ!」
僕は、ふっと思い出した。 そ〜いえば、「人間は精霊との戦いで負けている」
だっけ?当たり前だよね。精霊にしか使えないってなんかズルい。
「ズルいぞ!そっちにしか使えない力があるなんて、卑怯だ!」
「これは、ゴミのような人間を滅ぼす力だ。人間を滅ぼす為に使って
何が悪い? さて、おしゃべりも飽きた。そろそろ死ね。」
ファイアルは「イグニッションバースト」と言うと
ファイアルの目の前に巨大な炎の塊が出てきた。
「これこそ、我が最強の精法。『イグニッションバースト』
あらゆる生物は存在することが出来ないほどの温度で肉体を燃やす。」
どうしよう?どうしよう?こっちは、銅剣が一本で盾もない
絶対絶命のピーンチ!ってふざけてる場合じゃない!
どうする?どうしたらこのピンチから抜け出せる?
「いいの。その顔。死の恐怖に怯えるその顔。この顔を見たくて、
人間を何百人と殺してしまう。私の楽しみの一つだ。」
ファイアルは、巨大な炎の塊を僕の方に飛ばした。